イーグル・アイ Eagle Eye (2008) 3.24/5 (29)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

普通の暮らしをする面識のない男女が偶然(策略)出会うことになり、協力し合いながら事件を解決していく姿を描く、製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ、監督D・ J・カルーソー、主演シャイア・ラブーフミシェル・モナハンビリー・ボブ・ソーントンロザリオ・ドーソンアンソニー・マッキーマイケル・チクリスウィリアム・サドラージュリアン・ムーア他共演の典型的な”巻き込まれ”型サスペンス・アクション。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

スティーヴン・スピルバーグ / Steven Spielberg 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:D・ J・カルーソー
製作
ロベルト・オーチー
アレックス・カーツマン
パトリック・クローリー
製作総指揮
スティーヴン・スピルバーグ
エドワード・L・マクドネル
原案:ダン・マクダーモット
脚本
ダン・マクダーモット
ジョン・グレン

トラヴィス・アダム・ライト
ヒラリー・サイツ

撮影:ダリウス・ウォルスキー
編集:ジム・ページ
音楽:ブライアン・タイラー

出演
シャイア・ラブーフ:ジェリー・ショー/イーサン・ショー
ミシェル・モナハン:レイチェル・ホロマン
ビリー・ボブ・ソーントン:トーマス・モーガン
ロザリオ・ドーソン:ゾーイ・ペレス捜査官
イーサン・エンブリー:トビー・グラント
アンソニー・マッキー:スコット・ボウマン少佐
マイケル・チクリス:ジョージ・カリスター国防長官

ウィリアム・サドラー:ウィリアム・ショウ
キャメロン・ボイス:サム・ホロマン
ジュリアン・ムーア:ARIA

アメリカ 映画
配給 ドリームワークス
2008年製作 118分
公開
北米:2008年9月26日
日本:2008年10月18日
製作費 $80,000,000
北米興行収入 $101,111,837
世界 $178,066,569


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
アメリカ国防総省軍事管理センターは、アフガニスタンでテロの容疑者を発見するが、身元を確認できずにいた。

