ハンナ Hanna (2011) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

セス・ロックヘッドの原案と彼自身の脚本、「つぐない」(2007)で共に絶賛された、監督ジョー・ライトと出演者シアーシャ・ローナンが再び組んだ作品。
遺伝子操作により特殊能力を持ち育てられた少女が、その実験計画を抹消するためCIAから命を狙われ父と共に戦いに挑む姿を描く、エリック・バナケイト・ブランシェットトム・ホランダーオリヴィア・ウィリアムズ他共演のサスペンス・アクション。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ジョー・ライト
製作総指揮:バーバラ・A・ホール
製作
マーティ・アデルスタイン

スコット・ネメス
レスリー・ホーララン
原案:セス・ロックヘッド

脚本
セス・ロックヘッド

デヴィッド・ファー
撮影:アルウィン・H・カックラー
編集:ポール・トットヒル
音楽:ケミカル・ブラザーズ

出演
ハンナ:シアーシャ・ローナン

エリック・ヘラー:エリック・バナ
マリッサ・ヴィーグラー:ケイト・ブランシェット
アイザックス:トム・ホランダー
レイチェル:オリヴィア・ウィリアムズ
セバスチャン:ジェイソン・フレミング
ソフィー:ジェシカ・バーデン
マイルズ:アルド・マランド
カトリン・ザデク:ガドラン・リッター
ネプラー/Mr.グリム :マルティン・ヴトケ

アメリカ/イギリス/ドイツ 映画
配給 フォーカス・フィーチャーズ

2011年製作 111分
公開
北米:2011年4月8日
イギリス:2011年5月6日
ドイツ:2011年5月26日
日本:2011年月8日27
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $40,259,119
世界 $63,782,078


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

フィンランド北部。
16歳の少女ハンナ(シアーシャ・ローナン)は、父エリック・ヘラー(エリック・バナ)と、人里離れた森林地帯で原始的な生活をしていた。

当然、学校にも通わないハンナは、サバイバル能力だけをエリックから伝授され、知識は百科事典だけから学んだのだが、英語、ドイツスペインアラビア語他も操る少女だった。

そんなハンナは、隠し持つグリム童話の間に隠した写真で母を想い、外の世界に順応できるよう準備もしていた。

そんな時、エリックはある装置を前に、そのスイッチを入れれば出て行けるが、それが”マリッサ”に発信され、単独で、殺すか殺されるかという状況になることをハンナは知らされる。

そしてハンナは、そのスイッチを入れて、CIAのマリッサ・ヴィーグラー(ケイト・ブランシェット)がその信号を受ける。

それを知ったエリックは、自分を反乱分子だと考える元同僚ヴィーグラーから逃れるため、ベルリンの合流地点などをハンナに確認し、身なりを整えて山小屋を離れる。

ハンナは独り襲撃に備え、まもなく部隊が山小屋を包囲し、彼女は二名を倒すものの、捕らえられて拘束され、それらがヴィーグラーに報告される。

血液検査など身体を調べられたハンナは、ヴィーグラーとの面会を希望し、現れた彼女を名乗るエージェントを殺し、検査結果の資料を奪い、その場から逃亡する。

そして、地下施設から脱出したハンナは、原野をさ迷う。

ヴィーグラーは、かつて、幼いハンナを実験台に進められた”ガリンカ”計画のファイルを廃棄し、エリックらを襲撃し、妻を殺害した時のことを思い出す。

途中、キャンピングカーで家族と旅をするイギリス人ソフィー(ジェシカ・バーデン)とマイルズ(アルド・マランド)姉弟に出会ったハンナは、彼女の誘いを断りある町にたどり着き、この地がモロッコだということを知る。

宿に泊めてもらえることになったハンナは、初めて見る電気やテレビなどに驚き混乱してしまい、その場を飛び出し、再びソフィーとマイルズに出くわす。

そこ頃、ヴィーグラーは、元CIAのアイザックス(トム・ホランダー)を雇い、モロッコにいるハンナを捜すよう指示する。

その後ハンナは、ソフィーの両親セバスチャン(ジェイソン・フレミング)とレイチェル(オリヴィア・ウィリアムズ)に紹介され、母の死因が、銃弾3発を受けたためだと正直に答えてしまう。

