狼の死刑宣告 Death Sentence (2007) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

監督マイケル・ウィナーチャールズ・ブロンソン主演の「狼よさらば」(1974)などの原作者として知られるブライアン・ガーフィールドが、1975に発表した小説”Death Sentence”を基に製作された作品。
愛する息子をギャングに殺された平凡な男性の復讐劇を描く、監督ジェームズ・ワン、主演ケヴィン・ベーコンケリー・プレストンジョン・グッドマンギャレット・ヘドランド他共演の犯罪ドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ジェームズ・ワン

製作
アショク・アムリトラジ
ハワード・ボールドウィン
カレン・ボールドウィン
製作総指揮
アンドリュー・シュガーマン
ニック・ノートン
ニック・ハンソン
ラース・シルヴェスト
原作:ブライアン・ガーフィールドDeath Sentence
脚本:イーアン・マッケンジー・ジェファーズ
撮影:ジョン・R・レオネッティ
編集:マイケル・N・クヌー
音楽:チャーリー・クロウザー

出演
ニック・ヒューム:ケヴィン・ベーコン
ヘレン・ヒューム:ケリー・プレストン
ボーンズ・ダーリー:ジョン・グッドマン
ルーカス・ヒューム:ジョーダン・ギャレット
ブレンダン・ヒューム:スチュアート・ラファティ
ビリー・ダーリー:ギャレット・ヘドランド
ジョー・ダーリー:マット・オリアリー
ジェシカ・ウォリス刑事:アイシャ・タイラー
ボディー:エディ・ガテギ
スピンク:リー・ワネル
オーウェン:リッチ・セラウロ
ヘコ:ヘクター・アトレイユ・ルイス

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2007年製作 105分
公開
北米:2007年8月31日
日本:2009年10月10日
製作費 $20,000,000
北米興行収入 $9,479,760
世界 $16,964,310


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
投資会社の副社長ニック・ヒューム(ケビン・ベーコン)は、妻ヘレン(ケリー・プレストン)と二人の息子ブレンダン(スチュアート・ラファティ)とルーカス(ジョーダン・ギャレット)と共に平穏な暮らしをしていた。

