燃えよドラゴン Enter the Dragon (1973) 3.97/5 (34)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1970年代初頭、日本中にカンフー・ブームを巻き起こした伝説の武道家ブルース・リーが主演したカンフー映画の決定版。
監督ロバート・クローズ、出演ジョン・サクソンジム・ケリーシー・キエンヤン・スエアンジェラ・マオ他共演のアクション。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:ロバート・クローズ

製作
フレッド・ワイントロープ

ポール・ヘラー
共同製作:レイモンド・チョウ
脚本:マイケル・オーリン
武術指導
ブルース・リー

ラム・チェンイン
編集
カート・ハーシュラー

ジョージ・D・ウォッターズ
音楽:ラロ・シフリン

出演
ブルース・リー:リー
ジョン・サクソン:ローパー
ジム・ケリー:ウィリアムズ
シー・キエン:ハン
アーナ・カプリ:タニア
ロバート・ウォール:オハラ
アンジェラ・マオ:スー・リン
ベティ・チュン:メイ・リン
ジェフリー・ウィークス:ブレイスウェイト
ヤン・スエ:ボーロー
ピーター・アーチャー:パーソンズ
サモ・ハン・キンポー:少林拳士
ジャッキー・チェン:ハンの手下

香港/アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1973年製作 102分
公開
香港:1973年6月26日
北米:1973年8月17日
日本:1973年12月22日
製作費 $850,000
北米興行収入 $25,000,000
世界 $90,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー

香港
”無”の技を極めた、哲学的思考の少林拳法の武道家である高弟リー(ブルース・リー)は、模範試合で拳士(サモ・ハン・キンポー)を難なく倒す。

師と話したリーは、門下生のハン(シー・キエン)が、知識と技を野望のために使い名を汚したと言われる。

名誉を取り戻すようにと指示されたリーは、ある人物に会うよう指示される。

イギリス情報局のブレイスウェイト(ジェフリー・ウィークス)と話したリーは、ハンが開催する武術トーナメントへの出場を要請される。

席を外し弟子に指導するリーの姿を見て、ブレイスウェイトは、彼に任務を任せられることを確信する。

その後リーは、同じ少林拳法門弟のハンが、世界中の武道の達人を集結し、武術トーナメントを3年ぶりに要塞島で開催することを知らされる。

ハンが、美女を麻薬漬けにして世界中の富豪に売っている証拠を手に入れるために、リーはブレイスウェイトから協力を求められる。

銃は島には持ち込めず、情報収集が目的だと言うブレイスウェイトは、2か月前に女性諜報員メイ・リン(ベティ・チュン)を潜入させていることをリーに伝える。

要塞島行きの船に向かうリーは、3年前に妹のスー・リン(アンジェラ・マオ)が自害したのが、ハンのボディーガード、オハラ(ロバート・ウォール)らに襲われたためだと知らされていた。

トーナメントの招待者には、借金でマフィアから追われているローパー(ジョン・サクソン)や、その知人で警官に暴行して逃亡したベトナム帰還兵のウィリアムズ(ジム・ケリー)らアメリカ人もいた。

ローパーとウィリアムズは、ニュージーランドのパーソンズ(ピーター・アーチャー)や、物静かなリーを気にする。

船員を痛めつけ虚勢を張るパーソンズに徴発されたリーは、彼を騙して船に乗せて恥をかかせる。

島に着いたリーらは、タニア(アーナ・カプリ)に歓迎され、ハンの部下であるボーロー(ヤン・スエ)に監視される。

タニアに案内されたリーらは晩餐会に招かれ、姿を現したハンは招待者達を歓迎し、彼らに女性を手配する。

ウィリアムズは複数を相手にして、ローパーはタニアを選ぶ。
リーは、祝宴で自分に林檎を渡したメイ・リンを指名し、部屋に現れた彼女から、何も情報を掴んでいないことを確認する。

