フェア・ゲーム Fair Game (1995)


3.56/5 (32)

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ハイテクを駆使したテロ集団に命を狙われる弁護士を守ろうとする刑事の戦いを描く、製作ジョエル・シルバー、主演ウィリアム・ボールドウィンシンディ・クロフォードスティーヴン・バーコフクリストファー・マクドナルドサルマ・ハエック他共演、監督アンドリュー・サイプスによるクライム・アクション。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:アンドリュー・サイプス

製作:ジョエル・シルバー
製作総指揮:トーマス・M・ハメル
原作:ポーラ・ゴズリング”Fair Game”
脚本:チャーリー・フレッチャー
撮影:リチャード・ボーウェン
編集
デイヴィッド・フィンファー
クリスチャン・ワグナー
スティーヴン・ケンパー
音楽:マーク・マンシーナ

出演
マックス・カークパトリック:ウィリアム・ボールドウィン
キャサリン”ケイト”マックイーン:シンディ・クロフォード
イリア・パヴェル・カザク大佐:スティーヴン・バーコフ
メイヤーソン警部補:クリストファー・マクドナルド
エミリオ・ファントレナ:ミゲル・サンドバル
ジョディ・カークパトリック:ヨハン・カルロ
リタ:サルマ・ハエック
ルイス・アラゴン:ジョン・ベッドフォード・ロイド
レオニード”ザ・ハッカー”ヴォルコ:ポール・ディロン
ジューコフ:オレク・クルパ
ローザ:ジェニット・ゴールドスタイン
ビーンポール刑事:ドン・イェッソ
グレイベラ刑事:フランク・メドラーノ
アダム:スコット・マイケル・キャンベル
ウォルター・ホレンバック:ダン・ヘダヤ
ナビゲーター:マーク・マコーレイ
ベイカー:ソニー・カール・デイヴィス

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1995年製作 91分
公開
北米:1995年11月3日
日本:1996年4月20日
製作費 $50,000,000
北米興行収入 $11,534,4780


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
マイアミ
ジョギング中のキャサリン”ケイト”マックイーン(シンディ・クロフォード)は、何者かが発砲した流れ弾で怪我をする。

マックス・カークパトリック刑事(ウィリアム・ボールドウィン)は、警察署に現れた別れた恋人のリタ(サルマ・ハエック)から、早く荷物を運び出すようにと言われ、皆の前で罵倒される。

その騒ぎの中、犯罪者のラッツォは保釈保証人の銃を奪い発砲する。

保釈保証人に銃を向けたラッツォは、マックスに銃を奪われて手錠をかけられる。

憤慨するメイヤーソン警部補(クリストファー・マクドナルド)は、保釈保証人の銃を預からなかった部下達に、今度やったら交通係行きだと伝える。

メイヤーソンから、ジョギング中に流れ弾で怪我をした女性ケイトに会うよう指示されたマックスは、署にいた彼女に会い話を聞く。

ガラスの破片で怪我をして車が走り去るのを見ただけだと話すケイトは、自分が弁護士であることを知ったマックスから、悪党を助ける仲間だと言われる。

マックスを相手にしないケイトは、忙しそうにしながらその場を去る。

オフィスに向かったケイトは、同僚のウォルター・ホンバック(ダン・ヘダヤ)に、エミリオ・ファントレナ(ミゲル・サンドバル)の件を再開し、妻との共有財産を隠させたことで告訴すると伝える。

