ハリー・ポッターと炎のゴブレット Harry Potter and the Goblet of Fire (2005) 3.81/5 (31)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1997年から出版されている、J・K・ローリングの「ハリー・ポッター」シリーズ第4巻(2000)の映画化。
監督マイク・ニューウェル、主演ダニエル・ラドクリフルパート・グリントエマ・ワトソントム・フェルトンデヴィッド・シューリスマギー・スミスティモシー・スポールマイケル・ガンボンロビー・コルトレーンアラン・リックマンゲイリー・オールドマンレイフ・ファインズ他共演。


ファンタジー


スタッフ キャスト ■
監督:マイク・ニューウェル
製作:デヴィッド・ハイマン
製作総指揮
デヴィッド・バロン

ターニャ・セガッチアン
原作:J・K・ローリング
脚本:スティーブ・クローブス
美術
スチュアート・クレイグ

ステファニー・マクミラン
撮影:ロジャー・プラット
編集:ミック・オーズリー
音楽
パトリック・ドイル

ジョン・ウィリアムズ(テーマ曲)

出演
ハリー・ポッター:ダニエル・ラドクリフ
ロン・ウィーズリー:ルパート・グリント
ハーマイオニー・グレンジャー:エマ・ワトソン
アルバス・ダンブルドア:マイケル・ガンボン
ミネルバ・マクゴナガル:マギー・スミス
セブルス・スネイプ:アラン・リックマン
ルビウス・ハグリッド:ロビー・コルトレーン
フィリウス・フリットウィック:ワーウィック・デイヴィス
アラスター”マッド・アイ”ムーディ:ブレンダン・グリーソン
アーガス・フィルチ:デイビッド・ブラッドリー
エイモス・ディゴリー:ジェフ・ラウル
セドリック・ディゴリー:ロバート・パティンソン
チョウ・チャン:ケイティ・リューング
ビクトール・クラム:スタニスラフ・アイエネフスキー
フラー・デラクール:クレマンス・ポエジー
ガブリエル・デラクール:アンジェリカ・マンディ
フレッド・ウィーズリー:ジェームズ・フェルプス
ジョージ・ウィーズリー:オリバー・フェルプス
ジニー・ウィーズリー:ボニー・ライト
アーサー・ウィーズリーマーク・ウィリアムズ
ネビル・ロングボトム:マシュー・ルイス
ルシウス・マルフォイ:ジェイソン・アイザックス
ドラコ・マルフォイ:トム・フェルトン
バーテミウス・クラウチ:ロジャー・ロイド=パック
バーテミウス・クラウチJr.:デイビッド・テナント
ビンセント・クラッブ:ジェイミー・ウェイレット
グレゴリー・ゴイル:ジョシュア・ハードマン
コーネリウス・ファッジ:ロバート・ハーディ
イゴール・カルカロフ:ペジャ・ビヤラク
オリンペ・マクシーム:フランシス・ド・ラ・トゥーア
嘆きのマートル:シャーリー・ヘンダーソン
リータ・スキーター:ミランダ・リチャードソン
ジェームズ・ポッター:エイドリアン・ローリンズ
パーバティ・パチル:シェファーリ・チョウドリー
パドマ・パチル:アフシャン・アザド
シリウス・ブラック:ゲイリー・オールドマン
ピーター・ペティグリュー:ティモシー・スポール
ヴォルデモート卿:レイフ・ファインズ
フランク・ブライス:エリック・サイクス

イギリス/アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2005年製作 156分
公開
イギリス:2005年11月18日
北米:2005年11月18日
日本:2005年11月26日
製作費 $150,000,000
北米興行収入 $290,013,040
世界 $895,921,040


アカデミー賞 ■
第78回アカデミー賞
・ノミネート
美術賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は、悪夢にうなされ目が覚める。

それは、どこかの場所で、ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)とその僕ワームテール/ピーター・ペティグリュー(ティモシー・スポール)が、ハリーを捕らえようと企んでいる最中、そこに現れた老人フランク・ブライス(エリック・サイクス)を殺すという夢だった。

ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)に起こされたハリーは、ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)と彼の家族と共に、”クィディッチ・ワールドカップ”の観戦に向かう。

途中、ロンの父アーサー(マーク・ウィリアムズ)の、魔法省の同僚エイモス・ディゴリー(ジェフ・ラウル)と息子セドリック(ロバート・パティンソン)に合流した一行は会場に到着する。

ハリーらは、競技場でルシウス・マルフォイ(ジェイソン・アイザックス)とドラコ(トム・フェルトン)親子に出くわし、お決まりの嫌味を言われる。

世界最高のシーカー、ブルガリア代表のビクトール・クラム(スタニスラフ・アイエネフスキー)が紹介され、魔法大臣のコーネリウス・ファッジ(ロバート・ハーディ)の開会宣言で大会が始まる。

しかし、その夜、宿泊会場はヴォルデモートの僕”死喰い人”の襲撃を受け大混乱となる。

新学期が始まるため、ロンやハーマイオニーとホグワーツ魔法魔術学校に向かったハリーは、事件のことを、名付け親でもあるシリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)に知らせる手紙を書き、ふくろうのヘドウィグにそれを託す。

ホグワーツ魔法魔術学校。
校長アルバス・ダンブルドア(マイケル・ガンボン)の挨拶は始まり、ホグワーツ、ダームストラング校、ボーバトン魔法学校の3校による、対抗試合が開催されることを発表する。

両校の生徒や校長を招き、ダームストラング校にはクラムが同行していた。

ダンブルドアは、そのルールの説明のため、国際魔法協力部のバーテミウス・クラウチ(ロジャー・ロイド=パック)を紹介する。

そこに、元”闇祓い”であるアラスター”マッド・アイ”ムーディ(ブレンダン・グリーソン)も現れる。

クラウチは、協議の結果、17歳未満の生徒の対抗試合の立候補を禁ずることを伝える。

生徒達はそれに不満を示すが、ダンブルドアはそれを制止して”炎のゴブレット”を見せ、立候補する者は、その中に名前を書いて入れるよう告げる。

”闇の魔術 防衛術”の教授に就任するマッド・アイは、悪趣味とも言える講義を始める。

そして、代表選手の発表となり、ダームストラングはクラム、ボーバトンはフラー・デラクール(クレマンス・ポエジー)、そしてホグワーツからはセドリックが選ばれる。

しかし、ゴブレットは17歳未満のハリーも選び、身に覚えのない彼は動揺する。

ダンブルドアに意見を求められたクラウチは、ゴブレットに従うことを告げ、ハリーは4人目の選手となる。

ミネルバ・マクゴナガル(マギー・スミス)が、ダンブルドアに対し、この件について意見する。

しかし、セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)は、成り行きを見守ることを提案し、ダンブルドアもそれに同意する。

ハリーは、生徒達に恨まれてしまい、ロンまでもが彼を疑い、二人の友情に亀裂が入ってしまう。

”日刊予言者新聞”の記者、リータ・スキーター(ミランダ・リチャードソン)は、ハリーを取材し中傷記事を掲載してしまう。

ブラックとコンタクトの取れたハリーは、自分やホグワーツに危険が迫っていることを知らされる。

その後、ルビウス・ハグリッド(ロビー・コルトレーン)に呼ばれたハリーは、第一の課題が”ドラゴン”だと聞かされ、クラムとフラーがそれを知っていることに気づき、セドリックにもそのことを教える。

