ハムレット Hamlet (1996) 4.35/5 (31)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

1600~1602年頃に書かれたとされる戯曲で、ウィリアム・シェイクスピアの四大悲劇のうちの”ハムレット”を19世紀を舞台にして描く、監督、脚本、主演ケネス・ブラナーケイト・ウィンスレットリチャード・ブライアーズジュリー・クリスティデレク・ジャコビルーファス・シーウェル他共演のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:ケネス・ブラナー

製作:デヴィッド・バロン
原作:ウィリアム・シェイクスピア”ハムレット”
脚本:ケネス・ブラナー
撮影:アレックス・トムソン
編集:ニール・ファレル
音楽:パトリック・ドイル

出演
ハムレット:ケネス・ブラナー
オフィーリア:ケイト・ウィンスレット
ポローニアス:リチャード・ブライアーズ
ガートルード:ジュリー・クリスティ
クローディアス:デレク・ジャコビ
亡霊(ハムレットの父):ブライアン・ブレスド
レアティーズ:マイケル・マロニー
ホレイショー:ニコラス・ファレル
フォーティンブラス(ノルウェー王子):ルーファス・シーウェル
ノルウェー王:ジョン・ミルズ
ローゼンクランツ:ティモシー・スポール
ギルデンスターン:リース・ディンズデール
レイノルズ:ジェラール・ドパルデュー
墓掘り人:ビリー・クリスタル
墓掘り人:サイモン・ラッセル・ビール
イングランド大使:リチャード・アッテンボロー
オズリック:ロビン・ウィリアムズ
プリアモスジョン・ギールグッド
ヘカベージュディ・デンチ
旅役者の王役:チャールトン・ヘストン
旅役者の王妃役:ローズマリー・ハリス
マーセラス:ジャック・レモン
バーナード:イアン・マッケルヒニー
ヨーリック:ケン・ドッド

イギリス/アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1996年製作 242分
公開
イギリス:1997年2月14日
北米:1996年12月25日
日本:1998年1月25日
製作費 $18,000,000
北米興行収入 $4,708,160
世界 $4,739,190


アカデミー賞
第69回アカデミー賞

・ノミネート
脚色・美術・衣装デザイン・劇映画音楽賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
19世紀、デンマーク王国エルシノア
王子ハムレット(ケネス・ブラナー)の友人ホレイショー(ニコラス・ファレル)は、警護を交代したマーセラス(ジャック・レモン)とバーナード(イアン・マッケルヒニー)と共に、城壁に現れるというハムレット王の亡霊を確認しようとする。

その時、城壁の上に亡霊は現れ、話しかけるホレイショーだったが、亡霊は姿を消す。

マーセラスは、昼夜を問わずに国民を酷使し、戦いの準備をさせる理由をホレイショーに尋ねる。

かつて先王は、ノルウェー王のフォーティンブラスから一騎打ちを挑まれ、見事に敵を倒した。

領土は我が国のものになるものの、同名の王子(ルーファス・シーウェル)が、先王の失った領土を取り戻すことを考えている可能性があるため、それが警備や労働の理由だろうとホレイショーは話す。

先王が警告しているのだろうと言うホレイショーは、再び現れた亡霊から国の運命を聞き出そうとするが、亡霊は姿を消す。

ハムレット王子にこの件を伝えるのが自分達の務めだと考えたホレイショーは、マーセラスと意見が一致する。

宮廷内では戴冠式が行われ、先王の弟クローディアス(デレク・ジャコビ)は、兄嫁ガートルード(ジュリー・クリスティ)を妃として王位を継ぐことを伝える。

加えてクローディアスは、フォーティンブラスが使者を通じて要求してきた領土返還を拒むことを伝え、ノルウェー王(ジョン・ミルズ)に宛てた、甥の悪巧みを知らせる手紙についてを話す。

侍従長であるポローニアス(リチャード・ブライアーズ)の息子レアティーズ(マイケル・マロニー)は、フランスに戻る許可をクローディアスから得る。

笑顔のないハムレットを気遣う母ガートルードと共に甥に話しかけるクローディアスは、自分を父と思うようにと伝え、次に王位を継ぐ彼を皆の前で称える。

クローディアスとガートルードから宮廷に留まるよう説得されたハムレットは、それに従うことを二人に伝える。

祝宴に向かったクローディアスとガートルードらが去った後、父王と比べれば虫けらのような叔父と、夫の死からわずか一月で結婚した母の真意を理解できないハムレットは、おぞましい行ないだと思う。

