ホーンズ Horns (2013) 3.2/5 (5)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

恋人の殺害を疑われた青年が、突然生えた角のパワーに翻弄される姿を描く、製作、監督アレクサンドル・アジャ、主演ダニエル・ラドクリフマックス・ミンゲラジュノー・テンプルデヴィッド・モースジョー・アンダーソン他共演のファンタジー・ホラー。


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:アレクサンドル・アジャ
監修:デレク・ウェントワース
製作
キャシー・シュルマン
リザ・アジズ
ジョーイ・マクファーランド
アレクサンドル・アジャ
製作総指揮
ジョー・ヒル
ショーン・ウィリアムソン
アダム・C・ストーン
ジョー・ガッタ
クリスチャン・マーキュリー
原作:ジョー・ヒルHorns
脚本:キース・ブーニン
撮影:フレデリック・エルムズ
編集:バクスター
音楽:ロビン・コーダート

出演
イグナシウス”イグ”ペリッシュ:ダニエル・ラドクリフ
リー・トゥルーノー:マックス・ミンゲラ
テリー・ペリッシュ:ジョー・アンダーソン
メリン・ウィリアムズ:ジュノー・テンプル
メリン・ウィリアムズ(少女期」):サブリナ・カーペンター
グレンナ:ケリ・ガーナー
グレンナ(少女期」):レイン・マクニール
デリック・ペリッシュ:ジェームズ・レマー
リディア・ペリッシュ:キャスリーン・クインラン
ヴェロニカ:ヘザー・グレアム
デイル・ウィリアムズ:デヴィッド・モース
エリック・ハニティ:マイケル・アダムスウェイト
ウォレス・ストゥルツ:ネルス・レナーソン
アル・オハラ:ドン・トンプソン
モールド神父:ジェイ・ブラゾー
レナルド医師:アレックス・ザハラ
デリラ看護師:ケンドラ・アンダーソン
クリニックの受付係:クリスティーン・ウィリス
メアリー:メレディス・マクゲシー

アメリカ/カナダ 映画
配給
ディメンション・フィルムズ
ワインスタイン・カンパニー
2013年製作 120分
公開
北米:2014年10月31日
日本:2015年5月9日
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $173,950
世界 $3,875,440


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
町のラジオ局のDJイグナシウス”イグ”ペリッシュ(ダニエル・ラドクリフ)は、恋人メリン・ウィリアムズ(ジュノー・テンプル)が惨殺されてしまう。

