ジャスティス Hart’s War (2002) 3/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
 ★★★☆☆

第二次大戦下、上院議員の息子ということで、前線から外されていた将校が捕虜となり、収容所で出会った大佐から、軍人、そして人間としての”誇り、勇気、任務、犠牲”についてを悟らされるというドイツ軍捕虜収容所を舞台にした、ブルース・ウィリスコリン・ファレル他共演、監督グレゴリー・ホブリットによるドラマ。


ドラマ(戦争)

ブルース・ウィリス / Bruce Willis 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:グレゴリー・ホブリット
製作総指揮:ウォルフガング・グラッテス
製作
グレゴリー・ホブリット
デヴィッド・ラッド
デヴィッド・フォスター
アーノルド・リフキン
原作:ジョン・カッツェンバック
脚本
ビリー・レイ
テリー・ジョージ
撮影:アラー・キヴィロ
編集:デイヴィッド・ローゼンブルーム
音楽:レイチェル・ポートマン

出演
ウィリアム・A・マクナマラ大佐:ブルース・ウィリス
トーマス・W・ハート中尉:コリン・ファレル
リンカーン・A・スコット少尉:テレンス・ハワード
ヴィック・W・ベッドフォード軍曹:コール・ハウザー
ワーナー・ビッサー大佐:マーセル・ユーレス
ピーター・A・ロス大尉:ライナス・ローチ
ラマー・T・アーチャー少尉:ビセロス・レオン・シャノン
J・M・ラング大佐:ジョー・スパーノ
ムース:セバスチャン・ティリンガー
R・G・シスク大尉:サム・ジェーガー
ロバート・M・スワン大尉:ロッキー・マーシャル
ルッツ:デュガルド・ブルース・ロックハート
クラリ少佐:リック・ラバネロ
ハンス・フューセル少佐:デヴィッド・バラス
W・ロイ・ポッツ:マイケル・ウェストン
カール・S・ウェッブ軍曹:ロリー・コクレイン
デポット:サム・ワーシントン
ウェスト:トニー・デヴリン
クローミン:スコット・マイケル・キャンベル
クッキー:ブラッド・ハント

アメリカ 映画
配給 MGM
2002年製作 124分
公開
北米:2002年2月15日
日本:2002年9月28日
製作費 $70,000,000
北米興行収入 $19,076,815
世界 $32,286,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1944年12月16日、第二次大戦下のベルギー
上院議員の息子という理由で、軍団司令部に配属され、戦場を知らないトーマス・W・ハート中尉(コリン・ファレル)は、大尉を師団に送り届ける途中、アメリカ兵に扮したドイツ兵に捕らえられてしまう。

ドイツ兵の尋問に口を割らないハートは、仲間と共に捕虜収容所に送られる。

捕虜のウィリアム・A・マクナマラ大佐(ブルース・ウィリス)に迎えられたハートは、尋問の様子を聞かれる。

ハートは、名前と認識番号以外は吐かなかったとマクナマラに報告するものの、実は、ドイツ兵の拷問に耐え切れずに、燃料庫の位置を教えてしまっていた。

1945年1月。
黒人将校リンカーン・A・スコット少尉(テレンス・ハワード)とラマー・T・アーチャー少尉(ビセロス・レオン・シャノン)が移送されてくる。

ハートの兵舎に収容されることになった二人は、偏見を持つヴィック・W・ベッドフォード軍曹(コール・ハウザー)ら兵士達と諍いが起きそうになり、ハートがそれを制止する。

その夜、アーチャーはベッドフォードの罠にはまり、兵舎から出た罪で、見せしめのために射殺されてしまう。

マクナマラは、収容所長ワーナー・ビッサー大佐(マーセル・ユーレス)に抗議する。

しかし、彼はそれを聞き入れず、兵舎内で捕虜がBBCの放送を聞いているラジオを発見して叩き壊す。

マクナマラに嫌われていると思い込むハートは、ピーター・A・ロス大尉(ライナス・ローチ)から、自分が最初についた嘘に、情けなさを感じているのだと知らされる。

それを聞いたハートは、マクナマラを見る目が変わる。

そんな時、ベッドフォードが殺され、疑われたスコットは軍法会議にかけられることになり、彼の弁護を、ハートはマクナマラから命ぜられる。

ハートは、ビッサー所長から軍法会議の手引書を受け取り、不利な立場で始まった軍法会議を、自分のペースで運ぼうとするが、それがマクナマラの逆鱗に触れてしまう。

ハートは、ベッドフォードを殺した真犯人は、顔を黒く塗っていたと推測する。

しかし検察側は、スコットが、ストーブの隙間から逃げた際のススだと反論する。

偏見を持たれているとしか思えないスコットは、マクナマラの制止を振り切り人種偏見に対する怒りをぶつける。

ハートは、最後の証人としてビッサー所長を指名した、所長のスパイだったベッドフォードの情報が切れたため、部下に殺させたという推理を語り始めるものの、所長はそれを否定する。