ケイトは、白を切るウォルターに、ファントレナの貨物船を妻名義に変更しないと連邦刑務所行きにすると言って脅す。

KGBでテロリスト集団のリーダーであるイリア・パヴェル・カザク大佐(スティーヴン・バーコフ)は、ファントレナの貨物船内で、彼からマイアミの件を訊かれる。

KGBが女弁護士の一人も殺せないと言って皮肉を言いながら、ファントレナはコンピューターでケイトの住居を調べる。

マックスは、署の道路の前に自分の荷物をまき散らすリタに呆れてしまう。

荷物を片付けたマックスは、メイヤーソンから、ケイトが供述書にサインしなかったことを知らされる。

夜までにサインさせて持って来るよう指示されたマックスは、仕方なくケイトの家に向かう。

ケイトの家に着いたマックスは、突然、大爆発を起こしたために驚く。

ベランダにいたケイトは爆風で飛ばされて海に落下し、犯人(マーク・マコーレイ)にい気づいたマックスは、銃撃を受けながら海に飛び込み彼女を助ける。

ケイトが生きていると言う報告を受けたカザクは、ファントレナと言い合いながら上陸する準備をする。

その後マックスは、事件現場からの連絡で軍用爆薬”セムテックス”を使ったプロの仕業だと知る。

部下のジューコフ(オレク・クルパ)やローザ(ジェニット・ゴールドスタイン)らと共に上陸したカザクは、ハッカーのレオニード・ヴォルコ(ポール・ディロン)に、ケイトに関するあらゆる情報を入手させる。

ケイトをホテルに連れて行ったマックスは、同僚のビーンポール(ドン・イェッソ)とグレイベラ(フランク・メドラーノ)に見張らせて、彼女を休ませる。

宅配でピザを頼みクレジットカード決済をしたケイトの居場所を知ったレオニードは、それをカザクに伝える。

配達員を殺したローザはピザを持ってホテルに向かい、入り口を開けたグレイベラも射殺する。

内部の様子も把握したローザらはビーンポールも殺し、シャワーを浴びていたマックスは、二人の同僚に連絡がつかないために焦る。

二人を倒してケイトを守ったマックスは、敵の銃の薬莢を拾い”33”と刻まれた数字を確認する。

警察が来ることをローザに伝えて引き揚げるよう指示したカザクは、その場から逃れた彼女から、凄腕の刑事に全員が殺されたことを知らされる。

ホテルから脱出して車で署に向かおうとしたマックスは、隠れ家は警察の者以外は知らなかったと言って、仲間の刑事しか信じないことをケイトに伝える。

メイヤーソンに電話をしたマックスは、ビーンポールとグレイベラが殺されたことを知らされ、ケイトを連れて直ぐに戻るようにと言われる。

その通話を聴いていたカザクは、メイヤーソンがマックスの名前を口にしたため、彼の情報を入手する。

犯人とグルの刑事がいるとメイヤーソンに伝えたマックスは、同僚のルイス・アラゴン(ジョン・ベッドフォード・ロイド)から、金曜の夜に行った場所に1時間後に来るようにと言われる。

マックスは、必ずFBIを連れてくるようにとルイスに伝える。

従姉である鑑識のジョディ(ヨハン・カルロ)に電話をしたマックスは、薬莢の特徴や刻まれていた数字”33”などを伝えて調べてもらう。

FBI捜査官のベイカー(ソニー・カール・デイヴィス)と共にマックスとの待ち合わせ場所に向かったルイスは、ある駐車場に着く。

ルイスを待っていたマックスは、ベイカーの身分証をチェックし、ケイトと共に迎えに来た車に乗る。

別の車に乗ったルイスは運転していた男に殺され、それを知ったマックスはベイカーらを射殺する。

ケイトと共にその場から逃れたマックスは、自分がFBIを呼んだために親友を死なせてしまったと言って後悔する。

ホテルにチェックインしたマックスは、ケイトのカードを使いジョディに電話して、薬莢に刻まれていたのは数字ではなく、記号か他の言語かもしれないと伝える。

再びカードが使われたため、レオニードはマックスとケイトがホテルにいることを知る。

敵が何者かを考えるマックスは、弁護士のケイトに関係している可能性を考える。

ジョディに電話をしたマックスは、薬莢がKGBのものであることが分かり、ロシア語の”Z”が”3”に似ていると言われる。

キューバに派遣されたKGBの遠征班のイニシャルだとジョディから知らされたマックスは、超精鋭部隊で、破壊活動や情報収集などを得意とするプロなので、電子機器は使わないようにと指示される。

