シザーハンズ Edward Scissorhands (1990) 4.13/5 (32)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

前年、大ヒット作「バットマン」(1989)を監督してブレイクしたティム・バートン(製作、原作兼)と、大スターへの道を歩み始めるジョニー・デップが初めて組んだ、ハサミで出来た手を持つ青年とある家族の拘留を描く、ウィノナ・ライダーダイアン・ウィーストアンソニー・マイケル・ホールアラン・アーキンキャシー・ベイカー他共演によりファンタジー・コメディの秀作。


ファンタジー

ティム・バートン / Tim Burton 作品一覧
ジョニー・デップ / Johnny Depp 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:ティム・バートン
製作総指揮:リチャード・ハシモト
製作
デニス・ディ・ノービ

ティム・バートン
原作
キャロライン・トンプソン

ティム・バートン
脚本:キャロライン・トンプソン
撮影:ステファン・チャプスキー

編集:リチャード・ハルシー
音楽:ダニー・エルフマン

出演
エドワード・シザーハンズ:ジョニー・デップ

キム・ボッグス:ウィノナ・ライダー
ペグ・ボッグス:ダイアン・ウィースト
ジム:アンソニー・マイケル・ホール
ビル・ボッグス:アラン・アーキン
ジョイス:キャシー・ベイカー
エズメラルダ:オーラン・ジョーンズ
発明家:ヴィンセント・プライス
ケヴィン・ボッグス:ロバート・オリヴェリ

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1990年製作 104分
公開
北米:1990年12月7日
日本:1991年7月13日
製作費 $20,000,000
北米興行収入 $56,362,350
世界 $86,024,010


アカデミー賞 ■
第63回アカデミー賞
・ノミネート
メイクアップ賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
雪の降る夜。
孫娘を寝かしつけている祖母(ウィノナ・ライダー)は、”どうして雪が降るの?”という孫の質問に、静かに答え始める・・・
__________

気のいい女性ペグ・ボッグス(ダイアン・ウィースト)は、エイボン・レディとして訪問販売員をしていたが、自分の住む住宅街近くの山の上の屋敷が気になり、訪ねてみることにする。

見事に刈り込まれた植木に驚きながら、屋敷に入ったペグは、両手がハサミで、顔中傷だらけのエドワード(ジョニー・デップ)という青年に出会う。

エドワードが、独りきりで気の毒に思ったペグは、彼を自宅に連れて行き、面倒を見てあげることにする。

それが、瞬く間に、近所の主婦の間で噂になるが、ペグの夫ビル(アラン・アーキン)と息子のケヴィン(ロバート・オリヴェリ)は、一応、同情してエドワードを受け入れる。

やがてエドワードは、見事な植木の手入れの才能を発揮して、ビルやケヴィンを驚かしてしまう。

しかし、隣人の宗教マニアのエズメラルダ(オーラン・ジョーンズ)は、エドワードが災いとなるとペグらに忠告する。

化粧品のセールスでは、ペグを煙たがる近所の主婦達も、彼女の家のエドワードの出現で態度を一変し、興味本位で家を訪ねる。

そして、ペグの家でバーベキューが始まり、エドワードは、主婦達の注目の的になる。

ボーイフレンドのジム(アンソニー・マイケル・ホール)達とのキャンプから帰った、ペグの娘キム(ウィノナ・ライダー)は、彼女の部屋で寝ていた、エドワードに気づき驚いてしまう。

その後、エドワードは近所の植木を見事に刈り込み、ケヴィンの学校でも人気者になる。

しかし、キムは、ジムや友人がエドワードのことを奇異な目で見るのを気にして、彼に親しみを持てない。

そんなエドワードは、植木の手入れだけでなく、トリマーとしての才能も発揮する。

さらにエドワードは、彼を意識する主婦ジョイス(キャシー・ベイカー)の提案でヘアーカットにも挑戦し、女性達を驚かせるテクニックを見せる。

テレビ出演などもして人気者になっていくエドワードは、密かにキムに心を寄せ、彼女もそれに気づき始める。

その後ジョイスは、エドワードを誘惑しようとしてヘアー・サロン開業の手伝いを始めるが、彼女の思惑通りに事は運ばなかった。

開業のための融資を、銀行に断られたエドワードは、ジムに利用されて、彼の父親の車を盗む手助けをさせられる。
ジムは、車を盗んで転売しようと考えていたが失敗に終わり、運悪くエドワードだけ逮捕されてしまう。