そこに、ホレイショー、マーセラス、バーナードが現れ、亡霊の件をハムレットに報告しようとする。

父王に会ったような気がすると言うホレイショーの話に興味を持ったハムレットは、2晩続けて先王そっくりの鎧姿の人物を見たと言われる。

ホレイショーは、マーセラスとバーナードの目撃証言を含めてハムレットに話し、誓って事実だったと伝える。

詳しく話を聞いたハムレットは、間違えなく父王の姿をしているのなら言葉を交わしてみると伝え、口外しないようにホレイショーらに指示する。

今夜、待ち合わせをすることをホレイショーらに伝えたハムレットは、悪事であることを警戒しながら夜に備える。

フランスに旅立つレアティーズは、ハムレットに惹かれる妹のオフィーリア(ケイト・ウィンスレット)に、王子の立場を考え、国民の合意がなければ決められない妃選びのことなどを考慮し、そのつもりで接するよう助言する。

父ポローニアスの教訓を聞いたレアティーズは、オフィーリアに別れを告げて旅立つ。

オフィーリアから、ハムレットから愛を語られたと言われたポローニアスは戯言としか思わず、今後は王子と口をきくことを彼女に禁ずる。

その夜、ホレイショーとマーセラスと共に城壁に向かったハムレットは、亡霊が現れたために引き止められるものの、導かれた方向に向かう。

林をさ迷ったハムレットは、姿を現した父王の亡霊(ブライアン・ブレスド)から声をかけられる。

毒蛇に噛まれたことになっている自分が、クローディアスの手により毒殺されたことを話す亡霊は、ハムレットに復讐を促すものの、ガートルードには危害を加えることを禁じ、別れを告げて姿を消す。

復讐を誓ったハムレットは、現れたホレイショーとマーセラスに、悪事が行われたことだけを伝え、今夜のことは口外しないと誓わせる。

その頃ポローニアスは、レアティーズに渡す手紙と金を召使のレイノルズ(ジェラール・ドパルデュー)に預けて、息子に会う前に様子を探るよう指示する。

そこに取り乱したオフィーリアが現れ、ハムレットの様子がおかしいことを知ったポローニアスは、恋の狂気だと考える。

指示され通りに突き放しただけだと話すオフィーリアは動揺し、ポローニアスはクローディアスに報告する。

ハムレットの幼馴染であるローゼンクランツ(ティモシー・スポール)とギルデンスターン(リース・ディンズデール)を呼んだクローディアスは、ハムレットの様子がおかしいことを伝える。

暫く宮廷に滞在してハムレットの相手をしてほしいと二人に伝えたクローディアスは、快くそれを引き受けてくれたために満足する。

ポローニアスから、ハムレットの狂気の行動の原因が分かったと言われたクローディアスは、その前にノルウェーから戻った使者の報告を聞く。

フォーティンブラス王子の我が国に対する侵略の準備が判明し、嘆いた王は募兵中止の命令を下し、王子はそれに従ったということだった。

喜んだ王はフォーティンブラスに年金を渡すことを約束し、集めた兵をポーランド侵略に向ける許可を与えたため、我が国領内の通過請願書を預かったことを、使者はクローディアスに伝える。

請願書を受け取り使者の行いに満足したクローディアスは、ポローニアスから、ハムレットのことを聞く。

オフィーリアを呼んだポローニアスは、ハムレットが、狂気の末に娘に恋文を書いた事実をクローディアスとガートルードに伝える。

恋文を読むよう指示されたオフィーリアは動揺し、その場を去ってしまう。

続きを読んだポローニアスは、ハムレットの身分違いの娘に対する言動は正に狂気であることを、クローディアスとガートルードに伝える。

様子を探ろうとしたポローニアスはハムレットと話し、彼の狂気を確信する。

しかし、ハムレットは狂気を装っているだけだった。

現れたローゼンクランツとギルデンスターンを歓迎したハムレットは、宮廷に来た理由を追及し、クローディアスに呼ばれたことを確認する。

最近、気分がすぐれないことを二人に伝えたハムレットは、劇団の一座が到着することを知らされる。

到着した劇団の役者の、王役(チャールトン・ヘストン)や王妃役(ローズマリー・ハリス)らを歓迎したハムレットは興奮する。

王役の役者は、トロイの王プリアモスジョン・ギールグッド)と女王ヘカベージュディ・デンチ)の物語を語り、満足したハムレットは、彼らに”ゴンザーゴ殺し”を演じさせて、クローディアスの本心を探ろうとする。