どうやって敵が隠れ家を突き止めたのかを考えるマックスは、電話回線だと気づく。

そこにカザクから電話があり、25万ドルでケイトを引き渡すようにと言われたマックスは、それを断る。

50万ドルを提示されたマックスは電話を切り、シャワーを浴びているケイトに逃げることを伝える。

適当にダイヤルを回して電話をかけたマックスは、聞いているはずの相手に皆殺しすると言って脅す。

自分達を捜すことはできないと伝えたカザクだったが、マックスがロシア語を話したために驚く。

ホテルの施錠システムに侵入したレオニードはドアをロックするものの、銃で鍵を壊したマックスは、ケイトと共にその場から逃げる。

ガソリンスタンドに寄ったマックスは、豚を運ぶトラックの荷台に携帯電話を放り込み、レオニードはそれを感知して追跡する。

トラックを止めたカザクは、マックスに騙されたことに気づく。

車の中で一夜を過ごしたマックスは、ケイトに薬莢を見せながら、ロシア人の顧客がいないか尋ねる。

キューバ人ならいると言うケイトは、オフィスのコンピューターに名簿があるがマイアミには戻らないということだったため、いい方法があるとマックスに伝える。

マックスの車には警察が盗難車を追跡できる装置が付いていることを知ったレオニードは、それをカザクに伝えて探知を始める。

コンピューター・ショップに寄ったケイトは、店員のアダム(スコット・マイケル・キャンベル)に言い寄りながら、通信システムがあるコンピューターを操作する。

ファイルをダウンロードしたケイトは、敵が顧客のファントレナに関係していることに気づき、データをジョディにファックスするようマックスに指示される。

ファントレナに殴られた妻の依頼で財産請求をしたというケイから、彼が所有している船の価値は20万ドルだと言われたマックスは、相手から50万ドルで引き渡すよう要求されたことを伝える。