将来有望なアイスホッケー選手である高校生のブレンダンだったが、ルーカスはそれに反感を抱いていた。

ある日、ブレンダンの試合を観戦して帰る途中、ニックは暴走車を気にしながら給油のためにガソリンスタンドに寄る。

ドリンクを買っていたブレンダンは、暴走車で現れた強盗に襲われて喉を切られてしまう。

車と衝突して何もできなかったニックは、逃亡しようとするジョー・ダーリー(マット・オリアリー)に飛びかかり顔を見るが、殴り倒されて逃げられる。

ジョーの兄ビリー(ギャレット・ヘドランド)とボディー(エディ・ガテギ)らは逃走し、ジョーは後続車に弾き飛ばされる。

ブレンダンを病院に連れて行ったニックだったが、駆けつけたヘレンとルーカスと共にブレンダンの死を知らされる。

警察のジェシカ・ウォリス刑事(アイシャ・タイラー)に呼ばれたニックは、容疑者のジョーが犯人であることを確認して、極悪人であることを知らされる。

ブレンダンの葬儀は行われ、予審で証言台に立つことになったニックは、必ず有罪にすることをヘレンに約束する。

ベッドに入ったヘレンは、ブレンダンのことを想い涙する。

ブレンダンの部屋に向かったルーカスも、兄の死を悼み、それに気づいたニックは、彼の気持ちを察する。

翌日、検事と話したニックは、終身刑など望まずに取引に応じるよう指示される。

納得できないニックだったが、目撃者が一人しかいな凶器も見つかっていない状況で、相手が攻勢に出るのを防ぐために仕方がない措置だと言われる。

犯行は強盗目的ではなく、ギャングの一員になるための儀式で、ブレンダンがその犠牲者になったことを、ニックは同席したウォリスから知らされる。

法廷で、自分をあざ笑うジョーの前でニックは、記憶があいまいで殺人を目撃をしていないと証言してしまう。

検事は驚き、判事はジョーを釈放する。

裁判所を出たジョーは、現れたビリーやボディーに歓迎され、メンバー入りを認められる。

その様子を見ていたニックは、ビリーらの車を追い彼らを監視する。

帰宅したニックは、ガレージで武器になるようなものを探す。

現れたルーカスからブレンダンが殺害された場所を訊かれたニックは、ガソリンスタンドだと伝える。

ジョーが釈放されたことをヘレンに伝えたニックは謝罪し、会社に忘れ物をしたと伝えて出かける。

ナイフを隠し持ったニックはジョーの元に向い、彼に襲い掛かり格闘になる。

ジョーを刺し殺してしまったニックはその場を離れ、ナイフの指紋を拭き取って川に捨てる。

帰宅したニックは、手を怪我していることなどに驚くヘレンに転んだと伝えてシャワーを浴びる。

動揺して泣き崩れるニックを、ヘレンは抱きしめる。

銃の密売人である父ボーンズの元に集めた金を持って行ったビリーは、金額が少なかったことを責められて追い払われる。

仲間達の元に向かったビリーは、ジョーが刺殺されたことをボディーから知らされる。

翌日、ニックの会社を訪れたウォリスは、ジョーが何者かに殺されたことを伝える。

ギャングの抗争であるかを訊かれたウォリスは、多分そうだと答えて、ニックの手の傷を気にしながら立ち去る。

ボディーやスピンク(リー・ワネル)、ヘコ(ヘクター・アトレイユ・ルイス)らは、バーでジョーの死を悼み、ビリーは復讐を誓う。

犯人が誰なのかを考え始めたビリーは、スピンクの妹がスーツの男を見たと言われ、新聞に載っていたニックの記事の写真で彼だったことを確認する。

街に出たニックは、背後から近づいて来たボディーに気づき、ブリーフケースで殴り倒す。

ビリーらに発砲されたニックは逃走し、会社の駐車場に向い、何台もの車の警報を鳴らす。

屋上に向い、現れた男に襲いかかったニックは、相手を痛めつけながら車の中で格闘になる。

車が動きだしたたため、落下する寸前でニックは飛び降りる。

自分の車に乗ったニックはその場から逃走し、街角で止めて落ち着く。

ヘレンからの電話でルーカスがいなくなったことを知らされたニックは、居場所の見当はつくと言ってその場に向かう。

駐車場の現場を調べたウォリスは、犯人を捜そうとする。

ガソリンスタンドにいたルーカスを強引に車に乗せようとしたニックは、今回の件で苦しむルーカスから、自分が死ねばよかったと思っていると言われる。

言葉を返せないニックは、とにかく車に乗るようにと命令して帰宅する。

ニックのブリーフケースを調べたビリーは、彼の家族を皆殺しにすることを考える。

翌日、警備員を無視してニックの元に向かったボディーは、彼に荷物を渡す。

ボディーは警備員に取り押さえられ、ニックは、荷物のブリーフケースに入っていた、家族の写真と電話番号のメモを確認する。

ニックから電話を受けたビリーは、家に押し入ると言って脅すものの、家族に近づいたら仲間のように刺し殺すと警告する。

仲間ではなく弟だと伝えたビリーは、家族を殺すと言って、死の宣告をして電話を切る。

ヘレンに連絡して警察が向かうと伝えたニックは、ウォリスに電話をして脅迫されたことを知らせて助けを求める。

帰宅したニックは、ヘレンとルーカスの無事を確認して戸締りをする。

現れたウォリスを招き入れたニックは、警察が監視することを知らされ、正直に全てを話すようにと彼女から言われる。

ギャングと争っていることをニックに確認するウォリスは、ビリーが襲われる理由を訊いても答えを得られない。

助けを求めたにも拘らず何も話さないニックに、夜を乗り切るよう伝えたウォリスは、ギャングとの争いならば最期だと言ってその場を去る。

