イントルーダー Flight of the Intruder (1991) 3.09/5 (11)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ベトナム戦争を舞台に、仲間を失い苦悩する部下を見守る指揮官と命を懸けるパイロットの戦いを描く、監督ジョン・ミリアス、主演ダニー・グローヴァーウィレム・デフォーブラッド・ジョンソントム・サイズモアロザンナ・アークエットヴィング・レイムス他共演の戦争ドラマ。


ドラマ(戦争)


スタッフ キャスト
監督:ジョン・ミリアス

製作:メイス・ニューフェルド
製作総指揮:ブライアン・E・フランキッシュ
原作:スティーブン・クーンツ”Flight of the Intruder
脚本
ロバート・ディロン
デイヴィッド・シェイバー
撮影:フレッド・コーネカンプ
編集
スティーヴ・ミルコヴィッチ
キャロル・ティモシー・オメーラ
ペック・プリオー
音楽:ベイジル・ポールドゥリス

出演
フランク”ドゥーク”カンパレリ中佐:ダニー・グローヴァー
バージル”タイガー”コール少佐:ウィレム・デフォー
ジェイク”クール・ハンド”グラフトン大尉:ブラッド・ジョンソン
ボックスマン:トム・サイズモア
キャリー・トロイ:ロザンナ・アークエット
フランク・マクレー:ヴィング・レイムス
ジャック”レイザー”バーロウ中尉:ジャレッド・チャンドラー
”カウボーイ”パーカー少佐:J・ケネス・キャンベル
”マッド・ジャック”/ドク:ダン・フロレク
”ビッグ・オーギー”:ジョン・コーベット
モーガン”モーグ”マクファーソン大尉:クリストファー・リッチ
軍法会議の大佐:フレッド・トンプソン
サミー・ランディーン大尉:ジャスティン・ウィリアムズ
編隊士官:デヴィッド・シュワイマー

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1991年製作 115分
公開
北米:1991年1月18日
日本:1991年4月26日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $14,587,730


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1972年9月10日、ベトナム戦争下のトンキン湾
アメリカ海軍の空母”インディペンデンス”の艦上攻撃機”A-6/イントルーダー”は出撃する。

攻撃を受けたパイロットのジェイク”クール・ハンド”グラフトン大尉(ブラッド・ジョンソン)は、モーガン”モーグ”マクファーソン大尉(クリストファー・リッチ)が撃たれたため、帰艦しようとする。

それを知ったフランク”ドゥーク”カンパレリ中佐(ダニー・グローヴァー)は、部下である二人の帰艦を見守る。

着艦には成功するもののモーグは死亡し、ショックを受けたジェイクは、休暇を取るように指示される。

攻撃地点が犠牲者を出す価値があったかを疑問に思うジェイクだったが、気持ちを整理するようにとカンパレリから言われる。

同僚のボックスマン(トム・サイズモア)やフランク・マクレー(ヴィング・レイムス)と話すものの気分が晴れないジェイクは、ミーティングでカンパレリがジョークを言っても笑う気になれない。