エドワードは、一緒にいたキムのために口を閉ざし、ペグは開業資金欲しさの犯行だったと彼に同情する。

キムはエドワードに謝り、自分のことを黙っていてくれた彼に感謝し、エドワードに罪をなすりつけようとするジムを見限ってしまう。

住民からは愛想を尽かされ、ジョイスはエドワードにレイプされかけたと言いふらし、彼は心を閉ざしてしまう。

やがて、苦しんでいるエドワードを見て、キムは彼に次第に惹かれていく。

クリスマスが近づき、氷で彫刻を作り始めたエドワードの周辺には雪のように氷が舞う。

それを見たキムは夢見心地で踊りだすが、エドワードが誤って彼女の手を傷つけてしまう。

エドワードは、その場に現れたジムに責められて憤慨し、住民の植木や車を傷つけてしまう。

町の人々は、手のひらを返したようにエドワードを非難し、警察に突き出そうとする。

冷静さを取り戻して家に戻ったエドワードを、キムは優しく迎え入れ、抱いて欲しいことを彼に伝える。

手のないエドワードはそれを拒み、自分が、発明家(ヴィンセント・プライス)によって作られた人造人間であり、彼が、エドワードに手を付けようとしている時に、亡くなってしまったことを思い出す。

そしてエドワードは、自分に寄り添うキムを抱きしめながらも、本物の手であれば、どんなに幸せだったかと考える。
その後エドワードは、ジムの友人が、飲酒運転で轢きそうになったケヴィンを助けようとして、逆に彼を傷つけてしまう。

住民やジムも傷つけ、警察も現れたため、エドワードはキムに逃げるように言われ、山の屋敷に逃げ込む。

キムとジムはエドワードを追い、彼はキムを傷つけようとしたジムをは刺し殺してしまう。

そして、キムはエドワードに別れを告げ、彼が死んだことを住民に知らせる。
__________

そして、祖母(キム)は孫娘に語る。

”彼は生きている、なぜなら彼が現れるまで、ここには雪が 降らなかったから・・・”

その頃、屋敷のエドワードは、キムの踊る姿を想い浮かべながら、氷を削り町に雪を降らすのだった。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ハサミで出来た手を持つエドワードは、気のいい女性ペグに同情され、家に連れて行かれる。
一応、家族に歓迎されたエドワードは、やがて、植木の手入れやヘアーカットの才能を発揮し、人々の人気者になる。
そんな時、エドワードを受け入れられないペグの娘キムは、ボーイフレンドのジムにそそのかされ、エドワードを利用して強盗に入ることを強要される。
何も知らないまま、エドワードは犯行に及び、彼だけが警察に捕らえられてしまう。
エドワードは、態度を一変した住民に白い目で見られるようになるが、その事件をきっかけに、キムは彼の優しさに触れ思いを寄せていく・・・。
__________

なんと言っても、ジョニー・デップの魅力が光る作品で、フルメイクであり、ほとんどセリフもない悲し気な彼のキャラクターが、大いに話題になった作品。

当時、地方では、大ヒット作「ホーム・アローン」(1990)と二本立で上映されていて、自分も含め、それを目当てに劇場に足を運び、本作の方を気に入った方は多かったはずだ。

第63回アカデミー賞では、メイクアップ賞にノミネートされた。

エドワードの屋敷の屋根裏部屋は、その後のティム・バートン作品「スウィーニー・トッド」(2007)の映像を思い起こさせる。

その幽霊屋敷のような雰囲気とは対照的な、パステルカラーの建物の単調な町並の描写で、エドワードの悲しい人生を強調させる、ティム・バートン独特の映像感覚も冴える。

ダニー・エルフマンの、悲しくも美しい主題曲のメロディも心に残る。

ショッキングなほどに斬新なアイデアだった、エドワードを熱演したジョニー・デップは、容姿や表情とは全く違う、美しく優しい心の持ち主を見事に演じている。

まだ10代のウィノナ・ライダーは、祖母役のメイクがややどぎつくて気味が悪い感じもするが、エドワードの清い心に触れて、幸せな人生を送った女性というい役も好演している。

お人好しで面倒見のよいヒロインの母親役のダイアン・ウィースト、その逆で強かに主人公を誘惑するキャシー・ベイカー、素っ気無いが主人公を受け入れるペグ(D・ウィースト)の夫アラン・アーキン、息子のロバート・オリヴェリ、主人公に偏見を抱いて疫病神扱いする宗教マニアのオーラン・ジョーンズ、本作が実質的な遺作となった、ティム・バートンが尊敬する名優ヴィンセント・プライスの出演(発明家)も見逃せないところだ。


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