フェイク・クライム Henry’s Crime (2010) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

平凡な生活を送る冴えない男性がひょんなことから銀行強盗を思いつき、出会った女優との関係も進展して大胆な人生を歩もうとする姿を描く、主演キアヌ・リーブスヴェラ・ファーミガジェームズ・カーン他共演、監督マルコム・ヴェンヴィルによるサスペンス・タッチの異色のラブ・コメディ。


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト ■

監督:マルコム・ヴェンヴィル
製作総指揮
スコット・フィッシャー
マーク・フィッシャー
サーシャ・ガヴァシ
製作
スティーヴン・ハメル
デヴィッド・ミムラン他
原案
スティーヴン・ハメル
サーシャ・ガヴァシ

脚本
サーシャ・ガヴァシ

デヴィッド・N・ホワイト
撮影:ポール・キャメロン

編集:カーティス・クレイトン
音楽:ブレイク・レイ

出演
ヘンリー・トーン:キアヌ・リーブス

ジュリー・イワノワ:ヴェラ・ファーミガ
マックス・サルツマン:ジェームズ・カーン
デビー・トーン:ジュディ・グリア
ダレク・ミロドラゴヴィッチ:ピーター・ストーメア
エディ・ヴァイブス:フィッシャー・スティーヴンス
ジョー:ダニー・ホック
フランク:ビル・デューク

アメリカ 映画
配給 Moving Pictures Film
2010年製作 107分
公開
北米:2011年4月8日
日本:2011年11月26日
製作費 $12,000,000
北米興行収入 $101,882
世界 $204,940


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューヨーク州バッファロー
ハイウェイの料金所で働くヘンリー・トーン(キアヌ・リーブス)は、看護師の妻デビー(ジュディ・グリア)と平凡な暮らしをしていた。

デビーはそんな生活にやや不満だったのだが、ある朝、ヘンリーは、訪ねてきた級友エディ・ヴァイブス(フィッシャー・スティーヴンス)に、気分が悪くなったジョー(ダニー・ホック)の代わりに野球に誘われる。

