007/ダイヤモンドは永遠に Diamonds Are Forever (1971) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

007シリーズ、第7作。
1956年に発表された、
イアン・フレミング原作のシリーズ第4作を基に製作された作品で、主演のショーン・コネリーが復活した。
監督ガイ・ハミルトンジル・セント・ジョンチャールズ・グレイ共演。


007シリーズ


スタッフ キャスト ■

監督:ガイ・ハミルトン
製作
アルバート・ R・ブロッコリ

ハリー・サルツマン
原作:イアン・フレミング
脚本:トム・マンキーウィッツ
撮影:テッド・ムーア
編集
バート・ベイツ

ジョン・W・ホームズ
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
音楽
ジョン・バリー

モンティ・ノーマン:ジェームズ・ボンドのテーマ
主題歌::
シャーリー・バッシーDiamonds Are Forever

出演
ジェームズ・ボンド:ショーン・コネリー
ティファニー・ケイス:ジル・セント・ジョン
エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド:チャールズ・グレイ
フェリクス・ライター:ノーマン・バートン
プレンティ・オトゥール:ラナ・ウッド
ウィラード・ホワイト:ジミー・ディーン
ミスター・ウィント:ブルース・グローヴァー
ミスター・キッド:パター・スミス
葬儀社の者:マーク・ローレンス
M:バーナード・リー
Q:デスモンド・リュウェリン
マネーペニー:ロイス・マクスウェル
サクスビー:ブルース・キャボット
シェイディ・トリー:レナード・バー

イギリス 映画
配給
ユナイテッド・アーティスツ

1971年製作 119分
公開
イギリス:1971年12月30日
北米:1971年12月17日
日本:1971年12月25日
製作費 $7,200,000
北米興行収入 $43,819,547
世界 $116,000,000


アカデミー賞 ■

第44回アカデミー賞
・ノミネート
録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

イギリス諜報員ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)は、”スペクター”のリーダー、宿敵のエルンスト・スタヴロ・ブロフェルド(チャールズ・グレイ)の抹殺に成功する。

その頃、大量のダイヤモンドが、正規ルートを通らず何者かの手に渡り、それに関る謎の二人組ミスター・ウィント(ブルース・グローヴァー)とミスター・キッド(パター・スミス)が各地で行動していた。

上司M(バーナード・リー)に呼び出された休暇中のボンドは、そのダイヤが運ばれるルートを探るべく、オランダに向かうことになる。

入国管理官に扮したMの秘書マネーペニー(ロイス・マクスウェル)から、パスポートを渡されたボンドは、オランダ入りしてアムステルダムに到着する。

ボンドはダイヤの運び屋に扮し、仲介者のティファニー・ケイス(ジル・セント・ジョン)に接触する。

ティファニーは、ボンドの指紋で身元を確認するが、彼は、Q(デスモンド・リュウェリン)から支給されていた指紋を指に貼っていたため正体がばれずに済む。

しかし、ボンドが扮していた男が、ティファニーを訪ねようとしたため、ボンドはその男を殺害する。

ボンドは、その遺体を利用してダイヤをロサンゼルスに運ぼうとする。

ボンドらが乗り込んだ旅客機には、ミスター・ウィントとミスター・キッドが乗り込んでいた。

ロサンゼルス
ボンドは、
CIAのフェリクス・ライター(ノーマン・バートン)と接触し、遺体を火葬してダイヤを取り出す。

その後、ボンドはミスター・ウィントとミスター・キッドに襲われてしまい、棺に入れられて焼却されそうになる。

ダイヤが偽物とわかり焼却を免れたボンドは、取引の準備をするためラスベガスに向かう。

ダイヤを奪おうとしたのが、芸人レナード・バー(シェイディ・トゥリー)だと知ったボンドは探りを入れようとするのだが、既に彼はミスター・ウィントとキッドに殺害されていた。

