D-Tox (2002) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

愛する恋人を惨殺され廃人同様になったFBI捜査官が、警官のための再生施設”D-Tox”で起きる殺人事件を解決するまでを描く、主演シルヴェスター・スタローンチャールズ・S・ダットンポリー・ウォーカークリス・クリストファーソンジェフリー・ライトトム・ベレンジャースティーヴン・ラングロバート・パトリック他共演、監督ジム・ギレスピーによるサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

シルヴェスター・スタローン / Sylvester Stallone 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:ジム・ギレスピー
製作
リック・キドニー
ブライアン・グレイザー

ロン・ハワード
カレン・ケーラ
ケヴィン・キング・テンプルトン
製作総指揮:モーリーン・ペイロット
原作:クリントン・ハワード・スウィンドル”Jitter Joint”
脚本:ロン・L・ブリンカーホフ
撮影:ディーン・セムラー

編集:スティーヴ・マーコヴィッチ
音楽:ジョン・パウエル

出演
ジェイク・マロイ:シルヴェスター・スタローン

チャック・ヘンドリックス:チャールズ・S・ダットン
ジェニー・マンロー:ポリー・ウォーカー
ジョン”ドク”ミッチェル医師:クリス・クリストファーソン
カール・ブランドン:ミフ
フランク・スレイター:クリストファー・フルフォード
ジュウォルスキー:ジェフリー・ライト
ハンク:トム・ベレンジャー
ジャック・ベネット:スティーヴン・ラング
ギルバート:アラン・C・ピーターソン
マニー:ハロスガー・マシューズ
ロペス:アンジェラ・アルバラド

マッケンジー:ロバート・プロスキー
ピーター・ノア:ロバート・パトリック
ウィリー・ジョーンズ:コートニー・B・ヴァンス
コナー:ショーン・パトリック・フラナリー
メアリー:ディナ・メイヤー
ギージー:ランス・ハワード
レッド:ジェームズ・キッドニー

アメリカ 映画
配給 DEJ Productions
2002年製作 96分
公開
北米:2002年9月20日
日本:2002年4月6日
製作費 $55,000,000
北米興行収入 $79,161
世界 $6,416,302


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

シアトル
FBI捜査官ジェイク・マロイ(シルヴェスター・スタローン)は、恋人メアリー(ディナ・メイヤー)へのプレゼントの指輪を購入する。

その後マロイは、元同僚の警官達とバーで飲んでいたが、警官ばかりを狙う連続猟奇殺人を解決できないことを旧友のレッド(ジェームズ・キッドニー)に批判される。

捜査が困難を極めていることを説明したマロイは、恋人メアリーが待つ自宅に向かい愛し合う。

マロイとバーにいたレッドは、帰宅後に何者かに襲われて惨殺される。

目覚めたマロイは、レッドの家に向かうようにという連絡を受けて現場に到着する。

その場は同僚のチャック・ヘンドリックス(チャールズ・S・ダットン)が仕切っていたが、そこに犯人からマロイに電話が入る。

犯人はメアリーのことを語り、家の入口にいることをマロイに伝える。

その場が自宅だと分かったマロイは電話をかけるが、メアリーは犯人に襲われる。

受話器を取った犯人は、事件の担当捜査官だということをマロイに確認し、4年前の娼婦殺害事件で自分を葬り去ろうとしたことへの報復だと伝える。

長くは生きられないと言う犯人は、その時間を復讐に費やし、愛する者を失ったものの苦しみを味じわせるとマロイに伝えて電話を切る。

自宅に急行したマロイは、メアリーの惨殺体を確認して絶望する。

その直後に犯人の隠れ家が分かり、ヘンドリックスとマロイは現場に向かう。

犯人らしき人影を確認したマロイはそれを追い、銃撃戦の末に犯人が自殺していることを知る。

3か月後。
廃人のようになったマロイが入り浸るバーに向かったヘンドリックスは、ワイオミングにある元警官が警官のために作った再生クリニック”D-Tox”に入ることを勧める。

