2番目のキス Fever Pitch (2005) まだ評価されていません。


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1997年の同名イギリス映画「Fever Pitch」のリメイクで、舞台をイングランド・サッカーの”プレミアリーグ”から野球の”メジャーリーグ”に移した、アメリカ人気質がうまく表現された作品に仕上がっている。
熱狂的なボストン・レッドソックス・ファンを恋人に持った女性が、シーズンと共に体験する恋の悩みを描く、監督ボビーピーター・ファレリードリュー・バリモアジミー・ファロン共演のロマンチック・コメディ。


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト ■

監督
ボビー・ファレリー

ピーター・ファレリー
製作総指揮:ニック・ホーンビィ
製作
ドリュー・バリモア

アラン・グリーンスパン
ギル・ネッター
原作:ニック・ホーンビィ
脚本
ローウェル・ガンツ

ババルー・マンデル
撮影:マシュー・F・レオネッティ
編集:アラン・バウムガーテン
音楽:クレイグ・アームストロング

出演
リンジー・ミークス:ドリュー・バリモア

ベン・ライトマン:ジミー・ファロン
アル:ジャック・ケーラー
モリー:アイオン・スカイ
アーティー:スコット・H・セヴェランス
ロビン:ケイディー・ストリックランド
サラ:マリッサ・ジャレット・ウィノカー
ダグ・ミークス:ジェームズ・シッキング
モーリーン・ミークス:ジョベス・ウィリアムス
ケヴィン:ウィリー・ガーソン
ジェラード:アーマンド・リースコ
トロイ:エヴァン・ヘルムス
スティーヴ:ゼン・ゲスナー
クリス:ジョニー・スニード
ベン・ライトマン(1980):ジェイソン・スペヴァック
パトリック・ライオンズ:アンドリュー・ウィルソン
本人:スティーヴン・キング
本人:ジェイソン・ヴァリテック
本人:ジョニー・デイモン
本人:トロット・ニクソン

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

2005年製作 102分
公開
北米:2005年4月8日
日本:2006年7月8日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $42,071,069
世界 $50,451,307


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1980年、ボストン
母の離婚で引っ越してきた7歳のベン・ライトマン(ジェイソン・スペヴァック)は、初めて伯父にフェンウェイ・パークに連れて行かれ、ボストン・レッドソックスの魅力にとり憑かれる。

2003年10月。
数学の教師になったベン(ジミー・ファロン)は、生徒を連れてコンサルタント会社に実習に行く。

そこでベンは、対応してくれたリンジー・ミークス(ドリュー・バリモア)と出会う。

生徒達に冷やかされたベンは、リンジーを口説くことを宣言してしまい、彼女のオフィスに戻る。

リンジーはベンの誘いを断るが、友人達の言葉で気が変わり、彼とのデートを承諾する。

デートの日、リンジーを迎えに行ったベンは、彼女が体調を崩しているのを知り、献身的に介抱する。

そんなベンの優しさに好意を持ったリンジーは、彼と交際を始めてパーティーに誘う。

リンジーの友人モリー(アイオン・スカイ)、ロビン(ケイディー・ストリックランド)、サラ(マリッサ・ジャレット・ウィノカー)は、揃って彼を好意的に見る。

しかしロビンは、ベンをチャーミングだと認めた上で、彼のことを調べるべきだとリンジーに助言する。

2004年3月、シーズン開幕まで3週間。
リンジーとの順調な交際を続けていたベンは、開幕を前に落ち着きがなくなる。

春休みが近づき、リンジーの故郷ボルチモアに誘われたベンだったが、彼はレッドソックスのキャンプ地フロリダに行く予定があり、それを断ってしまう。

トレーニングを見に行くと言う、ベンの言葉に疑問を感じたリンジーは、彼から隠し事を告白すると言われ、ロビンの疑いが現実となることを恐れる。

ベンは、自分が熱狂的なレッドソックス・ファンだとリンジーに伝えるが、彼女はそれほど大袈裟なこととは思わない。

跪いて贈り物をしようとするベンを見て、リンジーは、それがプロポーズかと一瞬驚くが、それはレッドソックスの開幕戦への招待で、もちろん彼女はそれを喜ぶ。

ボルチモアに帰郷したリンジーは、父ダグ(ジェームズ・シッキング)と母モーリーン(ジョベス・ウィリアムス)と共に楽しい時間を過ごす。

ダグは、娘の恋人に会うのを楽しみにしていたのだが、リンジーは、レッドソックス・ファンの熱狂的なとして、とんでもない馬鹿騒ぎをするテレビに映ったベンを見て驚いてしまう。

