フットルース Footloose (1984) 3.31/5 (29)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

都会から来た少年が閉鎖的な田舎町の大人達に若者のパワーをぶつけ、信頼を勝ち取るまでを描く、監督ハーバート・ロス、主演ケヴィン・ベーコンロリ・シンガージョン・リスゴーダイアン・ウィーストサラ・ジェシカ・パーカー他共演の青春ドラマ。


ドラマ(青春)


スタッフ キャスト ■
監督:ハーバート・ロス
製作総指揮:ダニエル・メルニック
製作
ルイス・J・ラックミル

クレイグ・ゼイダン
脚本:ディーン・ピッチフォード
編集:ポール・ハーシュ
撮影:リック・ウェイト
音楽:マイルズ・グッドマン

出演
レン・マコーミック:ケヴィン・ベーコン

アリエル・ムーア:ロリ・シンガー
ショー・ムーア:ジョン・リスゴー
ヴァイ・ムーア:ダイアン・ウィースト
エセル・マコーミック:フランシス・リー・マッケイン

ラスティ:サラ・ジェシカ・パーカー
ウィラード・ヒューイット:クリス・ペン
チャック・クランストン:ジム・ヤングス
ウェス・ウォーニッカー:アーサー・ローゼンバーグ
ルル・ウォーニッカー:リン・マルタ

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

1984年製作 107分
公開
北米:1984年2月17日
日本:1984年7月14日
製作費 $8,200,000
北米興行収入 $75,846,770


アカデミー賞 ■
第57回アカデミー賞
・ノミネート
歌曲賞
Footloose
Let’s Hear It for the Boy


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ユタ州、ボーマント。
高校生レン・マコーミック(ケヴィン・ベーコン)は、父親が蒸発したため、母エセル(フランシス・リー・マッケイン)と共に伯父ウェス・ウォーニッカー(アーサー・ローゼンバーグ)を頼って大都会シカゴから引っ越して来る。

