砂塵 Destry Rides Again (1939) 4.88/5 (24)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
5star

多彩なキャラクターとスピーディーな展開そしてユーモラスで痛快、監督ジョージ・マーシャルマレーネ・ディートリッヒジェームズ・スチュアートブライアン・ドンレヴィ共演のコメディ・タッチのウエスタンの傑作。


西部劇


スタッフ キャスト ■

監督:ジョージ・マーシャル
製作:ジョー・パステルナーク
原作:マックス・ブランドDestry Rides Again
原案:フェリックス・ジャクソン
脚本
ゲートルード・パーセル
ヘンリー・マイヤーズ
撮影:ハル・モーア
編集:ミルトン・キャラス
音楽
チャールズ・プレヴィン
フランク・スキナー

出演
マレーネ・ディートリッヒ:フレンチー
ジェームズ・スチュアート:トム・デストリー
ブライアン・ドンレヴィ:ケント
チャールズ・ウィニンガー:ウォッシュ
ミシャ・オウア:ボリス・キャラハン
ジャック・カーソン:ジャック
ウナ・マーケル:リーリー・ベル
トム・ファデン:クラゲット
アレン・ジェンキンス:”ジップ”ワトソン
サミュエル・S・ヒンズ:スレード市長
アイリーン・ハーヴェイ:ジャニス

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1939年製作 94分
公開
北米:1939年12月29日
日本:1941年5月9日


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

西部の町ボトルネックの酒場のオーナーでイカサマ師ケント (ブライアン・ドンレヴィ)は、カモを見つける。

ケントは、酒場の歌手フレンチー(マレーネ・ディートリッヒ)に片棒をかつがせ、牧場主クラゲット(トム・ファデン)から、牧場と牛を巻き上げてしまう。

それに気づいた保安官は行方不明になり、悪徳市長のスレード(サミュエル・S・ヒンズ)は、ケントと共謀して、飲んだくれウォッシュ(チャールズ・ウィニンガー)を保安官に任命する。

しかしウォッシュはm突然、正義感に燃えて、かつての名保安官デストリーの息子トム(ジェームズ・スチュアート)を、保安官補に任命して町に呼び寄せる。

しかし、町に現れたトムは意外にも優男で、人々に嘲笑されてしまう。

トムは、脅しをかけようとするケントや、じゃじゃ馬フレンチーの誘いにも乗らず、丸腰で酒場の揉め事を片付けてしまう。

トムを弱腰と見たウォッシュは落胆するが、銃を持っていても、背後から撃ち殺された父とは違う、新しい方法で悪を懲らしめてみせると、トムはウォッシュに誓う。

そんな丸腰のトムは、バカにされた悪党の銃で見事な銃の腕前を披露し、人々を驚かせてしまう。

ケントは、イカサマ賭博で手に入れた、クラゲットの牧場を奪いに行き銃撃戦となる。

ウォッシュとトムも駆けつけるが、法的にかなわない状況のために、トムは、一旦、牧場を明け渡すようクラゲットを説得して引き上げる。

トムはフレンチーに会い、前保安官がケントらに殺された可能性を探り出し、町の情報に詳しい、ロシア人のボリス・キャラハン(ミシャ・オウア)を助手にする。

その頃フレンチーは、町の男達とは違うトムに、次第に惹かれていく。

保安官殺しの容疑者を捕らえたトムは、スレード市長が裁判を裁くと聞き、連邦判事に連絡をとる。

それを知ったケントは、保安官事務所にいたウォッシュを殺害する。

怒りに燃えたトムは、ついに拳銃を手に取り、加勢するジャック(ジャック・カーソン)らと酒場に向かう。

町の女性達の怒りも頂点に達し、団結して悪に立ち向かおうと立ち上がり、酒場に突入する。

ケントはトムを背後から撃とうとして、フレンチーがそれを阻止するものの、彼女は銃弾を受けて命を落としてしまう。

やがて、平和が訪れたボトルネックで、トムは、ジャックの妹 ジャニス(アイリーン・ハーヴェイ)と、結婚の相談をしていた。


解説 評価 感想 ■

1930年に発表された、マックス・ブランドの小説”Destry Rides Again”を基に製作された作品であり1932年の同名作品のリメイク。

*(簡略ストー リー)

西部の町ボトルネック。
酒場のオーナーで、イカサマ師ケントは、酒場の歌手フレンチーに片棒をかつがせ、クラゲットの牧場を奪ってしまう。
それに気づいた保安官は姿を消し、悪徳市長のスレードはケントと共謀し、飲んだくれウォッシュを保安官に任命する。
ウォッシュは、突然、正義感に燃えて、名保安官の息子トム・デストリーを保安官補に任命して彼を町に呼び寄せる。
しかし、町に現れたトムは予想外の優男で、人々には笑われてしまう。
しかしトムは、脅しをかけるケントやフレンチーの誘いにも乗らず、丸腰で酒場の揉め事を片付けてしまう。
それでも、トムを弱腰と見たウォッシュは落胆する。
そんなことを気にもせず、トムは、新しい方法で悪を懲らしめてみせると、ウォッシュに誓うのだが・・・。
__________

善と悪がはっきりした明快なストーリー、テンポの良いジョージ・マーシャルの演出は、シャープで小気味よく、実に楽しい。

1996年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。

邦題「砂塵」が堅苦しいイメージなのだが、原題の”Destry Rides Again”という勇ましいタイトルもいい。
(デストリー再び悪に立ち向かう!!)

主演のマレーネ・ディートリッヒのじゃじゃ馬振りも豪快で、もちろん彼女は歌も存分に披露し、うっとりさせてくれる。
また、ジェームズ・スチュアートの身代わりになり死んでいくクライマックスも泣かせてくれる。

我が家の楽園」(1938)、「スミス都へ行く」(1939)、「フィラデルフィア物語」(1940)と、飛ぶ鳥を落とす勢いだったジェームズ・スチュアートの、彼らしい、ひょうひょうとした好青年は役柄にぴったりで好感度は抜群だ。

また、ジェームズ・スチュアートの細身の長身が妙に目立ち、拳銃の腕を披露する場面の撃ち方などが、様になっていないところがまた可笑しい。

町を牛耳る悪党のブライアン・ドンレヴィも、正にはまり役で、正義感に燃える酔っ払い保安官のチャールズ・ウィニンガーも実に愉快、異彩を放つユーモラスなロシアミシャ・オウア、暴れん坊タイプのジャック・カーソンなど、共演者も充実している。


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