エブリバディ・ウォンツ・サム!! Everybody Wants Some!! (2016)


4.15/5 (33)

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

新学期を控える大学の名門野球部が始動するまでの数日間を描く、監督、脚本リチャード・リンクレイター、主演ブレイク・ジェンナーゾーイ・ドゥイッチグレン・パウエルタイラー・ホークリンライアン・グスマンワイアット・ラッセル他共演のコメディ。


コメディ


スタッフ キャスト
監督:リチャード・リンクレイター

製作
ミーガン・エリソン
リチャード・リンクレイター
ジンジャー・スレッジ
製作総指揮
ショーン・ダニエル
ジョン・スロス
スティーヴン・フェイダー
脚本:リチャード・リンクレイター
撮影:シェーン・F・ケリー
編集:サンドラ・エイデアー

出演
ジェイク・ブラッドフォード:ブレイク・ジェンナー
ビヴァリー:ゾーイ・ドゥイッチ
フィネガン”フィン”:グレン・パウエル
グレン・マクレイノルズ:タイラー・ホークリン
ケニー・ローパー:ライアン・グスマン
チャーリー・ウィロビー:ワイアット・ラッセル
タイロン・プラマー:テンプル・ベイカー
デイル・ダグラス:J・クィントン・ジョンソン
ビリー”ビューター”オートリー:ウィル・ブリテン
ジェイ・ナイルズ:ジャストン・ストリート
コーマ:フォレスト・ヴィッカリー
アレックス・ブラムリー:ターナー・カリーナ
ネズビット:オースティン・アメリオ
ジャスティン:マイケル・モンスー
コーチ・ゴードン:ジョナサン・ブレック

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2016年製作 116分
公開
北米:2016年3月30日
日本:2016年11月5日
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $3,400,280


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1980年8月28日、テキサス
木曜日、午後4時6分、新学期スタートまで3日と15時間。

高校の野球チームで優秀なピッチャーだったジェイク・ブラッドフォード(ブレイク・ジェンナー)は、強豪である”サウスイースト・テキサス大学”野球部”チェロキーズ”に入部することになりハウス(寮)に到着する。

隣の家のポーチにいたジェイ・ナイルズ(ジャストン・ストリート)に会釈をしたジェイクだったが、無視されてしまう。

キッチンに向かったジェイクは天井がきしんだために驚き、二階から下りて来た上級生のケニー・ローパー(ライアン・グスマン)とグレン・マクレイノルズ(タイラー・ホークリン)から、外の水道から引いているホースの水を止めるようにと指示される。

挨拶するジェイクからピッチャーだと言われたマクレイノルズとローパーは軽蔑の眼差しに変わり、ピッチャーはもう要らないので嫌いだと伝える。

荷物を持って二階に向かったジェイクは、チャーリー・ウィロビー(ワイアット・ラッセル)とフィネガン”フィン”(グレン・パウエル)が、ウォーターベッドのためにホースを引いていたことを知る。

フィネガンとウィロビーに挨拶したジェイクは、下で会ったマクレイノルズは全米選抜の強打者だが、頭は”補欠”級だと言われる。

ウィロビーから、”カール・セーガン”の”COSMOS”の第9章は最高だと言われてそれを受け取ったジェイクは、現れた新人のタイロン・プラマー(テンプル・ベイカー)に挨拶する。

部屋に入ろうといたジェイクは、デイル・ダグラス(J・クィントン・ジョンソン)が出てきたために驚き、ルームメイトのビリー”ビューター”オートリー(ウィル・ブリテン)と間違える。

電話ばかりしているビューターは、電話線をたどれば見つかると言われたジェイクは、その部屋に案内される。

電話をしていたビューターに挨拶したジェイクは、デイルとも握手して二塁手だと言われる。

ミーティングまで2時間あるために、ジェイクらを連れて車で出かけたローパーは、女子学生に声をかけて野球部のパーティーに誘う。

インテリ風の学生ビヴァリー(ゾーイ・ドゥイッチ)に声をかけたフィネガンは、後部座席で静かにしている子(ジェイク)がいいと言われる。

気分を良くしたジェイクはビヴァリーの部屋を確認し、皆と共にバー”フォックス”に向かう。

席に着きビールを飲み始めたジェイクらは、そこに現れたチームメイトのネズビット(オースティン・アメリオ)、新人のアレックス・ブラムリー(ターナー・カリーナ)、コーマ(フォレスト・ヴィッカリー)らを歓迎し、ナイルズの話題になる。

編入してきたナイルズが”ノーラン・ライアン”の再来だと思い込んでいる変人だと知ったジェイク、プラマー、ブラムリーは、上級生から今年の新人にも思いやられると言われる。

