ディープ・ブルー Deep Blue Sea (1999) 3.11/5 (27)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

海洋研究施設で飼育される高度な知能を持ったサメと、事故によりその場に取り残されたスタッフとの戦いを描く、監督レニー・ハーリン、主演トーマス・ジェーンサフロン・バロウズサミュエル・L・ジャクソンステラン・スカルスガルドLL・クール・J他共演のスリラー。


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:レニー・ハーリン

製作
アキヴァ・ゴールズマン
アラン・リッチー
製作総指揮
ブルース・バーマン
ダンカン・ヘンダーソン
脚本
ダンカン・ケネディ
ウェイン・パワーズ
ドナ・パワーズ
撮影:スティーヴン・F・ウィンドン
編集
ダラス・プエット
フランク・J・ユリオステ
音楽:トレヴァー・ラビン

出演
カーター・ブレイク:トーマス・ジェーン
スーザン・マカレスター:サフロン・バロウズ
ラッセル・フランクリン:サミュエル・L・ジャクソン
ジャニス・ヒギンズ:ジャクリーン・マッケンジー
トム・スコギンズ:マイケル・ラパポート
ジム・ウィットロック:ステラン・スカルスガルド
シャーマン”プリーチャー”ダドリー:LL・クール・J
ブレンダ:アイダ・タートゥーロ
バード:メアリー・ケイ・バーグマン/フランク・ウェルカー
重役:ロニー・コックス
作業員:レニー・ハーリン
ヘリコプター・パイロット:ダニエル・レイ
ヘリコプター・パイロット:ヴァレント・ロドリゲス
ボートの女:エリン・バートレット
ボートの女:サブリナ・ギーリンクス
ボートの男:イール・ポデル
ケヴィン:ダン・ティール

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1999年製作 105分
公開
北米:1999年7月28日
日本:1999年10月9日
製作費 $60,000,000
北米興行収入 $73,648,140
世界 $164,648,140


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
太平洋
ボート上のサメに襲われた若者達を、海洋医学研究施設”アクアティカ”の所員カーター・ブレイク(トーマス・ジェーン)が助ける。

カーターは、アクアティカで飼育されていたものの施設から逃げた、第1世代のサメを捕獲して戻る。

ロサンゼルス
キマイラ製薬の医学研究部部長スーザン・マカレスター(サフロン・バロウズ)は、アクアティカから研究用のサメが逃げた問題を、社長のラッセル・フランクリン(サミュエル・L・ジャクソン)から追及される。

研究の成果が出ることが間近に迫っていることを伝えるスーザンだったが、ラッセルは投資を見直すことを伝える。

アルツハイマー病を1錠の薬で治せるようになると言うスーザンは、月曜まで待ってほしいと言ってラッセルを説得する。

株価が上がらなければアクアティカは閉鎖するとラッセルに伝えたスーザンは、決断を迫り席を外す。

アルプスの雪崩で遭難した経験のある冒険家でもあるラッセルは、スーザンの考えを確かめるために、彼女と共に水上機でアクアティカに向かう。

到着したスーザンは、海洋生物学者のジャニス・ヒギンズ(ジャクリーン・マッケンジー)をラッセルに紹介する。

ラッセルは、サメと共に泳ぎ、牙に挟まった車のプレートを外したカーターを見て驚く。

外したプレートをスーザンに見せたカーターは、話があることを伝えるが、今は忙しいと言われる。

ラッセルに挨拶したカーターは、サメは人間の味が嫌いで、襲いかかって来るのは、太ったアザラシと間違えた時と相手が金持ちの場合だと伝える。

通信係のブレンダ(アイダ・タートゥーロ)は、50キロ先の激しいスコールが迫っていることを施設内放送で伝え、週末を家で過ごす水上タクシーに乗るスタッフに伝える。

医療学者のジム・ウィットロック(ステラン・スカルスガルド)が非常に優秀だとジャニスに言われたラッセルだったが、施設の外で用を足している彼の姿を見て信じることができない。

サメが逃げたのは扉を閉め忘れたせいだと言ってトム・スコギンズ(マイケル・ラパポート)を責めたカーターだったが、サメがフェンスを飛び越えた可能性を考える。

その後スーザンは、サメの脳から脳細胞を抽出する実験の準備をする。

ラッセルは、第2世代のサメのつがいと、その間に生まれた第3世代のメスが、チタン合金製の金網で囲まれた生けすで飼育されていることや、施設の構造をジャニスから知らされる。

サメの番人であるカーターと話したラッセルは、彼に探りを入れる。

雇い主なら、服役したこともある自分の経歴は知っているはずだと言うカーターは、仮釈放が取り消されるようなことはしたくないとラッセルに伝える。

コックのシャーマン”プリーチャー”ダドリー(LL・クール・J)は、いつものように、可愛がっているペットのインコ、バード(メアリー・ケイ・バーグマン/フランク・ウェルカー:声)と共にパーティーの準備をしていた。