しかし、ハートはその夜、スコットの事件を隠れ蓑にトンネルを掘り、密かに脱出計画を練っていたマクナマラが犯人だと知っていた。

ハートは、黙ってマクナマラの言いなりになり、囮にされてスコットを見殺しにするわけにはいかなかった。

最終弁論が始まり、マクナマラは仮病を使い会議を遅らせようとする。

ハートは、スコットに脱走計画に加わり逃げるよう説得する。

しかしスコットは、自分が脱走しても逃げ延びれないことを悟り、脱走計画を成功させるため、有罪を覚悟で残る意思をハートに伝える。

軍法会議は続き、平行して脱走計画も実行されるが、犯人は自分だと告白したハートが処刑されることになる。

しかし、ビッサー所長は脱走用のトンネルを発見し、軍法会議に出ていた捕虜を全員処刑しようとする。

その時、脱走に成功して、隣接している迫撃砲工場を爆破したマクナマラが収容所に戻り、部下を助けるために犠牲となり処刑される。

捕虜達はマクナマラの遺体に向かい敬礼し、ビッサー所長はその場を去る。

マクナマラは収容所の裏に埋葬され、3ヵ月後に戦争は終わり収容所の捕虜達は解放される。

 


解説 評価 感想 ■
1999年に発表された、ジョン・カッツェンバックの小説”Hart’s War”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)
1944年12月、
第二次大戦
下のベルギー
軍団司令部に配属され、戦場を知らない
上院議員の息子ハート中尉は、アメリカ兵に扮したドイツ兵に捕らえれ、尋問後に、ウィリアム・A・マクナマラ大佐らのいる収容所に移送される。
ハートは、
尋問についてマクナマラに聞かれるが、拷問に耐え切れずに、燃料庫の位置を教えてしまったにも拘らず、彼は、何も口にしなかったと嘘をついてしまう。
年が明け、黒人将校スコット少尉とアーチャー少尉が移送されてくる。
二人は、偏見を持つベッドフォード軍曹らと諍いを起こしそうになるが、ハートがそれを制止する。
しかし、アーチャーはベッドフォードの罠にはまり、兵舎の外で射殺されてしまう。
その後ハートは、マクナマラが自分を嫌っていると感じることが、最初についた嘘を、情けなく思っているのだと知り、彼への見方が変わる。
そんな時、ベッドフォードが殺されてしまい、疑われたスコットは、軍法会議にかけられることになり、ハートはマクナマラから、彼を弁護するよう命じられる・・・。
__________

ブルース・ウィリスコリン・ファレルの戦争映画ということで、派手なアクション物を予想してしまうが、収容所内で、法廷劇にまで発展する地味な内容の作品。

その二人のスターの出演で7000万ドルの製作費をかけたにも拘らず、全世界の興行収入を合わせても、その半分も回収できず、興行的に大失敗してしまった作品。

突然、軍法会議が開かれることになり、捕虜達が優秀な裁判官、検事、弁護士に変貌してしまうのは、やや都合がよ過ぎる気もする。

しかし、チェコのロケで建設された収容所内の、雪積と激寒の中で虐げられる、捕虜達の生活ぶりなどはかなりリアルだ。

洞察力があり部下からも信頼され、ラストでその勇気を示しながら命を落としてしまうブルース・ウィリスの役柄には少々驚きもあり、途中、所長の拳銃を組立てるシーンなどもあり、もう一波乱あるのかとも思ったのだが・・・ 。

前記のように、いくらイエール大学卒のエリートといっても、突然、敏腕弁護士に変貌するコリン・ファレルは不自然だが、いつもの茶目っ気や軽いノリを封印しシリアスな役を好演はしている。

人種偏見に苦悩する陸軍航空隊士官テレンス・ハワード、冷酷な収容所長のマーセル・ユーレスなども熱演している。

他、署長のスパイ、コール・ハウザー、捕虜で脇役のサム・ワーシントンなどが共演している。


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