その犯人に疑われたイグは、住民達から非難を浴び、マスコミに追い回され日々が続いていた。

実家に向かったイグは、父デリック(ジェームズ・レマー)と母リディア(キャスリーン・クインラン)、兄テリー(ジョー・アンダーソン)と共に話し合う。

幼馴染の弁護士リー・トゥルーノー(マックス・ミンゲラ)に弁護を頼んであるイグは、家族が自分を信じているのかを疑う。

酒と麻薬に溺れていたが、ミュージシャンの才能があるテリーは、イグのことを心配する。

現れたリーに、鑑識ラボの火事の件を確認したイグは、メリンの体に残っていた体液サンプルもなくなってしまったことを知らされる。

新証人もいると言われていたイグは焦るが、自白も警察のでっち上げだとリーに伝える。

信じていると言われたイグは、真犯人が見つかった場合はどんな行動に出るか分からないとリーに話す。

バーに向かったイグは、店主のアル・オハラ(ドン・トンプソン)に追い払われそうになるが、店員のグレンナ(ケリ・ガーナー)が彼を庇う。

幼馴染のグレンナに誘われたイグだったが、それを断る。

殺人現場の森ではメリンの追悼集会が行われ、彼女の父親デイル(デヴィッド・モース)が祈りを捧げる。

デイルは、息子だと思い接していた殺人犯イグが野放しになっていることを話し、娘を失った無念さを語る。

その場のツリーハウスに隠れていた酔ったイグは、自分に対する仕打ちに耐えられず、捧げられたものを壊してしまう。

それをグレンナに制止されたイグは、神を恨む。

グレンナと一夜を過ごしたイグは、頭から角が生えたことに気づく。

それを見ても驚かないグレンナは、欲望のままにドーナツを食べ始める。

レナルド医師(アレックス・ザハラ)のクリニックに向かったイグは、その場にいた子供連れのメアリー(メレディス・マクゲシー)から、心に想い描いていること言われる。

受付係(クリスティーン・ウィリス)も、子供を叱れないメアリーに怒鳴りたいと言われたイグは、彼女の好きなようにさせる。

メアリーと受付係は言い争いを始め、子供も母親が消えてしまえばいいとイグに伝える。

看護師デリラ(ケンドラ・アンダーソン)に血圧を測ってもらったイグは、彼女からも、浮気している恋人の相手に復讐したいと言われる。

角を見ても驚かないレナルド医師は診察に身が入らず、イグは、角をのこぎりで切り落としてほしいと伝える。

麻酔をかけられたイグは、メリンと出会った子供時代を思い出す。
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メリンを始めて見かけた教会で、イグは彼女から、ペンダントの十字架の光でモールス信号を送られる。

その場にメリンが落としていったペンダントをリーに直してもらったイグは、それを自分で渡すと言って受取り、代わりに火薬爆弾をあげる。

それが爆発してリーは指を二本失い、イグは彼に謝罪する。

メリンにペンダントを渡して感謝されたイグは、彼女の母親がガンで亡くなったために、この町に来たことを知る。

イグとメインが、森の中に向かう姿をテリーは見つめる。

メリンと共にツリーハウスに向かったイグは、ペンダントを直したのはリーで、自分が渡したくて彼に爆弾をあげたことを話す。

それを後悔しているとメリンに伝えたイグは、自分に拾ってほしくてペンダントをわざと置いたと言われっる。

気持ちを伝えたメリンは、イグにキスする。

そして成長した二人は、自然に愛し合うようになる。
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治療台の上で目覚めたイグは、角を切ろうとしたノコギリに気づく。

レナルド医師とデリラが、欲望のままに愛し合っていたためにイグは驚く。

モールド神父(ジェイ・ブラゾー)の元に向かったイグは、角を消す方法を教えてもらおうとするが、自業自得だと言われて追い払われる。

リーに会ったイグは、善人の彼には角が見えないことを知る。

実家に寄ったイグは、母リディアから迷惑な息子と縁を切りたいとまで言われてしまう。

父デリックとも話したイグは、テリーと違い自分とは打ち解ける関係ではなく、無実だと一度も信じなかったと言われる。

ラボを放火させたとデリックに言われたイグは、なぜメリンを殺したのかと追及される。

その件をリーに電話で伝えたイグは、しつこく付きまとうマスコミに、戦って勝った者と独占インタビューをすると伝える。

リポーターらが喧嘩を始める姿を見ながら、イグはバーに向かう。

店主アルや客達は、したいことを話し始め、ダイナーのウェイトレスのヴェロニカ(ヘザー・グレアム)が、メリンを店から連れ出したのは自分だと話していることをイグは知らされる。

店を燃やして保険金を手に入れたいと言う店主は火を放ち、その場を離れたイグは、格闘するリポーターらを無視して車に乗る。

ダッシュボードの指輪を確認したイグは、ダイナーでメリンにプロポーズしようとしたことを思い出す。
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ダイナーで待っていたメリンから、ロサンゼルスに引っ越すと言われたイグは驚き、別れ話を切り出されて動揺する。

他に男がいることを疑いながら苛立つイグは声を荒げ、メリンは席を立つ。

イグは店を出て、現れたテリーを無視して車で走り去る。

翌朝、車で寝ていたイグは警官のエリック・ハニティ(マイケル・アダムスウェイト)とウォレス・ストゥルツ(ネルス・レナーソン)に起こされる。
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ダイナーに向かったイグは、彼女が有名になりたいために、警察に嘘を言ったことを知る

テリーが出演しているクラブに向かったイグは、あの夜、メリンとダイナーを出たと言われ、証言と違うためにそれを追求する。
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車でメリンを送ったテリーは、イグと何があったのかを尋ねるが、何も話そうとしない彼女は、雨の中、車を降りて森の中に向かってしまう。

