リベンジ・マッチ Grudge Match (2013) 3/5 (22)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ボクシング界のスーパースターだった因縁のライバルが、30年の時を経て決着をつけようとする姿を描く、製作、監督ピーター・シーガル、主演シルヴェスター・スタローンロバート・デ・ニーロケヴィン・ハートアラン・アーキンキム・ベイシンガージョン・バーンサル他共演のコメディ・ドラマ。


ドラマ(コメディ)

シルヴェスター・スタローン / Sylvester Stallone 作品一覧


スタッフ キャスト
監督:ピーター・シーガル

製作
ラビ・メータ
マイケル・ユーイング
マーク・スティーヴン・ジョンソン
ビル・ガーバー
ピーター・シーガル
製作総指揮
ジェーン・ローゼンタール
ケビン・キング=テンプルトン
原案:ティム・ケルハー
脚本
ティム・ケルハー
ロドニー・ロスマン
撮影:ディーン・セムラー
編集:ウィリアム・カー
音楽:トレヴァー・ラビン

出演
ヘンリー“レーザー”シャープ:シルヴェスター・スタローン
ビリー“ザ・キッド”マクドネン:ロバート・デ・ニーロ
ダンテ・スレートJr.:ケヴィン・ハート
ルイス“ライトニング/稲妻”コンロン:アラン・アーキン
サリー・ローズ:キム・ベイシンガー
B.J.:ジョン・バーンサル
サンドペーパー・ハンズ:アンソニー・アンダーソン
マイキー:ジョーイ・ディアス
フランクリン・ブライト:LL・クール・J
ルー・カマーレ:ポール・ベン=ヴィクター
UFCオフィシャル:デイン・ローデス
本人:チェール・ソネン
本人:ロイ・ジョーンズJr.
本人:マイケル・バッファー
本人:マイク・タイソン
本人:イヴェンダー・ホリフィールド

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2013年製作 113分
公開
北米:2013年12月25日
日本:2014年4月4日
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $29,802,760
世界 $44,907,300


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1980年代、ボクシング界のスーパースター、ヘンリー“レーザー”シャープ(シルヴェスター・スタローン)とビリー“ザ・キッド”マクドネン(ロバート・デ・ニーロ)は、宿命のライバルとして1勝1敗のまま、決着をつける第3戦が期待されていた。

しかし、その決戦を前にレーザーは引退を表明してしまい、その理由を明かさなかった。

無一文になったレーザーは以前の職場である造船所で働き、人気の落ちたキッドも三流製品のCMに出演し、現在は車のディーラーとレストランのオーナーになっていた。

ピッツバーグ
30年の歳月が経ち、キッドとの再戦の噂にもレーザーは興味を示さない。

施設に入っている元トレーナーのルイス“ライトニング/稲妻”コンロン(アラン・アーキン)の面倒を見ているレーザーは、キッドを叩きのめせと彼から言われるものの、その気になれなかった。

帰宅したレーザーは、訪ねて来た、伝説のプロモーターを父に持つダンテ・スレートJr.(ケヴィン・ハート)を招き入れ、モーションキャプチャを利用した、キッドとの再戦のゲーム化で儲ける話を提案をされる。

それを断られたダンテは憤慨しながらその場を去ろうとするが、ルイスの施設費用などのことを考えたレーザーは、1万5000ドルの契約料で手を打つ。

スタジオに向かったレーザーは、現れたキッドに徴発されて殴り合いになり、その様子が撮影されてネット上に流れてしまう。

逮捕されたレーザーとキッドは釈放され、数百万人が動画を見たことをダンテから知らされる。

再戦を組んだとダンテから言われた二人は、10万ドルの報酬を払うと言われ、スタジオを壊したために1万5000ドルを払ってもらえないことを知ったレーザーは、試合はしないと伝えてその場を去る。

しかし、造船所を解雇されてしまったレーザーは再戦を決意し、それを知ったダンテとキッドは喜ぶ。

ポンコツ車を捨ててポルシェに乗り換えたダンテは、レーザーとキッドの再戦発表記者会見を開くが、会場は空席だらけだった。

”高齢者”の対戦をバカにする記者に対し、敬意を払えと言ってダンテは憤慨する。

その場に来ていた元恋人サリー・ローズ(キム・ベイシンガー)に話しかけられたレーザーは、体力的なことを心配する彼女から、危険だと言われる。

健康診断を受けたレーザーとキッドは、プロモーターのルー・カマーレ(ポール・ベン=ヴィクター)をダンテから紹介され、チケットを売りまくる方法を考え、CMなどに出て、動画もネット上に流れて話題になる。

