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エブリシング Everything, Everything (2017)


3.69/5 (32)

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

重度の免疫不全症であるため家から一歩も出たことがない少女と隣に越してきた少年との恋を描く、監督ステラ・メギー、主演アマンドラ・ステンバーグニック・ロビンソンアニカ・ノニ・ローズアナ・デ・ラ・レゲラ他共演の恋愛ドラマ。


ドラマ(ロマンス)


スタッフ キャスト
監督:ステラ・メギー

製作
レスリー・モーゲンスタイン
エリーサ・ダットン
製作総指揮:ビクター・ホー
原作:ニコラ・ユンEverything, Everything
脚本:J・ミルズ・グッドロー
撮影:イゴール・ジャデュー=リロ
編集:ナンシー・リチャードソン
音楽:ルードヴィッヒ・ヨーランソン

出演
マデリン”マディ”ホイッター:アマンドラ・ステンバーグ
オリー・ブライト:ニック・ロビンソン
ポーリン・ホイッター医師:アニカ・ノニ・ローズ
カーラ:アナ・デ・ラ・レゲラ
カイラ・ブライト:テイラー・ヒクソン
ジョー・ブライト:ダン・ペイン
メー・ブライト:フィオナ・ローウィ
ウォーターマン:ロバート・ローレンソン
宇宙飛行士:セイジ・ブロックルバンク
チェイス医師:ピーター・ベンソン
フランシス医師:フランソワーズ・イップ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2017年製作 96分
公開
北米:2017年5月19日
日本:2017年8月5日
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $34,121,100
世界 $61,621,100


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
18歳になるマデリン”マディ”ホイッター(アマンドラ・ステンバーグ)は、”SCID”重症複合免疫不全症であるため、完璧に殺菌された家の中から一歩も出れない生活を送っていた。

ネットや部屋の中でのエクササイズを楽しむしかないマディは、読んだ本の書評も書いていた。

建築学をネットで受講しているマディは、作った模型には必ず宇宙飛行士を入れていた。

宇宙で独りさ迷う宇宙飛行士は、自分と同じだった。

何の変化もないある日、マディは、家族と共に隣に引っ越してきたオリー・ブライト(ニック・ロビンソン)が気になる存在になる。

医師である母親ポーリン(アニカ・ノニ・ローズ)に常に”監視”されているマディは、二人だけで誕生日を祝って過ごす。

その夜、妹のカイラ(テイラー・ヒクソン)と共にバントケーキを持って挨拶に来たオリーに対応したポーリンは、事情があってそれを受け取れないことを伝える。

オリーから娘のことを訊かれたポーリンは、いないと伝えて部屋に戻る。

ケーキを持ち帰ったオリーは、車で出かけようとした父ジョー(ダン・ペイン)とぶつかり、その様子を見ていたマディは、仲が悪そうな父子だと思う。

その後マディは、自分の部屋の真向かいの部屋にいたオリーから手を振られて応える。

マディの存在を知る人はごくわずかで、15年、彼女の面倒を見る看護師のカーラ(アナ・デ・ラ・レゲラ)とその娘ローザだけだった。

カーラからダニエル・キイスの著書”アルジャーノンに花束を”をプレゼントされたマディは、彼女に感謝する。

その夜、バントケーキを使いパフォーマンスをするオリーの姿を楽しく見ていたマディは、彼が窓に書いた番号にメールする。

マディは、客の宇宙飛行士(セイジ・ブロックルバンク)だけがいる、自分が作った模型のカフェで、オリーと会って話をしているような感覚になりながら、彼とメールをして親交を深める。

家族のことを訊かれたマディは、父と兄は事故で亡くなったことを話し、高校には行かずにネットで授業を受けていることをオリーに伝える。

家から出たらすぐに死んでしまう、菌や感染に対する抵抗力がない”SCID”のことも話したマディは、自分の場合は特殊で治療法がないことを伝え、オリーから直接会いたいと言われる。

