グランド・キャニオンの対決 Edge of Eternity (1959) 3.48/5 (29)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
 ★★★☆☆

グランド・キャニオンの金鉱山で起きた殺人事件解決を任された保安官補の執念の捜査を描く、監督ドン・シーゲル、主演コーネル・ワイルドによる犯罪サスペンス・アクション。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ドン・シーゲル

製作:ケンドリック・スウィート
原案
ベン・マークソン
カート・スウェンソン
脚本
リチャード・J・コリンズ
カート・スウェンソン
撮影:バーネット・ガフィ
音楽:ダニエル・アンフィシアトロフ

出演
レス・マーティン:コーネル・ワイルド
ジャニス・ケンドン:ヴィクトリア・ショウ
スコッティ・オブライエン:ミッキー・ショーネシー
エドワーズ保安官:エドガー・ブキャナン
ボブ・ケンドン:ライアン・ガーリック
ビル・ウォード:ジャック・イーラム
ジム・ケンドン:アレクサンダー・ロックウッド
イーライ:トム・ファデン
サム・ホートン:ウェンデル・ホームズ

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1959年製作 80分
公開
北米:1959年11月2日
日本:1959年12月25日


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
アリゾナ州、グランド・キャニオン

ある初老の男性が車を降りて景色を眺めていた。
その場にいた男が男性の車を動かし、彼を断崖から突き落とそうとするが失敗する。

男は男性に襲い掛かるものの、逆に蹴落とされる。

パトロール中の保安官捕レス・マーティン(コーネル・ワイルド)は、金鉱山区域の管理人イーライ(トム・ファデン)から不審者がいるとの報告を受ける。

そこに暴走車が現れたためマーティンはそれを追い、車を運転していたジャニス・ケンドン(ヴィクトリア・ショウ)を追い詰める。

マーティンは、危険運転についてジャニスに注意して違反切符を切り、次回は逮捕だと言って警告し、その場を去る。

管理所に戻ったイーライは、目撃した不審者が殺されているのに気付き、保安官事務所に通報する。

現場に駆け付けたエドワーズ保安官(エドガー・ブキャナン)は、マーティンと共にその場を調べる。

保安官に犯人逮捕を命ぜられたマーティンは、早速、聞き込みを始める。

途中マーティンは、町中でスピードを出して走るジャニスを目撃するが、保安官の言葉を思い出し彼女を見逃す。

被害者の滞在するモーテルを突き止めて部屋を調べたマーティンは、その場が荒らされていることを知る。

所持品を郡裁判所に運んだマーティンは、イーライの元に向かい、彼から被害者についての情報を得ようとする。

手掛かりを得て、渓谷の金鉱山を調べようとしたマーティンは、軽飛行機で現場に向かう。

作業員ビル・ウォード(ジャック・イーラム)に会ったマーティンは、同僚が姿を消したため探していることなどを聞き 引き返す。

スコッティ・オブライエン(ミッキー・ショーネシー)のバーに立ち寄ったマーティンは、酔った青年ボブ・ケンドン(ライアン・ガーリック)を家に送り届ける。

ボブが、その場にいたジャニスの夫だと思っていたマーティンだったが、ボブは彼女の弟だった。

ジャニスの父である鉱山主のジム・ケンドン(アレクサンダー・ロックウッド)に対面したマーティンは、殺人事件についてなど簡単な会話を交わす。

マーティンは、ジャニスを追跡中に人が一人死亡したことで、後悔していることを彼女に伝えてその場を去る。

保安官事務所。
現れたウォードは、いなくなった同僚の腕時計が見つかったことをマーティンに伝える。

マーティンは、ウォードと共に水上飛行機で渓谷に向かい、落下した車を発見して水面に着陸する。

作業員の遺体も見つかり、マーティンらは、所持品の預金通帳に大金が入っていることを知る。

イーライの元に向かったマーティンは、その場にいたジャニスと話し込み、意気投合した二人は食事の約束をする。

ジャニスが去った後、不審者に気づいたマーティンは、その男が被害者の双眼鏡を持っていたため、彼を逮捕して連行する。

保安官事務所。
マーティンは、男が留置場入りを繰り返す単なる犯罪者だとエドワーズ保安官に言われ、双眼鏡は拾ったものだと分かる。

翌日、マーティンはジャニスを迎えに行き、何者かが金を盗んだ場合についてなどを話す。

スコッティの店に寄りレストランに向かったマーティンは、弁護士を目指すものの興味を失い警察官になり、ある女性と結婚はしたが、彼女を病気で亡くしたことなどをジャニスに話す。