翌日、艦上でモーグの葬儀が行われる。

乗艦したバージル”タイガー”コール少佐(ウィレム・デフォー)は、カンパレリに着任報告をする。

ジェイクを立ち直らせようとするカンパレリは、サミー・ランディーン大尉(ジャスティン・ウィリアムズ)に、翌日の訓練飛行でそれを任せる。

”マッド・ジャック”/ドク(ダン・フロレク)と共に飛び立ったサミーは、ボックスマンと飛行するジェイクと空中で争う。

気晴らしになったジェイクだったが、ボックスマンのことを”モーグ”と呼んでしまう。

その後、モーグの妻に会おうとしたジェイクは、彼女が不在であることを、手伝いに来ていたキャリー・トロイ(ロザンナ・アークエット)から知らされる。

最近、一人で飛び立ったまま帰らぬ人になる兵士が多いと言われたジェイクは、モーグは単独飛行でなく帰艦し、自分が一緒だったと伝えてその場を去る。

上陸して羽目を外しバーで騒ぎを起こしたジェイクは、コールとボックスマンと共にその場から逃れる。

他のバーにいたキャリーから声をかけられて謝罪されたジェイクは、彼女と楽しい時間を過ごし、愛し合い一夜を過ごす。

翌朝ジェイクは、キャリーが子持ちで、パイロットの夫が戦死したことを知る。

夫のことを思い出させてしまったことで、ジェイクはキャリーを気遣う。

空母に戻ったジェイクと”カウボーイ”パーカー少佐(J・ケネス・キャンベル)は、騒ぎを起こしたことでカンパレリに非難される。

現れたコールが二人は被害者だと言って擁護したため、カンパレリは彼らを許す。

一緒に飛ぶことになるコールと話したジェイクは、北爆の経験のある彼に同じ任務に就くのは光栄だと伝える。

攻撃機のクルーに欠員が出たことを編隊士官(デヴィッド・シュワイマー)から知らされたジェイクは、ミサイル基地の攻撃に参加するよう指示される。

EA-6B”には乗ったことがないジェイクだったが、コールから教えると言われて、二人は飛び立つ。

敵に発見されて4発のミサイルを撃たれたコールとジェイクは、何んとかそれをかわす。

MiG-17”に追跡されながらミサイル基地を攻撃したコールは、エンジン不調で降下するものの、機体を立て直して上昇する。

他の攻撃機に”MiG-17”を任せたコールとジェイクは、帰艦する。

エンジンは不調ではなく、切ったことをコールから知らされたジェイクは驚く。

北ベトナムのことについて調べたジェイクは、ハノイの爆撃をコールに提案するものの許可は得られず、無意味な出撃が続く。

ボックスマンが撃墜されたことで、ハノイを攻撃することを決心したコールは、かつて撃墜された際、仲間を失った辛い思い出をジェイクに語る。

公表されていないミサイル基地があることを話すコールは、そこを攻撃して復讐を果たすことをジェイクに伝え、軍法会議も覚悟して二人はそれに備える。

出撃してある施設を攻撃し、ハノイに向かったコールとジェイクは、一度は失敗するもののミサイル基地の爆撃に成功する。

帰艦したコールとジェイクはカンパレリに呼ばれ、小児科病院を爆撃して数百人の子供が死亡したことを知らされる。

それを否定する二人に、分かってはいるが誰も信じないと言うカンパレリは、勝手な行動をした彼らを徹底的に非難し、翌朝まで謹慎するようにと命ずる。

翌日にスービック湾の司令部に連行し、軍法会議のための尋問を受けさせると、二人はカンパレリから言われる。

司令部。
軍法会議を担当する大佐(フレッド・トンプソン)から尋問されたジェイクは、通常の出撃をしたと答え、コールは勝手な行動をを認める。

無謀な攻撃をした理由を訊かれたジェイクは、現在の爆撃目標に価値がないことを指摘し、戦う意味が不明であるこの戦争自体が不可解だと語る。

無駄死にするよりも復讐して死にたくなったというジェイクは、行ったことの罪を認め、絞首刑になっても構わないと伝える。

軍刑務所の服役か懲戒除隊になるが、どちらにしても海軍は必要としないと、ジェイクは大佐から言われる。

コールを巻き込んでしまったことで責任を感じるジェイクだったが、発案を聞き決定したのは自分だとコールから言われる。

一緒に組めたことを嬉しく思うと言うコールは、後悔していないとジェイクに伝える。

