フェイシズ Faces (1968) 4.81/5 (31)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

裕福なアメリカ人夫婦の関係崩壊までの1日に起きる出来事を描く、製作、監督、脚本ジョン・カサヴェテス、出演ジョン・マーレイジーナ・ローランズシーモア・カッセル他共演のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:ジョン・カサヴェテス
製作
ジョン・カサヴェテス

モーリス・マッケンドリー
脚本:ジョン・カサヴェテス
撮影:アル・ルーバン
編集
アル・ルーバン

モーリス・マッケンドリー
音楽:ジャック・アッカーマン

出演
リチャード・フォースト:ジョン・マーレイ

ジーニー・ラップ:ジーナ・ローランズ
チェット:シーモア・カッセル
マリア・フォースト:リン・カーリン
フレディー・ドレイパー:フレッド・ドレイパー
ジム・マッカーシー:ヴァル・エイヴェリー
フローレンス:ドロシー・ガリヴァー
ルイーズ:ジョアン・ムーア・ジョーダン

アメリカ 映画
配給 Castle Hill Productions

1968年製作 130分
公開
北米:1968年11月24日
日本:1993年2月
製作費 $275,000


アカデミー賞 ■

第41回アカデミー賞
・ノミネート
助演男優(シーモア・カッセル)
助演女優(リン・カーリン)
脚本賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

旧友同士であるリチャード・フォースト(ジョン・マーレイ)とフレディー・ドレイパー(フレッド・ドレイパー)は、酔って娼婦のジーニー・ラップ(ジーナ・ローランズ)と共に、彼女の自宅に向かう。

その後、馬鹿騒ぎを始めたフォーストとドレイパーだったが、ジーニーに対してドレイパーが無礼な言葉を口にしたことをきっかけに諍いになる。

ドレイパーはその場を去り、フォーストもジーニーを気遣いながら彼女の家を出る。

帰宅したフォーストは、妻マリア(リン・カーリン)の機嫌を伺いながら話に付き合うが、やがて彼女は、夫に対する不満を口に出して、部屋に閉じこもってしまう。

その後、マリアに離婚を切り出したフォーストは、ジーニーに連絡を入れて彼女の元に向かう。

その頃、別の客のジム・マッカーシー(ヴァル・エイヴェリー)を相手にしていたジーニーは、そこでも彼の連れに侮辱されていざこざを起こす。

そこに現われたフォーストを、マッカーシーは歓迎するものの、彼をからかい二人は争い始める。

その後、冷静になった二人は、暫く仕事のことなどで話を弾ませ、マッカーシーらはその場を引き上げる。

ジーニーと二人になったフォーストは、彼女に泊ることを伝え楽しい時を過ごす。

一方、フォーストに出て行かれたマリアは、友人達とクラブに行き、ダンスに熱中する青年チェット(シーモア・カッセル)と知り合う。

マリアは、友人らと共にチェットを自宅に招き、彼女らは、若者ではなく、どうして自分達に声をかけたのかを彼に尋ねる。

チェットは、彼女らが悲しげだったからだと言って、若者の発散方法をなどを語り皆を喜ばせる。

しかし、調子に乗ったチェットは、ルイーズ(ジョアン・ムーア・ジョーダン)のプライドを傷つけてしまい、彼女は気分を害して帰ってしまう。

チェットの若さに惹かれるフローレンス(ドロシー・ガリヴァー)は、彼と一晩中踊り明かす勢いの情熱を見せる。

そして、フローレンスはチェットにキスをしてもらい、それで満足して彼に車で送ってもらうことになる。

その後、戻ってきたチェットとマリアは自然に求め合い、ベッドを共にする。

ジーニーと一夜を過ごしたフォーストは、爽やかな朝を迎え、たわいもない会話で満ち足りたひと時を過ごす。

目覚めたチェットは、マリアが睡眠薬自殺を図ったのを知り動揺してしまう。

チェットは救急車を呼ぼうとするが、それを諦め、マリアにシャワーを浴びせコーヒーを飲ませ睡眠薬を吐かせる。

何とか目を覚ましたマリアと、それを見て安心したチェットは、お互いの愛情に気づく。

そこにフォーストが現れ、彼に気づいたチェットは寝室の窓から逃げ去る。

それを知ったフォーストは激怒し、14年間、自分を相手にもしないマリアを責める。

マリアに自分の存在を拒絶されたフォーストは、言葉を失いタバコを吸い始める。

それを欲しがるマリアに、フォーストはタバコを渡し、沈黙のまま二人の一日が始まる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

会社社長リチャード・フォーストは、旧友のドレイバーと娼婦のジーニーと共に彼女の自宅で馬鹿騒ぎを始める。
やがてフォーストとドレイバーは諍いを起こし、気まずくなった二人はその場から引き上げる。
帰宅したフォーストは、妻マリアに不満をぶつけられて離婚を決意する。
フォーストは、再びジーニーの元に向かい、彼女の客マッカーシーらと一揉めしながらも、楽しい時を過ごす。
一方、マリアは友人に誘われたクラブでダンスに熱中する青年チェットと出会い、その後、彼を含めた皆で自宅に戻る。
友人達が帰った後、マリアとチェットは求め合い一夜を過ごす。
フォーストもジーニーと朝を迎えていたが、その頃、マリアは自宅で睡眠薬自殺を図っていた・・・。
__________

ジョン・カサヴェテスが私財を投じ、自宅を抵当に入れて、その場で撮影や編集などを行った意欲作。

その努力は報われ、世界中で高い評価を受けた作品。
カサヴェテスの製作姿勢は、インディペンデント映画というジャンルを確立させることになる画期的な作品。

原題の通り、登場人物の表情をアップで追うショットの連続で、その自由な撮影手法は、躍動感ある映像と役者達の自然な演技で、十分に生かされ効果を上げている。

第41回アカデミー賞では、助演男優(シーモア・カッセル)、助演女優(リン・カーリン)、脚本賞にノミネートされた。

何事にも動じない雰囲気のある主人公ジョン・マーレイが、唯一理解できない妻リン・カーリンの豊かな表情、そして奔放な青年役が出色の、シーモア・カッセルらの熱演が印象的だ。

ジョン・カサヴェテス夫人で、娼婦役のジーナ・ローランズ、主人公の旧友フレッド・ドレイパー、マリア(L・カーリン)の友人ドロシー・ガリヴァー、ジョアン・ムーア・ジョーダン、ジーニー(G・ローランズ)の客ヴァル・エイヴェリーなどが共演している。


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