ハリウッドランド Hollywoodland (2006) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1950年代に一世を風靡した、テレビ・ドラマ”アドベンチャーズ・オブ・スーパーマン”の主役”スーパーマン” を演じたジョージ・リーブスの死を巡る謎を解明しようとする私立探偵の行動を描く、主演エイドリアン・ブロディダイアン・レインベン・アフレックボブ・ホスキンス他共演、監督アレン・コールターによるサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:アレン・コールター
製作:グレン・ウィリアムソン
製作総指揮
J・マイルズ・デイル
ジェイク・マイヤーズ
ジョー・ピキラーロ
脚本:ポール・バーンバウム
撮影:ジョナサン・フリーマン
編集:マイケル・バーレンバウム
音楽:マーセロ・ザーヴォス

出演
エイドリアン・ブロディ:ルイス・シモ
ダイアン・レイントニー・マニックス

ベン・アフレックジョージ・リーブス
ボブ・ホスキンスエドガー・マニックス
ロイス・スミス:ヘレン・ベッソロ
ロビン・タニーレオノア・レモン

ジェフリー・デマン:アート・ワッサーマン
ジョー・スパーノハワード・ストリックリング

モリー・パーカー:ローリー・シモ
ザック・ミルズ:エヴァン・シモ
カロリン・ダヴァーナス:キット・ホリデイ
キャスリーン・ロバートソン:キャロル・ヴァン・ロンケル
ラリー・セダー:チェスター・シンクレア
ブラッド・ウィリアム・ヘンケ:ラス・テイラー
ダッシュ・ミホク:ジャック・パターソン警部
ギャレス・ウィリアムズ:デル
テッド・アザートン:ダグ・ジョンソン刑事
ヴェロニカ・ワット:リタ・ヘイワース

アメリカ 映画
配給
フォーカス・フィーチャーズ(北米)
ミラマックス(世界)
2006年製作 126分
公開
北米:2006年9月8日
日本:2007年6月16日
製作費 $14,000,000
北米興行収入 $14,415,222
世界 $16,803,753


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1959年6月16日、ロサンゼルス
テレビシリーズ「アドベンチャーズ・オブ・スーパーマン」の主演俳優ジョージ・リーブス(ベン・アフレック)が死亡し、現場の状況から自殺と断定される。

ルイス・シモ(エイドリアン・ブロディ)は、妻ローリー(モリー・パーカー)と別居中で、息子エヴァン(ザック・ミルズ)とも会う機会が少ない、浮気調査くらいしか仕事がないしがない私立探偵だった。

シモは、貸しのある同業のデル(ギャレス・ウィリアムズ)に仕事を回すよう催促する。

デルは、リーブスの母親ヘレン・ベッソロ(ロイス・スミス)から、息子の自殺を疑った調査依頼を受けていたため、それをシモに任せる。

リーブスの遺体検死官を買収し、遺体を確認したシモは、多数の打撲の痕と、”あなたに夢中 T・M”と刻まれた腕時計を見つける。
__________

あるパーティーで、MGMの重役エドガー・マニックス(ボブ・ホスキンス)の妻トニー・マニックス(ダイアン・レイン)に出会ったリーブスは、それを知らずに、たちまち彼女と恋に落ちてしまう。

その後リーブスは、エージェントのアート・ワッサーマン(ジェフリー・デマン)に、気の進まない子供向け番組出演を勧められ、仕方なくそれを承諾する。
__________

シモは、リーブスの婚約者で、事件現場にいたレオノア・レモン(ロビン・タニー)に接触するが相手にされない。

仕事のために手段を選ばないシモは、マスコミ相手に新聞ネタになり、それが原因で、妻や息子とさらに溝が深まってしまう。

ベッソロ夫人とリーブスの家の事件現場を見に行ったシモは、床の弾痕など自殺と思えない状況を見つける。

レオノアと共に、事件の当日、その現場にいたキャロル・ロンケル(キャスリーン・ロバートソン)は、弾痕は自分が頼み、レオノアに撃たせたもので、彼女がリーブスと結婚する気がなかったことをシモは知る。

シモは、リーブスと言い争ったレオノアが、誤って彼の頭を撃ってしまったものと考え、事件現場に侵入する。

そこには、リーブスの遺産をトニーに遺されて憤慨し、旅行用小切手を持ち出そうとしていたレオノアがいた。

シモは、レオノアの犯行を暴くことを彼女に誓い別れる。
__________

リーブスの「スーパーマン」 はスポンサーも付き、全米放映されて子供達の間で評判になり人気番組となる。

子供のいる家庭の視聴率が91パーセントという、驚異的な数字を叩き出すものの、リーブスは、大人が見ない番組に満足しきれないでいた。

地上より永遠に」のオーディションを受けたリーブスは、夫マニックスへの助力をトニーに頼むのだが、作品はコロンビアの製作で、彼女にはどうにもならなかった。

何とか役を手に入れて、「地上より永遠に」の試写会に出向いたリーブスだったが、観客は、”スーパーマン”のイメージでしか自分を見ていないことを知りショックを受ける。
__________

