ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 Harry Potter and the Order of the Phoenix (2007) 5/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

1997年から出版されている、J・K・ローリングの「ハリー・ポッター」シリーズ第5巻(2003)の映画化。
監督デヴィッド・イェーツ、主演ダニエル・ラドクリフルパート・グリントエマ・ワトソントム・フェルトンマギー・スミスマイケル・ガンボンロビー・コルトレーンアラン・リックマンゲイリー・オールドマンレイフ・ファインズ,ヘレナ・ボナム=カーターブレンダン・グリーソン他共演。


ファンタジー


スタッフ キャスト ■

監督:デヴィッド・イェーツ
製作総指揮:ライオネル・ウィグラム
製作
デヴィッド・ハイマン

デヴィッド・バロン
原作:J・K・ローリング
脚本:マイケル・ゴールデンバーグ
撮影:スワヴォミール・イジャック
編集:マーク・デイ
音楽
ニコラス・フーパー

ジョン・ウィリアムズ(主題曲)

出演
ハリー・ポッター:ダニエル・ラドクリフ
ロン・ウィーズリー:ルパート・グリント
ハーマイオニー・グレンジャー:エマ・ワトソン
アルバス・ダンブルドア:マイケル・ガンボン
シリウス・ブラック:ゲイリー・オールドマン
ミネルバ・マクゴナガル:マギー・スミス
セブルス・スネイプ:アラン・リックマン
ドローレス・アンブリッジ:イメルダ・スタウントン
ヴォルデモート:レイフ・ファインズ
ルビウス・ハグリッド:ロビー・コルトレーン
ベラトリックス・レストレンジ:ヘレナ・ボナム=カーター
アラスター”マッド・アイ”ムーディ:ブレンダン・グリーソン
ルーナ・ラブグッド:イヴァナ・リンチ
フィリウス・フリットウィック:ワーウィック・デイヴィス
グラブリー・プランク:アップルブルック
シビル・トレローニー:エマ・トンプソン
アーガス・フィルチ:デイビッド・ブラッドリー
チョウ・チャン:ケイティ・リューング
ネビル・ロングボトム:マシュー・ルイス
ザカリアス・スミス:ニック・シム
パドマ・パチル:アフシャン・アザド
パーバティ・パチル:シェファーリ・チョウドリー
シェーマス・フィネガン:デヴォン・マーレイ
ディーン・トーマス:アルフレッド・イーノック
ジニー・ウィーズリー:ボニー・ライト
フレッド・ウィーズリー:ジェームズ・フェルプス
ジョージ・ウィーズリー:オリバー・フェルプス
アーサー・ウィーズリー:マーク・ウィリアムズ
モリー・ウィーズリー:ジュリー・ウォルターズ
ナイジェル:ウィリアム・メリング
ドラコ・マルフォイ:トム・フェルトン
グレゴリー・ゴイル:ジョシュア・ハードマン
ビンセント・クラッブ:ジェイミー・ウェイレット
キングズリー・シャックルボルト:ジョージ・ハリス
リーマス・ルーピン:デヴィッド・シューリス
ニンファドーラ・トンクス:ナタリア・テナ
ワームテール:ティモシー・スポール
ルシウス・マルフォイ:ジェイソン・アイザックス
コーネリウス・ファッジ:ロバート・ハーディ
バーノン・ダーズリー:リチャード・グリフィス
ペチュニア・ダーズリー:フィオナ・ショウ
ダドリー・ダーズリー:ハリー・メリング
セドリック・ディゴリー:ロバート・パティンソン

イギリス/アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

2007年製作 138分
公開
イギリス:2007年7月12日
北米:2007年7月11日
日本:2007年7月20日
製作費 $150,000,000
北米興行収入 $292,004,738
世界 $939,885,929


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

夏休み。
ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は、従兄のダドリー・ダーズリー(ハリー・メリング)と言い争いをしていたが、突然、現れたディメンター(吸魂鬼)に襲われる、ハリーは、それを逃れるために魔法を使ってしまい、未成年の魔法使い制限に関する法令違反により、ホグワーツ魔法魔術学校の退学処分の通達を、魔法省から受けてしまう。

