ガール・クレイジー Girl Crazy (1943) 4.04/5 (26)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

1930年、ブロードウェイの”アルヴィン・シアター”(現ニール・サイモン・シアター)で初演された、ジョージ&アイラ・ガーシュウィン作詞・作曲による同名ミュージカルの映画化。
製作アーサー・フリード、監督ノーマン・タウログ、主演ミッキー・ルーニージュディー・ガーランドのミュージカル。


ミュージカル


スタッフ キャスト ■

監督:ノーマン・タウログ
製作:アーサー・フリード
振付:バズビー・バークレイI Got Rhythm”number
脚本:フレッド・F・フィンクルホッフェ
撮影:ウィリアム・H・ダニエルス
編集:アルバート・アクスト
音楽:リチャード・ヘイマン

出演
ミッキー・ルーニー:ダニー・チャーチルJr.
ジュディー・ガーランド:ジンジャー・グレイ
ギル・ストラットン:バド・リヴァーモア
ラッグス・ラグランド:ラッグス
ロバート・E・ストリックランド:ヘンリー・ラスロップ
ガイ・キビー:ディーン・フィニアス・アーマー学長
ヘンリー・オニール:ダニー・チャーチル
トミー・ドーシー:本人
ナンシー・ウォーカー:ポーリー・ウィリアムズ
フランセス・ラファティー:マージョリー・テイト
ジューン・アリスン:クラブ歌手

アメリカ 映画
配給 MGM
1943年製作 98分
公開
北米:1943年11月26日
日本:未公開
製作費 $1,140,850
北米興行収入 $3,770,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューヨーク
出版王ダニー・チャールズ(ヘンリー・オニール)の息子ダニーJr.(ミッキー・ルーニー)は、夜な夜な遊びまわるプレイボーイぶりを、父に咎められる。