国防長官のジョージ・カリスター(マイケル・チクリス)は、コンピューター解析により、容疑者の確率が低いためにミサイル攻撃を中止しようとする。

しかし、カリスターは、大統領命令により攻撃を許可してしまう。

その後、攻撃された人々は一般人であったため、テロリスト達は報復行動を企てる。

コピー・サービス店で働くジェリー・ショー(シャイア・ラブーフ)は、金策に困り家賃も滞納していた。

ある日ジェリーは、双子の兄イーサン(シャイア・ラブーフ)が死亡したという、母親からの連絡を受ける。

エリートのイーサンに対し、ジェリーはスタンフォード大を休学するその日暮らしの落後者で、父ウィリアム(ウィリアム・サドラー)とは不仲だった。

イーサンの葬儀は終わり、父から受け取った小切手を換金しようとしたジェリーは、自分の銀行口座に75万ドルが振り込まれているのに気づく。

さらにアパートが、大量の武器弾薬や偽造文書などで溢れているのに驚いてしまう。

その時、ジェリーは見知らぬ女からの電話を受け、FBIが乱入する前に逃げるよう指示されるが、彼は捕えられてしまう。

シングル・マザーのレイチェル・ホロマン(ミシェル・モナハン)は、8歳になる息子のサム(キャメロン・ボイス)と暮らしていた。

サムが所属する楽団が、大統領の議会演説で演奏するためにワシントンD.C.に向かうことになり、彼女は息子を駅に見送りに行く。

ジェリーは、FBI捜査官トーマス・モーガン(ビリー・ボブ・ソーントン)に尋問されるが、まともな返事が全くできない。

空軍特捜部捜査官ゾーイ・ペレス捜査官(ロザリオ・ドーソン)は、兄イーサンに関連しジェリーを尋問しようとするのだが、モーガンはそれを拒絶する。

ジェリーは電話を許可され、警告された女に脱出の手助けをされ、その場を逃れて電車に乗り、指示通りに行動する。

レイチェルはその夜、不明な女からの電話で息子サムを誘拐したことを告げられ、用意されたポルシェ・カイエンに乗り電話の指示に従う。

そして、その車に誘導され、逃亡中のジェリーが突然飛び乗ってくる。

2人はお互いが電話の相手と関係しているものと思うが、追っ手に気づき、とりあえず逃亡する。

カーナビの女の声に誘導されながら、2人は車を暴走させる。

解体工場のクレーンがジェリーらの車をつかみ、彼らをゴミ収集船に逃れさせる。

クレーンが勝手に動きだすはずのないことから、モーガンはそのプログラムを調べるよう指示する。

ジェリーは女からの電話で、レイチェルを連れて行動するように言われる。

その間、電話の女は、クリスタル爆弾をサムのトランペットやネックレスに仕掛ける。

ジェリーとレイチェルは現れた男から車を渡され、女からの指示でインディアナポリスに向かう。

モーガンは、ジェリーらに車を渡し、逃げようとして殺された楽器店の男の身元を調べ上げ、ペレスはイーサンの部屋から国防総省のルーターを見つける。

しかしペレスは、空軍憲兵に同行を求められ、カリスター国防長官の元に連れて行かれる。

反発し合いながらも、インディアナポリスに到着したジェリーとレイチェルは、輸送車の男達からブリーフケースを奪うよう女から指示される。

銃を奪ってそれを実行した2人は雑踏の中に逃げ込み、観光バスに招き入れられ、ケースに作動するタイマーが仕掛けられていることに気づく。

ペレスは、カリスター国防長官から200件以上のテロ予告があったことを知らされ、それがイーサンと関係あるか調べるよう命令される。

そして彼女は、国防総省内の秘密計画”イーグル・アイ”のスコット・ボウマン少佐(アンソニー・マッキー)に迎えられる。

カリスターは、”ARIA”(自律型・偵察情報統合分析官)と呼ばれる、最高機密のスーパー・コンピューターをペレスに見せる。

ARIAは、公共機関などを電子的にコントロール出来る能力を持っていた。

そしてカリスターは、それに関っていたイーサンについて調べることをペレスに命ずる。

その頃、ジェリーとレイチェルも、電話の主がコンピューターだということと、自分達が四六時中監視され、全てを知られていることをに気づく。

ジェリーとレイチェルは、オハイオ州のデイトン国際空港で、見知らぬ男からパスポートを渡されるが、モーガンも彼らの同行を察知して空港に到着する。

手荷物チェックで、ブリーフケースの中身の写真をARIAが摩り替え、ジェリーとレイチェルは、搭乗口に向かう準備を始める。

しかし、モーガンがジェリーを見つけ、それに気づいた2人は逃亡し、ARIAの指示通り滑走路の輸送機に向かう。

2人が機内に到着するとケースのタイマーが切れ、ARIAは気圧に耐えられるよう、ケースの中の心臓薬を注射するように指示を出す。

イーサンが、全てを監視するARIAの目を盗み、何かを隠したことを知ったペレスとボウマンは、それがメモリーカードだと知る。

ペレスらは、その内容から、イーサンがARIAの暴走に警戒を感じていたことに気づく。

それをカリスターに報告したペレスは、彼からARIAが止めさせようとした、アフガニスタンの誤爆について聞かされる。

ジェリーとレイチェルは、コンテナごとワシントンD.C.国防総省に運ばれ、秘密通路を通りARIAの元にたどり着く。

ペレスから連絡を受けていたモーガンも国防総省に到着し、地下36階にある、”イーグル・アイ”の司令室に向かおうとする。

大統領の、間違った判断が国を滅ぼしかねないと判断したARIAが反乱を起こし、それをイーサンが阻止しようとしたために彼は殺されたことを、カリスターやペレスらは知る。

