原子力潜水艦浮上せず Gray Lady Down (1978) まだ評価されていません。


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

貨物船と衝突事故を起こしたアメリカの原子力潜水艦が沈没した状況下の艦内の混乱と、彼らを救おうとして命を懸ける男達の姿を描く、監督デヴィッド・グリーン、主演チャールトン・ヘストンデヴィッド・キャラダインネッド・ビーティステイシー・キーチロニー・コックス他共演のアクション。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■

監督:デヴィッド・グリーン
製作:ウォルター・ミリッシュ
原作:デヴィッド・ラヴァリー
脚本
ジェームズ・ホイッテカー
ハワード・サックラー

フランク・P・ローゼンバーグ
撮影:ステヴァン・ラーナー
編集:ロバート・スウィンク

音楽:ジェリー・フィールディング

出演
チャールトン・ヘストン:ポール・ブランチャード艦長
デヴィッド・キャラダイン:ゲイツ大佐
ネッド・ビーティ:ミッキー
ステイシー・キーチ:ハル・ベネット大佐
ロニー・コックス:サミュエルソン中佐
スティーヴン・マクハティ:マーフィ
クリストファー・リーヴ:フィリップス
ドリアン・ヘアウッド:ファウラー
ヒリー・ヒックス:ペイジ
チャールズ・シオッフィ:マイケル・バーンズ提督
ローズマリー・フォーサイス:ヴィッキー
ウィリアム・ジョーダン:ウォーターズ
ジャック・レイダー:ハークネス
マイケル・オキーフ:ハリス

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1978年製作 110分
公開
北米:1978年3月10日
日本:1978年4月
北米興行収入 $5,438,927


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

コネチカット州、ニューロンドン沖。
小艦隊長に昇進のため、最後の航海を終えようとしているアメリカ海軍の原子力潜水艦”ネプチューン”艦長のポール・ブランチャード(チャールトン・ヘストン)は、副長サミュエルソン中佐(ロニー・コックス)に艦を託す。

濃霧の中、浮上航行を続けていたネプチューンは、航海中のノルウェーの貨物船と衝突し、後部にダメージ受ける。

損傷部からは大量の海水が流れ込み、制御不能となったネプチューンは深度1450フィート(約440m)の岩棚の上に沈んでしまう。

艦隊司令部から、ネプチューン沈没の連絡を受けたバーンズ提督(チャールズ・シオッフィ)は、即刻救助隊を派遣するようベネット大佐(ステイシー・キーチ)に指令を出す。

ネプチューンは多数の死傷者を出し、艦の損傷から酸素は一日半しかもたないことがわかる。

艦はかろうじて岩棚に乗っている状態で、海底に沈めば、その水圧でネプチューンは潰されてしまう。

バーンズ提督は、DSRV(深海救難艇)の準備を始めるが、地滑りが頻繁に起きる現場が心配される。

サミュエルソンは、ブランチャード艦長が艦を浮上させたことを責めるが、その時、地響きと共に地滑りが起きる。

地滑りは収まるが、通信員ハリス(マイケル・オキーフ)は、地上の応答のないことで気が動転し、医務室に運ばれてしまう。
司令室のハッチは、水圧に耐えられるか微妙な状態になってきた。