ハリーはマッド・アイの助言も受け、皆に疎外されている彼をハーマイオニーが気遣う。

そして対抗試合の準備は始まり、4人のドラゴンが決まり、その金の卵を取ってくることをクラウチは命じ、卵の中に次の課題に進むヒントが隠されていることを伝える。

ハリーは、ブラックから贈られた世界最速の箒を呼び寄せ、見事に卵を奪うことに成功する。

ロンは、ハリーが自分で名前を入れるはずのないことを認め、二人は仲直りしハーマイオニーはそれを見て安心する。

対抗試合の伝統行事として、クリスマス・イヴに舞踏会が開かれ、男子生徒はパートナーを捜すことになる。

ハリーは相手が見つからずに焦り、チョウ・チャン(ケイティ・リューング)を誘ってみるが、彼女は既にセドリックが相手だったためにそれを断る。

ロンもフラーに断られ、ハリーは誘ったパーバティ・パチル(シェファーリ・チョウドリー)の妹パドマ(アフシャン・アザド)を彼に紹介する。

ドレスを身にまとった、美しいハーマイオニーはクラムに誘われ、そして、盛大に舞踏会は始まる。

ロンは、クラムと楽しく過ごすハーマイオニーに嫉妬し、皮肉を言って彼女を傷つけてしまう。

卵のヒントを解かなくてはならないハリーは、卵を持ってフロ場で入浴するようセドリックから助言される。

そこでハリーは、現れたゴーストの”嘆きのマートル”(シャーリー・ヘンダーソン)に、卵をお湯の中に入れるよう言われ、水中人(マーピ-プル)の歌を聞くことが出来る。

そして、第二の課題が課せられ、4人の大切なものが盗み出されて、湖の底に眠っていることが知らされ、それを持ち帰った者が勝者となることが伝えられる。

1時間以内にそれをやり遂げなければならないハリーは、同級生のネビル・ロングボトム(マシュー・ルイス)から、水中で呼吸と泳ぐことが出来る”鰓昆布”を渡される。

水中に潜ったハリーは、鰓と水かきを利用して魚のように自由自在に泳ぐことができる。

フラーは脱落し、湖の底には、ロン、ハーマイオニー、そしてフラーの妹のガブリエル(アンジェリカ・マンディ)、チョウが捕らわれていた。

セドリックはチョウを、クラムがハーマイオニーを助け、水から上がったフラーはガブリエルの身を案ずる。

ハリーは、ロンだけでなくガブリエルも助けて、”水魔”(グリンデロー)に襲われながらも、三番手で水上に戻る。

ダンブルドアは、ハリーの行いを高く評価し、2着とすることを決める。

その後ハリーは、クラウチの息子(デイビッド・テナント)が”死喰い人”で、アズガバンに送られたことをダンブルドアから知らされる。

ハリーは、ヴォルデモートとワームテールの悪夢に、クラウチの息子も出てきたことを伝える。

ダンブルドアは、夢が現実に起きることを心配するハリーに、気にし過ぎてはいけないと助言する。

第三の課題の日を迎え、ハリーとセドリックが同点で一位であることがダンブルドアから発表され、優勝カップを見つけた者が栄光を勝ち取ることを伝える。

そして4人は、優勝カップを求め、最後の難関の迷路に入り、ハリーはセドリックと共にカップを手にする。

その瞬間、他の場所に移動した二人は、カップが移動キーだと知り、ハリーはそこが夢に出てきた場所だと気づく。

ハリーは、トム・リドル(ヴォルデモートの父親)の墓を見つけるが、セドリックが、現れたワームテールに殺されてしまう。

そして、ワームテールは、父親の骨、ワームテールの肉、敵(ハリー)の血を使い、ヴォルデモートを復活させる。

ヴォルデモートは、僕である死喰い人のルシウスなどを呼び寄せ、その後、ハリーと戦うことになる。

二人は、互いに呪文を唱え一歩も引かないでいたが、そこにヴォルデモートに殺されたゴーストが現れ、両親などの助言に従いその場を逃れる。

ハリーは、セドリックの亡骸と共にホグワーツに戻り、寄り添うマッド・アイの部屋で、起きたことを説明する。

マッド・アイが、口にしていない”墓場”のことを知っていたことを疑問に思ったハリーは、自分の名前をゴブレットに入れ、セドリックに助言し、ネビルに鰓昆布を教えるなど、全て自分の仕組んだこと彼から知らされる。