車で眠ってしまったテリーは、助手席にあった血だらけの石や手に気づき、森の中に向い、殴られているメリンの死体を発見する。

その後テリーは、血の付いた衣服を川に捨てる。
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信実を話さなかったテリーを責めるイグだったが、通報を受けて現れたエリックとウォレスに制止される。

イグを取り押さえるエリックの姿を見たウォレスは、ゲイだったためにその姿に興奮する。

翌朝、リーが迎えに来て釈放されたイグは、ヴェロニカが新証人であり、テリーから聞いた話も伝える。

リーがメリンのペンダントをしていることに気づいたイグは、それを追及する。

メリンとのことで秘密があると言われたイグはその場を去り、二人が関係していたことを知り憤慨する。

デイルに会ったイグは、銃を向けられながら、メリンが他の男と付き合っていたかなどを確かめる。

妻と最愛の娘まで亡くして苦しむデイルは、メリンのことを話す気はないとイグに伝えて追い払う。

全てが角のせいだと思い取ろうとしたイグだったが、それが無理だと分かる。

その場に現れた無数の蛇を三本爪のホークで威嚇したイグだったが、それが自分を守る存在であることに気づく。

角が、自分に信実を見せるものであることを知ったイグは、真犯人を見つけて裁くことを考える。

店を閉めて帰ろうとしたヴェロニカは、車の中で蛇に襲われ、現れたイグに脅される。

実家に向かったイグは、付けてきたエリックとウォレスに愛し合うことを提案する。

エリックとウォレスは、ためらうことなく求め合う。

ドラッグを吸っていたテリーに、倒れていたメリンを見殺しにして、自分が逮捕されても黙っていたと言って責めるイグは、兄が彼女を殺したことを疑う。

死んで償うと言うテリーに、生きて苦しんでもらうと伝えたイグは、その場にあるドラッグを全て飲むよう指示する。

翌朝、リーに会ったイグは、彼からメリンとの関係を知らされて苛立ち、彼女のペンダントを奪う。

その瞬間、イグの角が見えるようになったリーは、全て話せと言わらて、殺す気はなかったと伝える。

リーに襲いかかったイグは、彼の記憶を見る。
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あることが分かったため、プロポーズしそうなイグとは結婚できないと言って、メリンはリーに相談する。

リーは、今夜、ダイナーでイグと別れた後で、一緒にいてもらいとメリンに言われる。

イグがダイナーを出た後でテリーの車を付けたリーは、彼が眠っているのを知り森に向かう。

ずぶ濡れのメリンを見つけたリーは、一人でいたいと言って泣き出したメリンを抱きしめる。

気持ちを伝えてメリンに迫ったリーは拒まれ、自分に気が合ったはずだと伝える。

それを否定されたため逆上してメリンを痛めつけたリーは、手を噛まれたために彼女を石で殴り殺してしまう。
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隙を見てチェーンを手にしたリーは、真実を知り動揺するイグを痛めつける。
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テリーの車に向かったリーは、血の着いた石をその場に置き立ち去る。
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イグを車に乗せたリーはガソリンを浴びせて火を放ち、自殺に見せかける。