海上の救助艦”ナッソー”との交信に成功したブランチャードは、酸素残量と生存者41名他、現在の状況を、ナッソーに到着したベネットに報告する。

DSRVの救助を知り一安心するネプチューンの乗組員だったが、再び激しい地滑りが起き、DSRVがドッキングできるかを調べることになる。

その後、ネプチューンの非常ハッチが、完全に土砂に覆われていることが分かる。

小型潜水艇でそれを除去することになり、海軍の異端児ゲイツ大佐(デヴィッド・キャラダイン)がそれを任される。

助手のミッキー(ネッド・ビーティ)と共にナッソーに着いたゲイツは、ミッキーを外し部下を連れて行くようベネットに命令される。

小型潜水艇”スナーク”は海中に沈められ、ネプチューン乗組員は息を呑んでそれを見守る。

ネプチューンを発見したかに見えたスナークだったが、以前、海軍が使用したソナー目標の車だということがわかり、スナークは一旦浮上する。

ゲイツは、経験豊富なミッキーを連れて潜ることをベネットに許可され、DSRVも到着する。

ネプチューンの通信機が故障し、ナッソーとの連絡が取れなくなるが、海上ではスヌークが再び潜水を始める。

スヌークはネプチューンを確認し、ベネットは送られてきたネプチューンの破損状況の映像を見て驚く。

ゲイツは、ネプチューンの非常ハッチ付近にスヌークを乗り上げ、モールス信号で土砂の除去を艦内に知らせる。

土砂の除去に手間取るスヌークだったが、その時、地滑りが起きネプチューンは大きく傾く。

このままではDSRVが接合できず、ブランチャードは右舷タンクを排水して艦の体勢を戻そうとする。

その作業を実行しようとした時、ハッチから浸水が始まり、サミュエルソンとマーフィ(スティーヴン・マクハティ)が犠牲となるが、艦は思惑通り元に戻り始める。

しかし、傾きは途中で止まり、再び死者を出してしまったブランチャードの精神状態も限界に達する。

ベネットは、ナッソーに戻ったゲイツに、爆薬で障害物を除きネプチューンの傾きを変えるという提案をする。

ゲイツは爆破の専門家と共に現場に向かい、爆薬を設置して海面に浮上するが、成否を見届けるために単身再び海中に向かう。

爆破は成功してネプチューンは傾きを変え、そしてDSRVが発進する。

DSRVはネプチューンとのドッキングに成功し、乗組員は負傷者から順番に救助され、第一陣が海面に浮上する。

救助は続けられるが、ネプチューンは依然、不安定な状態で、DSRVが接合されたまま滑り始めてしまう。

ゲイツが、スヌークをネプチューンの下に潜り込ませて動きを止め、その間に乗組員は全員脱出する。

その直後、ゲイツを乗せたスヌークは、ネプチューンと共に海底に沈んで行く。

救出されたブランチャードはベネットに感謝し、複雑な気持ちで多くの犠牲者を出した海を見つめる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

昇進のため、最後の航海を終えようとしていたアメリカ海軍原子力潜水艦”ネプチューン”艦長ポール・ブランチャードは、航海中だったノルウェーの貨物船と衝突し、潜水艦は後部にダメージ受ける。
艦内には大量の海水が流れ込み、制御不能となったネプチューンは、深度1450フィート(約440m)の岩棚の上に沈んでしまう。
原潜沈没の連絡を受けたバーンズ提督は、即刻、救助隊を派遣するようベネット大佐に指令を出す。
多数の死傷者を出し、酸素も一日半しか持たないことが分かり、さらに海底深く沈む可能性もでてきた。
バーンズ提督は、早速DSRV(深海救難艇)の準備を始めるのだが・・・。
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1970年代、一大パニック・ブームを巻き起こした立役者であるチャールトン・ヘストン主演の大作ということで話題になった作品ではあるが、統率力のある艦長という、いかにも彼らしい役柄にも拘らず、部下を次々に失っていき、精神的に追い込まれる弱さを見せる、完全無欠のヒーローとして彼が描かれていないところなどが新鮮でもある。

沈没した潜水艦内のドラマということもあり、艦長を含めた乗組員の、死に直面した異常な精神状態や、タイムリミットが迫る緊迫感などが、無理なく無難に描かれている。

アメリカ海軍の誇るDSRV深/海救難艇などをはじめ、海軍の全面協力による映像もなかなか興味深い。

勇壮な音楽は、彼も1970年代を代表する音楽家と言えるジェリー・フィールディング

小型潜水艇で、身を挺して潜水艦を救うデヴィッド・キャラダイン、その助手ネッド・ビーティ、作戦指揮官ステイシー・キーチ、一旦は艦長の行動を非難するが、犠牲になって乗組員を助ける副長役のロニー・コックス、乗組員役のスティーヴン・マクハティドリアン・ヘアウッドマイケル・オキーフ、作戦総司令官チャールズ・シオッフィ、そして、これがデビュー作となり、同じ年の12月に公開される「スーパーマン」(1978)で世界的な名声を得るクリストファー・リーヴが、ベネット大佐(S・キーチ)の副官で登場する。


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