しかし、そこに現れた”マッド・アイ”ムーディ(ブレンダン・グリーソン)、キングズリー・シャックルボルト(ジョージ・ハリス)、ニンファドーラ・トンクス(ナタリア・テナ)らから、ハリーは懲戒尋問が終わるまで処分保留を知らされる。

闇の魔法使いヴォルデモート(レイフ・ファインズ)と戦う秘密結社”死鳥の騎士団”の本部に連れて行かれたハリーは、ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)とハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)に会う。

ウィーズリー一家や後見人シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)に迎えられたハリーは、 魔法省が自分を目の仇にしていることへの不満を漏らす。

魔法省に勤めるロンの父アーサー(マーク・ウィリアムズ)から、魔法大臣コーネリウス・ファッジ(ロバート・ハーディ)が、 ヴォルデモートの復活の恐怖で追い詰められていることをハリーは知らされる。

そしてシリウスは、ヴォルデモートが”あるもの”を探し求めていることをハリーに話そうとするが、マッド・アイらがそれを制止する。

ハリーは、アーサーと魔法省に向かい尋問は始まり、そこに、ホグワーツ魔法魔術学校校長アルバス・ダンブルドア(マイケル・ガンボン)が姿を現す。

魔法大臣ファッジは、ディメンターのせいだと言うハリーを一方的に責める。

しかし、彼を擁護するダンブルドアの発言のお陰で、ハリーは無罪となる。

夏休みを終えたハリーは、シリウスに励まされホグワーツに向かう。

魔法魔術学校で、ダンブルドアに迎えられたハリーら生徒達は、ルビウス・ハグリッド(ロビー・コルトレーン)の不在を知らされる。

そして、”闇の魔術に対する防衛術”の担当教授として、ドローレス・アンブリッジ(イメルダ・スタウントン)が、生徒達に紹介される。

ハリーは、アンブリッジがファッジの部下であり、つまり、魔法省が学校に関与するということに気づく。

今回の事件のことで、生徒達からのけ者にされてしまい苛立つハリーは、、それを心配するロンにもきつい言葉で対応し、ヴォルデモートの悪夢にうなされる。

やがて授業は始まり、実技を行わないアンブリッジに意見してしまったハリーに、彼女は罰則を与える。

そんなハリーは、風変わりな少女ルーナ・ラブグッド(イヴァナ・リンチ)と親しくなる。

ハリーは、ヴォルデモートが、自分を倒すために孤立させているとルーナに指摘される。

その後、魔法省は、アンブリッジを使い一層、学校への影響力を増していく。

高等尋問官となったアンブリッジは、生徒達はもとより、教授陣ミネルバ・マクゴナガル(マギー・スミス)、セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)、シビル・トレローニー(エマ・トンプソン)らにも容赦なく意見し、改革を進めていく。

そして、シビルを無能な教授と判断したアンブリッジは、彼女を追放しようとするが、ダンブルドアはその暴挙とも言える行為を許さなかった。

ハリー、ロン、ハーマイオニーは、自分達が戦いに備えることを阻止するよう魔法省が企んでいることと、闇の魔法使いヴォルデモートが動き出したことをシリウスから知らされる。

ボッグス・ヘッド。
意を決したハーマイオニーはハリーとロンを誘い、独自に防衛術を学びヴォルデモートと戦うため、賛同する生徒達を集め”ダンブルドア軍団”を結成する。

アンブリッジは、組織活動や規則違反に対し、尋問を行うことを通達するが、生徒達は密かに防衛術を学ぶ。

尋問官親衛隊なるものを募集したアンブリッジは、管理人のアーガス・フィルチ(デイビッド・ブラッドリー)やドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)をそれに任命する。

そんな時ハリーは、ヴォルデモートによって命を奪われた、セドリック・ディゴリー(ロバート・パティンソン)を未だに想うチョウ・チャン(ケイティ・リューング)を慰める。