カジノの支配人サクスビー(ブルース・キャボット)は、運び屋に扮しているボンドを監視する。

その頃、ボンドは、ルーレットで大金を稼ぎ、プレンティ・オトゥール(ラナ・ウッド)という若い女性と知り合う。

プレンティを部屋に招いたボンドだったが、葬儀社の者(マーク・ローレンス)らに襲われ、彼女は窓からプールに転落させられる。

ボンドが男達を追い払うと、寝室にはティファニーが待ち構えていた。

ティファニーはボンドと愛し合った後、彼からダイヤの在り処を聞き出し、山分けして逃亡することを提案する。

それに同意したボンドは、ティファニーにダイヤを渡して彼女の動きを探ろうと、ライターと監視を続ける。

しかし、ダイヤを受け取ったティファニーは姿を消してしまい、彼女の身代わりになってプレンティが殺されてしまう。

ボンドは、ティファニーを捜し出し、彼女に指示を出している人物を突き止めようとする。

ティファニーからダイヤの場所を聞き出したボンドは、それをサクスビーが運び出すのを確認する。

ダイヤが運ばれた車に忍び込んだボンドは、実業家のウィラード・ホワイト(ジミー・ディーン)の研究所に侵入し、ダイヤの利用現場を目撃して脱出する。

ラスベガスに戻ったボンドとティファニーは、警官に追われるものの、それを逃れて、ホワイトの所有するホテル”ホワイト・ハウス”に向かう。

二人は最高級スイートでくつろぎ、その後ボンドは最上階のホワイトのオフィスに侵入する。

それが知られてしまったボンドは、そこで、先の任務で殺したはずの、宿敵ブロフェルド(チャールズ・グレイ)に迎えられる。

殺したはずのブロフェルドは替え玉で、彼はホワイトに成りすまして、ある計画を企んでいた。

眠らされたボンドは、ミスター・ウィントとキッドに連れ出され、石油パイプラインに埋められてしまう。

そこから脱出したボンドは、アメリカに来ていたQの協力で、声をサクスビーに変え、ブロフェルドからホワイトの居所を聞き出す。

ライターらと郊外の別荘に向かったボンドは、二人の女性に襲われるものの、ホワイトを救出し、現れたサクスビーを殺害する。

その頃、ブロフェルドは計画を早め、カジノのティファニーを捕らえ、変装してホテルから抜け出す。

ブロフェルドの計画は、ダイヤを利用したレーザー光線兵器で、人工衛星を使い、地球上のあらゆるところを攻撃し、世界を危機に陥れようとするものだった。

人工衛星は予定通り打ち上げられ、そこから発射されたレーザー光線で、各地の軍事基地などが破壊され始める。

ボンドは、ホワイトの事業とは関係ない”バハ”にある石油プラットフォームから、ブロフェルドが人工衛星を操作していることに気付く。

現場に到着したボンドは、摩り替えようとしていた人工衛星を制御するテープを、ブロフェルドに奪われてしまう。

捕らえられていたティファニーが、そのテープを奪いボンドに渡す。

そしてボンドは、ブロフェルドにワシントンD.C.を攻撃する計画を聞かされ、隙を見てテープを摩り替える。

しかし、本物のテープをボンドから渡されたティファニーが、勘違いして再びそれを戻してしまう。

ライターとホワイトが攻撃を開始し、ティファニーがテープを入れ替えようとするが、それをブロフェルドが制止する。

監禁されていたボンドは脱出し、潜水艇で逃げようとしたブロフェルドを倒して指令室を破壊し、人工衛星によるレーザー攻撃は回避される。

航路で帰国することになったボンドとティファニーは、ミスター・ウィントとキッドに襲われる。

ボンドは難なく二人を倒し、衛星のダイヤをどう取り戻すかを、ティファニーと思案する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

イギリス諜報員ジェームズ・ボンドは、”スペクター”のリーダーである宿敵ブロフェルド抹殺に成功する。
その頃、大量のダイヤモンドが正規のルートを通らず何者かの手に渡っていたため、上司Mに呼び出されたボンドは、ダイヤが運ばれるルートを探るべく
オランダに向かう。
アムステルダム入りしたボンドはダイヤの運び屋に扮して、仲介者のティファニーに接触する。
ボンドが扮していた男がティファニーを訪ねようとしたため、ボンドはその男を殺害し、遺体を利用してダイヤをアメリカに運ぶ。
ロサンゼルスに到着したボンドは、CIAのフェリクス・ライターと接触し、遺体を火葬してダイヤを手に入れる。
その後ボンドは、謎の二人組のミスター・ウィントとミスター・キッドに襲われてしまい、棺に入れられて焼却されそうになる。
ダイヤが偽物とわかり、焼却を免れたボンドは、取引のため
ラスベガスに向かうのだが・・・。
__________

ボンド役ジョージ・レーゼンビー主演の前作「女王陛下の007」(1969)が不評だったために、ショーン・コネリーが復帰した6作目の作品で、彼は、これで役を降りることになる。

しかし、「サンダーボール作戦」(1965)のリメイクで、シリーズ番外版の「ネバーセイ・ネバーアゲイン」(1983)で、彼はもう一度だけボンドを演じることになる。

ゴールドフィンガー」(1964)を大ヒットさせたガイ・ハミルトンの、アメリカを舞台にしたダイナミックな演出が見ものだ。

同じく「ゴールドフィンガー」に続き、主題歌をシャーリー・バッシーが歌い、ダイヤモンドの怪しげな魅力を感じさせる名曲に仕上がっている。

第44回アカデミー賞では、録音賞にノミネートされた。

前二作でがた落ちになった興行成績は、この年の世界No.1となるヒットを記録し、見事にシリーズの人気を復活させることになる。

北米興行収入 $43,819,547
世界 $116,000,000

アポロ計画で、人類が月に到達した後だったために、それを意識した宇宙兵器なども斬新で、ラスベガスのカーチェイスなど見所も十分ある。

まだ40歳になったばかりのショーン・コネリーだが、一気に老け込んでしまった感じが気になる。
よく言えば、渋さが増して貫禄もでてきているとも言えるのだが・・・。

黄金銃を持つ男」(1974)のブリット・エクランド演じた”グッドナイト”を思い起こさせる、少々ドジな役柄のジル・セント・ジョンなのだが、愛嬌もあり、憎めないキャラクターを好演している。

珍しく露出度の多い、宿敵ブロフェルド役チャールズ・グレイは、「007は二度死ぬ」(1967)では、ボンドの協力者を演じていた。

ブロフェルドに捕らえられていた、若き実業家ジミー・ディーン(ハワード・ヒューズがモデル)、その部下でブロフェルドに加担するカジノ支配人、これが遺作となるベテランのブルース・キャボットCIAのフェリクス・ライター、ノーマン・バートン、ボンドに近寄ったために殺されてしまう、ナタリー・ ウッドの妹ラナ・ウッド、そして、異様な雰囲気の二人組みの殺し屋ブルース・グローヴァーパター・スミス、Mのバーナード・リー、Qのデスモンド・リュウェリン、入国管理官に扮しているマネーペニーのロイス・マクスウェルなどのレギュラーも顔を揃える。
ドラマの中で、ボンドがホテルのパンフレットを見ている時に、
サミー・デイヴィスJr.の写真が出てくるのだが、実は彼が出演しているラスベガスのショーの場面があり、後にカットされてしまった。


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