躊躇するルイスにトレーナーを頼んだレーザーは、彼を説得して友情を確かめる。

フランクリン・ブライト(LL・クール・J)のジムに向かったキッドは、協力を拒まれるものの、恩を忘れたのかと言って強引に話をつける。

付きまとうB.J.(ジョン・バーンサル)に、その理由を訊いたキッドは、息子だと言われる。

B.J.と話をしたキッドは、元妻が自分のことを隠していたことを知らされ、それが理解できないと言うB.J.はその場を去る。

レーザーの家に世話になったルイスは、早朝からトレーニングを始めさせる。

再び現れたサリーからやり直したいと言われたレーザーは、かつてのことを謝罪する彼女を受け入れる気にはなれない。

サリーの気持ちを察したルイスから、すぐ電話をしろと言われたレーザーだったが、そんな気にはなれなかった。

スパーリングを見に来たB.J.が的確なアドバイスをしたため、キッドは彼に協力を求め、承諾してもらえる。

レーザーはルイスと、キッドは孫のトレイを連れて来たB.J.と共に、老体に鞭打ち激しいトレーニングを続ける。

サリーのことを考えていると戦えないとルイスから言われたレーザーは、彼女を奪ったキッドをぶちのめさなかった理由を訊かれる。

自分の命だったサリーを奪われたので、キッドにとっての命のボクシングを奪ったとレーザーは答える。

そこまで自分の人世に立ち入るなとルイスに伝えたレーザーだったが、ボクシングしか考えていなかった自分が悪いと言われる。

サリーに会ったキッドは、息子であるB.J.がトレーナーをしていることを認めようとしない彼女から批判される。

トレイが何かを食べたいと言うのでダイナーに向ったキッドは、浮気ばかりしていた昔のことをサリーから批判され、愛していたのはレーザーだと伝える。

UFCの会場に向かったレーザーとキッドは、オフィシャル(デイン・ローデス)からインタビューされて、UFCがプロレス・レベルの格闘技だと話す。

現れた格闘家のチェール・ソネンから徴発されたレーザーは殴られたため、相手を一発のパンチで叩きのめしてしまう。

帰宅したレーザーは、ルイスに冷やかされながらサリーに電話をして、会う約束をする。

有名人になったことで、フランクリンがトレーナーになると言い出したため、キッドはそれに納得できず、彼を侮辱して叩きのめす。

ジムを出たキッドは、州立大のフットボール・コーチであるB.J.が大学に向かうため、トレイと一緒に過ごすことになる。

サリーに会ったレーザーは、過去を忘れて冷静に話そうとするが、キッドのこと考えるとやはり納得できなかった。

いつも一人で置き去りにされ、山にこもってトレーニングをしていた際に女といたレーザーを責めるサリーは、腹いせにキッドと寝たことを正直に話す。

それを聞いたレーザーは、サリーを許す。

ダンテから電話を受けたキッドは、話題になったことで注目度が上がり、1万8000人収容の会場となり、テレビ局も2社が中継するため、大金が手に入ることを知らされる。

食事をしたレーザーは、趣味で作っていると言って犬の彫刻などをサリーにプレゼントする。

帰りの運転で注意していたレーザーだったが、衝突事故を起こしてしまう。

キッドは、トレイを自分のレストランのバーに預けて、女性と姿を消してしまう。

サリーは病院で治療を受け、病院に現れたルイスは、事故を起こしたレーザーに、格闘家の張り手を食らったことで、右目が見えないことに気づいていたことを話す。

何年か前に造船所の溶鉱炉が爆発し、それで網膜が剥離したことをレーザーから知らされたルイスは、そのせいで事故を起こしてサリーは怪我をし、バレればリングで殺されると伝える。

左目でカバーすると言うレーザーだったが、自分を養うために戦わせるわけにはいかないルイスは、試合を中止させようとする。

車の中で愛し合っていたキッドは、トレイが運転してしまったために焦り、何んとか停車させるもののパトカーが現れる。

目のことはルイスが正しいと考えるサリーは、レーザーに試合は危険だと伝える。

警察にトレイを迎えに行ったB.J.は、幼い子供をバーに連れて行ったキッドを批判する。

女と一緒だったこともし知ったB.J.は呆れてしまい、二度と自分達に近づかないでほしいとキッドに伝えてその場を去る。

訪ねてきたルイスから、レーザーは試合を降りると言われたダンテは焦り、キッドに電話をする。

レーザーの家に向い、石を投げて窓を割ったキッドは、レーザーを卑怯者呼ばわりして罵る。

サリーもいたので怒りが収まらないキッドは、30年前に自分が負けたのは調整不足だったためで、レーザーはそれを知っていたことを彼女に伝える。

レーザーはそれを認め、キッドに徴発されるものの戦わないことを伝える。

ダイナーで働く造船所の元同僚から応援すると言われたレーザーは、試合はしないとは言えなかった。

帰宅して、しまってあったチャンピオンベルトを手にしたレーザーは、それを見ながら苦悩する。

翌朝、サリーの家を訪れたレーザーは、B.J.に挨拶する。

サリーに試合をすることを伝えたレーザーは、ボクシングから逃げていたと言って、彼女に愛を伝える。

100%の状態でないキッドと戦ったことを今でも後悔しているとサリーに伝えたレーザーは、今なら万全な彼を叩きのめすようにと言われる。

そして、レーザーとキッドは最後の調整を始める。

B.J.に謝罪したキッドは、セコンドについてほしいことを伝え、息子の成長を記録居していたスクラップブックを渡す。

試合当日。
B.J.が現れたことを喜ぶキッドは、準備を整えてリングに向かい、レーザーもルイスと共にリングに上がり、マイケル・バッファーのアナウンスで二人は紹介される。