トニーに会いに行ったシモだったが、MGMの広報であるハワード・ストリックリング(ジョー・スパーノ)に追い払われてしまう。

後日、ストリックリングMGMの仕事を勧められ、自宅アパートで何者かに襲われたシモは、事件に関わるなと脅迫されてしまう。

アシスタント兼恋人のキット・ホリデイ(カロリン・ダヴァーナス)に介抱される。

キットから、協力を約束されたシモだったが、危険を察して彼女と別れる決心をする。

そんな時、リーブス事件で疎かになっていた、妻の浮気調査の依頼人チェスター・シンクレア(ラリー・セダー)が、業を煮やし妻を殺害してしまう。

そして、ベッソロ夫人が、息子リーブスに嫌われていたことをレオノアから聞いたシモは、夫人にそれを問い詰めるものの、彼女はロサンゼルスから去ってしまう。
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スーパーマン” に嫌気がさしたリーブスは、エージェントのワッサーマンを呼び出し、その衣装を焼き捨て、自らのプロダクションを作ることをトニーに伝える。

その後、ニューヨークに向かったリーブスは、社交界の女性レオノアと知り合い愛し合うようになる。

それを知ったトニーは激怒し、リーブスを、子供相手が限界の役者と罵ってしまう。
__________

シンクレアの件の、悲惨な結末に罪悪感を感じ、酔って学校に息子エヴァンを迎えに行ったシモは、息子に怖がられて愕然とし、探偵を辞める決心をする。

しかし、マニックスの前妻などが不審な事故死をしていたことなどを知り、リーブスの死は彼が関わった暗殺ではないかと思い始める。

マニックス邸に忍び込んだシモは、トニーの部屋で話を聞こうとするが、マニックスの部下に捕まり、彼の前に突き出される。

自分を人殺しだと言うシモに対し、マニックスは証拠を出せと言い放ち、彼を屋敷から放り出してしまう。

リーブスのエージェントのワッサーマンを訪ねたシモは、彼から、リーブスの、他の俳優にはない魅力を聞かされて、レスリングを題材にして撮ったホーム・ムービーを渡される。

リーブスが、疲労困憊していると明らかに分かるその姿を確認したシモは、彼が自殺したのだろうという結論に達する。

仕事もなく家族からも見放されたシモは、息子エヴァンが幼い時に撮った、幸せな頃の、家族のホーム・ムービーを見る。

そしてシモは、スーツに着替えて家族の元に向かう。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1959年6月16日、ロサンゼルス
人気テレビ・シリーズのスーパーマン役者であるジョージ・リーブスが死亡し、現場の状況から自殺と断定される。
それが信じられないリーブスの母親ヘレンは、うだつの上がらない私立探偵ルイス・シモに調査を依頼する。
リーブスの遺体を確認したシモは、 多数の打撲の痕と”あなたに夢中 T・M”と刻まれた腕時計を見つける。
事件現場を調べたシモは、リーブスが自殺したことを疑い始め、婚約者レオノア・レモンが関係していると考える。
その後シモは、MGMの重役エドガー・マニックスの妻トニーと、リーブスが親密だったこと知るのだが・・・。
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大衆の人気者にはなるものの、役者として行き詰ってしまうテレビ俳優の苦悩と、不遇な生活に悩みながらも、殺人事件として彼の死を調査する、探偵の人生を対比させながら描く、人間ドラマとしても見応えがある。

当然ではあるが、ハリウッドの大物や関係者が実名で登場し、リーブスが、端役として実際に出演した名作「地上より永遠に」(1953)で、主演のバート・ランカスターベン・アフレックが合成画面で登場する場面や、リーブスが、「風と共に去りぬ」(1939)にも出演していたエピソードなどは非常に興味深い。

演技派らしい、深みのある演技を見せる主演のエイドリアン・ブロディが、結局リーブスの死を殺人と結論付けることが出来ずに、自分の生き様に似ている彼の死を教訓にして、家族への思いを取り戻そうと努力する姿が窺えるラストもなかなかいい。

やや太めのメイクで登場するベン・アフレックは、テレビのヒーローのみのイメージに馴染めずに苦悩するジョージ・リーブスを好演し、各映画賞でそれを高く評価され、ヴェネツィア国際映画祭で男優賞を受賞した。

事件及びドラマの鍵を握るMGMの重役夫人トニー・マニックス演ずるダイアン・レイン、その夫で、まるで暗黒街のボス的な雰囲気を持つ、映画界の大物エドガー・マニックスボブ・ホスキンスリーブスの母ロイス・スミス、婚約者レオノア・レモン役のロビン・タニー、事件の当時者キャスリーン・ロバートソン、主人公の依頼人で、妻を殺してしまうラリー・セダー、印象に残るエージェントを演ずるジェフリー・デマン、主人公の妻モリー・パーカー、息子のザック・ミルズ、主人公の助手兼恋人カロリン・ダヴァーナスMGMの広報ハワード・ストリックリングジョー・スパーノ等が共演している。


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