マディの様子が気になるカーラは、彼女が隣の少年に恋していることに気づく。

カーラは、オリーを呼びたいと言うマディの意見を、聞き入れるわけにはいかなかった。

ローザにもオリーのことを話したマディだったが、彼女は進学のためミシガンに行くことのなっていた。

クレジットカードを手に入れたマディは、”MODCLOTH”で洋服を注文し、ポーリンにはローザからもらったと伝える。

ある日、カーラから、部屋の端と端で離れて会うようにと言われたマディは、オリーが来ていることを知らされて驚く。

緊張しながらオリーと話したマディは病気のことを訊かれて、一度も家から出たことがないと答える。

行きたい場所を訊かれて海だと答えたマディは、オリーがリストバンドを落としたことも気にせず、得意の逆立ちをして見せて彼に近づく。

そこに現れたカーラは、二人が接触していないことを確認する。

オリーが帰った後、マディの体調管理をするカーラは、彼をまた呼んでもいいか訊かれ、一週間、様子を見てから判断すると伝える。

独立記念日の夜、一人で過ごすことになったマディは、オリーを呼ぶことにする。

話をしたマディはオリーに近づき、そしてキスをする。

その後、マディが体調を崩していないか心配なオリーは、彼女に電話して最高の気分だと言われる。

翌日、父と言い争うオリーが殴られたのを目撃したマディは、家から出て彼を気遣う。

マディを追ったポーリンは、彼女を家に連れ戻し、オリーがネット上の知り合いだということを知る。

酷い父親の元で暮らすオリーを気の毒に思うポーリンは、マディから、彼が母親を守ろうとしたのだろうと言われる。

オリーのことをマディに尋ねたポーリンは、いつも黒い服を着ている優しい少年で、ずっと話をしていたい相手だということを知る。

話を聞き、オリーとの関係を理解したポーリンはマディに謝罪し、その場にあった家族の写真を見ながら、マウイ島が好きだった夫の話をする。

父と兄のことを覚えていないマディに愛を伝えたポーリンは、オリーとは会わないでほしいと伝える。

会っていないと言うマディにリストバンドを渡したポーリンは、その場を去る。

翌日、オリーを招いたカーラを責めるポーリンは、彼女を解雇してしまう。

二度としないと言うマディの言葉を聞き入れようとしないポーリンは、彼女が体調を崩したために心配する。

気分がよくなり、窓辺でオリーに気づいたマディだったが、ネットと携帯電話の使用を禁止されていた。

メモするオリーの質問に答えるマディは、謝罪する彼に悪くないと伝える。

翌日からマディは、新しい看護師のジャネット・ブリチャードと過ごすことになり、几帳面な彼女に厳しく監視される。

マディと話したポーリンは、オリーのことは諦めるべきで、いずれは彼に恋人ができると伝える。

恋人では人は死なないと言われたポーリンは、今回は運がよかったとマディに伝えて、納得させる。

メールだけは送っていたマディは、迷惑をかけると言って電話はしなかった。

そんなある日マディは、リビングの窓に無数の海の写真を貼り、”全ての海は君に見てもらうべきだ”というオリーのメモに気づき驚く。

海に浮かぶ自分を想像したマディは、束の間でも生きていることを感じたいと言うメモをポーリンに残して、旅立つ決心をする。

家を出たマディはオリーを呼び出し、驚いた彼にキスする。

マディは、遺伝子治療をしていることと、自分の”SCID”は通常とは違っていることを話し、どこにでも行けることをオリーに伝える。

マディを家に戻そうとするオリーだったが、大丈夫か確かめたいと言う彼女から、チケットも購入してあるのでハワイへの同行を求められる。

仕方なく納得したオリーは、マディを車に乗せて出発し、カイラには余計なことを言わないようにと電話で伝える。

マディがいないことに気づいたポーリンは、メモを確認して驚く。

空港に向かい、飛行機に搭乗したマディとオリーは、無事にマウイ島に到着する。

レンタカーを借りてホテルに向かったマディとオリリーは、海に向かう。

警察に相談したポーリンは、カイラにオリーの居場所を尋ねるが、何も知らないと言われる。

水着を買いオリーと共にビーチに向かったマディは、初めて海に入る。

二人は楽しい時間を過ごし、夜になり、マディは家族皆でこの場に来たことをオリーに話す。

ニューヨークに引っ越す予定のオリーは、父は仕事が長続きせず、辛い思いをする母を気遣っていた。

外に出る勇気が持てたのはあなたのお陰だとオリーに伝えたマディは、彼との愛を確認する。

