ドメスティック・フィアー Domestic Disturbance (2001)


3.5/5 (30)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

別れた妻の再婚相手の殺人を目撃した息子を救うために、敢然と悪に立ち向かう父親の姿と親子愛を描く、監督ハロルド・ベッカー、主演ジョン・トラボルタヴィンス・ヴォーンスティーヴ・ブシェミ他共演のサスペンス・スリラー。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ハロルド・ベッカー
製作
ドナルド・デ・ライン
ジョナサン・D・クレイン
原案
ルイス・コリック

ウィリアム・S・コマナー
ゲイリー・ドラッカー
脚本:ルイス・コリック

撮影:マイケル・セレシン
編集:ピーター・ホーネス

音楽:マーク・マンシーナ

出演
ジョン・トラボルタ:フランク・モリソン
ヴィンス・ヴォーン:リック・バーンズ/ジャック・パーネル
テリー・ポロ:スーザン・バーンズ
マット・オリアリー:ダニー・モリソン
スティーヴ・ブシェミ:レイ・コールマン
スーザン・フロイド:ダイアン
クリス・エリス:ウォーレン刑事
ニック・ローレン:警官
レベッカ・ティルニー:ローリー
ルーベン・サンチャゴ=ハドソン:エドガー・スティーヴンス巡査部長
デブラ・ムーニー:テレサ

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2001年製作 89分
公開
北米:2001年11月2日
日本:2002年4月6日
製作費 $53,000,000
北米興行収入 $45,207,110
世界 $59,249,290


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
メリーランド州、サウスポート。
個人で造船会社を経営するフランク・モリソン(ジョン・トラボルタ)は、別れた妻スーザン(テリー・ポロ)と会場で出くわし、息子のダニー(マット・オリアリー)のバスケットの試合を見ようとする。

出場を拒否したダニーが警察署にいることを知ったフランクは、スーザンと共にその場に向かう。

警察署に着いたフランクとスーザンは、他人の車に乗ったと言うダニーから謝罪される。

エドガー・スティーヴンス巡査部長(ルーベン・サンチャゴ=ハドソン)と話をしたフランクとスーザンは、問題児であるダニーの過去の行いなどを話す。

今回のことは自分の再婚が関係していると話すスーザンは、その相手は誰かとスティーヴンスから訊かれ、フランクが、町の有名人である実業家のリック・バーンズ(ヴィンス・ヴォーン)だと答える。