翌日、ハンの指示でトーナメントが始まり、ローパーとウィリアムズは、実力の違いを見せ付ける。

その夜、ローパーはタニアと楽しみ、ウィリアムズは禁止されている外に出てしまう。

密かに島の内部を調べだリーは、地下に麻薬工場があることを確認する。

外に出ていたウィリアムズは監視に見つかり、何者か(リー)を目撃する。

翌日、ハンは不審者がいたことを参加者に伝え、見せしめのために、監視を怠った者達をボーローに殺させる。

ウィリアムズに声をかけたハンは、彼を牽制する。

その後もトーナメントは続き、リーは妹を殺したオハラと対戦することになる。

オハラを圧倒したリーは、卑怯な手を使おうとする相手を容赦なく殺害する。

オハラは我々の名誉を汚したと言って、ハンは立ち去る。

ハンに呼ばれたウィリアムズは、昨夜、外に出たことで不審者と疑われる。

それを否定するウィリアムズは、他にも外に出た者がいることを伝えるものの、現れたハンの部下に襲われる。

男達を難なく倒したウィリアムズだったが、ハンの義手の鉄拳により殺害される。

ローパーを拷問道具などが展示される博物館と地下の麻薬工場に案内したハンは、アメリカに販路を広げるためのパートナーになることを提案する。

返事を渋るローパーは、ウィリアムズの死体を硫酸の池に落すのを見せられ、已む無くそれに従うことを伝える。

その頃、リーは再び工場に侵入して、ハンの犯罪の証拠を掴み、情報局に無電連絡をする。

侵入を知られたリーは、襲い掛かる男達を次々と倒すが、ハンに捕らえられてしまう。

翌朝、リーからの連絡を知ったブレイスウェイトは、要塞島に部隊を派遣する。

リーとの戦いをハンから強要されたローパーはそれを拒み、最強の男ボーローと戦うことになる。

相手をしようとするリーを制止したローパーは、ボーローを倒す。

ハンは、リーとローパーを殺すよう手下に命じて、その場で乱闘が始まる。

メイ・リンが地下に囚われていた者達を解放し、彼らは戦いに加わる。

リーとハンは相対することになり、ハンは屋内に逃れる。

博物館に向かったハンは、凶器の義手を付けてリーに襲い掛かる。

鏡の部屋に逃げ込んだハンを追い詰めたリーは、死闘の末に彼を倒す。

その後リーは、ハンの手下達を全滅させたローパーの元に向かう。

そして、情報局の援軍ヘリコプターが島に到着する。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
少林拳法の高弟リーは、イギリス情報局のブレイスウェイトから、同じ門弟で掟を破り麻薬ビジネスに身を投じたハンの調査を依頼される。
3年ごとにハンが開催する武道トーナメントの招待者となったリーは、要塞島に向かう。
アメリカ人武道家ローパーやウィリアムズと合流したリーは島に到着し、内部を調べて麻薬工場を見つける。
トーナメントが始まり、リーは、妹を死に追いつめたハンのボディーガード、オハラを難なく倒す。
そして、リーは再び工場に向かい、ハンの犯罪を暴くため、襲い掛かる手下達を次々と倒していくのだが・・・。
__________

1970年代初頭に日本中でカンフー・ブームが巻き起こるきっかけとなった作品であり、ブルース・リーの遺作でもある。

アメリカ人スターのジョン・サクソンジム・ケリーも加わり、無名時代のジャッキー・チェンサモ・ハン・キンポーが端役出演しているのも注目だ。

2004年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。

本作の日本公開時には既にブルース・リーは死亡していて、それも話題となりブームに火をつけた。

アメリカ資本が入っている作品だけあり、人気テレビ・ドラマ「スパイ大作戦」のメインテーマや、「ブリット」(1968)、「ダーティハリー」(1971)などで当時ハリウッド大活躍していたラロ・シフリンが音楽を担当しているところなども、その素晴らしい楽曲と共に中途半端な作品でないことの証明でもある。

本作は、日本だけでなく、もちろん世界中でヒットした。

製作費 $850,000
北米興行収入 $25,000,000
世界 $90,000,000

また、ブルース・リーの作品は本作が日本初登場となり、「ドラゴン危機一発」(1971)、「ドラゴン怒りの鉄拳」(1971)、「ドラゴンへの道」(1972)と、その後、立て続けに公開された。

本作を見てから前作を見ると、まだ30代前半にも拘らず、ブルース・リーが急激にやつれているのがよく分かる。

香港公開の翌月の1973年7月20日に彼は亡くなり、その翌月に北米公開された。
(日本公開:1973年12月22日)

ブルース・リーの肉体と体全体から発する独特のオーラは、小柄ながら信じ難いほどの迫力がある。
技の切れや身のこなしも、人間を超越したものを感じさせる人物だ。

当時、知名度があったのは、ブルース・リージョン・サクソンくらいだが、ウィリアムズ役のジム・ケリーも、ユーモアのセンスもあるアメリカ人らしい役柄や、香港ボディビル・チャンピオンのヤン・スエの逞しい肉体も印象に残る。

麻薬組織を牛耳る、実際に武道家でもあるシー・キエン、その情婦のアーナ・カプリ、ボディガードのロバート・ウォール、主人公の妹アンジェラ・マオ、情報局のスパイ、ベティ・チュン、局員ジェフリー・ウィークス、主人公を挑発するトーナメントの参加者ピーター・アーチャー、そして冒頭の格闘シーンでブルース・リーに圧倒されるサモ・ハン・キンポーと、島の地下工場内で主人公に殺されるジャッキー・チェンも端役で登場する。


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