ホステージ Hostage (2005) 3/5 (4)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

2001年に発表された、ロバート・クレイスの小説”Hostage”を基に製作された作品。
元”SWAT”の人質交渉担当だった警察署長が、セキュリティ完備の豪邸籠城事件と妻子を人質にとられる組織的な陰謀に立ち向かう姿を描く、製作、主演ブルース・ウィリスケヴィン・ポラックベン・フォスタージョナサン・タッカー他共演、監督フローラン・エミリオ・シリによるサスペンス・アクション。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

ブルース・ウィリス / Bruce Willis 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:フローラン・エミリオ・シリ
製作
マーク・ゴードン

アーノルド・リフキン
ボブ・ヤーリ

ブルース・ウィリス
製作総指揮
ホーク・コッチ

ジョセフ・ローテンシュレイガー
アンドレアス・ティースマイヤー
デヴィット・J・ウォーリー
原作:ロバート・クレイス

脚本:ダグ・リチャードソン
撮影
ジョヴァンニ・フィオーレ・コルテラッチ

編集
オリヴィエ・ガジャン

リチャード・バイヤード
音楽:アレクサンドル・デプラ

出演
ジェフ・タリー:ブルース・ウィリス

ウォルター・スミス:ケヴィン・ポラック
デニス・ケリー:ジョナサン・タッカー
マーシャル”マース”クラップチェック:ベン・フォスター
ジェニファー・スミス:ミシェル・ホーン
トミー・スミス:ジミー・ベネット
ケヴィン・ケリー:マーシャル・オールマン
ジェーン・タリー:セレナ・スコット・トーマス
アマンダ・タリー:ルーマー・ウィリス
謎の男:キム・コーツ
ウィル・ベクラー:ロバート・ネッパー
ルイーズ:キャスリン・ジョーステン
ビル・ジャーゲンソン:アート・ラフルール
ボブ・リドリー:マイケル・D・ロバーツ
マイク・アンダース:ランスフォード・ドハーティ
キャロル・フローレス:マージーン・ホールデン

リーフィッツ警部補:グレン・モーシャワー
ジョーンズ:ジョニー・メスナー
ショーン・マック:ジミー・ピンチャク
FBI捜査官:オースティン・プリースター
ローラ・シューメイカー保安官補:ティナ・リフォード

アメリカ 映画
配給 ミラマックス
2005年製作 113分
公開
北米:2005年3月11日
日本:2005年6月4日
製作費 $52,000,000
北米興行収入 $34,636,443
世界 $77,944,725


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ロサンゼルス
SWAT”の人質交渉担当ジェフ・タリー(ブルース・ウィリス)は、妻子を人質に取った事件で判断を誤り、少年ショーン・マック(ジミー・ピンチャク)の命を救えなかったことを苦にして辞職する。

1年後、ベンチュラ郡、ブリスト・カミーノ。
警察署長になっていたタリーは、ロサンゼルスに住む妻ジェーン(セレナ・スコット・トーマス)とは別居中で、娘のアマンダ(ルーマー・ウィリス)には口もきいてもらえない状況だった。

デニス・ケリー(ジョナサン・タッカー)と弟のケヴィン・ケリー(マーシャル・オールマン)、そしてマーシャル”マース”クラップチェック(ベン・フォスター)は、ダイナーの駐車場で暇をつぶしていた。