ブレンダの連絡でデッキに出るようにと言われたスーザンは、誕生日のサプライズ・パーティーだったために驚く。

ラッセルは、遠慮のないスタッフ達の話を興味深く聞く。

スーザンと話したカーターは、第1世代がボートを襲ったことなどから、数か月後の予定だった実験を早めるのは危険だと伝える。

明日、結果を出さなければ全員が失業だと言うスーザンは、人間としては魅力的だが経歴が問題だとカーターに伝える。

翌日、嵐が近づく中で実験は始り、水中に潜ったカーターの銃に気づいたサメが後に泳いだのを見て、ラッセルらは驚く。

監視カメラの映像が消えて、第2世代の姿も見えなくなる。

生けすに出たカーターは、第3世代を眠らせて実験室に運ぶ。

スーザンが、サメの脳から脳細胞を抽出し、それをアルツハイマー患者の委縮した脳細胞に添加する。

脳細胞に電光が発生すれば成功だと言うスーザンは、その通りになったためにスタッフ達と共に喜び、ラッセルに祝福される。

その直後、眠っているはずのサメに近づいたジムが襲われ、右腕を食いちぎられてしまう。

カーターはサメを銃撃しようとするが、スーザンが逃がしてしまう。

救急隊が呼ばれ、嵐の中、ヘリコプターがアクアティカに向かう。

到着したヘリは、ウィンチでジムが乗せられたタンカを吊り上げようとする。

しかし、途中でワイヤーを巻き上げることができなくなり、ジムは海中に落下する。

ワイヤーを外すことができないヘリは制御不能となり、施設に衝突して大爆発を起こす。

通信室にいたブレンダは爆死し、施設全体が大きな被害を受ける。

その後、第3世代がジムのタンカをくわえながら実験室の窓に激突させ、ガラスにひびが入る。

ラッセルはその場から逃げるよう指示し、ガラスは割れて大量の海水がなだれ込む。

実験室から脱出したカーターらは、海上に向う方法を考える。

連絡が取れないシャーマンは、バードと共に調理室を離れるが、流れ込んできた海水に飲み込まれる。

サメが金属の扉を突き破ったため、それが信じられないラッセルだったが、あり得ることだとカーターに言われる。

ラッセルは、サメに何をしたのかをスーザンに問い、ハーバード盟約を破り、遺伝子操作で脳を大きくしたため、サメが利口になったことを知らされる。

ジムの姿が忘れられないジャニスは、酷い女だと言ってスーザンを非難する。

こんなことになるとは思わなかったと言うスーザンは、この研究により、脳の退化を食い止めることができると考えたと伝える。

馬鹿げた話だと言って、カーターはスーザンを批判する。

進歩であり人を救えると言うスーザンだったが、ジムやブレンダや自分達の命のことをカーターに聞かれる。

二人の間に入ったラッセルは、サメの考えを知ろうとするが、カーターはその暇はないことを伝える。

サメに追われたシャーマンは、調理室に逃げ込む。

潜水艇の場所に向かったカーターらは、それが使えないことを知る。

棚に上ったシャーマンはバードを見つけるが、サメが現れる。

サメはバードを飲み込み、棚が倒れて水中に落ちたシャーマンはオーブンに入る。

ガスのスイッチを入れられたシャーマンは、その場から何とか脱出し、ライターの火を点けてサメを爆死させ、バードの仇を討つ。

潜水スーツを着て水中を泳ぐことを拒んだトムは、扉の奥の空間に作業用のハシゴがあることを皆に伝える。

それに反対するスーザンとトムは言い争いになり、ラッセルがそれを制止する。

かつて、雪崩の中から1週間後に生還したラッセルは、二人を犠牲にしてまで生き残ったことを話し、助け合ってこの場から脱出する方法を探すべきだと、スタッフを叱咤激励する。

しかしラッセルは、水槽から現れたサメに噛み殺され喰われてしまう。

施設が耐えられる水圧をトムに聞いたカーターは、この場から逃げるしかないことを確認する。

扉を開けたカーターらは、海水が噴出するその場から逃れ、ハシゴを上がる。

サメが扉を突き破ろうとしていることに気づいたカーターは、2階の扉を開けて上昇する海水を逃がそうとする。

カーターはそれに成功するが、ハシゴが外れてジャニスが水中に落下する。

ジャニスを何とか助けようとするカーターだったが、彼女はサメに喰われてしまう。

上方の扉を突き破ろうとする音がして、カーターらはサメがその場にもいると考えるが、それはシャーマンだった。

ジャニスの部屋で使えるものを探したカーターは、スーザンとシャーマンを残して、海上に上がる階段が浸水しているため、トムと共に排水ポンプを作動させようと考え発電機に向かう。

