フラットライナーズ Flatliners (1990) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

死後の世界を知ろうとする医学生の異様な臨死体験を描く、製作マイケル・ダグラス、監督ジョエル・シュマッカーキーファー・サザーランドジュリア・ロバーツケヴィン・ベーコン他共演のスリラー。


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■

監督:ジョエル・シュマッカー
製作総指揮
スコット・ルーディン

マイケル・I・ラックミル
ピーター・フィラルディ
製作
マイケル・ダグラス

リック・ビーバー
脚本:ピーター・フィラルディ
撮影:ヤン・デ・ボン
編集:ロバート・ブラウン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

出演
ネルソン・ライト:キーファー・サザーランド

レイチェル・マナス:ジュリア・ロバーツ
デヴィッド・ラブレシオ:ケヴィン・ベーコン
ジョー・ハーレー:ウィリアム・ボールドウィン
ランディ・ステックル:オリヴァー・プラット
ウィニー・ヒックス:キンバリー・スコット
アン・コールドレン:ホープ・デイヴィス

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

1990年製作 114分
公開
北米:1990年8月10日
日本:1991年2月22日
製作費 $26,000,000
北米興行収入 $61,490,000


アカデミー賞 ■

第63回アカデミー賞
・ノミネート
音響編集賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

シカゴ
医学生のネルソン・ライト(キーファー・サザーランド)は、解剖の授業中のレイチェル・マナス(ジュリア・ロバーツ)に声をかけ、ランディ・ステックル(オリヴァー・プラット)とジョー・ハーレー(ウィリアム・ボールドウィン)とで実施することに決めた実験に彼女を誘う。

