スペル Drag Me to Hell (2009) 5/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

老女の返済延期を断った銀行員の身に起きる呪いと恐怖の体験を描く、監督、脚本サム・ライミ、出演アリソン・ローマンジャスティン・ロングローナ・レイヴァー他によるサスペンス・ホラー。


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■

監督:サム・ライミ
製作総指揮
ジョセフ・ドレイク

ネイサン・カヘイン
製作
ロバート・タパート

グラント・カーティス
脚本
サム・ライミ

アイヴァン・ライミ
撮影:ピーター・デミング
編集:ボブ・ムラウスキー
音楽:クリストファー・ヤング

出演
クリスティン・ブラウン:アリソン・ローマン

クレイトン”クレイ”ダルトン:ジャスティン・ロング
シルヴィア・ガーナッシュ夫人:ローナ・レイヴァー
ラム・ジャス:ディリープ・ラオ
ジム・ジャックス:デヴィッド・ペイマー
ショーン・サン・ディナ:アドリアナ・バラーザ
レナード・ダルトン:チェルシー・ロス
スチュ・ルービン:レジー・リー
トルーディ・ダルトン:モリー・チーク
イレンカ・ガーナッシュ:ボヤナ・ノヴァコヴィッチ
ミロシュ:ケヴィン・フォスター
農業労働者:アレクシス・クルス

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2009年製作 98分
公開
北米:2009年5月29日
日本:2009年11月6日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $42,057,340
世界 $90,842,646


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1969年、カリフォルニア州、パサデナ
ある若い農夫(アレクシス・クルス)と妻が、霊媒師ショーン・サン・ディナを訪ね、悪魔の声を聞くという息子を助けてもらおうとする。

しかし、男の子は魔界へと吸い込まれ、サン・ディナは悪魔と再会することを予言する。
__________

40年後。
銀行でローン担当係として働くクリスティン・ブラウン(アリソン・ローマン)は、昇進に意欲を燃やしていた。

クリスティンは、自分にその可能性があるか、支店長のジム・ジャックス(デヴィッド・ペイマー)のオフィスに向かい様子を窺う。

クリスティンは、ジャックスが同僚のスチュ・ルービン(レジー・リー)を評価していることを知り焦ってしまう。

昼休みに、大学で心理学を教える恋人クレイ・ダルトン(ジャスティン・ロング)を訪ねたクリスティンは、彼の母親が、自分を田舎娘だと決めつけて、相応の相手を息子に探していることを知りショックを受ける。