日曜のミサで、牧師ショー・ムーア(ジョン・リスゴー)の保守的な話に耳を傾けながら、レンはうなだれてしまう。

その後、ムーアから娘のアリエル(ロリ・シンガー)を紹介されたレンは、彼女の友人ラスティ(サラ・ジェシカ・パーカー)ら女生徒の注目の的になる。

アリエルは、父ムーアの躾に縛られることなく、奔放に生きる少女だった。

そんなムーアは、アリエルが仲間達の先頭を切って、自分が堕落したものと思う音楽などを好んでいる姿を見てショックを受ける。

翌日エセルは、息子レンの初登校を気にしながら、彼を学校に送り出す。

登校したレンは、田舎者丸出しのウィラード・ヒューイット(クリス・ペン)と親しくなり、都会の暮らしなどを彼に話す。

この町では、ある自動車事故が原因で、音楽やダンス、そしてアルコールが禁止されていることを、ウィラードはレンに知らせる。

放課後レンは、大音量で音楽を流し車を走らせているところを、いきなりパトカーに止められテープを没収されてしまう。

アリエルは、先日のことを父ムーアに謝罪するが、彼は驚いたことを伝えただけで、親身になって娘と話そうとしない。

数日後、アリエルのボーイフレンドのチャック・クランストン(ジム・ヤングス)は、レンに目をつける。

アリエルが、チャックに頼まれてレンを呼び出し、二人はトラクターでチキンレースをすることになる。

レンは靴紐がアクセルに引っかかってしまい、結果的に、そのお陰で勝負に勝つ。

やがて、アリエルはレンが気になる存在になり、ラスティに彼のことを調べさせる。

そんなレンは、製粉所でバイトなども始めるが、自分をよそ者扱いする人々の目は厳しく、伯父ウェスにまでトラブルの火種ではないかと疑われてしまう。

苛立つ気持ちを抑えきれず、レンは廃墟となった工場で独り踊り発散する。

そこにアリエルが現れ、二人は急速に惹かれていくが、彼女は父ムーアに、”問題児”レンとの交際を禁じられてしまう。

意を決したレンは、町でダンス・パーティーを開くことを考え、アリエルとウィラード、そしてラスティを誘い、州を越えてバーに向かう。

レンとアリエルらは思い切りダンスを楽しむが、踊れないウィラードは客とトラブルを起こし殴り倒されてしまう。

帰り道、例の事故現場を通った四人だったが、アリエルが、事故死した若者の内の一人が、自分の兄だったことをレンに伝える。

そのため、ダンス禁止令の音頭をとったのが父であることもアリエルは語る。

翌朝、昨晩の行動を正直に話さないアリエルに、ムーアは我慢できず彼女に手を上げてしまう。

素晴らしい牧師ではあるが、一個人の人間とは向き合えていないことを、ムーアは妻ヴァイ(ダイアン・ウィースト)に指摘される。

レンは、生徒をダンス大会に誘うが、なかなか支持を得られず、さらにムーアを含めた議会を説得することにも頭を悩ませる。

もちろんそれに協力するウィラードだったが、彼はレンからダンスの特訓を受けなければならなかった。

チャックに、別れ話を持ち出そうとしたアリエルは彼に殴られてしまうが、レンとの愛は深まる。

議会が近づき、レンの家族も嫌がらせに遭うが、彼の決意は変わらなかった。

そして町民が集まった議会が開かれ、レンはダンス禁止令の廃案を要求する。

議長メンバーのムーアは、ダンスが与える害を説き、彼の意見に反対する決をとろうとする。

しかし、冷静なヴァイは、レンの話を聞くべきだと言って、彼に発言をさせる。

レンは、アリエルが調べてくれた聖書の中の”詩篇 149篇”を引用し、その中でも、”歌い、踊れ”とあることを指摘し、自分達のダンスは人生を祝うことだと語る。

その後ムーアは、尚もダンスを受け入れられないことをアリエルに告げ、再び彼女と口論となる。

しかし、図書館で、害となる本を焼こうとする騒ぎが起き、行過ぎた町民の行動に、ムーアは戸惑いも感じ始める。

出来る限りのことはしたレンはムーアを訪ね、二人は向き合って話しをし、ようやく心が通じ合うことが出来る。

以前の父親らしい表情を見たアリエルは、彼を信じていることを伝え、父娘は抱き合う。

そして、ムーアは次のミサで、子供達を信じ、主が彼らを導くだろうということを語り、レン達は満面の笑みを浮かべる。

ダンス・パーティーの準備は生徒達によって進められ、そして当日、ドレスを来たアリエルは、父から贈られたコサージュを付け、レンの出迎えを受ける。

緊張する生徒達の中で、レンとアリエルが踊り始めパーティーは始まる。

様子を見に来たムーアと妻ヴァイは、二人きりになれたことで自分達も踊ろうとして抱き合う。

妨害に現れたチャックとウィラードが喧嘩になり、そこにレンが現れ彼らを叩きのめす。

そして、会場は一気に盛り上がり、レン達は有り余るパワーを爆発させる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
大都会シカゴから中西部の田舎町に引っ越したレンは、音楽やダンス、酒などが禁止されている町の現状に驚いてしまう。
その先頭に立つ牧師ムーアはじめ、町民や学校の生徒からも風変わりなよそ者扱いされるレンだったが、牧師の娘アリエルが気になる存在になる。
保守派の先導役の牧師の娘にも拘らず、アリエルはそれに反する行動ばかりしていた。
そんなアリエルは、兄の事故死によって町が閉鎖的になったことをレンに伝える。
そこでレンは、町の人々の考えを一新させるためにダンス・パーティーを開くことを考える。
生徒、そして大人達に理解を得ようとするレンだったが、音楽やダンスが堕落の原因だと考える、ムーアをはじめとした大人達の説得は困難を極めて彼を悩ませる・・・。
__________

ハーバート・ロスの演出にしては軽い雰囲気でドラマに深みはないが、作品の内容はさておきケニー・ロギンスデニース・ウィリアムズをはじめとする、トップ・アーチストによる挿入歌は大ヒットし、サウンドトラックは爆発的なセールスを記録した。

2011年には、同名作「フットルース」がリメイクされた。

第57回アカデミー賞では、歌曲賞にノミネートされた。
Footloose”、”Let’s Hear It for the Boy

”伝説的青春映画”のように考える向きもあるが、上記のように内容的な評価はむしろ低く、ミュージック先行型作品の典型である。

その後に活躍する、殆ど無名だったケヴィン・ベーコンの出世作であり、牧師夫妻で登場する実力派のジョン・リスゴーダイアン・ウィースト、主人公の愉快な友人のクリス・ペン以外の役者は今一印象が薄い。

撮影当時、20代半ばだったケヴィン・ベーコンは、若者の有り余るエネルギーを感じさせる体全体を使った溌剌とした演技を見せてくれる。

ガープの世界」(1982)や「愛と追憶の日々」(1983)で、二年連続アカデミー助演賞候補になったジョン・リスゴーの熱演、その後、演技派として高い評価を受けるダイアン・ウィーストの抑えた演技は、ドラマに厚みを加えている。

ややオーバーアクションが気になる牧師の娘ロリ・シンガー、その友人でまだ10代の初々しいサラ・ジェシカ・パーカー、主人公の母フランシス・リー・マッケイン、田舎者丸出しだが見事にダンスを習得するクリス・ペン、主人公のライバル役、ジム・ヤングス、主人公の伯父アーサー・ローゼンバーグ、伯母リン・マルタなどが共演している。


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