バッド・トリップ Holy Rollers (2010) 3/5 (2)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
 ★★★☆☆

純情で生真面目なユダヤ人の青年が、親の決めた人生に疑問を感じたのをきっかけにして、悪の道に染まっていく姿を描く、ジェシー・アイゼンバーグジャスティン・バーサ共演のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■
監督:ケヴィン・アッシュ
製作
ダニー・アベケイザー
トーリー・タネル他
脚本:アントニオ・マシア
撮影:ベン・カチンス
編集:スザンヌ・スペングラー
音楽:MJ・マイナースキー

出演
シュムエル”サム”ゴールド:ジェシー・アイゼンバーグ
ヨセフ・ジマーマン:ジャスティン・バーサ
レイチェル・アプフェル:アリ・グレイナー
リオン・ジマーマン:ジェイソン・フッシュ
ジャッキー・ソロモン:ダニー・アベケイザー
メンデル・ゴールド:マーク・イヴァニール
エルカ・ゴールド:エリザベス・マーヴェル
ルース・ゴールド:ハリー・ケイト・アイゼンバーグ
エフレイム:Qティップ

アメリカ 映画
配給 First Independent Pictures
2010年製作 89分
公開
北米:2010年5月21日
日本:未公開
製作費 $1,000,000
北米興行収入 $302,886
世界 $608,027


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1998年、ニューヨークブルックリン
ユダヤ人コミュニティで生まれ育ったシュムエル”サム”ゴールド(ジェシー・アイゼンバーグ)は、ラビになることを義務づけられ、親同士が決めた相手と結婚することにもなっていた。

サムは相手の女性と面談するのだが、結局は破談となり、父メンデル(マーク・イヴァニール)と母エルカ(エリザベス・マーヴェル)はショックを受ける。

そんな時サムは、隣人で親友リオン(ジェイソン・フッシュ)の兄ヨセフ(ジャスティン・バーサ)に、ある商売を勧められる。

羽振りのいいヨセフは、ヨーロッパから”薬”を仕入れて売りさばいていることをサムに話し彼を誘う。

それに乗ったサムは、ヨセフとリオンと共にアムステルダムに向かい、”薬”を受け取り帰国する。

少々ビビリながら役目を果たしたサムは、一瞬、後悔するもののヨセフから金を受け取る。

ある夜、サムは売人のジャッキー・ソロモン(ダニー・アベケイザー)から、運んだ錠剤が”エクスタシー”(MDMA)だと知らされる。

父メンデルは、何をしているか分からないサムが、金儲けに執着し、家業に身が入らないことを嘆く。

サムは、ヨセフとジャッキーとでアムステルダムの取引現場に同行し、やがて右腕として仕事をこなしていく。

しかし、家族にはそれが受け入れられず、世間での悪い噂も広がり、地道な生活を選び結婚することになったリオンとも疎遠になってしまう。

そして、ラビから息子が悪人だと言われたメンデルは、サムを家から追い出してしまう。

ヨセフは、取引の現金をピン撥ねしていたが、サムはそれがジャッキーにバレることを警戒する。

サムは、ジャッキーの恋人レイチェル・アプフェル(アリ・グレイナー)にも気に入られ、一緒に逃げないかと誘われて好意を寄せられる。

その後、ジャッキーに、いずれは捨てられるとレイチェルに忠告したサムだったが、彼女は気分を害してしまう。

次の取引で、サムがスカウトした運び屋が空港で捕まってしまう。

焦ったサムはそれをヨセフに伝え、二人は潜伏するために西海岸に向かおうことを考える。

サムは、リオンの元に向かい救いを求めるが、暫くしてパトカーが到着する。

更生施設に送られたサムは改心し、父親の許しを得ることが出来る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ユダヤ人青年のサム・ゴールドは、ラビになることを義務付けられ、親の決めた相手と結婚することになっていた。
しかし、それが破談となり両親はショックを受けてしまう。
そんな時サムは、隣人の親友リオンの兄ヨセフに、”薬”の運び屋の仕事を勧められる。
型にはめられた人生を送るサムは、羽振りのいいヨセフの生き方に興味を持ち、仕事を引き受けてみることにする。
ヨセフとリオンと共に、運ぶものが何かも知らないまま、サムは
アムステルダムに向かい取引を終え、そして無事に帰国する。
少々後ろめたさを感じるものの、報酬を受け取ったサムは味を占める。
ヤクの売人ジャッキーや、その恋人レイチェルにも気に入られたサムは、運んだ錠剤が”
エクスタシー”(MDMA)だと知らされる。
しかし、父メンデルは、サムが何をしているのか分からないまま、サムが金儲けに執着し、家業にも身を入れないことを嘆く・・・。
__________

悪の道とは全く疎遠に見える青年が、ふとしたことをきっかけに足を踏み入れる闇の世界、やがてそれが凋落へとつながることに気づかぬままに、束の間の喜びを描いたドラマではあるが、破滅しか想像できない雰囲気に描かれているところが怖い。

ユダヤ人コミュニティーの生活環境や、人々の考え方などが実にリアルに描かれ、また、親の希望とは言え、ラビ志望の主人公が、その立場を利用したセキュリティーの盲点をつき、”エクスタシー”を大量密輸するという大胆な手法も興味深い。

若手スターとして、キャリアを積んでいた主演のジェシー・アイゼンバーグは、更なるステップとして、本作の数ヵ月後に公開される「ソーシャル・ネットワーク」(2010)でブレイクすることになる。
心身ともに大人に成り切れない、悩める青年を繊細に演じ、小作ではあるが本作でも、その実力を遺憾なく発揮している。

主人公を悪の道に誘う隣人ジャスティン・バーサ、その弟ジェイソン・フッシュ、ヤクの売人ダニー・アベケイザー、その恋人のアリ・グレイナー、主人公の父マーク・イヴァニール、母エリザベス・マーヴェルJ・アイゼンバーグの実妹で妹役のハリー・ケイト・アイゼンバーグアムステルダムの売人Qティップなどが共演している。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター