ギャング・オブ・ニューヨーク Gangs of New York (2002) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

地区の支配権争いで父親を殺された青年が、その仇討ちを果たすまでの復讐劇を描く、製作、監督マーティン・スコセッシ、主演レオナルド・ディカプリオダニエル・デイ=ルイスキャメロン・ディアスリーアム・ニーソン他共演によるドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:マーティン・スコセッシ
製作総指揮
ハーヴェイ・ワインシュタイン

マイケル・ハウスマン
製作
マーティン・スコセッシ

アルベルト・グリマルディ
原作:ハーバート・アズベリー
原案:ジェイ・コックス
脚本
ジェイ・コックス

ケネス・ロナガン
スティーヴン・ザイリアン
撮影:ミヒャエル・バルハウス
編集:セルマ・スクーンメイカー
美術・装置
ダンテ・フェレッティ

フランチェスカ・ロ・スチアヴォ
衣装デザイン:サンディ・パウエル
音楽
ハワード・ショア

エルマー・バーンスタイン
主題歌  U2
The Hands that Built America

出演
アムステルダム・ヴァロン:レオナルド・ディカプリオ
ビル”ザ・ブッチャー”カッティング:ダニエル・デイ=ルイス
ジェニー・エヴァディーン:キャメロン・ディアス
ヴァロン神父:リーアム・ニーソン
ジョニー・シロッコ:ヘンリー・トーマス
ウォルター”モンク”マクギン:ブレンダン・グリーソン
ウィリアム・M・トゥイードジム・ブロードベント
ハッピー”ジャック”マルレイニー:ジョン・C・ライリー
シャング:スティーヴン・グレアム
キローラン:エディー・マーサン
マグロイン:ゲイリー・ルイス
ジョン・F・シェメルホーン:デヴィッド・ヘミングス
P・T・バーナムロジャー・アシュトン=グリフィス
シェメルホーン夫人:バーバラ・ブーシェ


アカデミー賞 ■

第75回アカデミー賞
・ノミネート
作品・監督
主演男優(ダニエル・デイ=ルイス)
脚本・撮影・編集・美術・録音
衣装デザイン・歌曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1846年、ニューヨークマンハッタン
ファイヴ・ポイント”地区の支配権をめぐる戦いで、アイルランド移民の集団”デッド・ラビッツ”のリーダー、ヴァロン神父(リーアム・ニーソン)と、アメリカ生まれ集団”ネイティヴズ”のビル”ザ・ブッチャー”カッティング(ダニエル・デイ=ルイス)が相対する。

双方の戦いは死闘となり、カッティングは、ヴァロン神父を倒して、幼い息子アムステルダムの目の前で、彼に止めを刺す。

16年後、南北戦争2年目。
少年院を出たアムステルダム(レオナルド・ディカプリオ)は、”ファイヴ・ポイント”に戻る。

父の形見のナイフなどを手に入れたアムステルダムは、旧知の青年ジョニー・シロッコ(ヘンリー・トーマス)と再会する。

アムステルダムは、街のギャングの様子などをジョニーから知らされ、スリのジェニー・エヴァディーン(キャメロン・ディアス)にも出会う。

その後アムステルダムは、父亡き後、政治家ウィリアム・M・トゥイード(ジム・ブロードベント)と手を組み、全てを支配した、肉屋でもあるカッティングに寝返った、警察官のハッピー”ジャック”マルレイニー(ジョン・C・ライリー)やマグロイン(ゲイリー・ルイス)の存在を知る。