辛い時期に放浪者のような生活をしていたマーティンは、それを乗り越えて現在に至ったことなども語る。

その頃イーライは、壁に飾ってあった写真に注目し、殺された男がケンドンと共に写っていることに気づく。

イーライは、直後に訪ねてきた顔見知りの者に刺殺されてしまう。

翌日、事件についの審問会に出席したマーティンは、保安官選挙でエドワーズの対抗者を推す郡検事サム・ホートン(ウェンデル・ホームズ)に、捜査が進展しないことを追求される。

その後、市民委員会が決議を要求し、エドワーズ保安官は辞職も検討せざるを得ない立場となる。

事務所に現れたジャニスが、被害者の遺留品について意見したことがきっかけで、殺害されたのがケンドン鉱山の副社長であることが分かる。

ケンドンに探りを入れるよう保安官に言われたマーティンは、副社長が殺されたことを彼に伝える。

殺人の理由が金の強奪だと話すマーティンの言葉を聞き、その場にいたジャニスは何かに気づき、席を外して出かける。

その直前に電話を受けて家を出たケンドンの息子ボブが、バーにいない時は飛行場にいることを知ったマーティンはその場に向かう。

飛行場に着いたボブは、金を奪い密売を企むスコッティが、イーライも殺したことを知る。

スコッティは、犯行に加担することを拒ばむボブを射殺し、その場に現れたジャニスを人質にして逃走する。

マーティンも到着するが、パトカーが銃弾を受けて走行不能となり、彼は保安官に連絡を入れて状況を説明する。

保安官は直ちに非常線を張り、マーティンはヘリコプターでスコッティとジャニスを追う。

スコッティは鉱山に向かい、ウォードを脅して運搬用バケットで反対側に向かおうとする。

ウォードは仕方なくバケットを移動させて、現れたマーティンはそれに飛び移る。

マーティンとスコッティは格闘となり、ジャニスはウォードに連絡してバケットを停止させる。

スコッティは落下しそうになり、マーティンが助けを求める彼を救おうとする。

しかし、力尽きたスコッチは谷底に転落する。

マーティンは怯えるジャニスを抱き寄せ、決して話さないことを伝え、ウォードにバケットを戻すよう指示する。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
アリゾナ州、グランド・キャニオン

保安官補のレス・マーティンは、金鉱山主ケンドンの娘ジャニスの暴走を取り締まる。
その間に鉱山の管理人事務所で殺人事件が発生し、マーティンは事件捜査を保安官から命ぜられる。
聞き込みを始めたマーティンは、鉱山で若い作業員が姿を消したことを知る。
そんなマーティンは、酔ったジャニスの弟ボブを家に送り、彼女を誘い親交を深める。
事件の進展はないままマーティンは捜査を続けるが、殺された男性が鉱山の副社長だと分かり、事件は意外な方向に向かう・・・。
__________
1950年代のドン・シーゲルによる犯罪アクションということで注目の作品。

当時を考えるとかなりスケール感のあるアクションが楽しめる作品で、1960年以降のスパイ映画、特に”007シリーズ”に影響を与えたようにも思える。

グランド・キャニオンの雄大な景色を十分に活かした、名カメラマン、バーネット・ガフィの撮影は必見の価値あり。

逆に言うと、その舞台設定や殺人事件を除けばそれほど大袈裟な内容でもない。
しかし、それ故にドン・シーゲルのスピード感ある演出や映像が際立ち、今観てもそれほど古臭さを感じない。

辛い過去がありながら力強く生きる逞しさを兼ね備えた保安官補コーネル・ワイルド、荒廃した原野に咲く一輪の花のような美しさが際立つ鉱山主の娘ヴィクトリア・ショウ、バーのオーナーで事件の黒幕ミッキー・ショーネシー、保安官エドガー・ブキャナン、鉱山作業員ジャック・イーラム、鉱山主アレクサンダー・ロックウッドとその息子ライアン・ガーリック、管理人トム・ファデンなどが共演している。


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