ファン仲間のケヴィン(ウィリー・ガーソン)、ジェラード(アーマンド・リースコ)、トロイ(エヴァン・ヘルムス)らと、伯父から譲り受けたシーズン・ボックス席に連れて行く相手選びで盛り上がっていたベンの部屋に、リンジーが現れる。

ベンの異常なまでの熱狂振りに困惑し始めたリンジーは、別れはしないまでも、夏に向けて、リンジーは仕事、ベンはレッドソックスの応援のため、距離を置くことで二人は同意する。

開幕日、フェンウェイ・パーク
ベンはリンジーと待ち合わせて、ボックス席でファン仲間のアル(ジャック・ケーラー)やアーティー(スコット・H・セヴェランス)達と再会する。

レッドソックスのファンであるスティーヴン・キングの始球式を終え、グラウンドの準備が整いベンは興奮し始める。

仕事の電話を受けたリンジーはそれを断り、全く分からない野球の説明をベンに受けながら、球場の雰囲気を楽しみ有意義な時間を過ごす。

その後も、リンジーはベンと何度もフェンウェイ・パークに足を運び、ベーブ・ルースにまつわる”バンビーノの呪い”などを、ファン達から教えてもらう。

ボストンを訪れた両親に、ベンを紹介しようとしたリンジーだったが、教師であるにも拘らずレッドソックスのシャツなどしか持っていない、子供のような彼に呆れてしまう。

それでもベンは自分を飾ろうともせず、両親との食事の翌日、ゴルフに付き合ったりもする。

6月。
好調なレッドソックスにファンは熱狂し、リンジーとベンの仲も順調だった。

7月。
レッドソックスの成績は下降気味で、仕事を球場に持ち込んでいたリンジーは、ファウル・ボールの打球を頭部に受けてしまう。

9月。
首位を狙うレッドソックスの応援に力が入るベンだったが、リンジーのパリ出張に誘われる。

一瞬ベンはそれを喜ぶが、首位の懸かったマリナーズ戦を見逃すわけにはいかず、それを断ってしまう。

憤慨したリンジーは、妊娠した可能性をパリでベンに伝えたかったことを告げる。

リンジーを気遣ったベンはパリ行きを承諾するが、出発時間に間に合わない彼女は、冷静さを取り戻してその場を立ち
去る。

その後ベンは、リンジーから妊娠していなかったという連絡を受ける。

帰国したリンジーは、レッドソックスを第一に考えるベンとの将来に、不安を感じいていることを彼に告げる。

その件について愚痴をこぼすベンは、自分がレッドソックスを愛しているように、彼らは自分のことを愛しているかを生徒に問われ、考え方を少し変える。

宿命のライバルのヤンキース戦が、リンジーより大切だと思えなくなったベンは、球場に向かわず彼女とパーティーを楽しむ。

会場から出たベンは、ヤンキースの松井のホームランで、レッドソックスが7-0で負けていることを知るのだが、気にせずに帰宅する。

しかし、リンジーとベッドにいたベンは、その後レッドソックスが大逆転して勝利したことをトロイから知らされる。

それをテレビで確認したベンは、史上最高の試合を見逃してしまった悔しさをリンジーにぶつけ、彼女はショックを受け傷ついてしまう。

シーズンも終わりに近づき、レッドソックスは不振が続きベンも部屋に引き篭もってしまう。

10月。
ワイルドカードでプレイオフに出場したレッドソックスは、リーグ優勝を懸けヤンキースと戦うことになる。

しかし、レッドソックスは3連敗してしまい、ワールドシリーズ進出は絶望的となる。

シーズンが終わることで、リンジーに会いプロポーズしたベンだったが、彼女の気持ちは戻らず、それを断られてしまう。

その後リンジーは、ベンがロビンの夫クリス(ジョニー・スニード)に、シーズン・チケットを売ろうとしていることを知る。

クリスとヤンキース戦を見に行っていたベンは、アルやアーティーらに、レッドソックス・ファンの精神に反すると、チケットを売ろうとすることを責められる。

会社で昇進を祝ってもらっていたリンジーは、ベンが自分のために、大きな犠牲を払おうとしていることが気になりフェンウェイ・パークに向かう。

ダフ屋から外野席のチケットを高額で買わされたリンジーは、ベンがクリスにチケットを売り渡す契約をしようとしているのに気づく。