それを断ったためヘンドリックスから銃で頭を撃てと言われたマロイは、それを手にして天井に向けて発砲する。

今後も人生は続くとヘンドリックスに言われたマロイは、その場を去る。

メアリーの殺害現場に向ったマロイは、彼女を想いながら手首を切る。

一命を取り留めたマロイはD-Toxに入る気になり、ヘンドリックスと共に雪山にある施設に向かう。

設立者で元警官のジョン”ドク”ミッチェル医師(クリス・クリストファーソン)に会ったマロイは、両方の内容を聞く。

12年間の警察歴の後にアルコール依存症となったドクは、苦しむ者の気持ちを理解していることをマロイに伝える。

治すことは困難で魔法のようにはいかないと言われたマロイは、銃とバッジを没収される。

ヘンドリックスに後を任されたドクは、戦略空軍部隊の指令センターだったことをマロイに伝えて施設内を案内する。

ロンドンから来たフランク・スレイター(クリストファー・フルフォード)、元麻薬課刑事ジュウォルスキー(ジェフリー・ライト)を紹介されたマロイは、空軍の精神科担当医だった看護師も兼ねるジェニー・マンロー(ポリー・ウォーカー)の検査を受ける。

その後マロイは、看護師のジャック・ベネット(スティーヴン・ラング)に何でも頼むといいとマンローに言われ、コックのマニー(ハロスガー・マシューズ)とギルバート(アラン・C・ピーターソン)にも声をかけられる。

SWATのピーター・ノア(ロバート・パトリック)、ロサンゼルス市警のロペス(アンジェラ・アルバラド)、牧師という渾名のウィリー・ジョーンズ(コートニー・B・ヴァンス)、王立カナダ騎馬警察のマッケンジー(ロバート・プロスキー)らと共に、マロイはドクのセラピーを受ける。

セラピーを終えたマロイは、自分を気遣うマンローにそれが必要ないと伝えるが、彼女に親しみを感じる。

就寝後、悪夢にうなされたマロイは目覚め、寄り添っていたマンローに傍にいてほしいことを伝える。

その後マンローは、自虐的言動が気になっていたコナー(ショーン・パトリック・フラナリー)が自殺したことに気づく。

吹雪の中で誰も呼ぶことができず、ドクは全員に話すことを考え、死体を助手のハンク(トム・ベレンジャー)に片付けさせる。

患者達は集まり、死んだコナーを批判してマッケンジーをからかい身勝手なことを言うノアとマロイは一触即発になるが、ドクがそれを制止する。

キャビンを借りて滞在していたヘンドリックスは、吹雪のためにD-Toxと連絡がとれず、ギージー(ランス・ハワード)の店で釣り竿を借りて穴釣りをするため湖に向かう。

翌朝、ハンクは患者のカール・ブランドン(ミフ)が自殺していることに気づき、マロイが検証して他殺でないことを確認する。

これ以上の死者を出すわけにはいかないドクは、ジャックが姿を消したことをマンローから知らされる。

スノーモービルが1台なくなっているとドクに伝えたハンクは、ジャックを捜しに行くものの吹雪が激しくなり諦める。

死んだ2人が以前にも自殺未遂を起こしたかをマロイに聞かれたマンローは、警戒する彼からドアに鍵をかけるよう指示される。

その頃、何者かが施設に侵入し、患者の資料と所持品、そして薬などを奪う。

物音に気付いたドクはオフィスが荒らされているのを知り、逃げる男がジャックであるかを確かめながら外に出たところで襲われる。

集まって話し合いを始めた患者達は、ドクも姿を消したことで苛立つ。

ジャックのことを教えるよう迫られたマンローは動揺し、ハンクが元患者だったことを話してしまう。

メアリーを守れなかったことを度々口にするノアに、これ以上話すと殺すと言ってマロイは彼を脅す。

マンローはジャックが完治したため雇ったことをマロイに伝え、ギルバートがドクの死体を発見する。

マロイらは、自分達が預けた銃を手にして警戒する。

湖で死体を発見したヘンドリックスは、ギージーと共にそれが警官であることを確認する。

スノーモービルのキャブレターが壊されていることが分かり、ハンクは、雪に埋まっている車を掘り起こすことを提案する。

マロイは、ハンクとマーニーそしてギルバートに車のことを任せる。

こちらから仕掛けて相手を捕える提案をするジュウォルスキーに、犯人はジャックではなく、この場にいる誰かかもしれないとマロイは反論する。

車を掘り起こすもののギルバートの姿が見えなくなり、その場をから車で離れたハンクとマニーは、道にいた男を避けようとして事故を起こしてしまう。

それに気づいたマロイは、マンローに銃を渡して外に向かう。

ハンクが姿を消したため捜しに行ったマニーは、吊るされているジャックを確認して何者かに殺される。

マロイはマニーとジャックの死体を確認し、車を見つけて怯えるギルバートに遭遇するが逃げられる。

マンローらは施設内を回り警戒し、マッケンジーが何者かに襲われる。

施設に戻ったマロイは、マンロー以外を部屋に閉じ込めて、マニーとジャックが殺されギルバートが逃げたことを彼女に伝える。

スノーモービルが患者の書類と共に焼かれていたことも伝えたマロイは、警官でない者が偽ってこの場にいることをマンローに話す。

コナーの死体を確認したマロイは、瞼の裏に書かれた”ICU/アイ・シー・ユー”(俺はお前を見ている)の文字を確認し、メアリーを殺した犯人の口にした言葉であることに気づき、相手がこの場にいると確信する。