その後ミーティングが始まり、コーチのゴードン(ジョナサン・ブレック)は、キャッチャーのプラマー、外野手のブラムリー、ピッチャーのジェイクとビューターら新人を紹介し、編入生の二人のピッチャー、ウィロビーとナイルズで投手陣を強化したことを伝える。

新人の面倒を見るよう上級生に指示したゴードンは、二軒の家に別れて8人ずつで住み、ハウス(寮)内での飲酒の禁止と女子は部屋に入れないという二つの規則を徹底させる。

日曜は自主トレで自分の指導は月曜からだと伝えたゴードンは、週末は真面目に過ごすようにと伝える。

キャプテンのマクレイノルズは、自主トレは強制だと新人に伝えて、今年は頂点に立つという目標で皆と意見が一致する。

ディスコ”サウンド・マシーン”に向かったジェイクらは、モテモテのローパーから女子学生を紹介され、その後もナンパして楽しい時間を過ごす。

ジェイクらはハウスに戻り、上級生は、ゴードンの指示を無視してパーティーを開き、酒を飲み女子を部屋に連れ込んで愛し合っていた。

部屋にいたビューターに、女子が来ていることを伝えてその場を貸してもらおうとしたジェイクだったが、コーチの指示を忘れたのかと言われる。

皆が規則を破っているのでかまわないと思ったと伝えたジェイクは、ビューターが納得しないので諦めて、他の場所で楽しむ。

金曜日、午前11時57分、新学期スタートまで2日と20時間。

恋人が妊娠したかもしれないと言うビューターは、日曜日には戻ると伝えて故郷に戻ろうとする。

皆にからかわれたビューターは、戸惑いながらその場を去る。

その後ジェイクは、サークル活動の勧誘を受ける、演劇に興味を持つビヴァリーの姿を見かける。

何でも賭けようとするネズビットの相手をしたマクレイノルズは、彼が投げるボールを斧で真っ二つにしてカモにする。

デイルとプラマーらとゲームセンターに向かったジェイクは、ビリヤードやピンボール、そしてインベーダー・ゲームを楽しむ。

サウンド・マシーン。
バーテンダーと揉めたナイルズが騒ぎを起こし、皆に止められて店を出る。

手に負えない自信過剰の興奮男ナイルズに手を焼く皆は、ハウスに戻る彼と別れてカントリー・バーに向かい楽しむ。

土曜日、午後1時27分、新学期スタートまで1日と18時間。

ピンポンでジェイクに負けたマクレイノルズは憤慨する。

ジェイク、デイル、プラマーは、ウィロビーの部屋でマリファナを吸う。

ピンク・フロイド”を愛するウィロビーは、”ヴァン・ヘイレン”が好きだと言うプラマーに、そう思い込まされているだけだと言って嫌悪感を示す。

拳をはじく賭けで痛さに耐えきれずにブラムリーに負けたネズビットは、怒りが収まらない。

フィネガン、コーマ、プラマーと共に学生センターに向かおうとしていたジェイクは、高校の同級生ジャスティン(マイケル・モンスー)に出くわし、イメージチェンジした彼に驚く。