宿に戻ったハンナは、自分の身体の検査結果が異常だということを確認する。

ハンナの宿の主人を拷問したアイザックスは、監視カメラの映像で、彼女が、ソフィーの家族のキャンピングカーに忍び込んだのを確認する。

海を泳いで渡ったエリックは、海岸沿いの宿に身を寄せ、”魔女は死んだ”というハンナからの絵葉書を受け取る。

スペインコルドバに着き、その夜、ソフィーに見つかったハンナは、彼女に誘われて、スペイン人青年二人とロマの歌と踊りを楽しむ。

青年とキスしようとしたハンナは、反射的に彼を押し倒してしまう。

ヴィーグラーは、ハンナの祖母カトリン・ザデク(ガドラン・リッター)の前に現われ、情報を得られないまま彼女を殺害する。

キャンプ場に戻ったハンナは、一緒に寝ていたソフィーに自分が追われていることを知らせ、ベルリンで父親に会うことを告げるが、それをマイルズも聞いてしまう。

翌朝、ソフィーは、父セバスチャンにハンナをフランスまで連れて行くことを頼み、一家は出発して、その場に到着していたアイザックスらはそれを追う。

ベルリン
男達に襲われたエリックは彼らを撃退し、ヴィーグラーの命令であることを知る。

ヴィーグラーの居場所を突き止めて襲い掛かったエリックだったが、彼女を取り逃がしてしまう。

追っ手(アイザックス)に気づいたハンナは、ソフィーの友情に感謝して、その場から逃げ去る。

それを追ったソフィーは、ハンナが男達を相手に戦い殺傷する姿を見て驚いてしまう。

ハンナは海に飛び込みアイザックスを振り切り、彼は現れたヴィーグラーと共にセバスチャンらを尋問し、情報を得ようとする。

彼らの知っているハンナについての情報が、エリックに教え込まれたことだと気づいたィーグラーは、彼女を助けると言って、マイルズから、ハンナがベルリンのグリムの家に行くということを聞き出す。

ベルリン
グリムの家に着いたハンナは、ネプラー(マルティン・ヴトケ)に歓迎され、エリックからの5月9日に会おうという葉書を受け取る。

ハンナは、ネプラーから母親の話などを聞いていたのだが、そこにヴィーグラーやアイザックスが現れ、彼女は身を隠して逃亡する。

ヴィーグラーとアイザックの会話から、エリックが実の父かを疑ったハンナは、ネット・カフェで、遺伝子の操作実験やエリックのことを調べる。

ハンナは、エリックが母親を殺害したことになっているのを知り、祖母の家に向かう。

その場に侵入したハンナは、祖母が殺害されたことを確認し、そこに現れえたエリックに、彼が実の父親かを問い質す。

エリックは、ポーランドで生まれたハンナが、幼児の時に、完璧な兵士になるよう手を加えられた実験のことを話す。

現実を受け入れられないハンナに、自分が父親だと伝え、愛を告げるエリックだったが、彼女はその場から逃走しようとする。

現れたアイザックスらからハンナを守るため、彼女を逃がしたエリックは相手を倒すが、ヴィーグラーに射殺される。

グリムの家に戻ったハンナは、ネプラーが殺されているのを確認し、現れたヴィーグラーから逃れる。

ヴィーグラーはハンナに銃を向け、彼女は銃弾を受けながら、ネプラーに刺されていた矢をヴィーグラーに放つ。

傷を負ったヴィーグラーは足を滑らせて転倒し、彼女が落とした銃を拾ったハンナは、容赦なくヴィーグラーを射殺する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

人里離れた北欧の地で、父エリックにサバイバル能力を伝授されて育った16歳の少女ハンナは、外界に出る準備を整え、ある装置のスイッチを入れる。
それは、CIAのマリッサ・ヴィーグラーとの、殺すか殺されるかの戦いの始まりを意味していた。
その後エリックは、ハンナとの合流地点であるベルリンに向かい旅立ち、彼女は敵の襲撃に備える。
かつて、同僚エリックとその妻、そして幼いハンナが関係する、ある実験に関与していたヴィーグラーは、ハンナとエリックの抹殺行動を開始する。
襲撃に遭ったハンナは捕らえられ、身体の検査をされるものの、その場を逃れ原野をさ迷う。
一方、ドイツ入りしたエリックはベルリンを目指すが、ヴィーグラーは元CIAアイザックスを雇い、ハンナが逃亡したモロッコに向かわせる・・・。
__________

上記「つぐない」(2007)や「プライドと偏見」(2005)とは全く違う雰囲気の作品ながら、純粋なスパイ劇に加えたアクション、そして、どことなく感じるユーモアなど、ジョー・ライトの多才な映像センスが楽しめる、興味深い作品に仕上がっている。

ヨーロッパ各地やアフリカを舞台にした、国際色豊かで軽快な展開の中で、知識だけ詰め込まれた少女が、現実に接して成長していく姿も見所の一つだ。

まだ10代のシアーシャ・ローナンは、エリック・バナケイト・ブランシェットら大物スターを向こうに回し、若き実力派の才能を発揮して、体を張った熱演を見せてくれる。

彼らしいタフガイ振りで娘を守るエリック・バナ、もう一人の主役とも言えるほどの存在感を示す非情なCIAエージェントのケイト・ブランシェット、二人の演技はドラマに重みを加えている。

CIAエージェント、少女を追うトム・ホランダー、少女と旅をするイギリス人夫婦オリヴィア・ウィリアムズジェイソン・フレミング、その子供達で、少女と親交を深めるジェシカ・バーデンとアルド・マランド、少女の祖母ガドラン・リッター、グリムの家の主人マルティン・ヴトケなどが共演している。


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