三人は、テイクアウトの注文品を取りに来た、ウォルター・スミス(ケヴィン・ポラック)の高級車から降りる娘ジェニファー(ミシェル・ホーン)を見てあることを考える。

セキュリティが完備された豪邸に戻ったスミスだったが、デニスら三人は彼の車を盗もうとする。

あるデータをDVDに記録したスミスは、それを書斎の映画コレクションとして”天国は待ってくれる/Heaven can wait”のパッケージに入れて保管する。

妻を亡くしたスミスは、ジェニファーと息子トミー(ジミー・ベネット)を厳しく育てていた。

拳銃を手にしたデニスはスミスの家に侵入し、ジェニファーに襲いかかる。

侵入者に気づいたトミーは無音警報を作動させるが、マースに見つかってしまう。

ジェニファーに銃を向けたデニスに気づいたスミスは、妻のことを聞かれて死んだと答える。

そこに、車で待機しているはずのケヴィンが現れたため、デニスは憤慨する。

スミスに車のキーを要求したデニスは書斎に向かう。

警報を受けた警察署のルイーズ(キャスリン・ジョーステン)は、キャロル・フローレス(マージーン・ホールデン)が現場に向かったことをタリーに伝える。

父に注意された、男を刺激するようなシャツを着ていたことをジェニファーは後悔する。

その時、キャロルが屋敷に現れたことを監視カメラで知ったデニスらは焦る。

スミスは、誤って警報のスイッチを押してしまったことを、インターホンでキャロルに伝える。

止まっていた不審車が重罪犯のものだという連絡を受けたキャロルは警戒するが、その場に向かったマースが彼女を銃撃する。

マースは駆けつけたパトカーにも発砲し、デニスは取り乱してしまい、自分達を助けると言うスミスを殴り倒す。

到着したタリーはキャロルが撃たれたことを知り、発砲してくるマースに負傷者を収容するために近づくことを伝える。

銃撃されながら何とかキャロルを車に乗せて避難したタリーだったが、彼女は息を引き取る。

駆けつけた同僚達はキャロルの死を悼み、その後、前科のあるデニスらについての詳細が分かる。

郡警察が来ることを知らされたタリーは、スミスの家に電話をしてデニスと話す。

デニスがリーダーでありキャロルを撃っていないことを確認したタリーは、警察署のルイーズに情況を伝える。

マースが警官を撃ったことをケヴィンから知らされたデニスは、車で待機していれば言い逃れができたと言って弟を責める。

セキュリティ・システムで守られた屋敷から出られないことを知ったデニスは、金庫の大金を見つける。

システムをいじったマースは全館ロックのスイッチを入れてしまい、屋敷は完全に封鎖されてしまう。

その頃、ある組織は、取引の期限が迫っていたスミスとの連絡がとれなくなっていた。

別の部屋に連れて行かれたトミーは拘束を逃れ、テレビのニュースでタリー名前を知る。

秘密の通路を通って自分の部屋に向ったトミーは、ジェニファーの携帯電話を持ち出す。

到着した郡警察のウィル・ベクラー(ロバート・ネッパー)に後を任せたタリーは、ローラ・シューメイカー保安官補(ティナ・リフォード)にも声をかけてその場を離れる。

ロサンゼルスに戻っジェーンにダイナーから連絡したタリーは、今回の件を知った彼女に事件は自分の手から離れたことを伝える。

自分もロサンゼルスに向かうことを伝えたタリーは、ジェーンとアマンダが離婚のことで悩んでいるのを知る。

車に乗ったタリーは、何者かに銃を突きつけられてある場所に向う。

車に乗った男(キム・コーツ)の指示に従い、手錠をかけられ身動きできない状態にされたタリーは、ジェーンとアマンダが別の車に拘束されていることを知らされる。

スミスの家に戻り”DVD”を手に入れるよう指示されたタリーは、ジェーンとアマンダの命は預かると言われる。

家に向かったタリーはルイーズの連絡を受けて、トミーからの電話を受ける。

スミスがデニスに殴られたことをトミーから知らされたタリーは、監視カメラを見ているその状況を聞く。

マースという男がいることも知ったタリーは、犯人が外の様子を見ていることを現場のシューメイカー警部補に電話で伝える。

スミスの携帯電を鳴らし続けるタリーは、それに出たデニスに防犯モニターを見るよう指示するが、スナイパーがカメラを銃撃する。

次は殺されると伝えたタリーは、命を助けるとデニスに伝えて電話を切る。

現場に着いたタリーはシューメイカーに復帰を拒まれるが、デニスがタリーとの交渉を望んでいることをベクラーが伝える。

トミーからの電話でキャロルを撃ったのはマースだと知ったタリーは、それをベクラーとシューメイカーに伝える。

タリーはスミスを救うために救急車を用意し、部下のマイク・アンダース(ランスフォード・ドハーティ)に運転をさせて医師ボブ・リドリー(マイケル・D・ロバーツ)と共に屋敷に向かう。

