サウンド・オブ・サイレンス Don’t Say A Word (2001) 3/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

強盗犯に娘を誘拐された精神科医が、宝石の行方を知る女性患者からその鍵となるある番号を聞き出すよう強要されながら敢然と悪に立ち向かう姿を描く、監督ゲイリー・フレダー、主演マイケル・ダグラスショーン・ビーンブリタニー・マーフィファムケ・ヤンセン他共演の犯罪サスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ゲイリー・フレダー
製作総指揮
ジェフリー・ダウナー

ブルース・バーマン
製作
アーノン・ミルチャン

アーノルド・コペルソン
アン・コペルソン
原作:アンドリュー・クラヴァン”Don’t Say a Word”

脚本
アンソニー・ペッカム

パトリック・スミス・ケリー
撮影:アミール・モクリ

編集
ウィリアム・スタインカンプ

アーメン・ミナシアン
音楽:マーク・アイシャム

出演
ネイサン・コンラッド:マイケル・ダグラス

パトリック・バリー・コスター:ショーン・ビーン
エリザベス・バロウズ:ブリタニー・マーフィ
アギー・コンラッド:ファムケ・ヤンセン
ジェシー・コンラッド:スカイ・マッコール・バートシアク
サンドラ・キャシディ刑事:ジェニファー・エスポジート
マーティン・ジョゼフ・ドーレン:ガイ・トーリー
ルイス・サックス医師:オリヴァー・プラット
ラッセル・マドックス:ショーン・ドイル
シドニー・サイモン:ヴィクター・アルゴ
ジェイク:ポール・シュルツ
アーニー:ランス・レディック

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

2001年製作 113分
公開
北米:2001年9月28日
日本:2002年5月25日
製作費 $50,000,000
北米興行収入 $54,997,476
世界 $100,020,092


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1991年11月、感謝祭前日。
ニューヨークブルックリンウィリアムズバーグ
パトリック・バリー・コスター(ショーン・ビーン)率いる強盗一味は、白昼堂々と銀行に押し入り、 貸し金庫から希少価値のある宝石を盗み出す。

しかし、金庫を開けたラッセル・マドックス(ショーン・ドイル)の裏切りに遭い、コスターは宝石を奪われてしまう。

10年後。
精神科医のネイサン・コンラッド(マイケル・ダグラス)は、足を骨折して動けない妻のアギー(ファムケ・ヤンセン)と、娘ジェシー(スカイ・マッコール・バートシアク)が待つ自宅に急ぐ。

しかし、コンラッドは、元同僚のルイス・サックス医師(オリヴァー・プラット)に呼び出されて病院に向い 看護師に危害を加えた患者、”無言症、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害”他と診断され、10年も監禁されているエリザベス・バロウズ(ブリタニー・マーフィ)の診察を頼まれる。

仕方なくエリザベスを診たコンラッドは、彼女に反応がないため立ち去ろうとする。

するとエリザベスは、”狙いはあなたも同じ”と意味不明な言葉を発する。

その頃、”ウィリアムズバーグ橋”の下で女性の死体が発見され、現場に駆けつけたサンドラ・キャシディ刑事(ジェニファー・エスポジート)は、検視官のシドニー・サイモン(ヴィクター・アルゴ)から状況説明を受ける。

翌朝、ジェシーがいなくなっていることと、入り口のチェーンが切られていることに気づいたコンラッドは、彼女を誘拐したという犯人コスターからの連絡を受ける。

ジェシーの無事を確認したコンラッドは、診察したエリザベスが知る6ケタの数字を、夕方5時までに聞き出すことを強要される。

部屋は監視されているため、万一の場合は、携帯電話を使うようアギーにメモを渡したコンラッドは病院に向かう。

感謝祭のパレードを抜けて病院に着いたコンラッドは、サックスのオフィスに侵入して、エリザベスのカルテを調べる。

その結果コンラッドは、地下鉄で、父親(マドックス)が死ぬのを目撃したせいで、誰かに狙われているエリザベスが、心的外傷後ストレス障害は患っているものの、それから逃れるために仮病を使い、外に出たがらないと確信して、現れたサックスにそれを伝える。

エリザベスに会ったコンラッドは、娘が誘拐されたことを伝え、誰かが狙う目的を探ろうとするが、彼女が興奮したため部屋を出る。

その頃、検視の終わった女性の死体や、同じ手口と思われる他の死体の身元を調べたキャシディは、10年前に逮捕された窃盗団内の裏切りによる、復讐殺人が絡む可能性を考え、最後に出所したコスターに目を付ける。