スーザンは、実験データを取りに自分の部屋に向う。

発電機のスイッチを入れるものの、トムがサメに喰われてしまい、カーターはその場から逃げてシャーマンの元に戻る。

シャーマンはトムが死んだことを知り、カーターはスーザンを捜す。

ロッカーからデータを取り出したスーザンは、サメが現れたために驚く。

机に上るもののデータを水に落としてしまったスーザンは、電気配線を外し、スーツを脱いでその上に立つ。

襲ってきたサメを感電死させたスーザンだったが、データも破壊されてしまう。

スーザンを見つけたカーターは、光る泡が好きなサメの習性を利用し、消火器をおとりにして海面に浮上することを考える。

その場に注水し、カーター、スーザン、シャーマンは手を握り合い祈りを捧げる。

ハッチを開けた三人は、消火器を噴射しながら海面に向う。

シャーマンがサメに噛まれてしまうが、持っていたロザリオをでサメの胴体や目を突き刺して抵抗して逃れる。

カーターがシャーマンを助けて水から引き上げ、スーザンが手当てをする。

サメが自分達を利用して施設を沈めたとカーターに言われ、その恐ろしさに気づいたスーザンは、サメを殺さなくてはいけないと彼に伝える。

ようやくまともなことを考えるようになったと言うカーターは、照明弾の火薬を利用した銛を用意し、先端をバッテリーに繫げば爆発することをスーザンに伝える。

カーターはサメに近づき銛を撃とうとするものの、フェンスが邪魔になりそれができない。

スーザンは、自分の手を切って海中に飛び込み、サメを誘き寄せる。

それに気づいたカーターは水に飛び込むが、逃げ遅れたスーザンはサメに喰われてしまう。

カーターは、近づいてきたサメの背びれにつかまり、シャーマンが銛を放つ。

銛はカーターの足を突き刺し、サメは施設外に向う。

シャーマンに爆破するよう指示するカーターは、フェンスでサメから離れる。

シャーマンはワイヤーをバッテリーに繫ぎ、サメは爆死する。

カーターの無事を知ったシャーマンは、戻って来た彼に、これ以上サメがいないことを確認する。

交替のスタッフが船で近づき、カーターは、こんな仕事はご免だとシャーマンに伝える。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
太平洋
キマイラ製薬の医学研究部部長スーザンは、アルツハイマー病の治療薬を開発するため、海洋医学研究施設”アクアティカ”でサメを利用した研究を続けていた。
予算カットを考える社長ラッセルは、最終段階を迎えた研究の成果を確認するため、スーザンと共にアクアティカに向かう。
スタッフに迎えられたラッセルは、サメの番人と言われるカーター・ブレイクらに会い、第1~3世代として飼育されているサメを確認する。
実験の成功を喜ぶラッセルだったが、医療学者ジムがサメに襲われて救急隊を呼ぶ。
しかし、嵐の中、到着した救急ヘリの爆発の影響で、施設が壊滅状態になってしまう。
更に、生けすから浸水した施設内に侵入したサメがカーターらに襲いかかり、次々とスタッフが殺されてしまう。
サメの行動に驚くラッセルは、盟約を破ったスーザンが、遺伝子操作をしてサメの脳を大きくして、利口にしてしまったことを知る・・・。
__________

サメの恐怖を描いた作品は、「ジョーズ」(1975)シリーズやその亜流作などが多々あり、当然、元祖的な「ジョーズ」を上回るものはないと言える。

しかし、斬新なアイデアと舞台設定など「ジョーズ」を意識させない内容で迫る、スリリング且つ軽快なレニー・ハーリンらしい演出で、見応えある作品に仕上がっている。

CGを駆使した迫力映像なども見もので、高度な知能を得たサメの習性なども細かく描かれていて実に興味深い。

北米興行収入は約7400万ドル、全世界では約1億6500万ドルのヒットとなった。

主演のトーマス・ジェーンはアウトロー的な役柄で、”サメの番人”という男臭い主人公を熱演している。

研究員というより、スーパーモデルにしか見えない美しさが際立つサフロン・バロウズは、レニー・ハーリンが、前年離婚したジーナ・デイヴィスに未練があり配役したようにも思える、その雰囲気を感じさせる役柄だ。

製薬会社社長のサミュエル・L・ジャクソン、海洋生物学者のジャクリーン・マッケンジー、施設の構造に詳しいスタッフのマイケル・ラパポート、医療学者のステラン・スカルスガルド、味のあるいい役を演ずるコックのLL・クール・J、彼のペットの声メアリー・ケイ・バーグマンフランク・ウェルカー、通信係アイダ・タートゥーロ、冒頭のみ登場する製薬会社の重役ロニー・コックス、施設の作業員役でレニー・ハーリンも一瞬登場する。


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