コールとジェイクの身を案ずるカンパレリは、二人が不起訴処分となったと大佐から言われ、起こった事実を隠すよう指示される。

和平交渉決裂に激怒したニクソン大統領が、無制限爆撃の命令を出したため、それに従った者は処罰できないというのが理由だった。

それをカンパレリから知らされたジェイクは、出撃には参加を許されなかった。

危険な日中の出撃で飛び立ったカンパレリの機は被弾してしまい、爆撃手が死亡したために脱出しようとする。

風防が開かないために不時着したカンパレリの機を確認したジャックは、救助を要請する。

負傷したカンパレリを助けようとしたジャックだったが、帰艦することを命ぜられてそれに従う。

コールとジェイクが救助に向かおうとしていることを知った艦長は、出撃させることを認める。

現れたコールとジェイクの機に気づいたカンパレリは喜ぶが、機体は被弾して二人は脱出する。

ジェイクはカンパレリの元に向い、コールに無線連絡をする。

隠れていた敵に撃たれたコールは相手を殺し、ジェイクと無線で話し安心させて、援軍機に攻撃させる。

助けに来ようとするジェイクに向かい、伏せろという合図で発砲したコールは、カンパレリの元に戻るよう彼に指示する。

援軍機に連絡したコールは、自分の居場所を爆撃するよう伝えて発煙筒をたく。

了解した援軍機は爆撃し、ナパーム攻撃をすることをカンパレリに伝えて避難させる。

その場から逃れたジェイクは、自分を置いて行くようにとカンパレリから言われるが、救援のヘリコプターに向けて発煙筒で合図する。

到着したヘリにカンパレリを引き上げさせたジェイクは敵を倒し、その後、救助される。

帰艦したカンパレリは、大佐に昇進することになり艦長、そして提督になった場合は、その艦に志願するとジェイクから言われる。

期待していると言うカンパレリは、今後も一緒だとジェイクに伝える。


解説 評価 感想
1986年に発表された、スティーブン・クーンツの小説”Flight of the Intruder”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)
1972年、ベトナム戦争下。
アメリカ海軍の空母”インディペンデンス”の艦上攻撃機”A-6/イントルーダー”のパイロットのジェイクは、出撃で爆撃手のモーグが戦死したことでショックを受ける。
気持ちを整理するようにと指揮官のフランク”ドゥーク”カンパレリ中佐から言えわれたジェイクは、モーグの妻に会いに行く。
妻は不在だと手伝いに来ていたキャリーから言われたジェイクは、彼女の夫もパイロットで戦死したことを知る。
キャリーを気遣うジェイクは、彼女と愛し合うようになる。
着任したコール少佐と同じ機に乗ることになったジェイクは、北爆を体験した彼に、無意味な攻撃は止めて、敵の拠点であるハノイへの爆撃を提案するのだが・・・。
__________

同僚を失い苦悩する部下を見守る上官、仲間達の友情、激しい空中戦、人そして兵士としての勇気や尊厳などの描写も含め、ジョン・ミリアスらしいダイナミックな演出が見所の作品。

何と言っても注目は、アメリカ海軍全面協力による舞台設定の素晴らしさで、空母”インディペンデンス”や艦上攻撃機”A-6/イントルーダー”、”EA-6B”などを使用した本物の迫力映像は圧巻だ。

ベテランの域に入った人間味のある指揮官を演ずるダニー・グローヴァー、若いパイロットの心の支えとなる上官を好演する、実力派のウィレム・デフォーらに加え、その後、活躍する若手スター多数出演はファンには嬉しい。

仲間の死を乗り越えてパイロットとして成長していくブラッド・ジョンソン、彼と愛し合う女性役で、登場場面が少ないことが残念なロザンナ・アークエット、ジェイク(ブラッド・ジョンソン)の同僚トム・サイズモアヴィング・レイムス、ジャレッド・チャンドラー、J・ケネス・キャンベルジョン・コーベットクリストファー・リッチ、ジャスティン・ウィリアムズ、少佐のJ・ケネス・キャンベル、軍法会議を担当する大佐のフレッド・トンプソン、編隊士官のデヴィッド・シュワイマーなどが共演している。


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