銀行に戻ったクリスティンは、3回目の返済延長を求める老女シルヴィア・ガーナッシュ夫人(ローナ・レイヴァー)の要求を、昇進を優先に考え断ってしまう。

家が奪われ、住むとこともなくなるガーナッシュ夫人は、クリスティンの前で跪いて慈悲を請う。

夫人が自分にしがみついてきたため、クリスティンは叫んで警備員を呼んでしまう。

すると、態度を変えた夫人は、クリスティンに恥をかかされたと言って彼女に襲い掛かろうとしたため、銀行から追い払われてしまう。

昇進のためとはいえ、老女に酷な接し方をしたことを後悔したクリスティンだったが、直後からジャックスにその仕事振りを評価される。

残業を終え駐車場に向かったクリスティンは、ガーナッシュ夫人の車が止まっているのに気づく。

車に乗ったクリスティンは、その直後に夫人に襲われ、コートのボタンを取られてしまう。

夫人は、ボタンに”ラミア”という呪文を唱え、クリスティンは気を失ってしまう。

その後、意識を取り戻したクリスティンは、警察の現場検証に立ちあい、迎えに来たクレイと帰宅しようとする。

何かの声を聞いたような気がしたクリスティンは、クレイを説得し占いを試してみることにする。

霊視能力のあるラム・ジャス(ディリープ・ラオ)に会ったクリスティンは、彼に未来を占ってもらおうとする。

ラム・ジャスは、クリスティンの元に闇の霊が来ていることを知り、恐ろしくなり霊視を止め、誰かの呪いだと伝える。

それを信じないクレイは、クリスティンを自宅に連れて行き外出する。

その間、クリスティンは見えない何かに顔を殴られてしまい、帰宅したクレイに介抱され、二人は眠りにつく。

翌朝、悪夢で目覚めたクリスティンは、銀行でスチュに怒鳴り声を浴びせてしまい、大量の鼻血で驚き、その場から立ち去ってしまう。

困惑するクリスティンは、ガーナッシュ夫人に謝罪しようとして彼女の家に向かう。

対応した夫人の孫娘イレンカ(ボヤナ・ノヴァコヴィッチ)は、クリスティンの用件を聞き家に招き入れる。

そしてクリスティンは、夫人が亡くなったことを知り、再びラム・ジャスの元に向かう。

夫人の呪文”ラミア”の呪いを解くには、生き物を生贄にすることが必要だと、クリスティンはラム・ジャスに知らされる。

帰宅したクリスティンは、再び姿の見えない者に迫られ、クレイに電話をするがつながらず、襲われてしまう。

クリスティンは、飼い猫を生贄にして殺害し裏庭に埋めてしまい、現れたクレイに悩みが解決したことを伝え、彼の実家に向かう。

クレイの父レナード(チェルシー・ロス)と母トルーディ(モリー・チーク)に歓迎された二人は、四人で食事をすることになる。

トルーディはクリスティンが気に入らないため、それをあからさまに態度に現す。

それをなんとかかわしていたクリスティンだったが、異変を感じ取り乱してしまう。

その後、ラム・ジャスに会ったクリスティンは、猫を殺したにも拘らず、迫る呪いの恐怖を彼に訴える。

ラミアが現れる前に、闇の霊と話すしかないことをクリスティンに伝えたラム・ジャスは、1万ドルでそれを引き受ける女性がいることを知らせる。

ジャックス支店長に、昇進後の給料アップ分の前借りを頼んだクリスティンだったが、昇進を見送りすることを告げられる。

仕方なくクリスティンは、身の回りの物を質屋に売りさばくが、1万ドルには足りず落胆する。

しかし、クリスティンを信じたクレイがその金を払い、彼女はラミアと接触しているという、霊媒師のショーン・サン・ディナ(アドリアナ・バラーザ)の元に向かう。

ラム・ジャスにサン・ディナを紹介されたクリスティンは、彼女から、40年前にあった、少年の魂がラミアに奪われた事件の話を聞かされる。

クリスティンは、サン・ディナに冥界に通じる広間に案内され、ラミアを呼び寄せる儀式が始まる。

やがて、現れた霊達をサン・ディナが追い払うが、その後、ラミアが彼女に乗りうつる。

ラミアはクリスティンの魂を求め、生贄のヤギに乗りうつり、その首を刎ねようとした助手のミロシュ(ケヴィン・フォスター)にうつる。

サン・ディナが、ミロシュの体からラミアを追い払うが、その直後に、彼女は発作を起こし息絶えてしまう。

クリスティンは、ラミアが去ったことで安心するが、夜が明けるとラミアは戻ると、ラム・ジャスは彼女に伝える。

さらにラム・ジャスは、呪いをかけられたボタンを誰かに渡すことで、呪いはクリスティンから去ることを告げる。

ボタンを贈られた者は、ラミアに魂を奪われると聞いたクリスティンは、それを渡す者を捜し始める。

そしてクリスティンは、融資書類を盗み他の銀行に渡して、自分の昇進を邪魔した同僚のスチュを脅して呼び出す。

しかし、クリスティンはそれをスチュに渡せずに、亡くなったガーナッシュ夫人に渡すことを考える。

それが可能だということをラム・ジャスに確認したクリスティンは、墓地に向かい夫人の墓を掘りおこし、棺おけを開けて彼女の口にボタンの入った封筒を押し込む。

降りしきる雨のせいで、墓穴から這い出ることが出来なかったクリスティンは、倒れた十字架で頭を打ってしまう。

しかし、何とか脱出したクリスティンは、夜明け前に目的を果たして帰宅する。

ジャックスからの電話で、スチュの不正が発覚し、週明けには昇進が決まることを知ったクリスティンは、サンタバーバラでの週末をクレイと過ごすため、待ち合わせ場所の駅に向かう。

クレイを見つけたクリスティンは、彼からプロポーズされそうになる。

しかし、クレイはその前に、車に置き忘れたクリスティンの封筒を見せ、中からボタンを取り出す。

封筒を間違えたことに気づいたクリスティンだったが、彼女は驚いてホームから転落してしまう。

そこに列車が近づくが、クリスティンはクレイの目の前で魔界に引き込まれてしまう。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1969年、カリフォルニア州、パサデナ
ある日、銀行員のクリスティン・ブラウンは、老女ガーナッシュ夫人の返済延期の要求を、昇進を優先して考え断ってしまう。
夫人に恨まれたクリスティンは、彼女に呪いをかけられ、恐怖に怯える日々を送るようになる。
恋人クレイや、霊視能力者のラム・ジャスの協力や励ましを受けていたクリスティンだったが、夫人の呪文”ラミア”の呪いは、彼女に容赦なく迫る・・・。
__________

大ヒットシリーズ「スパイダーマン」のサム・ライミが脚本も兼ねた監督作品で、トップスターの出演もなく、巨額の製作費をかけた超大作でもないが、一流の演出家に成長したサム・ライミの、原点が垣間見られる興味深い作品でもある。

恐怖や緊張感を煽る描写がなかなか巧みで、何となく想像は出来るものの、インパクトあるラストを迎えるまでの緊迫感など、見応えある作品には仕上がっている。

霊や冥界とはイメージが合わない、銀行員が巻き込まれる設定も興味深く、次第にエスカレートしていく主人公の行動が、時にユーモラスに描かれているところなども実に面白い。

内容は、原題”Drag Me to Hell”(私を地獄に引きずり込んで)そのもので、意味不明の邦題がいかにも野暮ったい。

美し過ぎないところがいい、ラストでサム・ライミの”餌食”になり、衝撃的な結末で締めくくる主人公のアリソン・ローマン、その恋人ジャスティン・ロング、全編、恐ろしい姿で登場し怪演を見せる老女ローナ・レイヴァー、霊視能力のある占い師ディリープ・ラオ、銀行の支店長役のデヴィッド・ペイマー、宿敵ラミアと壮絶な闘いを繰り広げる霊媒師アドリアナ・バラーザ、クレイ(J・ロング)の両親役チェルシー・ロスモリー・チーク、銀行員レジー・リー、老女の孫娘ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、霊媒師の助手ケヴィン・フォスター、農夫アレクシス・クルスなどが共演している。


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