ベンが携帯電話を持っていないため、リンジーはロビンに電話してクリスの携帯番号を聞く。

クリスはリンジーからの電話を切ってしまうが、周囲のファンは思い留まるようベンを説得する。

ベンは、亡くなった伯父に謝りながら契約書にサインをしようとするが、その時、リンジーが外野フェンスからグラウンドに飛び降り、内野のボックスシートに向かい走り出す。

リンジーはベンにチケットを売らないよう説得し、契約書を破り捨て、キスして抱き合う二人に、ファンは大きな拍手を贈る。

その後、レッドソックスヤンキースに逆転勝ちして4連勝してリーグチャンピオンとなり、セントルイス・カージナルスとのワールドシリーズも制し、実に86年ぶりとなる優勝を遂げ、”バンビーノの呪い”が解かれることになる。

そして、ベンとリンジーに子供が生まれることになり、男の子なら”テッド・ウィリアムス”ライトマン、女の子なら”カーラ/カール・ヤストレムスキー”ライトマンと名付けるらしい・・・。


解説 評価 感想 ■

1992年に発表されたニック・ホーンビィの著書”Fever Pitch”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

高校教師のベン・ライトマンは、実習で訪れたコンサルタント会社のリンジー・ミークスと出会い、恋に落ちてしまう。
二人は順調な交際を続けるのだが、ボストン市民なら当然だと思っていた、レッドソックス・ファンであるベンの、その異常なほどの熱狂ぶりにリンジーは戸惑い始める。
将来に不安を感じたリンジーは、ベンと距離を置くことを考える。
ベンも、レッドソックスに、彼女を失うほどの価値があるかを自問する。
そして、今年も優勝の夢が潰えたことを確信したベンは、遂に誰もが欲しがるフェンウェイ・パークの貴重なシーズン・チケットを手放そうとするのだが・・・。
__________

バンビーノの呪い”が解かれた、歴史に残ることになるボストン・レッドソックス、2004年のワールドシリーズ制覇のシーズンを舞台に、同チームの活躍の事実と、その熱狂的なファンと、恋人とのロマンスを絡めたアイデアが実に興味深い。

インパクトあるコメディで定評のある、ボビーピーター・ファレリー監督作品で、主演のドリュー・バリモアも製作に参加している痛快コメディ。

野球を題材にした作品は数多くあるのだが、アメリカ人がどれだけ野球(地元チーム)を愛しているかが、観客、ファンの視線で実感できる作品。

日本人の目から客観的に見ていると、面白味のある作品であるのだが、地元贔屓が極端なアメリカでは、ボストン及びレッドソックスに興味がない人々には受けなかったようで、商業的に、それほど成功したとも言えない。

製作費 $30,000,000
北米興行収入 $42,071,069
世界 $50,451,307

資料を調べると、撮影は2004年9月から始まっていることになっていて、レッドソックスの奇跡が偶然起きてしまったのか、不思議に思えるのだが・・・。

こんな作品のヒロインに、正にうってつけの、いつもながらキュートな魅力が印象に残るドリュー・バリモア、地味な風貌と熱狂する際のギャップも楽しく、気の利いたジョークで大いに笑わせてくれるジミー・ファロン、少年期のベン役のジェイソン・スペヴァック、ボックス席の頑固なファン役のジャック・ケーラー、スコット・H・セヴェランス、リンジー(D・バリモア)の親友アイオン・スカイケイディー・ストリックランドマリッサ・ジャレット・ウィノカー、両親ジェームズ・シッキングジョベス・ウィリアムス、ベン(ジミー・ファロン)の友人ウィリー・ガーソン、エヴァン・ヘルムス、アーマンド・リースコ、ベンがチケットを売ろうとする相手ジョニー・スニード、当時の選手ジェイソン・ヴァリテックジョニー・デイモントロット・ニクソン、そして、レッドソックスの熱狂的なファンでもある作家スティーヴン・キングが始球式の映像で登場する。

作品のイメージが全く伝わってこない邦題は、いったい何を意味するのだろうか???


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