コンサートで目覚めたと言うジャスティンは、ジェイクらをライブに誘う。

ライブハウスでパンク・ロックを楽しんだジェイクらは、ハウスに戻りパーティーの準備をする。

ビヴァリーの部屋に向かったジェイクは、花とメモを残す。

パーティーは大いに盛り上がり、ネズビットはドロレスで女子に負けてしまう。

日曜日、午後0時41分、新学期スタートまで1日と18時間。

ビヴァリーからの電話で起こされたジェイクは、花のことを訊かれ、”後部座席の静かな子”か確認される。

専攻を訊かれたジェイクは野球をしに来たと伝え、演劇などを専攻すると言うビヴァリーと会って話をすることになる。

フィネガンの役に立たない助言を無視したジェイクは、ビヴァリーの部屋に向かう。

高校では一番だったが、チームはエリート集団なので並みの選手になり焦っていると話すジェイクは、ビヴァリーが、演劇を学びニューヨークに行く夢があることを知る。

街に向かいビヴァリーと散歩をしたジェイクは、演劇科のパーティーに誘われ、午後の練習の後ならいいと伝える。

ロッカールームで着替える皆は、戻って来たビューターから、恋人の妊娠は間違いだったとことを知らされる。

練習は始り、コーチのゴードンに呼ばれたウィロビーは、荷物をまとめろと言われたために、覚悟を決めてグランドを去る。

ウィロビーに代わりマウンドに上がりバッティング・ピッチャーをするナイルズは、興奮しながら本気で投げる。

プラマーは速球にかすりもしなかったが、マクレイノルズは難なく打ち返してホームランを放ち、チームワークを乱すナイルズを批判する。

練習試合が始まり、ジェイクもマウンドに上がり好投する。

マクレイノルズに話しかけたナイルズは、素直に負けを認める。

打席に立った余裕のマクレイノルズは二塁打を放ち、ピンポンで負けた仕返しをする。

練習が終わり、皆を集めたマクレイノルズは、今日はスタートであり、これから1年間トップクラスの練習をすると伝える。

その後、新人は恒例の”歓迎”を受け、フェンスにガムテープで貼りつけられて打球を受ける。

食堂に向かったジェイクらは、情報を仕入れて来たネズビットとプラマーから、ウィロビーが退学になったことを知らされる。

その理由はマリファナではなく、ウィロビーが30歳で偽名だったことを知ったジェイクらは驚く。

各地の大学を渡り歩いていたウィロビーは去ったが、”ピンク・フロイド”のアルバムとマリファナを置いて行ったことも知らされる。

ジェイクは、野球を続けたかっただけのウィロビーは、悪い人間ではなくいいピッチャーだったと思う。

演劇科の仮装パーティーに皆を誘ったジェイクは、会場の異様な雰囲気に驚く。

ビヴァリーに歓迎されたジェイクは、”The Dating Game”をテーマにした”不思議の国のアリス”の寸劇に参加する。

月曜日、午前6時9分、新学期スタートまで1時間51分38秒。

川でビヴァリーと夜明けまで話したジェイクは、彼女の部屋に向かい愛し合う。

キャンパスに向かったジェイクは歴史の授業を受けることをビヴァリーに伝えて、英語のクラスの彼女と後で会う約束をしてキスする。

フィネガンとデイルに冷やかされたジェイクは教室に向かい、プラマーと共に講義を受ける。

現れた教授は、”開拓するべき場所は自分で見つけるもの”と黒板に書き、ジェイクとプラマーは眠ってしまう。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
1980年8月28日、テキサス
高校の野球チームで優秀なピッチャーだったジェイク・ブラッドフォードは、強豪野球部”サウスイースト・テキサス大学”の”チェロキーズ”に入部するためにハウス/寮に到着する。
上級生のローパーやマクレイノルズに一応、歓迎されたジェイクは、他の選手や新入部員との生活を楽しみ始める。
そんなジェイクは、演劇を専攻する女子学生のビヴァリーから好意を示されて気分を良くする。
女子学生やパーティーのことばかりを考え、酒やマリファナに溺れるチームメイトと共に、ジェイクは新学期を控えて様々な体験をする・・・。
__________

1980年のテキサスの野球の名門大学を舞台に、新学期を控えるチームのハチャメチャな行動を描くコメディ。

同年代にテキサスの高校と”サム・ヒューストン州立大学”で野球部に所属した、リチャード・リンクレイター自身の体験と思いが込められた作品。

容姿、ヘアースタイル、服装や音楽などで当時の雰囲気を再現した描写は、同年代を青春として生きた者にとっては郷愁を誘う、愛すべき作品に仕上がっている。

リチャード・リンクレイターの息子達の年齢と言える、物語の設定である1980年には誰一人として生まれていない若手スターらが、いい雰囲気で大学生を演ずる演技が実に愉快だ。

日本のような封建的な上下関係がない野球チームの生活の様子も興味深く、女子学生を追い回しバカ騒ぎをする選手達が、一応は野球のエリートであるため、それなりのプレーを見せる姿も見逃せない。

新人として強豪野球チームに入部し、学生生活に期待を胸膨らませる学生ブレイク・ジェンナー、彼と付き合う演劇を専攻する女子学生ゾーイ・ドゥイッチリー・トンプソンハワード・ドゥイッチの娘)、ナンパをしまくる上級生グレン・パウエル、全米選抜の強打者タイラー・ホークリン、モテモテのライアン・グスマン、編入生で年齢詐称と偽名の使用で退学になるワイアット・ラッセル、新人のキャッチャー、テンプル・ベイカー、二塁手のJ・クィントン・ジョンソン、新人のピッチャー、ウィル・ブリテンノーラン・ライアンの再来だと思い込む自信過剰なピッチャー、ジャストン・ストリート、上級生のフォレスト・ヴィッカリー、新人の外野手ターナー・カリーナ、ギャンブル狂のピッチャー、オースティン・アメリオ、主人公の高校の同級生マイケル・モンスー、コーチのジョナサン・ブレックなどが共演している。


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