しかし、エディらは銀行を襲って逃亡し、車の運転を頼まれたヘンリーだけが、その場に居合わせた警備員のフランク(ビル・デューク)に取り押さえられる。

逮捕されたヘンリーは、仲間を裏切ることはせず黙秘した結局、懲役3年を言い渡される。

刑務所でヘンリーは、詐欺師のマックス・サルツマン(ジェームズ・カーン)と同房になる。

6ヶ月後。
面会に来たデビーから、好きな相手ができたと言われるが、ヘンリーは、彼女が幸せならばと言って許してしまう。

1年後。
ヘンリーは、刑務所は最高だと言うマックスに、様々な助言を受けながら、仮出所となる。

自宅に戻ったヘンリーは、デビーが、強盗の代わりを引き受けた、ジョーの子を身篭っていることを知り家を去る。

逮捕された現場の銀行に向ったヘンリーは、電話をしながら運転していた女性ジュリー・イワノワ(ヴェラ・ファーミガ)の車に接触する。

そこに、ヘンリーを捕らえた警備員フランクが現われ、ジュリーが、電話しながら運転していたのを目撃したことを伝える。

フランクに、カフェに連れて行かれ休んだヘンリーは、ジュリーがCMに出ていたことを思い出し、心配いらないことを伝えて彼女と別れる、

その後ヘンリーは、トイレに貼ってあった古い新聞記事で、道向かいの”オーフィム劇場”と銀行が、地下でつながっていたことを知る。

刑務所のマックスに面会し、自分の夢を見つけたと言って、銀行強盗の手助けを頼んだヘンリーだったが、彼はそれを断られてしまう。

劇場に向ったヘンリーは、上演される予定のチェーホフの”桜の園”の主演女優が、ジュリーだったことを知る。

稽古中だったジュリーは、演出家ダレク・ミロドラゴヴィッチ(ピーター・ストーメア)と意見が合わず、ヘンリーに気づきながらカフェに向い、二人は簡単な会話を交わす。

考えた挙句に出所することを決めたマックスは、ヘンリーに迎えられて、銀行と劇場についての記事を確認させる。

80年目の新聞記事を疑うマックスだったが、一応、銀行に向かい探りを入れる。

その後、劇場の楽屋口を確認に行った二人は、そこでジュリーに出くわす。

マックスが、その場に出演していた俳優だと言って、彼は内部を見て回ることを許されて案内される。

ステージでヘンリーとジュリーが話している間に、マックスは、地下通路のあった部屋にまで案内される。

ジュリーの稽古が始まり、ヘンリーは彼女と食事の約束をして別れる。

食事をした二人は、ジュリーの夢がハリウッドだきだと知り、その後、ヘンリーは強盗で捕まった銀行を襲うことを彼女に話す。

ヘンリーを気に入ったジュリーは、彼を自分のアパートに連れて行き、台本を読ませ、ロマンチックなセリフでいいムードになり、そして二人は愛し合う。

ジュリーを連れてアパートに戻ったヘンリーは、彼女も計画を知っていることをマックスに伝える。

マックスは憤慨するものの、仕方なくジュリーを信用して、自分が詐欺師だということを伝え、朝食を済ませて一緒に劇場に向う。

そこでマックスは、計画を成功させるために、ヘンリーを、地下道の部屋を楽屋にしている”ロパーヒン”役にする方法を考える。

マックスの企みで、”ロパーヒン”役の役者が辞めてしまい、彼は、ジュリーの助けを借りてヘンリーを代役にさせようとする。

ダレクにけなされながらもテストされたヘンリーは、意外にも気に入られ、役を得ることが出来る。

それを喜び合ったヘンリーとジュリーだったが、彼が現金が目的でなく、平凡な人生を変えたかったことが分かる。

そして、ヘンリーとマックスは、楽屋の壁を突き破り、地下道を確認する。

二人は助けがいると判断し、ビジネスに行き詰まったジョーを仲間に引き入れる。

三人は、地下道を銀行に向けて掘り進み、土砂は劇場の屋上に運ぶ。

そんな時、計画に気づいた、警備員のフランクが三人に近づき、病気の妻を助けてくれなかった銀行を恨んでいることを伝え、現金が集まる日時の情報を提供し、協力を約束する。

人を愛せる女を演じられないと、ジュリーはダレクに批判されて憤慨するが、楽屋でヘンリーが彼女を慰め、二人は愛を確かめ合う。

その後、ジョーがエディに計画を話してしまい、彼が強引に仲間に入ろうとしたため、仕方なくマックスは、それに同意する。

計画実行日が舞台の初日と重なってしまい、ヘンリーは、ジュリーに別れを告げるしかなかく、彼女は苛立つ。

初日を迎え、舞台の幕は開き、銀行には現金が届けられ、フランクがマックスに合図を送る。

そして、計画通り大金を手に入れたマックスらだったが、エディが裏切り、現金を独り占めにしようとする。

舞台を続けていたヘンリーは楽屋に戻るが、マックスがエディを叩きのめす。

その際に、ヘンリーは足を撃たれてしまうが、彼はそのまま一旦、舞台に戻る。

マックスとジョーは、エディを縛り上げて置き去りにして、ヘンリーと共に車で逃亡する。

しかし、ヘンリーは車を止めさせて、マックスに別れを告げて劇場に戻り、ステージに上がり、自分の気持をジュリーに伝える。

台本とは違う演技に観客や役者は驚くが、ダレクはそれに満足する。

そして、ジュリーは、ヘンリーの気持を受け入れる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

何の取り得もない平凡な男性ヘンリー・トーンは、妻デビーと共に惰性の毎日を送っていた。
そんなヘンリーはお人好しが祟り、悪友エディの企む銀行強盗に加担させられ、彼だけが逮捕され懲役刑となる。
同房の詐欺師で、刑務所生活を楽しむマックスに、様々な助言を受けたヘンリーは、その後、仮出所となる。
しかし妻デビーが、代わりに強盗に加担させられたジョーの子を身篭っていたため、ヘンリーは家を去る。
そんなヘンリーは、強盗に入った銀行の前で、女優のジュリーの車と接触する。
幸い怪我はなかったが、連れて行かれたカフェのトイレで、ヘンリーは、劇場と銀行が地下でつながっていることを知る。
思い立ったヘンリーは、つまらぬ人生を変えるために、マックスに助言を求め、出所した彼と大胆な銀行強盗計画を練る。
劇場に向ったヘンリーは、ジュリーが舞台の主演だと知り、やがて彼女に心を寄せるようになるのだが・・・。
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元々それほど派手さのないキアヌ・リーブスが、意外にも似合う冴えない男性を淡々と演じて、ベテランのジェームズ・カーンが、いい味を出して絶妙な雰囲気で絡む、楽しい仕上がりにはなっている。

しかし、個性派が揃う魅力的なキャスティングにも拘らず、拡大公開する気配もないというか、劇場公開されたとは言えない、最高で、わずか8館(北米)で上映されただけというのは残念だ。

コメディなので許せるが、白昼堂々と銀行強盗が入るような街のカフェのトイレに、銀行と劇場が、地下でつながっていたという新聞が貼ってあること自体にまず噴き出してしまう。

気の強い一本気な女優を演ずるヴェラ・ファーミガが、おっとりした主人公と、言葉巧みな老練詐欺師の間で、二人とは、また違ったキャラクターを熱演している。

主人公の妻役ジュディ・グリア、演出家役のピーター・ストーメア、主人公の悪友フィッシャー・スティーヴンス、同じくダニー・ホック、そして、強盗に加担する銀行の警備員でビル・デュークが登場する。


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