そしてダニーは、西部にある田舎町の男子校コーディ大学に入れられてしまう。

駅に着くものの、タクシーもないダニーは、8マイル(約13キロ)離れた大学まで歩くことぬなる。

途中、車の故障を直している、大学の郵便係ジンジャー・グレイ(ジュディー・ガーランド)に出会う。

ダニーはジンジャーに一目惚れしてしまい、車のエンジンはかけるものの、置いてきぼりになってしまう。

ようやく徒歩で大学に着いたダニーは、部屋に案内され、同室のバド・リヴァーモア(ギル・ストラットン)に歓迎される。

翌日、早朝に起こされたダニーは、2週間に一度の、馬の遠乗りを兼ねた野外授業に参加することになる。

ジンジャーは、荒馬に無理矢理乗せられて出発したダニーを見て、思わず笑ってしまう。

間もなく馬に振り落とされたダニーは、同じニューヨークから来た元タクシー・ドライバーのラッグス(ラッグス・ラグランド)の馬車に拾われる。

ようやくキャンプ地に着いたダニーは、疲労困憊だったが、先に着いていた人気者のジンジャーを中心に、楽しい夕べが始まる。

それを見たダニーも、それに参加するが、ジンジャーは車で大学に戻った。

翌日、大学に戻ったダニーは、ジンジャーの祖父ディーン・フィニアス・アーマー学長(ガイ・キビー)に面会する。

早くも耐え切れなくなったダニーは、アーマー学長に退学を申し出る。

そこに、ジンジャーと、いとこのポーリー・ウィリアムズ(ナンシー・ウォーカー)が現れる。

ジンジャーに車で駅まで送ってもらう途中、ダニーは彼女に言い寄る。

しかし、ジンジャーはダニーを冷たく突き放して、その夜、開かれる予定の、自分の誕生パーティーの準備のため大学に戻る。

ジンジャーを忘れられないダニーは、彼女のパーティーが盛大に開かれている大学に舞い戻ってくる。

その後、ジンジャーはヘンリー・ラスロップ(ロバート・E・ストリックランド)に誘い出されてプロポーズされる。

しかし、ロマンチックでないヘンリーの求婚に、ジンジャーは返答を避ける。

それを見ていたダニーは、ヘンリーがその場を去った後、ジンジャーに正直に愛の告白をして、彼女に気持が伝わる。

ロマンチックな雰囲気に弱いジンジャーも、なんとなくダニーに惹かれていく。

翌日、大学についての感想を、勝手な解釈で父に報告したダニーは、ヘンリーら学生達の反感を買ってしまう。

ヘンリーはダニーを追放しようと考えるが、アーマー学長の説得で、二人は和解する。

その後、アーマー学長とジンジャーは、応募学生激減が理由で大学が閉鎖されることを耳にする。

ダニーは失意のジンジャーを慰めて励まし、入学希望者を集めるために、ウエスタン祭を開催を学長に提案する。

早速、州知事に掛け合いに行ったダニーとジンジャーは交渉に成功する。

街に残ったダニーは、あるパーティーで出くわした、友人のトミー・ドーシーに、ウエスタン祭りへの出演を依頼する。

さらに、その場にいた女性達に、ロデオの女王コンテスト出場を勧める。

そして、ウエスタン祭は始まり、学生の確保のためには、ジンジャーが女王では話題性に欠けると、ダニーは判断する。

そこでダニーは、知事の娘マージョリー・テイト(フランセス・ラファティー)を、裏工作で女王に選んでしまう。

ダニーのペンダントを、マージョリーがしていたのに気づいたジンジャーはショックを受け、その場を立ち去る。

翌日、ポーリーと共に旅立つ考えのジンジャーに、ダニーは素直に謝り、彼女の理解を得る。

その後、ダニーとジンジャーは、学生の応募者、それも女子学生からの依頼が殺到していることを学長に知らせ、大学は共学となり存続は決まる。

トミー・ドーシー楽団の演奏をバックに、ダニーがその場を盛り上げる。

そして、西部の美声ジンジャーが歌う”I Got Rhythm”で、ウエスタン祭は最高潮に達する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

出版王の御曹司ダニー・チャーチルJr.は、乱れた生活を父親に非難され、西部の田舎町の大学に入れられてしまう。
ダニーはそこで、学長の孫娘ジンジャーに出会い一目惚れしてしまう。
早朝から始まる野外授業など、都会育ちのダニーは耐え切れず、たちまち挫折して退学しようとする。
しかしダニーは、ジンジャーへの想いが断ち切れず、学生数減少で閉校寸前の大学を救うために、彼女と協力して、ウエスタン祭の開催を計画するのだが・・・。
__________

ミッキー・ルーニーは従軍するために、名コンビだったジュディー・ガーランドとの共演作としては、本作が、戦前の最後の作品になった。
(主演としては)

このコンビの主演作は、1937年から本作まで8作
続き、2作で共演をしている。
Thoroughbreds Don’t Cry (1937)
Love Finds Andy Hardy (1938)
Babes in Arms (1939)
Andy Hardy Meets Debutante (1940)
Strike Up the Band (1940)
Life Begins for Andy Hardy (1941)
Babes on Broadway (1941)
Girl Crazy (1943)
Thousands Cheer (1943)
Words and Music (1949)

やんちゃな富豪の御曹司という役のミッキー・ルーニーだが、嫌味のない性格と溌剌とした身のこなしで、実に楽しい演技を見せてくれる。

特に知事に面会する前の一人芸は見事だ。

子役から脱して20歳を過ぎたジュディー・ガーランドは、数年後に急激にやつれてしまう前の、最も美しかった頃の作品で、充実感がみなぎっている。

本作は当初、バズビー・バークレイの監督で製作が始められたが、彼とジュディー・ガーランドの確執が問題になった。
バズビー・バークレイはクビになり、ラストの”I Got Rhythm”のシーンのみ振付担当となる。

そして、既にミュージカルの名作を手がけている、「底抜けやぶれかぶれ」(1953)など、底抜けシリーズでも有名なノーマン・タウログが監督となった。

冒頭のシーンで、ジューン・アリスンがクラブ歌手として登場する。

また、トミー・ドーシーが自らのバンドを率い出演し、ガーシュウィンの名曲などを演奏してくれるのも嬉しい。

主人公の大学のルームメイト、ギル・ストラットン、大学の世話係ラッグス・ラグランド、主人公のライバルのロバート・E・ストリックランド、学長のガイ・キビー、主人公の父親ヘンリー・オニール、ジンジャー(J・ガーランド)のいとこナンシー・ウォーカー、知事令嬢フランセス・ラファティーなどが共演している。


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