その後、スーザンの再婚を受け入れる気になれないダニーの気持ちを理解するフランクは、息子の悩みを聞き相談に乗る。

土曜に船で海に出ることを約束し、自分達の信頼関係を確認したフランクは、ダニーをスーザンの元に送る。

ダニーから謝罪されたスーザンはフランクに感謝し、リックをセーリングに誘ってほしいと伝える。

恋人ダイアン(スーザン・フロイド)の元に戻ったフランクは、スーザンから頼まれたことが不満だと話し、リックと付き合いたくないと話す。

ダニーがリックを好きになることを考えると親として喜べないと、フランクはダイアンに伝える。

リックを誘いセーリングをしたフランクは、父親の座を奪う気はないと言う彼に、ダニーの気を引く秘訣を教える。

その後、リックとスーザンの結婚式が行われ、そこに、招待客ではない男レイ・コールマン(スティーヴ・ブシェミ)が現れる。

レイに気づいたリックは動揺し、式の後で言葉を交わす。

二人の間に不穏な空気を感じたフランクは、レイに探りを入れる。

レイを呼んで話したリックは、今日は都合が悪いと言って、郊外のモーテルに泊まるよう指示する。

新しい生活が始まり、フランクの助言を聞きダニーにグローブを買ってキャッチボールをしたリックだったが、反抗的な彼に苛立つ。

そのことを知ったフランクは仕事場に来たダニーと話し、彼の気持ちを聞く。

カフェでレイと出くわしたフランクは、式に来ただけのはずのり、不動産屋を紹介す彼が暫く滞在し、住む家を探す気があることを知ると伝える。

フランクとレイが話している姿を目撃したリックは、それを気にする。

モーテルに向かいレイと話したリックは、町を出ろと言って警告する。

かつての悪党仲間と付き合う気のないリックは、自分だけが出所し大金を持ち逃げしたことで恨むレイから”ジャック”と呼ばれても相手にしようとしない。

その後、帰宅したスーザンが妊娠したことを知り喜ぶリックだったが、ダニーはショックを受ける

ダニーと話したスーザンは、納得いかない息子に理解を求める。

レイに電話をして金を渡すことを伝えたリックは、スーザンに出かけることを伝えて車に向かう。

フランクの家に向かおうとして部屋を抜け出したダニーは、リックの車にもぐりこむ。

モーテルでレイを車に乗せて話したリックは、自分の子ではないダニーとは、仕方なく辛抱して暮らしていることを伝える。

レンガ工場の秘密の場所に金は隠してあるとレイに伝えたリックは、雨のために道に迷ったと言って車を停める。

地図があるか後部座席を調べてほしいと言われたレイは、隠れていたダニーに気づくものの、その瞬間にリックに刺される。

レンガ工場に向かったリックはレイの死体を焼却し、その様子を見ていたダニーは気づかれないまま、車を降りてフランクの元へ向かう。

帰宅したリックは、警察を呼んでいたスーザンから、ダニーがいなくなったことを知らされる。

その場にいたウォーレン刑事(クリス・エリス)から、ダニーがフランクの元にいると言われたリックは、迎えに行こうとする。

義父が人殺しだとダニーが言っていると、リックはウォーレンから知らされる。

ダニーが車の後部座先から人を殺すのを見ていたと言われたリックは、署への同行を求められる。

フランクとダイアンと共に警察に向かったダニーは、スティーヴンス巡査部長に目撃したことを話し、警察はレンガ工場やリックの車を調べる。

リックとスーザンも現れ、ダニーは、リックと金の話をした男が殺されたことを伝える。

その話をスーザンに信じてもらえないダニーは動揺し、ウォーレンからレンガ工場を調べた結果を知らされたスティーヴンスは、科学捜査班の調査でないと遺体の灰は確認できないと言われる。

スティーヴンスは、レンガ工場とリックの車から証拠が見つからなかったことをフランクらに伝える。

ダニーを連れて帰ろうとしたフランクは、スーザンに反対される。

リックの家に帰りたくないダニーを強引に連れて行くこともできないフランクは、ダニーから自分を信じていないと言われてしまう。

仕方なくスーザンとリックと共に家に戻ったダニーは、警戒しながらベッドに入る。

ドアの外の人影に気づいたダニーは、部屋に侵入していたリックから、殺人は夢だった思えと言われて脅される。

翌日、作業場にいたフランクは、現れたリックから、昨夜のことは事実ではないと言われる。

注文した船の手付金を渡そうとするリックに、ダニーが自分に対しては嘘をつかないと伝えたフランクは、レイのことを追及する。

レイを殺したと思うのかとフランクに尋ねたリックは、自分はダニーの味方だと言われたために引き揚げる。

危険を感じたフランクは学校に向かい、スーザンの反対を押切り、下校するダニーを強引に連れて行く。

警察に車を停められたフランクは、仕方なくダニーをスーザンの元に向かわせる。

署に連行されたフランクは、スティーヴンスから、息子の素行の悪さを利用して親権を奪う気かと訊かれる。

フランクから、その話は別としてレイの件を追求するべきだと言われたスティーヴンスは、結婚式に来た彼をリックが迷惑に思っていただけだと伝える。

地域一帯でレイの失踪報告はないと言うスティーヴンスは、フランクに、スーザンは告訴しないと伝えて引き取らせる。

帰宅して弁護士に電話をしたフランクは、親権を主張するしかないと伝える。

フランクがリックを危険視する理由が分からないと言うダイアンは、元の生活に未練があるように思えると言って去っていく。

ダニーに嫌われ、一緒にいても息が詰まるだけだと言うリックは、彼を暫くフランクに預けてはどうかとスーザンに提案する。

その後、ダニーの親権を争うことになり、裁判所に向かうダニーは、スーザンが悲しむようなことをすれば、フランクに危険が及ぶと言うリックに再び脅される。

法廷でダニーは、事件の夜のことで殺人の作り話をしたと証言し、フランクは、ダニーがリックに脅されたと考える。

判事から、暮らしたい家を訊かれたダニーは、母とリックと答える。

ショックを受けたフランクはバーに向かい、会社のスタッフのテレサ(デブラ・ムーニー)から、ダニーはまた嘘をついたが、殺人犯と暮らしているわけではないと言われる。

面会日にもダニーに会えず、何とか近づこうとするフランクだったが、リックの影に怯えるダニーは、父を拒絶するしかなかった。

独自にレイの痕跡を探り始めたフランクは、レンガ工場と彼が宿泊したモーテル調べてその場に向かう。

レイが呼んだ女パティに会ったフランクは、彼からもらったというライターを買い取り、スティーヴンスの元に持っていき指紋を調べさせる。

多くの者が触っているライターから鮮明な指紋が検出されるが、それはパティのものだった。

警察署を出たフランクは、その場に現れたリックから声をかけられ、レイのライターを見せる。

ダニーの髪の毛一本にでも触れたら息の根を止めるとリックに伝えたフランクはその場を去る。

フランクがモーテルを探ったことを知ったリックは、その場に向かう。

レイがバスケットボールのテレビ中継に夢中になっていたと言っていたパティの話を思い出したフランクは彼女に会い、それがシカゴのチームであることを知る。

シカゴ出身者であるレイの犯罪歴などをネットで調べたフランクは、彼とリックが、恐喝、贈賄、殺人事件で有罪になっていたことを突き止め、それをスティーヴンスにメールで知らせる。