ロンドン
クリスマス休暇をウィーズリー一家と過ごしていたハリーは、自分がヴォルデモートとつながりがあるため、常に怒りが込上げてしまい、シリウスに、悪に染まってしまったのではないかと伝える。

シリウスは、今回の件が解決すれば、本当の家族になれることをハリーに伝え励ます。

ホグワーツに戻ったハリーは、ハグリッドが戻ったことを知り、ロンとハーマイオニーと共に彼の元に向かう。

切り傷だらけのハグリッドは、ダンブルドアの指示で巨人に会いに行ったことを三人に伝える。

その頃、アズガバンから、デス・イーターのベラトリックス・レストレンジ(ヘレナ・ボナム=カーター)が脱獄し、ファッジ魔法大臣は、それにシリウスが絡んでいるとの見解を示す。

両親がベラトリックスに拷問を受け、心神喪失状態になったことを思い起こすネビル・ロングボトム(マシュー・ルイス)に寄り添うハリーは彼を励まし、さらに防衛術に磨きをかける。

しかし、ハリーらの秘密の訓練部屋は、アンブリッジに見つかってしまう。

それが”ダンブルドア軍団”だということから、ダンブルドアは、自分が指示したことだと言ってハリーをかばう。

ファッジはダンブルドアをアズガバンに送ろうとするが、彼はその場から姿を消してしまう。

その後、アンブリッジが校長に任命され、生徒達は彼女の監視下で虐げられた毎日を送る。

そんな時、ロンの双子の兄フレッド(ジェームズ・フェルプス)とジョージ(オリバー・フェルプス)が、アンブリッジに反旗を翻し、ほうきに乗って暴れ回り生徒達は歓喜する。

そんな時ハリーは、シリウスがヴォルデモートに痛めつけられていることを感じてしまう。

ヴォルデモートが探している”ある物”が、魔法省の神秘部にあると気づいたハリーは、それが罠かもしれないというハーマイオニーを説得し、ロンも伴いそこに向かおうとする。