コンピューター・ショップに押し入り店長とアダムを脅したカザクは、ジョディにファックスが送られたことを知る。

車がオーバーヒートしてしまったマックスはレッカーを手配し、レオニードは、彼が用水路にいることを知り、カザクは手分けをして殺すよう指示する。

ファントレナが電信盗聴で起訴されて、共犯者レオニード、ローザ、ジューコフだと知ったジョディは、カザクのデータが表示される前に誰か来たことに気づく。

内務捜査官を装うカザクは、ドアを開けさせようとしてジョディにバッジを見せる。

車に追跡装置が付いていたために、敵に位置を知られていることに気づいたマックスは、現れたレオニードらに襲われてレッカー車で逃げる。

逃走するマックスは反撃し、ケイトに運転させながら、牽引されていた自分の車に乗り移り火を放つ。

マックスは、ロケット弾を発車しようとしていたレオニードらに向けて、切り離した車を衝突させて爆破する。

苛立つケイトを落ち着かせて手錠をかけたマックスは車を盗み、その場から逃れる。

ケイトの手錠を銃を発砲して切ったマックスだったが、彼女は走り去り貨物列車に飛び乗る。

それを車で追ったマックスは並走し、列車に飛び乗ったマックスは、ケイトに殴られてしまう。

しかし、マックスとケイトはその場で求め合い、ヘリコプターで追跡するジューコフらは、二人を見つけて列車の屋根に降りる。

マックスと愛し合っていたケイトは敵に気づき、発砲して相手を倒す。

敵と格闘になったマックスは列車から落下してしまい、ジューコフとローザに捕らえられたケイトはヘリに乗せられる。

敵の無線機を手に入れたマックスは、カザクとジューコフの交信を聴いて、自分が死んだと思っていることを知る。

ジョディに連絡したマックスは、彼女がカザクに殺されたことを知る。

その頃、ファントレナの船は、海底ケーブルの接続ボックスに侵入することに成功していた。

船に連れて来られたケイトは、カザクから、キューバ撤退時に、悪党が非合法行為で得た金を西側の銀行口座に隠す手助けをしたことを知らされる。

番号を覚えていたカザクは、銀行のオンライン・システムに侵入して金を送金させることをケイトに話す。

敵がダウンズ湾にいることに気づいたマックスは、その場に向かう。

ファントレナはシステムの侵入に精通し、自分は電話の盗聴が得意なため手を組んだと言うカザクは、それを邪魔したケイトを、船もろとも爆破する考えだった。

侵入に成功してシステムの解読が始まり、カザクは送金を始めさせる。

全て知ったというマックスからの連絡を受けたカザクは、彼がダウンズ湾にいると考え、始末するようジューコフとローザに命ずる。

ボートで現地に向かい上陸して車を銃撃したジューコフとローザは、死体が味方だと知る。

荷台に隠れていたマックスは二人を銃撃するが、防弾チョッキを着ていたローザと格闘になる。

ローザを倒したマックスは、敵に扮して船に向かい、男達を次々と倒して内部に入る。

捕らえられたマックスは抵抗してケイトを助けるものの、爆破装置が起動してしまう。

通貨を指定すれば送金は完了するのだが、カザクはそれができないまま船は爆発する。

その寸前に海に飛び込んだマックスとケイトは、ボートにたどり着く。

カザクは、沈没する船と共に海底に沈む。

全て終わったとケイトに伝えたマックスだったが、依頼人の船を沈めたために告訴すると言われる。

許してほしいとケイトに伝えてキスしたマックスは、ボートで岸に向かう。


解説 評価 感想
1974年に発表された、ポーラ・ゴズリングの小説”Fair Game”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)
マイアミ
マックス・カークパトリック刑事は、ジョギング中に流れ弾で怪我をした弁護士ケイトから話を聞く。
KGBでテロリスト集団のリーダーであるカザク大佐は、貨物船を所有しているシステムの侵入に精通するファントレナと組み、悪党が非合法行為で得た金を西側の銀行口座から奪うことを計画していた。
ファントレナの妻の弁護士であるケイトが、彼の船の所有権を奪おうとしているため、カザクはケイトの命を奪おうとしていたのだった。
供述書のサインを求めるためにケイトの家に向かったマックスは、その場が爆破されたために彼女を救う。
マックスと共に逃亡するケイトを追うカザクは、ハイテクを駆使して二人を捜し殺害しようとするのだが・・・。
__________

公開当時、若手期待のスター、ウィリアム・ボールドウィンとスーパーモデルのシンディ・クロフォードが共演することが話題になった作品。

この年にリチャード・ギアと離婚しているシンディ・クロフォードは、演技者としての初の大役となった。

諜報組織の工作員級の活躍をする刑事と、魅力的な女性弁護士の組み合わせでスタイリッシュに描かれた内容は興味深いのだが、荒唐無稽なシーンが多く、ご都合主義的な展開もやや気になる。

ウィリアム・ボールドウィンシンディ・クロフォードの評価は悪く、ラジー賞で、最悪カップルなど複数ノミネートされてしまった。

5000万ドルをかけた作品なのだが、北米興行収入は約1200万ドルという結果に終わった。

まだそれほど一般には普及していないコンピューターや、ハイテクを駆使した犯罪が、当時を考えればなかなか巧みに描かれてはいる。

KGBであるハイテクテロ集団のリーダー、スティーヴン・バーコフ、主人公の上司である警部補クリストファー・マクドナルド、テロ集団と組む貨物船のオーナー、ミゲル・サンドバル、主人公の従姉である鑑識のヨハン・カルロ、主人公の元恋人サルマ・ハエック、主人公の同僚刑事ジョン・ベッドフォード・ロイド、テロリストのハッカー、ポール・ディロン、その仲間オレク・クルパジェニット・ゴールドスタインマーク・マコーレイ、ソニー・カール・デイヴィス、刑事のドン・イェッソとフランク・メドラーノ、コンピューター・ショップの店員スコット・マイケル・キャンベル、弁護士のダン・ヘダヤなどが共演している。


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