ボートハウスに侵入していたリックは、フランクを殴り倒して火を放とうとする。

レイのライターで火を点けようとしたリックは、ジャケットに引火してしまい火傷を負う。

ジャケットを投げ捨てたリックは、ボートハウスが炎に包まれたために、その場から逃れる。

気が付いて何とか難を逃れたフランクは、海に飛び込む。

フランクのボートハウス火災のニュースを見ていたダニーは、リックが父を殺すと言っていたことをスーザンに話す。

帰宅したリックが火傷の治療をしていることを知ったスーザンは、危険を感じてダニーと共にその場から逃げようとする。

ニュースを見て心配なためにフランクの元に向かうとリックに伝えたスーザンは、ダニーを連れてガレージに向かう。

リックに関する情報をフランクから受けたウォーレンは、それをスティーヴンスに伝える。

起訴されたリックが本名ジャック・パーネルだと知ったスティーヴンスは、ようやく彼の正体を知る。

危険が迫るスーザンとダニーの元に急行するフランクは、彼女に電話をして家を出るよう指示する。

ガレージに現れたリックから、ダニーを人質にして逃亡すると言わたスーザンは、それに従うように見せかける。

抵抗してダニーと共に家に戻ったスーザンは、窓を突き破って押し入るジャックに襲われる。

部屋に向かって隠れたダニーはジャックを殴り倒し、スーザンの無事を確認してガレージに向かう。

ジャックに殴られ縛られたダニーは、車に閉じ込められる。

そこに現れたフランクはジャックに襲い掛かり、二人は格闘になる。

フランクを助けようとするダニーに襲われたジャックは、配電盤に触れて感電死する。

ダニーの拘束を解いたフランクは、息子を抱きしめる。

流産したスーザンが救急車で運ばれるのを見守るフランクとダニーは、駆け付けたスティーヴンスから謝罪される。

愛を確かめたフランクとダニーは、スーザンが搬送される病院に向かう。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
メリーランド州、サウスポート。
個人で造船会社を経営するフランク・モリソンは、別れた妻スーザンの再婚を不満に思う息子ダニーの悩みを聞く。
フランクは、町の名士である実業家でスーザンの再婚相手のリックに、ダニーの気を引く秘訣を教えて、その後、彼とスーザンは結婚式を挙げる。
式の最中、リックの旧友レイが現れ、二人の間に不穏な空気を感じたフランクは、レイに探りを入れる。
町に居座ったレイは、実は悪党仲間だったリックが持ち逃げした金のことで彼を脅迫する。
その後、予想通りダニーはリックと反りが合わず、スーザンの妊娠を知ったダニーは、ショックを受けてフランクの元に向かおうとする。
レイと会ったリックは、彼を殺害して遺体を焼却してしまうのだが、それをダニーが目撃してしまう・・・。
__________

ジョン・トラボルタ作品にしてはやや小粒な作品という感じを受けるが、ハロルド・ベッカーらしい、軽快でスリリングな演出を楽しむことはできる。

5300万ドルの製作費の内、かなりの金額はトラボルタのギャラのはずなので、全世界の興行収入が6000万ドル弱では、大スター出演で目論んだ大ヒットには遠く及ばなかった製作陣の悲鳴が聞こえそうだ。

かなり太ってしまい地味な役柄のトラボルタは、終盤、体を張った演技で熱演してはいるものの、ラジー賞にノミネートされてしまった。

実業家と詐欺師の二つの顔を持ち、悪役の方がよく似合うヴィンス・ヴォーン、その妻でフランク(ジョン・トラボルタ)の前妻でもあるテリー・ポロ、その息子のマット・オリアリー、そして、リック(ヴィンス・ヴォーン)の悪党仲間、曲者役者スティーヴ・ブシェミが、出番は少ないが、いつもながらの個性的な演技を見せてくれる。
主人公の恋人スーザン・フロイド、事件の担当刑事ルーベン・サンチャゴ=ハドソンクリス・エリス、主人公の会社のスタッフ、デブラ・ムーニーなどが共演している。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター

* 【レビュー】作品についての感想・評価をお書き下さい。