そして、マッド・アイはハリーに杖を向けるが、ダンブルドアがそこに押し入り、トランクに入れられていた本物のマッド・アイを見つける。

マッド・アイに扮していたのは、ポリジュース薬(変身薬)を飲んでいたクラウチの息子だった。

ダンブルドアは、ヴォルデモートが復活したことをクラウチの息子に知らされ、彼をアズガバンに送る。

教授陣や生徒を前にして、ダンブルドアは、セドリックがヴォルデモートに殺されたことと、彼の死が無駄ではなかったことを伝え称える。

その後、部屋に現れたダンブルドアに、ヴォルデモートとの戦いで、彼の杖と呪文でつながったことをハリーは話す。

両親のゴーストも見たというハリーに、、試練に立ち向かうために友がいると、ダンブルドアは彼を励ます。

そして、ダームストラング、ボーバトン両校の生徒は城を去ることになり、ハリー、ロン、ハーマイオニーは、学期を終えホグワーツを後にする。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「
ハリー・ポッターと賢者の石」 (2001/$974,733,550)
・「
ハリー・ポッターと秘密の部屋」(2002/$878,643,482)
・「
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 (2004/$795,634,070)
・「
ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005/$895,921,036)
・「
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(2007/$938,212,738)
・「
ハリー・ポッターと謎のプリンス」 (2009/$933,959,197)
・「
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」 (2010/$955,001,070)
・「
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」(2011/$1,328,111,219)
*()内は全世界の興行収入

*(簡略ストー リー)
”クィディッチ・ワールドカップ”観戦に出かけた、ハリー・ポッターやロン、ハーマイオニーだったが、その会場が死喰い人に襲われ大混乱となる。
その予兆を感じていたハリー達は新学期を迎え、生徒達は、三大魔法学校対抗試合の開催を、ダンブルドア校長から知らされる。
17歳未満の者は参加資格が与えられず、選抜選手は”炎のゴブレット”が選ぶことになる。
ダームストラング校、ボーバトン魔法学校の生徒達も招待され、参加希望者は名前を書きゴブレットに入れる。
各校一人の三人の代表選手は決まり、なんと年齢が満たないハリーも選ばれてしまう。
身に覚えのないことにハリーは動揺し、疑われた彼は、生徒達の顰蹙を買ってしまう。
ロンにまで疑われたハリーは孤立してしまい、ハグリッドに呼び出された彼は、試合の第一の課題が”ドラゴン”だと知らされるのだが・・・。
__________

監督が、アルフォンソ・ キュアロンからベテランのマイク・ニューウェルに代わり、撮影、編集、そして音楽のジョン・ウィリアムズも降板するが、テーマ曲はこの後も使用される。

オープニングから引っ張りながら、クライマックスでついに、名前を出すことも許されない、闇の帝王であるヴォルデモート卿が登場して大いに盛り上がる。

主人公ハリー・ポッターが、魔法学校の対校試合に参加する設定であり、彼の個人的な戦いや活躍が中心に描かれているため、親友のロンとハーマイオニーとの絡みがやや弱いような雰囲気で展開する。

その代わりに、独特の個性を持つ元”闇祓い”のマッド・アイの活躍が生かされ、重要なキーマンとして迫力十分に描かれている。

前作で若干落ち込んだ興行収入を挽回し、北米だけで3億ドルに迫り、全世界では、前作を1億ドル上回る約8億9500万ドルの大ヒットとなった。

第78回アカデミー賞では、美術賞にノミネートされた。

前作で従来のイメージに変化を与え、子供達の成長と共に、いよいよ夢のようなファンタジーの世界からは離れていくことになる。

注目は、三年後の「トワイライト」(2008)でブレイクする、まだ十代のロバート・パティンソンで、ハリーと戦いながらも協力し命を落とす、対抗試合の代表選手を好演している。


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