ローゼンクランツとギルデンスターンからの報告を受けたクローディアスは、ポローニアスと共に身を隠し、オフィーリアがハムレットに接する様子を見守る。

生き抜くこと、または死、どちらが気高い生き方か・・・、ハムレットは、クローディアスとポローニアスが身を潜める鏡の前で思案する。

そこにオフィーリアが現れ、ハムレットは、監視されていることに気づきながら彼女を無下に扱い、正気を失っているように見せかける。

変わり果てたハムレットの態度に接し苦しむオフィーリアは、耐え切れずに泣き崩れる。

ハムレットの狂気を確認したクローディアスは、彼をイングランドに向かわせようとする。

芝居の後でガートルードと話をさせて、それでも原因が何か分からない場合はハムレットを旅立たせることをポローニアスから提案されたクローディアスは、その考えに納得する。

その頃ホレイショーは、フォーティンブラス王子のノルウェー軍が進軍を始めたこと新聞の記事で知る。

台詞を付け加えた芝居の準備は始り、ハムレットは、劇中に父王の最期に似た場面があるため、クローディアスの様子を観察していてほしいとホレイショーに頼む。

芝居を前に興奮するハムレットは、オフィーリアと共に舞台を見守り、先王と妃の愛の契りが演じられ、クローディアスとガートルードは動揺する。

舞台に上がったハムレットはガートルードに感想を訊き、劇名を尋ねるクローディアスに、ウィーンで起きた殺人事件を基にしている”ゴンザーゴ殺し”だと答える。

午睡して横たわる王ゴンザーゴが、耳に注がれた毒で殺される場面を解説するハムレットを見て、席を立ったクローディアスはその場を去る。

ホレイショーを呼び王の陰謀を確信したハムレットは、ローゼンクランツとギルデンスターン、そしてポローニアスから、ガートルードの部屋に向かうようにと言われる。

憤慨するクローディアスは、ハムレットを早急にイングランドに向かわせ、ローゼンクランツとギルデンスターンに同行するよう指示する。

ハムレットがガートルードの部屋に向かうことをクローディアスに話したポローニアスは、その様子を探り報告することを伝える。

兄殺しの罪を重く感じるクローディアスは祈りを捧げ、その場に潜んでいたハムレットは、叔父の命を奪うことを考えるものの、思い止まり機を待つことにする。

ガートルードの部屋に向かったポローニアスは、ハムレットを厳しく叱るようにと彼女に伝えて身を隠す。

現れたハムレットは、母ガートルードを批判して話を聞かずに剣を抜き、彼女の心の内を暴こうとする。

クローディアスが物陰に隠れていると考えたハムレットは、剣で突き刺す。

刺した相手がポローニアスだと確認したハムレットは、当然の報いだと言って、ガートルードが父王の愛を裏切った行為を批判して罵る。

その時、ハムレットの前に亡霊が現れ、苦しむガートルードを許すようにと言われる。

ガートルードは、姿の見えぬ者に語り掛けるハムレットを見て悲しむ。

母の気持ちを察したハムレットは、ポローニアスの遺体を運びその場を去る。

ガートルードから部屋で起きたことを聞いたクローディアスは、自分がその場にいれば殺されていたと言って動揺し、今回の不祥事を収めることを考える。

ハムレットがポローニアスを殺したことをローゼンクランツとギルデンスターンに知らせたクローディアスは、持ち去られた死体を捜して礼拝堂に運ぶよう指示する。

捕えられたハムレットはクローディアスの元に連れて行かれ、ポローニアスの行方を訊かれるものの、まともに答えようとしない。

ハムレットをイングランドに旅立たせることを決めたクローディアスは、彼を船に乗せて今夜中に出航させるようギルデンスターンに命ずる。

クローディアスは、イングランド側が親書の指示に従いハムレットを抹殺することを願う。

父の死を知ったオフィーリアは、取り乱して絶叫する。

その頃、進軍を続けるフォーティンブラスは、領地を通過すると共に希望であれば会うことをクローディアスに伝えるよう、使者を向かわせる。

その使者に出くわしたハムレットは、ノルウェーの大軍を率いるフォーティンブラスが、領地に向かい進軍していることを知る。

INTERMISSION

ポローニアスは葬儀も行われずに埋葬され、オフィーリアは発狂してしまう。

レアティーズが密かに帰国していることを知ったクローディアスは、事件のことを彼が耳に入ることを考えなら、国民からの非難も気にする。

ホレイショーからオフィーリアに会うべきだと言われたガートルードは、クローディアスと共に、正気を失ったオフィーリアと話す。

手に負えないオフィーリアに頭を抱えるクローディアスは、レアティーズが扇動する暴徒が宮廷に押し寄せていることを知らされる。

押入って来たレアティーズに剣を向けられ、ポローニアスの居場所を訊かれたクローディアスは、死んだと答える。

父の仇を討つと言うレアティーズは、自分は敵ではなく潔白だと言うクローディアスの話を聞くが、現れたオフィーリアが正気を失っている姿を見てショックを受ける。

共に悲しみを分かち合おうというクローディアスの言葉に、レアティーズは納得する。

その後、ハムレットからの手紙を受け取ったホレイショーは、出港した船が海賊に襲われて捕虜となったハムレットを助けようとする。

クローディアスから事の真相を聞いたレアティーズは、一応、納得するものの、王妃の息子であり国民に人気のあるハムレットを、簡単には処罰することはできなかったと言われる。

そこにハムレットからの手紙が届き、領地に戻ったため謁見の許可を得たいという内容だった。

ハムレットを葬る罠を考えてあるとクローディアスから言われたレアティーズは、協力することを伝える。

剣の達人であるレアティーズは剣先に毒を塗ることを、クローディアスは、喉の渇きを癒す杯に毒を盛るハムレット抹殺計画を考える。

そこにガートルードが現れ、レアティーズは、オフィーリアが小川で溺れ死んだことを知らされる。

怒りも涙でかき消される思いのレアティーズは、クローディアスの許可を得てその場を去る。

オフィーリアの墓を掘る墓掘り人(ビリー・クリスタル)は、もう一人(サイモン・ラッセル・ビール)に酒を買いに行かせる。

ホレイショーに救出されて戻ったハムレットは、墓地で墓掘り人と話す。

女を埋葬すると言う墓掘り人が彫り出した頭蓋骨を手にしたハムレットは、それが、かつて自分を楽しませてくれた先王付きの道化ヨーリック(ケン・ドッド)だと知り、昔を懐かしむ。