門の内側に寝かせられていたスミスを運ぼうとしたリドリーは、マースが銃を向けていることに気づく。

救急車を出して途中で止めたタリーは、その場でスミスの意識を戻すようダドリーに指示する。

スミスが死んでしまうと言われたタリーは、何としてでもDVDのことを聞き出さなくてはならないために焦る。

病院に向かったアンダースは、面会希望者が現れたため電話で対応し、スミスが亡くなったことを伝える。

屋敷付近の林の中でスミスの治療をするダドリーは、タリーの行動を不審に思うものの、他にも救わなければならない命があるとタリーに言われる。

屋敷に入ることを禁じられていたタリーだったが、男に電話をしてDVDを手に入れることを伝える。

デニスとケヴィンはどうやって逃げるかで議論になり、マースが家に火を放ち煙でヘリコプターの監視を遮ることを提案するが、ジェニファーとトミーのことは語らない。

マースの犯罪履歴を調べたタリーは、犯行現場の監視映像などもチェックし、彼が冷酷非情で手強い相手だと考える。

拘束していたジェニファーの元に向かったマースは、彼女に迫るものの手は出さない。

秘密の通路からタリーに電話をしたトミーは、デニスらが大金を運び出そうとしていることを知らせて、部屋に戻るよう指示される。

スミスの意識が戻ったことを知らされたタリーは救急車に戻り、トミーとは電話で話しジェニファーも家にいることをスミスに伝える。

子供達を助けるにはDVDが必要だと言われたスミスは、書斎の”天国は待ってくれる/Heaven can wait”のパッケージに入っていることを知らせる。

トミーに電話をしたタリーは書斎に入れるかを聞き、可能だと言われる。

シューメイカーの指示で屋敷に突入して人質を救う準備をしたタリーは玄関に向かう。

デニスを呼び出したタリーはスミスが死んだことを伝え、殺した責任は重いことを理解させて動揺させる。

引退後にゴルフ場の家が欲しいと話したタリーは、スミスから家に大金があることを聞いたと伝え、脱出のためのヘリを用意する代わりにそれを要求する。

デニスは半額払うと言って200万ドルを渡すことを約束し、トミーとジェニファーを残して三人で中庭に出るようにとタリーに言われる。

ヘリの安全を確認したデニスは、操縦士に金を渡すようタリーに指示される。

書斎に向かったトミーは、”Heaven can wait”が二作あることに気づき(天国は待ってくれる:1943/天国から来たチャンピオン:1978)、それを持って天井裏に向かおうとするが入り口が開けられない。