もがきながらエンジンをかけたイグは、車ごと川に飛び込む。

警察は、罪を告白したイグが、弁護士リーの前で自殺したと発表するが、遺体は発見されなかった。

病院に運ばれていたテリーは、そのニュースをテレビで見て、両親と共に悲しむ。

水から這い上がったイグはデイルの家に向い、なぜ死んでいないのかと訊かれ、自分でも分からないと答える。

メリンを殺していないと言うイグは、真犯人を知っていることを認め、犯人を殺すつもりのデイルに、自分に任せてほしいと伝える。

罪を裁くには自ら罪を犯すしかないと言うイグを家に招き入れたデイルは、メリンがイグに渡そうとしたと思われる鍵を見せる。

それを受け取ったイグは、デイルにペンダントを渡し、妻が死ぬ前にメリンにあげたものだと言われる。

メリンが守ってくれると言われて、自分が持つべきだとデイルからペンダントを渡されたイグは、それを首にかける。

その瞬間、イグの火傷は治り角も消えてしまい、ある種の祝福だとデイルに言われる。

角は呪いではなく、自分を導く祝福だったと考えたイグは、メリンに守られていることを感じてツリーハウスに向かう。

床の鍵を開けたイグは、メリンからの自分への手紙を見つける。

モールス信号で書かれた内容には、プロポーズは受けたいが、母と同じ遺伝性のガンであるため、不幸にしたくないと考えたメリンの気持ちが綴られていた。

信実を知ったイグは、メリンに辛い思いをさせたことを悔やむ。

病室のテリーの容態を気にするイグは、真犯人はリーだと伝える。

自分も復讐に手を貸すと言うリーに、両親のために無事でいてほしいと伝えたイグは、リーの元に向かう。

リーと共にツリーハウスに向かったイグは、メリンを殺していないと言う彼に自首させようとする。

そこにテリーと共にエリックが現れ、話を聞いたと言ってリーに銃を向ける。

罪を認めたリーだったが、隙を見てエリックの銃を奪い、襲い掛かって来たテリーの脚を撃つ。

イグに抵抗されたリーは、エリックを射殺してしまう。

銃を向かられたイグはペンダントを外し、メリンの元に向かう覚悟を決める。

天使の羽が生えて空中に浮いたイグだったが、羽は燃え尽きて体に燃え移り、デビルに姿を変える。

銃撃しても倒れないイグをホークで突き刺したリーは、反撃されて腹部に致命傷を負う。

そこに現れた蛇にまとわりつかれたリーは殺される。

瀕死のイグはテリーに抱き寄せられ、メリンを想いながら息絶える。


解説 評価 感想
2010年に発表された、ジョー・ヒルの小説”Horns”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)
町のラジオ局のDJイグナシウス”イグ”ペリッシュは、恋人メリンが惨殺されてしまう。
犯人に疑われたイグは、住民に罵られてマスコミに追い回されていた。
そんな時イグは、突然、額から角が生えてきたことに気づく。
しかし、それを見た人々は驚くことはなく、本音や秘密を語り始める。
それに驚くイグは、角のパワーに翻弄されながら、真犯人を捜そうとするのだが・・・。
__________

ハリー・ポッター」シリーズのイメージを払拭しつつあるダニエル・ラドクリフ主演、マックス・ミンゲラジョー・アンダーソンら若手スターと共に、ベテラン俳優の共演なども注目の作品。

惨殺された恋人の殺人容疑を着せられた青年の苦悩が、”魔力”と思えた角の存在で救われていく過程を、ファンタジーとホラーを融合させて見せる、製作を兼ねたアレクサンドル・アジャの演出手腕が見所の作品。

撮影はカナダで行われ、それなりの雰囲気を出した作品なのだが、一見、奇抜に思える物語にメリハリもなく、内容に相応しくない滑稽なシーンも気になる。
拡大公開もされずに、商業的にも失敗に終わった。

子役時代に世界的なスターとなったダニエル・ラドクリフが、成人となり役者としての才能を試される時期に入ったことで注目の作品でもあり、恋人の死の悲しみと不思議なパワーに翻弄されながら苦悩する青年を熱演はしている。

主人公の幼馴染でもあり弁護も担当する、真犯人だったマックス・ミンゲラ、アルコールと麻薬中毒である主人公の兄ジョー・アンダーソン、主人公の恋人ジュノー・テンプル、その少女期サブリナ・カーペンター、主人公の幼馴染でバーの店員ケリ・ガーナー、その少女期レイン・マクニール、主人公の両親ジェームズ・レマーキャスリーン・クインラン、ダイナーのウェイトレス、ヘザー・グレアム、ヒロインの父親デヴィッド・モース、警官のマイケル・アダムスウェイトとネルス・レナーソン、バーの店主ドン・トンプソン、神父のジェイ・ブラゾー、医師のアレックス・ザハラ、看護師のケンドラ・アンダーソン、クリニックの受付係クリスティーン・ウィリス、彼女と言い合う母親メレディス・マクゲシーなどが共演している。


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