話を聞いていたヘレンから、何をしたのかを尋ねられたニックは、ウォリスを呼び止めて、ギャングの行動を止める方法を訊く。

戦いであることを認めたニックは、自分はどうなっても構わないが家族は守りたいとウォリスに伝える。

警官の指示に従うようにと伝えたウォリスは、ビリーらギャングを指名手配したと言ってその場を去る。

その夜、復讐が解決策になったと思うのかと言われて、ヘレンから責められたニックは、大切な息子を失ったと伝える。

立派な父親であることは変わりないと言うヘレンは、ニックに愛を伝える。

その後、見張っていたニックはクラクションの音を聴き外を確認する。

見張りの警官がパトカー内で殺害されていることに気づき、家に押入っていたビリーらに襲われる。

抵抗したニックだったが、ヘレンとルーカスは捕らえられ、三人は銃撃される。

一命を取り留めたニックは病院で目覚め、無意味な戦いは終りにするようにとウォリスに言われる。

自分が家族を殺したと言うニックは、ルーカスが生きていることをウォリスから知らされる。

驚いたニックはルーカスの病室に向い、意識が戻るかは不明だと医師から言われる。

二人だけにしてほしいとウォリスに伝えたニックは、意識のないルーカスに、家族を愛していると言って、守れなかったことを心から謝罪する。

復讐を誓ったニックはその場から姿を消し、それに気づいたウォリスは、ルーカスの意識が戻りそうだったために医師に伝える。

自宅に戻ったニックは、部下のオーウェン(リッチ・セラウロ)に連絡をして、ビリーの電話番号の住所を調べさせる。

銀行に向かったニックは預金を全て下ろし、電話番号が、あるバーであることをオーウェンから知らされる。

バーに向かったニックは、男達を脅してビリーの居場所を聞き出し、銃を手に入れようとする。

ボーンズに会ったニックは、5000ドルを払い数丁の銃を手に入れる。

その場を去ろうとしたニックは、殺す相手は息子のビリーかとボーンズに言われる。

ビリーをクズ呼ばわりするボーンズは気にしないと言うが、居場所を聞いたら殺すと伝える。

家に戻り銃の使い方をチェックしたニックは、スキンヘッドにして、ブレンダンの遺品のジャンパーを着てビリーらを捜す。

ヘコの部屋に押入ったニックは、ビリーの居場所を聞き出して脅し、電話をかけさせる。

ビリーに電話をしてニックが生きていることを伝えたヘコは、射殺される。

現れたボーンズから、とやかく言われたビリーは父を撃ち殺してしまう。

麻薬の精製所に向い、その場にいたギャングを次々と殺したニックは、現れたビリーと相撃ちになる。

背後から迫るボディーを殺したニックは、共に銃弾を受けたビリーから、自分達と同類だと言われる。

銃を手にしたニックは、ビリーに覚悟しろと伝える。

翌朝、家に戻った瀕死のニックは、ソファに腰かけて家族のビデオを見る。

その場に現れたウォリスは、指を動かしたルーカスは助かると思うとニックに伝える。

安堵したニックは、家族の映像を見つめる。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
投資会社の副社長ニック・ヒュームは、妻ヘレンと息子ブレンダンとルーカスと共に平穏な暮らしをしていた。
将来有望なアイスホッケー選手であるブレンダンの試合を見た帰りにニックは、ガソリンスタンドでギャング達に襲われる。
犯人の一人の顔を見たニックは、喉を切られたブレンダンを病院に運ぶものの手遅れだった。
息子を失った悲しみの中、警察に呼ばれたニックは、容疑者のジョーが犯人であることを確認する。
ところが、終身刑を望むニックの考えは検事に聞き入れられず、取り引きすることになる。
証人として出廷したニックは、記憶があいまいだったと言って、ジョーが犯人であったという証言を撤回してしまう。
その後、釈放されたジョーの行動を追い、襲い掛かって刺殺してしまったニックは、ジョーの兄であるビリーとギャングに命を狙われることになる・・・。
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人気シリーズとなった、チャールズ・ブロンソン主演の「狼よさらば」(1974)などの原作者として知られるブライアン・ガーフィールドの小説”Death Sentence”の映画化で、「ソウ」シリーズで知られるジェームズ・ワンの監督作品。

愛する家族を極悪人に殺された平凡な男性の復讐劇を描く内容は、上記のように、”デス・ウィッシュ”シリーズを彷彿させる。

殺人に対する死の報復が解決策にならないと分かっていても、愛する家族を奪われた者として決断するしかない、主人公の苦しい思いや心情を描く物語でもある。

また、極悪人が暴れ回る血の抗争を描く犯罪映画だが、家族愛に重点を置いているところがポイントの作品。

主演のケヴィン・ベーコンは、解決策にならないものの、愛する家族を失った者として。復讐しか考えられない辛い立場の主人公を熱演している。

主人公の妻ケリー・プレストン、殺される長男スチュアート・ラファティ、次男のジョーダン・ギャレット、極悪ギャング兄弟(ギャレット・ヘドランドマット・オリアリー)の父親で銃の密売人ジョン・グッドマン、事件の担当刑事アイシャ・タイラー、ギャングのエディ・ガテギリー・ワネル、ヘクター・アトレイユ・ルイス、主人公の部下ヘクター・アトレイユ・ルイスなどが共演している。


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