ゴングが鳴り、互角に戦う二人だったが、キッドは、ラウンド終了後にレーザーにパンチを食らわせる。

第2ラウンド、2度のダウンを奪われたキッドだったが、ゴングが鳴る寸前に反撃する。

その後、小康状態が続くものの、レーザーのことが心配なサリーは、B.J.に彼の右目のことを話してしまう。

それをB.J.から知らされたキッドは、30年間待った戦いを諦めるわけにはいかないと伝えながら、レーザーの視野で戦えと言われる。

ファイナルラウンド、キッドは容赦なく責め続け、レーザーはダウンを奪われる。

続けることをレーザーに確認したキッドは、彼を助けて試合を続行させたため、観客は驚き、B.J.は父の行為に感激する。

レーザーとキッドは戦いを続け、パンチの応酬の末にキッドはダウンする。

サリーの様子などから事態を察したレーザーは、キッドに声をかけて助ける。

ゴングが鳴り、キッドはB.J.と抱き合い、レーザーはサリーにキスする。

勝敗は判定に持ち込まれ、僅差でレーザーが勝利する。

レーザーとキッドは健闘を称え合い、再戦はないことで意見が一致する。

補聴器の具合が悪かったルイスは、その時点で、レーザーから勝ったことを知らされる。

3か月後。
ルイスとの約束でテレビを買ったレーザーは、”Dancing with the Stars”に出演して踊るキッドの姿を見ていられない。

その後ダンテは、マイク・タイソンイヴェンダー・ホリフィールドに再戦を提案する。

それを拒むホリフィールドに様々な条件を出すダンテは、”ハングオーバー”の4作目に出演させることを約束する。

検討すると言うホリフィールドは、タイソンがダンテに襲いかかったため、耳を隠すようにと伝える。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
1980年代、ボクシング界のスーパースターだった宿命のライバル、ヘンリー“レーザー”シャープとビリー“ザ・キッド”マクドネンは、1勝1敗のまま決着をつける第3戦が期待されるものの、レーザーが突然、引退してしまう。
ピッツバーグ、30年が経ち、無一文となったレーザーは造船所で働き、キッドはレストランなどを経営していた。
かつての伝説のプロモーターの息子ダンテは、レーザーとキッドに接触し、対戦するビデオ・ゲーム・ソフトを作る儲け話を二人に持ち掛ける。
それを拒むレーザーだったが、元トレーナーのルイスの施設費などを負担していたため、1万5000ドルの報酬でダンテの話に乗る。
スタジオで再会したレーザーとキッドは、いきなり争いになり騒ぎを起こし、それが話題になったため、ダンテは、二人の30年振りの再戦を企画する。
躊躇するレーザーだったが、造船所を解雇されてしまったため、仕方なく再戦に合意し、彼とキッドは、老体に鞭打ちトレーニングを始めるのだが・・・。
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40年の歳月を経て未だに続く「ロッキー」シリーズのシルヴェスター・スタローンと、オスカーを獲得した「レイジング・ブル」(1980)でジェイク・ラモッタを演じたロバート・デ・ニーロの、超ビッグな共演が話題になった作品。

撮影当時シルヴェスター・スタローンが66歳、ロバート・デ・ニーロが69歳にも拘らず、ボクシングで対戦するという驚きの内容は信じ難いのだが、それに至るまでの経緯をまずまずうまくまとめてあるため、意外にも違和感なく見られる。

シルヴェスター・スタローンは生卵をがぶ飲みし、野暮ったいトレーニング風景、ベテラン・トレーナーとの友情など、「ロッキー」(1976)のパロディ的な場面が多く、ファンにとっては嬉しい内容となっている。

大物二人の共演に加え、豪華共演者なども注目されたものの評価は低く、北米興行収入は3000万ドル弱、全世界では約4500万ドルで、ようやく製作費4000万ドルを回収できた程度に終わった。

相手が万全の状態でないことを知りつつ勝利したことを後悔し続け、恋人を奪われたことを恨む元ボクシング界のスーパースター、シルヴェスター・スタローン、彼の後悔を知りながら再戦に挑むライバルのロバート・デ・ニーロ、二人の再戦を企画するケヴィン・ハート、レーザー(シルヴェスター・スタローン)のトレーナーとして、彼らしいいい味を出しているアラン・アーキン、レーザーの元恋人キム・ベイシンガー、彼女とキッド(ロバート・デ・ニーロ)との息子ジョン・バーンサル、老人ホームの看護師アンソニー・アンダーソン、トレーナーのジョーイ・ディアス、ジムのオーナー、LL・クール・J、プロモーターのポール・ベン=ヴィクターUFCオフィシャルのデイン・ローデス、本人役でチェール・ソネンロイ・ジョーンズJr.マイケル・バッファーマイク・タイソンイヴェンダー・ホリフィールドなどが共演している。


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