そして、二人は愛し合う。

翌朝、体調に異変を感じたマディは意識を失い、救急車で病院に運ばれる。

目覚めたマディは家に戻っていることに気づき、これ以上のことは起きないだろうと考えるポーリンは、看護師はつけないことを伝える。

オリーと連絡をしなかったマディは、彼が家を出て行くことを知りメールをチェックする。

父の留守中に母とカイラと共にニューヨークに戻るつもりのオリーの姿を、マディは窓辺から見守る。

その後、マウイ島で診察を受けたフランシス医師(フランソワーズ・イップ)からの電話を受けたマディは、倒れたのはウィルス感染による心筋炎で、免疫システムが弱っていたためだと言われ、”SCID”であることは否定される。

病気の資料を調べたマディは、それが見つからないために、フランシス医師から”SCID”ではないと言われたとポリーンに伝える。

専門医でないと判断を間違えると伝えたポーリンだったが、マディから”SCID”の記録が見つからないと言われる。

あるはずだと言われて持ち出したことを疑われたマディは動揺し、家の外に出てしまう。

連れ戻そうとするポーリンから、あなたまで失いたくないと言われたマディは、それが病気だと思わせておくための理由だと知り、その場から走り去る。

街に向かいカーラに迎えに来てもらったマディは、彼女の家で世話になる。

チェイス医師(ピーター・ベンソン)の診察を受けたマディは、新生児のような未発達の免疫システムで、ウィルスや細菌にさらされていないだけであり、”SCID”ではないと診断される。

着替えを持ってきたポーリンは、夫と息子が亡くなった後に呼吸困難になったマディの病名も分からず困惑したことを話して、その場を去る。

夫と息子を奪われたポーリンが、自分まで失われるのを恐れて病気だと思い込んだと考えたマディは、母の気持ちを理解する。

ポーリンは、そのことをカーラから知らされる。

夫と息子、そして今は、マディがポーリンの人生の全てだった。

ニューヨークに向けて旅立ったマディは、古書店で会いたいというメールをオリーに送る。

その場で待っていたオリーに、さよならを言わなかったことを謝罪したマディは、今日から新しい関係を始めることを伝えて彼にキスする。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
18歳になるマデリン”マディ”ホイッターは、”SCID”重症複合免疫不全症であるため、完璧に殺菌された家の中から一歩も出れない生活を医師である母ポリーンと共に送っていた。
そんなマディは、家族と共に隣に引っ越してきた少年オリーが気になる。
気さくで優しそうなオリーとメールや電話のやり取りをするようになったマディは、普通の女の子と同じように彼を意識し始める。
その後、看護師のカーラの協力でオリーを家に招いてもらったマディは、彼との親交を深めるのだが・・・。
__________

2015年に発表された、ニコラ・ユンのベストセラー、ヤング・アダルト小説”Everything, Everything”を基に製作された作品。

SCID”重症複合免疫不全症という重病を抱える少女の切ない恋と、隣人との少年との出会いで彼女が新たな人生を踏み出すまでを描くラブ・ロマンス。

自宅ではあるが、完璧な殺菌状態の環境下で生活する思春期の少女の心情を、女性の目線から描くステラ・メギーが見どころの作品。

経済的には恵まれている少女だが、難病を抱えてどのようにして長い人生を送って行くのか不安しか感じられない序盤から中盤にかけての物語が、思わぬ展開となる終盤からは希望に変わる、清々しい思いで終わるラストもいい。

難病と闘う日々にも悲壮感が感じられず、運命と言っていい出会いで更に前向きな人生を送ろうとする主人公を好演するアマンドラ・ステンバーグ、彼女を愛する心優しい素朴な少年ニック・ロビンソン、夫と息子を亡くした辛い過去から娘を失うことへの不安を抱える主人公の母親アニカ・ノニ・ローズ、主人公の世話をする看護師のアナ・デ・ラ・レゲラ、少年の妹テイラー・ヒクソン、その両親ダン・ペインフィオナ・ローウィ、宇宙飛行士のセイジ・ブロックルバンクマウイ島で主人公を診察する医師フランソワーズ・イップ、地元の医師ピーター・ベンソン、他ロバート・ローレンソンなどが共演している。


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