ジャーロ Giallo (2009) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆☆

連続猟奇殺人事件に携る警部が、犯人に妹を誘拐された女性と共に事件を解決させようとする姿を描く、主演エイドリアン・ブロディエマニュエル・セニエエルサ・パタキー他共演、監督ダリオ・アルジェントによるサスペンス・ホラー。


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■

監督:ダリオ・アルジェント
製作
ラファエル・プリモラック

リシャール・リオンダ・デル・カストロ
エイドリアン・ブロディ
脚本
ジム・アグニュー

ショーン・ケラー
ダリオ・アルジェント
撮影:フレデリック・ファサーノ
編集:ロベルト・シルヴィ
音楽:マルコ・ウェル

出演
エンツォ・アヴォルフィ警部/ジャーロ:エイドリアン・ブロディ

リンダ:エマニュエル・セニエ
セリーヌ:エルサ・パタキー
モーリ警部:ロバート・ミアノ
ロシア人学生:シルヴィア・スプロス
サル:ルイス・モルテーニ
肉屋の主人:ジョゼッペ・ロコンソール

イタリア/アメリカ 映画
配給 Hannibal Pictures
2009年製作 92分
公開
北米:2009年11月6日(American Film Market)
日本:2010年9月11日
製作費 $14,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

イタリアトリノ
フライト・アテンダントのリンダ(エマニュエル・セニエ)は、ファッションモデルの妹セリーヌ(エルサ・パタキー)と待ち合わせをしていたが、彼女が現れずに心配する。

その頃、タクシー・ドライバーを装った男がセリーヌを誘拐し、他の女性と共に監禁する。

翌日、警察に相談に行ったリンダは相手にされず、風変わりな、イタリア系アメリカ人エンツォ・アヴォルフィ警部(エイドリアン・ブロディ)の元に行くよう指示される。

連続美女猟奇殺人の、単独捜査を続けるエンツォは、訪ねて来たリンダを迷惑に思いながらも、事務的に質問を始める。

セリーヌから、最後の電話を受けたのがタクシーからだと聞いたエンツォは、リンダを追い払ってしまう。

その頃セリーヌは、目の前で捕らえられていた女性が切り刻まれる姿を見せられる。

既に、タクシー・ドライバーに目をつけていたエンツォだったが、リンダは何かを知っていると思われる彼を追う。

エンツォは、仕方なくリンダを連れて役人のサル(ルイス・モルテーニ)を訪ね、タクシー・ドライバーの情報を得る。

そして、セリーヌが犯人に誘拐されているだろうということをエンツォはリンダに伝える。

自分が捜査している猟奇殺人に、セリーヌが巻き込まれたことを確信したエンツォは、リンダに事件の概要を知らせて資料を見せる。

オフィスでリンダを休ませたエンツォは、その後、新たな遺体が発見されたという連絡を受ける。

まだ息のあった、被害者の日本人女性は息を引き取り、彼女が最後に発した言葉を録音したエンツォは、日本語の解る青年から”彼はジャーロ(イエロー)”と来り返していることを知らされる。

その後リンダが、”ジャーロ”の意味が顔色が黄色くなる”黄疸”のことだと気づき、エンツォは、犯人の記録が病院にあるものと考え、それを調べようとする。

その頃、恐怖に怯えながら、犯人(ジャーロ/エイドリアン・ブロディ)を罵るセリーヌは、彼に指を切り落とされてしまう。

病院の守秘義務で、エンツォは患者の情報を知ることができないでいた。

その時、怪しい男を見つけたエンツォは、追跡するものの取り逃がす。

エンツォは、病院の受付に被害者の資料を見せて協力させ、逃げた男”フラビオ・ボルペ”の所在を知る。

セリーヌは、隙を見て犯人の拘束を逃れ建物を脱出するが、再び捕らえられてしまう。

同じ頃エンツォは、フラビオのアパートを調べ犯人だと確認する。

エンツォは、現場に現れたモーリ警部(ロバート・ミアノ)に後を任せる。

リンダと共に状況を見守るしかなかったエンツォは、彼女に子供時代に負った心の傷を話し始める。

暴漢に母親を殺された失意のエンツォは、ある日、犯人が肉屋の主人(ジョゼッペ・ロコンソール)だということを知り彼を見張る。

そして、エンツォは肉屋を殺し、それを巡査だったモーリに目撃されるが、彼に全てを話し見逃してもらったことなどをリンダに話す。

フラビオのパソコン画像の解析から、彼がガス会社の廃屋を隠れ家にしていることにエンツォは気づく。

リンダを襲ったフラビオは、自分を逃亡させることを条件に、セリーヌを引き渡すことを約束する。

そこにエンツォが現れ、フラビオは、リンダに彼を追い払わせて部屋を出る。

その場を引き上げたように見せかけたエンツォは、二人を追い、彼はフラビオを殺しリンダを助ける。

しかし、セリーヌが廃屋にいないことが分かり、フラビオが死んだ今、手がかりを失ったリンダは、彼を殺してしまったエンツォを責める。

セリーヌは、フラビオの車のトランクで、必至に助けを求めるが、駐車所を見回る警備員はそれに気づかずに彼女の出血は続く。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

トリノ
連続美女猟奇殺人事件の捜査を進めるエンツォ・アヴォルフィ警部の元に、モデルの妹セリーヌと連絡が取れなくなったという女性リンダが訪ねてくる。
エンツォは、リンダを迷惑に思いながらも話を聞き、セリーヌが犯人に誘拐されたことを確信しそれをリンダに伝える。
その後、被害者の女性が発見され、まだ息のあった彼女は、”彼はジャーロ(イエロー)”と言い残し息を引き取る。
その言葉が、顔色の黄色くなる”黄疸”を意味することにリンダが気づき、犯人が治療のため通院しているはずだと考えたエンツォは病院に向かう。
その場で、怪しい男を追ったエンツォは、彼を取り逃がす。
しかし、犯人と思われるその男”フラビオ・ボルペ”の住所などをエンツォは突き止める。
その頃、醜いフラビオを罵ったセリーヌは、指を切り落とされながらも、隙を見て彼の拘束を逃れるのだが・・・。
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イタリア、ホラー映画界の巨匠ダリオ・アルジェントによる、かつてブームを起こした頃の作風を思い起こさせる、古風な仕上がりを感じさせる作品。

B級映画風の展開も、上記のように、あえて古典的に描いているためかとも思うのだが、残念ながら、エイドリアン・ブロディの出演がなければ、個人的には鑑賞する気にはならなかっただろう、という感じの作品でもある。

原題の”ジャーロ”(イエロー)とは、かつてイタリアで黄色い表紙が多かった犯罪小説及びサスペンス・ホラー映画を差し、”臆病者”という意味もある。

主演のエイドリアン・ブロディは、小作にも拘らず手抜きのない演技で、母を殺人で殺された、心に深い傷を負う、猟奇殺人専門の捜査を担当する警部を熱演している。

親子ほど年の違うロマン・ ポランスキーと若くして結婚して現在に至る、妹を誘拐される女性を演ずるエマニュエル・セニエ、その妹エルサ・パタキー、主人公の過去を知る警部ロバート・ミアノ、誘拐されて殺されるロシア人学生シルヴィア・スプロス、役人のルイス・モルテーニ、主人公の母を殺した肉屋の主人ジョゼッペ・ロコンソールなどが共演している。

犯人を演じているのは、メイクしているエイドリアン・ブロディで、クレジット表記では”Byron Deidra”となっているが、これは彼の名前のアナグラムである。


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