そこに、遺体を埋葬しようとするクローディアスとガートルード、そしてレアティーズらが現れ、身を潜めたハムレットは、埋葬されるのがオフィーリアだということを知る。

祈りを捧げるレアティーズは墓穴に入り、今一度、オフィーリアを抱きしめ、自分も生き埋めにしてほしいと伝える。

そこにハムレットが姿を現したため、レアティーズは襲いかかる。

オフィーリアに対する愛を伝えたハムレットは、友人であるレアティーズの自分への態度が理解できないまま、その場を立ち去る。

心を鎮めるようにとレアティーズに伝えたクローディアスは、予定通りハムレットに手を下すことを指示する。

宮廷に戻ったハムレットは、イングランド側に渡す親書の内容を確認していたことをホレイショーに話し、クローディアスの企みを語る。

レアティーズを気の毒にも思うハムレットは、父を失ったことでは同じ身の上だと言って、彼との和解を考える。

現れた伝達人オズリック(ロビン・ウィリアムズ)から、レアティーズとの剣の試合のを求められたハムレットは、それに応じることを伝える。

胸騒ぎを感じながらも勝つ自信があることをホレイショーに伝えたハムレットは、試合の場に向かう。

レアティーズと握手したハムレットは、狂気の末の行いを謝罪する。

その頃、フォーティンブラスの軍は、宮廷に向かい突撃を開始する。

ハムレットの気持ちは受け入れたレアティーズは、名誉を回復するための戦いには望むことを彼に伝える。

剣を渡された二人は、クローディアスとガートルードの前で試合を始め、ハムレットが先勝する。

クローディアスは、ハムレットに真珠を入れた杯を与えようとするが、先に勝負を済ませると言われる。

互角に戦うハムレットに杯を渡そうとするガートルードは、その前にそれを口にし、毒入りであることを知らせられなかったクローディアスは動揺する。

フォーティンブラスの軍は、宮廷の敷地内に押入る。

レアティーズの剣先には毒が塗られ、防具を外したハムレットの背中を傷つけて戦いは始まる。

剣を弾かれたレアティーズは、その剣で傷つけられながら階下に落下する。

レアティーズは、自分の仕掛けた罠にはまったことをオズリックに伝える。

倒れたガートルードは、二人の戦いの血を見て倒れたとクローディアスから言われるものの、杯に毒が入っていたことをハムレットに伝えて息を引き取る。

犯人はこの場にいて反逆だと叫ぶハムレットは、自分も直に死ぬと言われて、陰謀の首謀者はクローディアスであることを、瀕死のレアティーズから知らされる。

毒が塗られた剣を投げてクローディアスに突き刺したハムレットは、毒入りの杯の酒も飲ませる。

当然の報いだと言うレアティーズは、許し合うことをハムレットに提案しながら息絶える。

フォーティンブラスは、宮廷の外を制圧する。

意識が薄れるハムレットは、自分のことを語り継いでほしいことをホレイショーに伝える。

意味のないことだと言うホレイショーは、毒入りの杯を手にするが、ハムレットに制止される。

外の騒ぎに気づいたハムレットは、フォーティンブラスであることをオズリックから知らされる。

王位を継ぐのはフォーティンブラスだと言い残したハムレットは、息を引き取る。

フォーティンブラスは軍と共に宮廷内に押入り、その惨状を目にする。

そこに現れたイングランド大使(リチャード・アッテンボロー)は、報告する相手もないまま、使者のローゼンクランツとギルデンスターンは死んだことを伝える。

親書は嘘だったと大使に伝えたホレイショーは、全てを話すことを伝える。