カッティングは、ジョニーに仕事を言い渡し、その場にいたアムステルダムもそれに同行させる。

停泊中の船に忍び込んだ、アムステルダムとジョニーだったが、死体以外は何もなく、二人は仕方なくそれを売って現金を手にし、カッティングの元に向かう。

それにケチをつけたマグロイと、アムステルダムは戦うことになり、その様子を見たカッティングは彼を気に入る。

ある日、アムステルダムはジェニーにメダルを奪われ、それを取り戻したことをきっかけに、二人はお互いを意識し始める。

父と共に戦ったウォルター”モンク”マクギン(ブレンダン・グリーソン)は、今でもカッティングと対立していたが、彼に付き添うアムステルダムを気にする。

アムステルダムは、ジェニーと親密になりそうになるが、彼女が、父の仇であるカッティングとも寝たことを知り憤慨する。

その後、アムステルダムはカッティングの右腕になり、ある日、劇場で彼が暗殺されるのを阻止する。

そんなアムステルダムを、モンクはヴァロン神父の息子だと見破っていた。

やがて、アムステルダムとジェニーは愛し合ってしまうが、ジョニーが彼の正体を見破り、それをカッティングに知らせる。

カッティングは、自分を殺そうとするアムステルダムに対し、一瞬早くナイフで脇腹を刺し、彼を拷問にかける。

生かされたアムステルダムはジェニーに介抱され、現れたモンクから、ヴァロン神父が使っていた剃刀を渡される。

回復したアムステルダムはカッティングを挑発し、彼は手下を使わずに、それを警官のジャックに解決させようとする。

ジャックを待ち伏せたアムステルダムは、彼を殺して通りにさらし者にする。

アムステルダムは、シャング(スティーヴン・グレアム)と現れたジョニーを追い返してしまうが、彼はカッティングに痛めつけられる。

苦しむジョニーに頼まれ、アムステルダムは彼を楽にさせるために仕方なく殺す。

その後、トゥイードはアムステルダムと手を組み、モンクを保安官選挙に担ぎ出すが、彼はカッティングに殺されてしまう。

アムステルダムは、”デッド・ラビッツ”を率いてカッティングらと対決することになるのだが、それを前にして、ジェニーはカリフォルニアに向かおうとする。

同じ頃、史上初の徴兵制度が実施され、それに抗議した市民による”ニューヨーク徴兵暴動”が起きる。

ファイヴ・ポイント”では、”デッド・ラビッツ”と”ネイティヴズ”が相対するが、軍の砲撃と兵士によるに制圧が始まる。

そしてアムステルダムは、傷を負ったカッティングに止めを刺す。

港で暴漢に襲われたジェニーは、広場のアムステルダムの元に戻る。

暴動は4日後に鎮圧され、アムステルダムはカッティングを父の傍らに埋葬する。


解説 評価 感想 ■

1928年に発表された、ハーバート・アズベリーの同名著書の映画化。

*(簡略ストー リー)

1846年、ニューヨークマンハッタン
ファイヴ・ポイント”地区の支配権をめぐる戦いで、アイルランド移民集団”デッド・ラビッツ”のヴァロン神父は、アメリカ生まれの者達の集団”ネイティヴズ”の、ビル”ザ・ブッチャー”カッティングとの戦いで殺される。
16年後、少年院から戻ったヴァロン神父の息子アムステルダムは、正体を隠しカッティングの懐に入り込み、父の復讐を誓い、その時を待つ。
アムステルダムは、カッティングに気に入られて右腕にまでなり、彼の女でスリのジェニーと親密な仲になる。
その後アムステルダムは、仲間の裏切りで正体がばれてしまい、痛めつけられて拷問にかけられるが生かされる。
その後アムステルダムは、ジェニーの介抱で回復して、アイルランド系の人々を統率し、カッティングへの復讐の機会を窺うのだが・・・。
__________

マーティン・スコセッシ自身が、生まれ育ったニューヨークで展開される、初期のギャング同士の壮絶な戦いと、その人間模様をストレートに描く、力感溢れる作品。

暴挙にも思える、多くの犠牲を払いながら生き抜いていく人々の姿を描くことで、アメリカ人の逞しさと、躍動する街であるニューヨークのルーツとも言える社会の様子などを認識できる、見応えある作品。

第75回アカデミー賞では、10部門にノミネートされるが受賞は逃した。
・ノミネート
作品・監督
主演男優(ダニエル・デイ=ルイス)
脚本・撮影・編集・美術・録音
衣装デザイン・歌曲賞

製作費に約1億ドルくをかけ、マンハッタンの”ファイヴ・ポイント”の街並みやセット、衣装などは見事な出来栄えではあるが、興行収入は期待に反し、北米で約7800万ドル、全世界でようやく1億ドルを超す結果に終わった作品でもある。

主人公は、父親の復讐を誓うレオナルド・ディカプリオが無難に演じているが、対する仇役ダニエル・デイ=ルイスの圧倒的存在感は見もので、当時、5年間のブランクがあったとは思えない充実振りであり、その怪演は、主役のディカプリオ以上に話題になった。

主人公の二人と関係を持つ、スリのキャメロン・ディアス、冒頭で命を落とす”デッド・ラビッツ”のリーダー、リーアム・ニーソン、彼の遺志を継ぎカッティング(D・デイ=ルイス)に断固対抗するブレンダン・グリーソン、地区を治める政治家のウィリアム・M・トゥイードジム・ブロードベント、カッティングの手下ヘンリー・トーマスゲイリー・ルイス、カッティングに買収されている警察官役のジョン・C・ライリートゥイードの補佐エディー・マーサン、アムステルダム(L・ディカプリオ)に寝返るスティーヴン・グレアム、富豪デヴィッド・ヘミングス、その妻バーバラ・ブーシェ、興行主P・T・バーナム(ロジャー・アシュトン=グリフィス)などが共演している。


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