コンラッドは、再びエリザベスの元に向かい、彼女に過去を思い出させ、娘のジェシーを救うためのに協力を求める。

その後コンラッドは、サックスも恋人を殺すと言われ、この件に絡んでいることを知る。

そこに、キャシディが現れ、被害者が研修医としてサックスの部下だったことなどを尋ねるが、彼は見覚えがないと答える。

しかしキャシディは、サックスが、被害者と付き合っている証拠を突きつけ、彼がコスターら誰かに脅されていることを追求する。

同じ頃ジェシーは、自分が、自宅と同じ建物のアパートの上の階にいることに気づき、歌を歌い通気口を利用してそれを両親に聞かせようとする。

アギーはそれに気づき、監視していたコスターもそれを知り、部屋を出ようとする。

ジェシーは通気口に向かって叫び、自分が上の階にいることを知らせ、コスターはアギーを殺すよう命ずる。

コンラッドは、エリザベスを連れて病棟を抜け出し、警備員のアニー(ランス・レディック)を睡眠薬で眠らせて病院から逃走する。

それに気づいたキャシディは、二人を追うが逃げられてしまい、追跡の要請とコンラッドの自宅にもパトカーを向かわせる。

アギーは、ギブスのままベッドから降り、現れたマーティン・ジョゼフ・ドーレン(ガイ・トーリー)を迎え撃ち、松葉杖で叩きのめす。

上の階の住人が殺されていることに気づいたアギーは、再びドーレンに襲われるものの、抵抗して彼を殺す。

エリザベスはコンラッドと地下鉄ホームに向かい、コスターらを裏切った父マドックスが殺され、彼らがその場で逮捕されたことを思い出す。

そしてコンラッドは、コスターが狙っているものがエリザベスの人形に隠されていることを知り、彼女が10年前に発見された場所の”ハート島”に、それがあることが分かる。

コスターからの連絡を受けたコンラッドは、ジェシーの安全を確認し、彼を自分のルールに従わせ、”ハート島”で会うことを伝え、その場にいた男の電話を借り、自分の電話を捨てて目的地に向かう。

現地の墓地でコスターに会ったコンラッドは、ジェシーの無事を確認し、エリザベスが、人形を父親の棺に入れたことと、その場所である数字を聞き出す。

墓を掘り起こさせたコスターだったが、それは別人のもので、コンラッドが数字が逆だったことに気づき、再び墓を掘り起こす。

コスターがエリザベスを脅そうと放った銃声に、コンラッドを追い島に向かっていたキャシディが気づき応援を呼ぶ。

そして、人形を見つけ、宝石を手に入れたコスターは、手下にコンラッドを殺すよう命ずる。

コンラッドが抵抗して相手を痛めつけたため、コスターは手下を射殺するが、そこにキャシディが現れる。

コスターはキャシディを銃撃するものの、コンラッドが彼の銃を奪い、宝石を掘りおこした穴に投げ込む。

宝石を拾おうとしたコスターだったが、崩れた土砂に埋もれてしまう。

ジェシーを救い出したコンラッドは、駆けつけたアギーと固く抱き合う。

コンラッドは、重傷を負い搬送されるキャシディに感謝し、エリザベスをアギーとジェシーの元に連れて行き、新しい家族として迎える。


解説 評価 感想 ■

1991年に発表された、アンドリュー・クラヴァンの小説”Don’t Say a Word”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

精神科医ネイサン・コンラッドは、元同僚の医師サックスから、ある女性の診察を依頼される。
コンラッドは、心的外傷後ストレス障害他、多くの病名を持つ、10年も監禁されている患者のエリザベスを診るが、”狙いはあなたも同じ”と、意味不明な言葉を発した、彼女の言葉を気にする。
翌朝、娘のジェシーが、強盗犯コスターに誘拐されたことに気づいたコンラッドは、5時までに、エリザベスから6桁の数字を聞き出すよう強要される。
サックスのオフィスで、エリザベスのカルテを調べたコンラッドは、彼女が、父親が殺されるのを目撃して、犯人達から逃れるために、仮病を使い外に出たがらなかったことに気づく。
その後、ジェシーは自分が自宅の上の階にいることに気づき、怪我をしている母親アギーに、通気口を利用しそれを知らせる。
コンラッドは、サックスも自分と同じく脅されていたことを知り、エリザベスを病院から連れ去り、彼女の記憶をたどろうとするのだが・・・。
__________

ストーリー的には単純なのだが、巧みな脚本と見事な編集で、見る者をドラマに引き込んでいく。

家族を守ろうと悪に立ち向かう、勇気ある精神科医に次第に心を開く女性、そして、サイドから事件の真相を追う、女性刑事の執念の捜査の描写など、いくつものドラマが、”家族の絆”を中心としながら描かれている、見応えある作品に仕上がっている。

主人公の言葉ではないが、10年もの間、殺人まで犯しながら追い続けた一粒の宝石に、その価値があるのかを考えさせるクライマックス、そして身寄りのない女性を、温かく家族に迎えようとする主人公の包容力など、アメリカ人の心に、潜在的に根付くものを感じさせてくれる場面も注目したい。

北米興行収入は約5500万ドルに留まるものの、全世界では約1億ドルのまずまずのヒットとなった。

優秀な精神科医、そして家族との幸せな生活を感じさせる序盤から一転、家族の危機を乗り越えようと焦る中盤、そして、正義を信じて、勇気ある行動で家族を守りぬく逞しい父親を、マイケル・ダグラスは熱演している。

あんなものに、人生を賭けるのかと思わせる、”小さな赤い石”のために、10年もの間、謎を追う強盗団のリーダー、ショーン・ビーン、8年後に32歳の若さで急死する、ドラマのキーパーソンとなる精神患者を好演するブリタニー・マーフィ、主人公の妻役のファムケ・ヤンセン、その娘スカイ・マッコール・バートシアク、事件解決に挑む刑事のジェニファー・エスポジート、強盗団の一員ガイ・トーリーポール・シュルツ、エリザベス(B・マーフィ)の父でもあるショーン・ドイル、主人公の元同僚医師オリヴァー・プラット、検視官ヴィクター・アルゴ、病院の警備員ランス・レディックなどが共演している。


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