部屋から出たトミーは、ケヴィンに見られるが見逃される。

拘束を解かれたジェニファーは、マースにヘリに乗せると言われてそれを拒み、首を絞められて同行を強要される。

ヘリを用意させたタリーは、マースがジェニファーを連れて行こうとするため、約束と違うとデニスに言い寄る。

デニスにジェニファーを離すように言われたマースは、家に残ると言い出す。

スミスは犯罪者であり大金は彼と仲間のものだと言って、タリーは狙った場所が悪かったとデニスに伝える。

タリーはスミスが生きていることを知らせて、重罪は免れると言って自分と来るようにとデニスを説得する。

嘘をついたと言って興奮するデニスは、タリーに銃を向ける。

タリーはその場を去ろうとするが、デニスは上空に向かって発砲し、ケヴィンに現金のバッグを持たせて家に戻る。

助けを求めるジェニファーを救うことができないタリーは、計画中止を伝えてヘリを引き揚げさせる。

隠してあった拳銃を見つけたトミーは、デニスらが戻って来たことを知る。

怯えるジェニファーを前にして、マースは火炎瓶を作る。

自分かマースのどちらを選ぶのかをデニスに聞いたケヴィンは、現金だと言われたためにそれをバッグから出して撒き散らす。

憤慨したデニスはケヴィンを殴り倒す。

危険な行動をシューメイカーに非難されたタリーは憤慨するが、そこにFBIが現れ、スミスが保護下の証人であることを知らされる。

シューメイカーはタリーを解任したことを伝えるが、現場は今からFBIの管轄だと言われる。

車両に乗せられたタリーは、拘束されているジェーンとアマンダの写真を見せられ、男からの電話を受けて”部下”に従うよう指示される。

人質を連れて行くと言うケヴィンを、マースは階下に突き落とす。

ケヴィンが警官に撃たれたものと思い込むデニスは動揺し、マースは自分がやったと言ってデニスを射殺する。

ベッドに縛られていたジェニファーをトミーは助けようとするが、マースが現れる。

トミーは銃を向けるものの、マースはそれを掴んで自分の胸に当てる。

撃てと言われたため引き金を引いたトミーだったが、安全装置が外されていなかった。

トミーは銃を奪われ、マースに襲われそうになったジェニファーは、彼の顔にナイフを突き刺してその場から逃げる。

二人は追っくるマースから逃れ”パニック・ルーム”に入る。

マジックミラーを割り防弾ガラスが壊せないことを知ったマースは、血液で”燃やす”と書き残しその場を去る。

FBIが突入しようとした瞬間、タリーがパトカーで突進して玄関を破る。

マースに火炎瓶を投げられたタリーは車から脱出する。

突入作戦は始まり、タリーはジェニファーとトミーを助けてDVDを受け取る。

FBIはDVDを見つけることができず、逃げようとするタリーを呼び止めて銃撃する。

DVDを渡されたFBIは旧作(天国は待ってくれる)を手に取るが、マースに火炎瓶を投げつけられて火だるまになりタリーが発砲する。

迫るマースは火炎瓶を現金に投げつけるが、銃弾を受けていたため力尽き、もう一本の火炎瓶を落して焼死する。

ショットガンで水槽を撃ち、火が収まった隙にタリーはジェニファーとトミーを連れてその場から脱出する。

ダドリーの治療を受けたタリーは、男からの連絡を受けて家族を殺すと言われるが、スミスの声を聞かせる。

スミスに子供達が無事であることを知らせたタリーは、人質にとられた妻子の写真を見せる。

相手を知らないと言うスミスは、幽霊会社を作り海外に預金口座を開き、暗号化してDVDに記録して指定の場所に届けるのが仕事だったことをタリーに話す。

スミスを連れて相手のアジトに向かったタリーは、ジェーンとアマンダの無事を確認する。

男はスミスから口座番号などを聞くが、タリーは全てを忘れるので妻子と自分を解放するよう迫る。

スミスを離せと言われたタリーはそれに従う。

顔を見られたスミスはタリーを殺すよう男に命じ、妻子が顔を見てないことを伝えるタリーは解放を求める。

スミスは男を銃撃して、タリーはその場にいた仲間を射殺する。

タリーは男に止めを刺し、ジェーンとアマンダの拘束を解き抱きしめる。

スミスの安堵の表情を確認したタリーは、ジェーンとアマンダを連れてその場を去る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

カリフォルニア州、ベンチュラ郡、ブリスト・カミーノ。
SWAT”の人質交渉担当だったジェフ・タリーは、ある事件で少年の命を救うことができず、それを苦にして辞職し妻子とは別居して田舎町の警察署長になった。
犯罪歴のあるデニスとケヴィン兄弟そしてマースの3人は、高級車に乗るスミスの屋敷に侵入して車を奪おうとする。
最新セキュリティ・システムで守られた豪邸で、スミスと娘ジェニファーが人質にとられ、隠れていた息子のトミーが無音警報を作動させる。
マースが様子を見に来た警官を銃撃してしまい、駆けつけたタリーは部下を助けるものの息を引き取る。
郡警察に後を任せたタリーだったが、謎の男に銃を突き付けられ、妻子を拘束していることを知らされる。
男からスミスの家の”DVD”を手に入れるよう指示されたタリーは、妻子の命を救うために現場に戻るのだが・・・。
__________

豪邸での籠城事件を担当する警察署長が、その家主が関係する犯罪に巻き込まれて家族を人質にとたてるという、双方を解決しようとする複雑な状況に追い込まれる、主人公の苦悩を描くドラマでもある。

物語のポイントとしてDVDが出てくるのだが、それを入れる映画のパッケージが、いずれも名作の”Heaven Can Wait”(天国は待ってくれる:1943/天国から来たチャンピオン:1978)であるところに注目したい。
邦題は新旧で違っているのだが、原題は同じ”Heaven Can Wait”なので、いずれも知らないであろう被害者の幼い息子が、2作を見つけて頭を傾げる場面は面白い。
映画ファンには嬉しい演出だ。

ダイ・ハード”的な活躍を見せてくれることも期待させる主演のブルース・ウィリスは、幼い命を救うことができなかった辛い過去を持つ男という設定のため、苦悩しながら事件に立ち向かう姿が印象的だ。
また、年齢的なこともありスーパーマンのような活躍もせずに、控えめな勇気と正義感で悪に立ち向かうところもなかなかいい。

組織犯罪に絡んでいた被害者のケヴィン・ポラック、その娘ミシェル・ホーン、活躍する息子ジミー・ベネット、籠城事件の犯人ジョナサン・タッカーと弟のマーシャル・オールマン、異常な言動とストイックな演技が印象に残るベン・フォスター、主人公の妻セレナ・スコット・トーマスクリスティン・スコット・トーマスの妹)、娘ルーマー・ウィリスブルース・ウィリスデミ・ムーアの娘)、謎の男キム・コーツ、郡警察のロバート・ネッパーとティナ・リフォード、主人公の部下キャスリン・ジョーステンアート・ラフルール、ランスフォード・ドハーティ、マージーン・ホールデン、医師マイケル・D・ロバーツ、警部補グレン・モーシャワー、主人公が救えなかった少年ジミー・ピンチャクFBI捜査官ジョニー・メスナー、オースティン・プリースターなどが共演している。


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