玉座に着いたフォーティンブラスは、自分の権利を問い、ホレイショーの望み通り、偉大な王になったであろうハムレットを称えて遺体を運ばせ、礼砲を放つよう命ずる。

そして、ハムレットの葬儀は厳かに行われる。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
19世紀、デンマーク王国エルシノア
毒蛇に噛まれて亡くなった父王の死を悲しむ王子ハムレットは、即位して前王妃で母のガートルードと結婚したクローディアスの行いを嘆く。
そんなハムレットは、城壁に現れるという父王の亡霊を友人ホレイショーと確認し、父王が弟クローディアスに毒殺されたことを知り復讐を誓う。
侍従長ポローニアスは、娘オフィーリアに対するハムレットの愛を知り、狂気の末にした行動であることを王と王妃に告げる。
それを知ったハムレットは狂気を装い、オフィーリアを無下に扱う。
その後ハムレットは、父王暗殺の証拠をつかむために、現れた旅役者一座に芝居をさせて、クローディアスの企みを暴こうとするのだが・・・。
__________

1948年の「ハムレット」他、20世紀最高のシェイクスピア俳優ローレンス・オリヴィエの再来と言われたケネス・ブラナーが、監督、脚本、主演を兼ねる意欲作。

全ての台詞をそのまま使うなど原作に忠実に描かれた内容であるため、上映時間は4時間を超える超大作となっている。

絢爛豪華なセットや衣装、イギリス、アメリカを代表する実力派スターに加え、期待の若手スターなど超豪華キャストも話題になった作品。
舞台となる宮廷は、世界遺産でもある”ブレナム宮殿”が使用された。

興行的には成功しなかったものの、作品は高く評価され、第69回アカデミー賞では、脚色、美術、衣装デザイン、劇映画音楽賞にノミネートされた。

とにかく、よく実現したと思える、世界の映画界を代表する名優達の競演はファンは必見で、主人公ハムレットを演ずるケネス・ブラナーの圧倒的な存在感と完成された演技、翌年、「タイタニック」(1997)で世界中の人々の心を捉える、オフィーリア役のケイト・ウィンスレットの熱演が光る。

オフィーリアと息子レアティーズ(マイケル・マロニー)の父である侍従長ポローニアスのリチャード・ブライアーズ、ハムレットの母である王妃ガートルードのジュリー・クリスティ、兄を毒殺して王位に就くクローディアスのデレク・ジャコビ、先王の亡霊ブライアン・ブレスド、ハムレットの友人ホレイショーのニコラス・ファレルノルウェー王子フォーティンブラスのルーファス・シーウェルノルウェー王のジョン・ミルズ、ハムレットの友人である国王のスパイ、ローゼンクランツのティモシー・スポールとギルデンスターンのリース・ディンズデール、ポローニアスの召使ジェラール・ドパルデュー、墓掘り人のビリー・クリスタルサイモン・ラッセル・ビールイングランド大使のリチャード・アッテンボロー、伝達人オズリックのロビン・ウィリアムズ、1948年の「ハムレット」にも亡霊の声で出演した、プリアモスジョン・ギールグッドヘカベージュディ・デンチ、旅役者の王役チャールトン・ヘストン、旅役者の王妃役ローズマリー・ハリス、護衛兵マーセラスのジャック・レモン、同じくバーナードのイアン・マッケルヒニー、道化師ヨーリックのケン・ドッドジョン・スペンサー=チャーチル(第11代マールバラ公)がノルウェー軍の大尉役で出演している。


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