イーサンが死んでも、ARIAは双子のジェリーで、計画を実行しようとしていることをペレスは察知する。

カリスターは、ARIAを停止するようボウマンに指示を出すがARIAはそれを妨害しようとする。

ジェリーが、イーサンの生態認識でID確認され、カリスターは部屋に閉じ込められてしまう。

そしてARIAは、大統領排除計画”ギロチン作戦”を実行する。

イーサンを殺したのがARIAだと知ったジェリーは、再び計画をロックできるのだが、息子を人質に取られたレイチェルが、ARIAにジェリー抹殺を命ぜられる。

レイチェルはジェリーを殺すことができず、ARIAの次の指示に従い、男に車に乗せられ国防総省を離れる。

ジェリーはモーガンに捕らえられ、テロの危機が近づくことを察したモーガンは、ジェリーを連れ出す。

楽器店の男の死の関連から、ジェリーは、レイチェルの息子サムのトランペットに爆弾が仕掛けられていることに気づく。

ジェリーらの行動を追ったARIAは、彼らを抹殺しようとする。

無人攻撃機MQ-9 リーパーの攻撃にあったジェリーらは、負傷したモーガンを残し、ジェリーは単独で、大統領の前で演奏するサムの元に向かう。

そしてモーガンは、自らの命を犠牲にしてMQ-9 リーパーの攻撃を食い止める。

レイチェルは、男から渡されたネックレス(爆弾)を身に付け、大統領の一般教書演説の始る議事堂に向かう。

カリスターは、ARIAから、政権交代後の大統領になることを告げられる。

下院本会議場に入ったレイチェルは、大統領入場を見守り、ジェリーもその場に侵入しようとする。

ペレスとボウマンは、抵抗に遭いながらもARIAを破壊して停止させる。

会議場では、サムの楽団の国歌斉唱が始るが、既にサムのトランペットの起爆装置は作動し、””の音に達した時に、レイチェルのネックレスも爆破する仕掛けになっていた。

レイチェルはサムの元に向かい、警備員に扮して会議場に侵入したジェリーは銃を発砲し、シークレット・サービスに銃撃される。

楽団の演奏が中止されたため爆破は起きず、その後の調べで、各地で起きた被害の犯人が、特定できないことが発表される。

事件後、カリスターは、別のスーパー・コンピューターの開発はするべきではないことを表明しする。

一命を取り留めていたジェリーは、議会名誉黄金勲章を受け、兄イーサンは名誉勲章を授与される。

そしてジェリーの父ウィリアムは、ジェリーと亡きイーサンを誇りに思う。

ジェリーは、サムの誕生日にレイチェルを訪ね、2人は、いつの間にか芽生えていた愛を確かめ合う。


解説 評価 感想 ■

前年のヒット作「ディスタービア」(2007)でもコンビを組んだ、D・J・カルーソーシャイア・ラブーフ、そして、スティーヴン・スピルバーグが製作に加わった作品。

*(簡略ストー リー)
コピー・ショップで働く青年ジェリー・ショーは、軍人である双子の兄が亡くなったことを母から知らされる。
エリートの兄とは違い、ジェリーは大学を休学する、その日暮らしの落伍者で、父ウィリアムとは不仲だった。
葬儀を終え、父から受け取った小切手を換金しようとしたジェリーは、銀行口座に75万ドルが振り込まれているのに気づく。
また、アパートに戻ると、大量の武器弾薬や偽造文書などが保管されていたため驚いてしまう。
その後、FBIが迫っているとの電話を受けたジェリーは、何も分からぬままに拘束されてしまう。
シングル・マザーのレイチェル・ホロマンは、息子サムが所属する楽団が、大統領の議会演説で演奏するためにワシントンD.C.に向かうことになり、彼を駅に見送りに行く。
レイチェルにも連絡が入り、息子の命の危険を知らされ脅迫される。
その頃、ジェリーは再び謎の電話を受けて脱出し、指示通りに行動しているレイチェルと接触するのだが・・・。
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ポルシェ・カイエンで逃げる主人公達、それを追うFBI、警官との派手なカーチェイスとクラッシュシーンなど、序盤の、畳み掛けるような迫力映像を楽しめる。

双子の主人公を利用した謀略自体は面白味があるものの、荒唐無稽とまでは言わないが、黒幕があらゆる物を制御できてしまうスーパー・コンピューターだという発想は、あまり新鮮味がなく、批評家他の評価も低く、期待ほどのヒットにはならなかった。

それでも北米で約1億ドル、全世界では約1億7800万ドルの興行収入を記録した。

2001年宇宙の旅」(1968)の人工知能搭載コンピューター”HAL9000”を思い起こさせる”ARIA”の暴走を阻止しようとする人物が、同作の主人公と同じ名前の”ボウマン”だったのは、偶然か、それともオマージュなのか・・・?

スピルバーグ作品に立て続けに出演しているシャイア・ラブーフは、いかにも平凡な青年風だが、エリートの双子の兄と同じ才能を、潜在的には持っているという感じはよく出ている。

ミシェル・モナハンも、我が子を愛するごく普通のシングル・マザーを無難に演じているが、いきなりショットガンを発砲して警備員を脅す場面などは、平民にはとても見えない。

銃に不慣れだったという注釈は入るが・・・。

主人公のために犠牲になってしまう、FBI捜査官ビリー・ボブ・ソーントンは、脇役に徹してはいるものの、正義感ある男らしい役を好演し、存在感を発揮してドラマに厚みを加えている。

逞しい空軍女性捜査官のロザリオ・ドーソン、彼女に協力する少佐のアンソニー・マッキー国防長官マイケル・チクリス、双子の父親ウィリアム・サドラー、レイチェル(M・モナハン)の息子役キャメロン・ボイス、そしてスーパー・コンピューター”ARIA”の声をジュリアン・ムーアが担当している。


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