レイチェルはそれを断るが、ネルソンは彼女が必ず参加すると自信を見せる。

停学処分を受けているデヴィッド・ラブレシオ(ケヴィン・ベーコン)も誘ったネルソンは、彼にも断られるが諦める気はなかった。

その夜、死後の世界を見るため、ネルソンは自ら実験台になり、ジョーとステックルと共に準備を始める。

そこにレイチェルが現れ、覚悟を決めたネルソンは、処置を始めるよう指示して眠る。

怖気づいたステックルは、実験を中止するようにと言い始めるが、現れたデヴィッドが、ネルソンを脳死状態にする。

ネルソンは一分後に蘇生され、5人は実験成功を喜ぶ。

わずかな時間ではあったが、ネルソンはその体験に興奮する。

しかしネルソンは、自分の子供時代の夢にうなされて目覚める。

1分半を宣言し、次に実験をするジョーは、フィアンセのアン・コールドレン(ホープ・デイヴィス)に電話をして、何かあったら頼むと伝えて愛を告げる。

その夜、死後の世界を体験したジョーは,蘇生に失敗しそうになるが、何んとか息を吹き返す。

ジョーは、女性ばかり登場するエロチックな世界を体験したと語る。

実験を続けるかどうかで口論になった5人は、レイチェルとデヴィッドが時間を争い、2分20秒でデヴィッドが死を体験することになる。

その後ネルソンの前に、幼い頃にいじめていた少年が現れ叩きのめされてしまう。

ジョーは、死後を体験したという女学生に話を聞くが、その場にあったテレビで、過去に付き合った女性と愛し合う姿を隠し撮りした映像を見てしまう。

ハロウィンの夜、2分20秒の死の体験をしたデヴィッドは、蘇生に3分50秒かかってしまう。

山岳地帯・・・黒人の少女”ウィニー・ヒックス”などを見たデヴィッドは目覚めて休息をとる。

ネルソンは、再び自分が実験をすると言いだして4分に挑戦しようとする。

レイチェルが自分の番だと意見して、4分25秒で拒まれるなら抜けると言い出す。

ネルソンは諦めるが、自分が始めなければ実行しなかった実験であったことを強調し、納得しないままその場を去る。

その後ジョーは、引き続きテレビ画面で女性のイメージが見えてしまい、帰宅したネルソンは少年に襲われる。

翌朝レイチェルは、デヴィッドに感謝されながら、実験を行ってほしくないと言われるが、彼女の考えは変わらなかった。

しかしデヴィッドは、地下鉄内でウィニーの幻影に罵られてしまう。

そしてレイチェルの実験は始り、彼女は、ベトナム戦争から帰還した父親が、後遺症で悩み麻薬を打っているところを自分に目撃され、自殺してしまったイメージを見る。

何んとかレイチェルの蘇生に成功したデヴィッドは、電車内でのことをネルソンとステックルに話す。

ジョーも、ビデオに撮った女性達の映像を見てしまうことを、動揺しながら三人に伝える。

ネルソンも少年が現れることを話し、死を経験して過去の罪を持ち帰ると説明し、レイチェルの反応を確かめようとする。

最初にそれを体験しながら、ネルソンが黙っていたことを非難するデヴィッドは、その場を立ち去る。

落ち着いたレイチェルは、父親の幻影を見てしまうが、心配するデヴィッドには何も語らず、彼がその様子を見守る。

ネルソンは警戒するものの、再び現れた少年に殴られ、父親が見えるレイチェルは、病院の死に際の老女の元に向かう。

恐ろしい体験をしたレイチェルは、老女には死後は素晴らしい世界だと言ってしまったため、彼女が亡くなったことを知り後悔する。

デヴィッドはウィニーのことを思い続け、ジョーの前には次々と女性達が現れる。

ジョーの様子が心配で現れたアンは、彼の撮ったビデオを見てしまう。

アンはショックを受け、ジョーを非難してその場を去る。

ウィニーの居場所を突き止めたデヴィッドは、独りでいたくないと言うネルソンを連れて彼女の元に向かう。

解剖の授業の最中、遺体が父親に見えたレイチェルはその場から走り去り、それをジョーが追う。

成長したウィニー(キンバリー・スコット)を訪ねたデヴィッドは、彼女の家に招かれる。

デヴィッドは、昔のことをよく覚えていないと言うウィニーに謝罪し、彼女はこの場に来た理由を尋ねる。

車で待っていたネルソンは、林の中を走り去る少年を目撃してしまい、デヴィッドに助けを求める。

デヴィッドは、自分が間違っていたことをウィニーに伝え、彼女に感謝されて車に戻る。

ネルソンは少年に襲われるが、戻ったデヴィッドに、誰もいないと言われる。

仲間達の元に戻った二人だったが、ネルソンは、初めの体験を隠していたことでレイチェルやジョーに非難される。

ネルソンは、それが自分の犯した罪だと言って反論して、償いによりそれを克服したデヴィッドは、レイチェルの話を聞く。

ウィニーに謝罪して、気持ちが楽になったデヴィッドは、亡くなったレイチェルの父親を、安らかに眠らせる方法を考えるよう彼女に伝える。

ネルソンは少年の墓に向かい、彼を見はっていたジョーとステックルも後を追う。

少年をいじめて木から落下死させてしまい、9歳で遠くの学校に行かされたことで、罪は償ったと考えていたネルソンは、それでは足りないことに気づき車で走り去る。

デヴィッドの部屋で眠っていたレイチェルは、父親の幻影を見てしまう。

そこに連絡が入り、デヴィッドは、姿を消したネルソンを捜しに行く。

レイチェルは、子供の頃の幻影の中で、父親に謝罪されて固く抱き合う。

ジョーとステックルに合流したデヴィッドは、ネルソンが自殺をして罪を償おうとしていることを教える。

デヴィッドに電話をしたネルソンは、それに出たレイチェルに、もう一度、死後の世界に行くことを伝える。

レイチェルはネルソンの元に向かい、デヴィッドらもその場に急行する。

ネルソンは、一人で実験を始めて脳死状態になり、到着したデヴィッドらは蘇生を始める。

10分が経過し、ネルソンは、死後の世界で少年に殺されそうになる。

ネルソンは木から落下してしまい、現実では、彼の蘇生に失敗して、デヴィッドは、神の領域を犯したことを後悔する。

レイチェルは、ネルソンが電話で、自分は死ぬ気だと言っていたことを伝える。

しかし、デヴィッドは諦めきれずに蘇生を続け、ネルソンは、少年の笑みを確認して許されたことを知る。

仲間達の声を聞いたネルソンは、目を覚まして彼らに感謝する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

シカゴ
医学生ネルソン・ライトは、学友のレイチェル、デヴィッド、ジョー、ステックルを誘い、死後の世界を見る実験を試みる。
自ら実験台になったネルソンは1分後に蘇生され、その体験に興奮する。
ところが、その後ネルソンの前には、少年時代にいじめた少年が現れ襲われてしまう。
続いて死後を体験したジョーは、付き合った女性達のイメージが現実でもつきまとい苦悩する。
学生達は、それを体験するために時間を延ばすことを争い、デヴィッドは、子供時代にいじめた黒人少女の幻影を見るようになる。
また、レイチェルの前には、自殺した父親が現れる。
その体験に怯えるようになった学生達は、少年に襲われることを隠していた、初めに死を体験したネルソンを非難するのだが・・・。
__________

ファッション関係者を経て脚本家、そして1980年代初頭から監督として活躍を始めたジョエル・シュマッカーが、当時の期待の若手俳優を起用して、マイケル・ダグラスが製作に参加した異色スリラーとして話題になった作品。

出来過ぎとも言える実験を、深く追及するのは止めて、そのアイデアはなかなか面白い。

セリフにもあるが、神の領域を犯した者の罰か・・・、興味本位で死後の世界を覗こうとする若者達の恐怖と奇妙な体験を描く、サスペンス・ホラーとしてもまずまず楽しめる作品。

確りとした仕事という感じのヤン・デ・ボンの撮影、ジェームズ・ニュートン・ハワードの雰囲気のある音楽も印象に残る。

ブレイク前の若手スターらは魅力的な演技を見せ、興行的にも期待以上の成績を残した。

製作費 $26,000,000
北米興行収入 $61,490,000

第63回アカデミー賞では、音響編集賞にノミネートされた。

実験の発案者であり、恐怖の体験をする主人公を熱演するキーファー・サザーランド、自殺した心癒えない父親の幻影の出現に苦悩するジュリア・ロバーツ、いじめた少女に謝罪して苦悩を克服するケヴィン・ベーコン、付き合った多くの女性達の幻影に悩むウィリアム・ボールドウィン、体験はせずにサポートするオリヴァー・プラット、デヴィッド(K・ベーコン)の謝罪を受ける女性役キンバリー・スコット、ジョー(W・ボールドウィン)の婚約者ホープ・デイヴィスなどが共演している。


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