その場に現れたハンクは、マロイを殴り倒してスレーターの部屋に監禁する。

ギージーと共に車で施設に向かっていたヘンドリックスは、全員死んだと言いながら怯えているギルバートを見つける。

患者を解放したハンクは、外に出たマロイの行動が怪しいことを伝える。

警官ではない者を探そうとして表に出たジュウォルスキーは疑われたため銃を手にし、ノアも彼に銃を向けるがマンローが二人を制止する。

その頃マロイは、部屋にあったマッチが行きつけのバーのものだと気づき、スレーターが犯人だと分かる。

換気口から脱出したマロイはマンローらの元に向い、スレーターの部屋にあった自分達のバッジを見せる。

スレーターが犯人だと伝えたマロイは、トンネルに向かう。

トンネルにいたノアは、現れたスレーターに銃を向けられる。

マロイはハンクの死体を見つけて、姿の見えないスレーターに声をかけられる。

本物のスレーターは湖で死んでいることを知らされたマロイは、メアリーを殺したのも計算通りだと言われ、ノアの死体を発見して無線機を確認する。

スレーターを自分だと思い近づく、マンローの危険を知ったマロイはその場に向かう。

倉庫に向かったマンローを追ったスレーターは、外にいたマロイと思われる者に銃を向けて跪かせる。

マンローの元に向い安心させたマロイは、相手がヘンドリックスだと気づいたスレーターに銃を向ける。

直後に銃撃戦となり、ヘンドリックスは銃弾を受けて倒れる。

倉庫内で被弾したスレーターは、弾が切れたマロイと格闘になる。

マロイは傷つきながらスレーターを倒し、マンローとヘンドリックスの無事を確認する。

メアリーとの思い出である指輪をその場に残したマロイは、ヘンドリックスとマンローと共に施設を離れる。


解説 評価 感想 ■

1999年に発表された、クリントン・ハワード・スウィンドルの小説”Jitter Joint”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

シアトル
連続猟奇殺人事件を担当するFBI捜査官ジェイク・マロイは、犯人に恋人を殺されて絶望し廃人同然となる。
同僚のヘンドリックスから、警官のための再生施設”D-Tox”に入ることを勧められたマロイはそれを承知する。
施設の設立者”ドク”ミッチェル医師や精神科医マンローに迎えられたマロイは、様々な悩みを抱えた警官らと共にセラピーを受け始める。
その後、施設内では自殺者が連続して発見され、何者かが侵入する事件が起きる。
ドクも殺害されたことで危険を感じ始めたマロイは、患者達の不審な行動を気にしながら警戒するのだが・・・。__________

恋人を殺され絶望したFBI捜査官が、心の傷を癒せるか疑問に思いつつ向かった再生施設で起きる殺人事件を描く内容と、主演のシルヴェスター・スタローン以下、豪華スター競演が注目の作品。

しかし、多くの登場人物の紹介が説明不足のためか、誰に何が起こったのかが非常に分かり難い。

それを補う脚本も曖昧で、必死に理解することにエネルギーを使うほどの内容でもなく、心理サスペンスとしての面白味もない緊迫感にも欠ける平凡な作品。

これだけのキャストにも拘らず、北米では何とか公開された程度であり、5500万ドルをかけた製作費を回収するどころか、興行収入は全世界でも約642万ドルと惨憺たる結果に終わった。

お金をかけてスターを集めて製作しても、全く受け入れられないこともあるという典型的な作品で、新鮮味や工夫も見られないところが残念だ。

良くも悪くも彼らしいと言えば納得できるかもという感じの、苦難を乗り越えて事件を解決するFBI捜査官を熱演はしているシルヴェスター・スタローン、その同僚チャールズ・S・ダットン、施設の精神科医ポリー・ウォーカー、施設設立者クリス・クリストファーソン、その助手トム・ベレンジャー、看護師スティーヴン・ラング、患者ミフクリストファー・フルフォードジェフリー・ライトアンジェラ・アルバラドロバート・プロスキーロバート・パトリックコートニー・B・ヴァンス、主人公の恋人ディナ・メイヤー、店主ランス・ハワードロン・ハワードの父)などが共演している。


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