しかし、ハリーらはアンブリッジに捕らえられ、”磔の呪い”で尋問されそうになる。

ハリーを助けようとするハーマイオニーは、”ある物”が置かれている場所にに、アンブリッジを連れて行こうとする。

ハーマイオニーは、ハグリッドに紹介されていた彼の義弟、巨人のグロウピーの助けを借りようと考えていた。

現れたグロウピーはアンブリッジをつまみ上げ、彼女はケンタウルスの集団に連れ去られてしまう。

ハリーは、ロン、ハーマイオニー、ネビル、ロンの妹ジニー(ボニー・ライト)、そしてルーナと共に、シリウスの危機を救うために急遽ロンドンに向かう。

そして、ハリーは魔法省の神秘部で、武器となる、”一方が生きる限り、他方は生きられぬ”という”予言”を見つける。

そこに、ドラコの父親ルシウス・マルフォイ(ジェイソン・アイザックス)とベラトリックスが現れ、”予言”を奪おうとする。

ハリーらは、防衛術を使い抵抗して、神秘部から脱出するが捕らえられてしまう。

仕方なくハリーは、”予言”をルシウスに渡すものの、そこにシリウスが現れ彼を叩きのめす。

ルシウスは”預言”を落とし壊してしまい、シリウスは、現れたマッド・アイら”不死鳥の騎士団”と共にハリーらを守ろうとする。

しかし、ベラトリックスの呪文を受けたシリウスは、死の世界に繋がるアーチへ押し込められ、ベールの彼方に姿を消してしまう。

怒りを抑えきれないハリーは、ベラトリックスに呪文を放とうとするが、そこにヴォルデモートが現れる。

さらにダンブルドアも姿を現し、ヴォルデモートとの戦いが始まり、その隙にベラトリックスは逃げ去る。

二人の激しい戦いは続くが決着つかず、ヴォルデモートは姿を消す。

ハリーは、自分の中に存在する、ヴォルデモートの呪縛に打ち勝つ。

ファッジはヴォルデモートの復活を目撃し、ダンブルドアとハリーの疑いは晴れる。

その後、ファッジは魔法大臣の辞任を噂され、アンブリッジは停職処分となり、ヴォルデモートの復活が発表されて、ダンブルドアは校長に復帰する。

ホグワーツに戻ったハリーは、ダンブルドアから、これ以上苦しめたくなかったために、”預言”のことを黙っていたと知らされ納得する。

ハリーは、なくしたものを探しているルーナに、”失ったものは、意外なところから戻ってくる”と励まされる。

そして学期を終えたハリーは、自分達はヴォルデモートにはない”守るべきもの”を持っていると、ロンとハーマイオニーに伝えロンドンに向かう。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「
ハリー・ポッターと賢者の石」 (2001/$974,733,550)
・「
ハリー・ポッターと秘密の部屋」(2002/$878,643,482)
・「
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 (2004/$795,634,070)
・「
ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005/$895,921,036)
・「
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(2007/$938,212,738)
・「
ハリー・ポッターと謎のプリンス」 (2009/$933,959,197)
・「
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」 (2010/$955,001,070)
・「
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」(2011/$1,328,111,219)
*()内は全世界の興行収入

*(簡略ストー リー)

夏休み。
ディメンターに襲われたハリー・ポッターは、魔法を使ってしまったことで、法令違反によりホグワーツ魔法魔術学校の退学処分を魔法省から通達される。
現れたマッド・アイらに、懲戒尋問まで処分は保留となったハリーは、秘密結社”不死鳥の騎士団”である、彼らの本部に連れて行かれる。
ウィーズリー一家や、後見人のシリウスらに迎えられたハリーは、魔法大臣のファッジが、闇の魔法使いヴォルデモートの復活を恐れ、追い詰められていることを知らされる。
そしてシリウスは、ヴォルデモートが”ある物”を探していることをハリーに伝える。
魔法省で尋問を受けたハリーは、現れたホグワーツ魔法魔術学校長ダンブルドアの発言のお陰で無罪となり、親友のロンやハーマイオニーと共に、新学期が始まるホグワーツに向かう。
ハリーは、よき相談相手ハグリッドが不在であることを知ると共に、今回の一件で生徒達からのけ者扱いされてしまう。
更に、魔法省から派遣されたアンブリッジが新任教授として赴任し、校内改革を進めてしまう。
その後、アンブリッジの圧制は激しさを増し、意を決したハーマイオニーはハリーやロンの協力を得て、自分達で防衛術を学ぼうとする”ダンブルドア軍団”を結成するのだが・・・。
__________

前作のみのマイク・ニューウェルから、監督はデヴィッド・イェーツに代わり、既に”お子様”映画とは言えない雰囲気に変貌していたシリーズは、オープニングからその映像美やスピード感と迫力で迫る。

第3作、「アズカバンの囚人」(2004)でやや落ち込んでしまった興行収入は、前作「炎のゴブレット」(2005)で回復し、本作はさらに約1割増しの収益を記録する大ヒットとなった。

製作費 $150,000,000
北米興行収入 $292,004,738
世界 $939,885,929

前作のクライマックスで、ついに復活した闇の魔法使いヴォルデモート卿の陰謀が渦巻く見事なサスペンスであり、上記のように、もはやファンタジー作品の域を超えた、一級の娯楽作品として見応え十分だ。

印象に残ったのは、新たなキャラクターとして登場する風変わりな少女ルーナ・ラブグッド(イヴァナ・リンチ)が、レギュラーのロンやハーマイオニー同様、ハリーとの相性がいい雰囲気に描かれているところがポイント。
クライマックスでは、その後の物語に関係する重要な”言葉”をハリーに伝える。
ルーナ演ずるイヴァナ・リンチは、アイルランドの人口わずか2000人余りの町であるターモンフェキンの出身で、勿論”ポッタリアン”の彼女は、15000人の応募者の中から選ばれた逸材でもある。

主人公の三人は益々成長し、ヴォルデモートの影に苦しむハリーを、サポートするロンとハーマイオニーの存在もなかなか頼もしい。


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