フィスト F.I.S.T. (1978)


3.65/5 (31)

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ロッキー」(1976)でブレイクして世界的な知名度を得たシルヴェスター・スタローンと、実力派監督ノーマン・ジュイソンが組んだ社会派ドラマ大作。
ロッド・スタイガーメリンダ・ディロンピーター・ボイル他共演。


ドラマ(社会派)


スタッフ キャスト ■

監督:ノーマン・ジュイソン
製作
ノーマン・ジュイソン
ジーン・コーマン
原作:ジョー・エスターハス
脚本
ジョー・エスターハス
シルヴェスター・スタローン
撮影:ラズロ・コヴァックス
編集:グリーム・クリフォード
音楽:ビル・コンティ

出演
シルヴェスター・スタローン:ジョニー・コヴァック
ロッド・スタイガー:アンドリュー・マディソン上院議員
メリンダ・ディロン:アンナ・ゼリンカス
デイヴィッド・ハフマン:エイブ・ベルキン
ピーター・ボイル:マックス・グレアム
ケヴィン・コンウェイ:ヴィンス・ドイル
トニー・ロー・ビアンコ:ベイブ・マリノ
ブライアン・デネヒー:フランク・ヴァスコ
リチャード・ハード:モナハン
キャシー・イエーツ:モリー

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1978年製作 131分
公開
北米:1978年4月13日
日本:1978年10月
製作費 $11,000,000
北米興行収入 $20,388,920


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1930年代半ば、オハイオクリーブランド
食品会社で商品の積み下ろしをするジョニー・コバック(
シルヴェスター・スタローン)は、過酷な労働条件改善を求め社長に直談判する。

ジョニーは、労働者の要求を受入れさせるものの、会社に裏切られてクビになってしまう。

その後、ジョニーのリーダーシップを知ったF.I.S.T.(全米トラック運転手連盟)の第302支部長モナハン(リチャード・ハード)は、ジョニーと親友エイブ・ベルキン(デイヴィッド・ハフマン)を組合に引き入れる。

当初、ジョニーとエイブは、運転手達に相手にされず嫌がらせも受ける。

しかし、ジョニーの指導力に引かれ、次第に組合員は数を増やしていく。

近所の工員アンナ・ゼリンカス(メリンダ・ディロン)に惹かれていたジョニーは、組合の仕事が順調になり、ようやく彼女と親交を深めることが出来る。

ジョニーらの攻勢に、経営者側は暴力で対抗したため彼とエイブは負傷する。

そんな時F.I.S.T.の全米理事長マックス・グレアム(ピーター・イル)が、集会に招かれて組合員に渇を入れる。

運転手の経験のない行動が、スタンドプレーだと言い張るグレアムに、ジョニーとエイブは愕然としてしまう。

経営者代表との交渉で、組合側の要求を全て断られたジョニーは、ストライキ決行を決める。

同じ頃、ジョニーは、アンナと紳士的に付き合う努力をして、二人は親密な関係になっていく。

ストが決行されて一ヶ月が経過するが、経営者側は強引に組合員を排除し、モナハンが犠牲になってしまう。

ジョニーの悲しみは大きく、正当な方法では、けりが付けられないと考えた彼は、闇黒街とつながりがあるヴィンス・ドイル(ケヴィン・コンウェイ)と手を組み、グレアムを追い出し実力行使にでる。

そして、ついに組合は経営者側を屈服させ、組合は強大な組織に変貌していく。

ジョニーは、組合に従わない者達をシカゴのボス、ベイブ・マリノ(トニー・ロー・ビアンコ)の力で押さえつけるのだが、彼からは、それなりの見返りを要求される。

ジョニーはアンナと結婚するものの、闇黒街との関係を嫌っていた親友エイブが、彼の元を去ってしまう。

1950年代末、ワシントンD.C.
ジョニーは、開催された全国会議に出席し、不正行為委員会議長アンドリュー・マディソン
上院議員(ロッド・スタイガー)と面会し、急速な組合組織の拡大に疑問を持つ彼を警戒する。

ジョニーは、F.I.S.T.マイアミ大会で、グレアムの不正を追求し、満場一致で国際理事長に就任して、最高の賃上げ実現を組合員に約束する。

しかしその裏で、マリノが今までの見返りとして巨額の融資をジョニーに要求していた。

マディソン議員は、マリノとジョニーの関係に気づき調査を始める。

ジョニーは、組合員の単独行動の揉め事の処理に苦労しマリノの恨みも買う。

マディソン議員の委員会で、証言を求められたジョニーは、同じく証言をする予定だったエイブが殺されたことを知らされてショックを受ける。

ジョニーはマディソンの挑発に乗り、自分とマリノの癒着を認めて委員会から立ち去ってしまうが、表には彼を称える組合員が押し寄せ、彼に声援を送る。

帰宅したジョニーは、妻アンナが去ってしまったことを知り慌てて部屋を出る。

そこには、マフィアの銃弾が待ち受けていた。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1930年代半ば。
食品会社の一従業員ジョニー・コバックは、過酷な労働条件の改善を求めて社長に直談判し、労働者の要求を受入れさせるものの、会社はクビになってしまう。
その後、全米トラック運転手連盟・F.I.S.T.の支部長モナハンは、ジョニーの実行力を評価し、彼と親友のエイブを組合に引き入れる。
そして、苦労しながらも、ジョニーの指導力は人を引きつけ、次第に組合員を増やす。
組合の仕事が順調になったジョニーは、工員のアンナと親交を深めていく。
ジョニーらの攻勢に、経営者側は暴力で対抗しエイブが負傷してしまう。
そんな時、F.I.S.T.の全米理事長グレアムは、運転手経験のないジョニーの行動が、スタンドプレーだと言い張る。
ショックを受けたジョニーは、経営者代表との交渉で、組合側の要求を全て断られてしまう。
ストライキ決行を決めたジョニーだったが、その結果、モナハンが犠牲になる。
そして、正当な方法では、けりが付けられないと判断したジョニーは、闇黒街と手を組み、実力行使に出るのだが・・・。
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力強いテーマを大河ドラマ風に仕上げ、人気が爆発したスタローンの勢いで大いに期待された作品ではある。
批評家の評価は、それほど悪くもなかったものの、興行的には、ロッキー」(1976)の直後だけに、大成功したとは言えない結果に終わった。

北米興行収入 $20,388,920

ロッキー」シリーズでもお馴染み、ビル・コンティの力強い音楽は印象的だ。

スタローンは脚本も兼ね、巨大な組織に成長していく組合リーダーをパワフルに演じてはいるが、やはりまだ貫禄が足りない感じは否めない。

終盤にようやく登場するロッド・スタイガーが、ベテランの実力派らしく、迫力ある演技を見せてくれる。

暴走気味の主人公に困惑しながら、愛を深め妻となるメリンダ・ディロン、主人公とは兄弟以上の親友であり右腕だったが、口止めのため殺されてしまうデイヴィッド・ハフマン、汚職に染まる全米組合理事ピーター・ボイル、主人公と裏社会のパイプ役ケヴィン・コンウェイ、組合を食い物にする闇黒街のボス、トニー・ロー・ビアンコ、組合に逆らい脅迫されるブライアン・デネヒーなどが共演している。


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