ハリケーンアワー Hours (2013) 3/5 (3)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

巨大ハリケーン“カトリーナ”の被害により病院に取り残された男性が、生まれたばかりの娘を守ろうとする姿を描く、 製作、主演ポール・ウォーカージェネシス・ロドリゲス他共演、監督、脚本エリック・ハイセラーによるスリラー。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:エリック・ハイセラー

製作:ピーター・サフラン
製作総指揮
ポール・ウォーカー
ダン・クリフトン
ケヴィン・フレイクス
ケン・ヒアッシュ
脚本:エリック・ハイセラー
撮影:ジャロン・プレサント
編集:サム・バウアー
音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ

出演
ノーラン・ヘイズ:ポール・ウォーカー
アビゲイル・ヘイズ:ジェネシス・ロドリゲス
ジェレミー:TJ・ハッサン
サンドラ:ナンシー・ネイヴ
マーク:シェーン・ヤコブセン
カレン:ナタリア・サフラン

アメリカ 映画
配給 Pantelion Films
2013年製作 97分
公開
北米:2013年12月13日
日本:2014年2月15日
製作費 $4,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
2005年8月29日、月曜日、ニューオーリンズ
巨大ハリケーン“カトリーナ”が迫る中、ノーラン・ヘイズ(ポール・ウォーカー)は、5週間後が出産予定日だった妻アビゲイル(ジェネシス・ロドリゲス)が陣痛で苦しむため、付き添って病院に向かう。

午前5時31分。
アビゲイルは診察室に運ばれ、待合室が暴風雨の被害に遭ったため、ノーランは職員の指示を受けて2階で待機する。

午前7時15分。
エドモンズ医師から女の子が生れたと言われたノーランだったが、アビゲイルが大量出血のために死亡したことを知らされる。

信じられないノーランは取り乱し、エドモンズの慰めも聞き入れる気になれない。

落ち着きを取り戻したノーランは、自分で呼吸できない娘が、人工呼吸装置に入れられていることを知らされる。

再びアビゲイルの様態を聞いたノーランだったが、医師に謝罪して現実を受け止める。

48時間はこの状態が続く可能性があると言われたノーランは、ハリケーンのことを気にしながら対面した娘を見守るしかなかった。

アビゲイルを捜したノーランは、床に寝かされたままの彼女を見つけて涙する。

その場に現れた職員の手を借りたノーランは、アビゲイルを遺体安置袋に入れて台に乗せる。

その後ノーランは、アビゲイルからかかってきた電話のメッセージを何度も聴く。

看護師のシェリーから担当だと言われ用紙への記入を求められたノーランは、娘の名前を妻と同じアビゲイルに決める。

停電した場合のことを気にするノーランは、発電機が作動し、殆どの機器に予備バッテリーがあるため心配いらないと言われる。

午前10時47分。
患者などが避難を始めたため、エドモンズ医師に情況を尋ねたノーランは、スタッフ不足のために一部の患者を避難させると知らされる。

アビゲイルはどうするのかを聞いたノーランは、全員の避難命令が出た場合には大病院に移し、自分は残るとエドモンズに言われる。

午後12時02分。
食道は閉鎖され食べ物もなくなったノーランは、コックのレニーに紙幣を両替をしてもらい、自動販売機で何かを買おうとする。

移動するレニーから食料を渡されたノーランは、彼に感謝する。

食料を自動販売機で買ったノーランは、天候の回復を期待する。

各地に被害が広がり、ポンチャートレイン湖の堤防が決壊する。

午後2時20分。
ノーランは異音に気づき、ナースセンターの監視モニターで、病院が浸水したことを知る。

一階の様子を見ようとしたノーランは、階段の途中まで浸水していることを確認する。

停電してしまい、アビゲイルの装置は動いていたものの、補助バッテリーは3分しか持たなかった。

発電機を探して手動で充電するものの、やはり3分しかバッテリーが持たないことが分かり、ノーランは助けを求める。

現れたシェリーから避難するようにと言われたノーランは、装置を運び出すことは不可能なため、電気が復旧するまで待つしかないと言われる。

重病人を運んだエドモンズが堤防決壊で戻れなくなったとノーランに伝えたシェリーは、助けを呼ぶと言ってその場を去る。

午後4時15分、停電から2時間後。
バッテリーの充電時間が短くなり、備品をチェックしたノーランはアビゲイルのオムツを替える。

娘に妻アビゲイルの話をするノーランは、彼女と出会った時のことを考える。

午後7時21分、停電から5時間後。
点滴が切れたことに気づき、同じものを探しに行ったノーランは、それを見つけて何とかセットする。

ニュースでは被害の大きさが報道され、水道水の汚染などが伝えられ、電力の復旧には1か月はかかると予想される。

その後もノーランは、妻や家族のことなどをアビゲイルに話し、電気が復旧するのを待つしかなかった。

8月30日、午前7時30分、停電から17時間後。
無線連絡をしようとしたノーランは、表に放置された救急車の無線機で連絡しようとするが、バッテリー切れの時間が迫りアビゲイルの元に戻る。

ノーランが車から離れた後、沿岸警備隊は無線で応答する。

車に戻ったノーランだったが一歩遅く、沿岸警備隊の無線は切れてしまい、水質汚染により水の中に入るのは危険だという市内放送しか聴こえなかった。

充電してもバッテリーが2分持たなくなり、ノーランは発電室を確認しようとする。

別の発電機を見つけたノーランは、何度か充電に戻りながらそれのバッテリーを取り出そうとして、手のひらに怪我をしていることに気づく。

バッテリーがショートした弾みに転んだノーランは、水に浸ってしまう。

充電に戻ったノーランは、止まっていた装置を何とか復旧させる。

沿岸警備隊は17機のヘリコプターを出動させて、逃げ遅れた人々を救出しようとしていた。

午前9時30分、停電から19時間後。
ヘリが近づいたことに気づき屋上に上がろうとするノーランだったが、充電時間が迫りアビゲイルの元に戻る。

体調に異変を感じながら、発煙筒を持って屋上に向かったノーランは、ヘリに合図する。

しかし、ヘリは隣の屋上で起きた看護師を人質に取った発砲騒ぎに向かってしまい、ノーランは充電のためにアビゲイルの元に戻る。

午前11時27分、停電から21時間後。
物音を聞いたノーランは、引き綱が絡んだ犬がいることに気づく。

綱を解いてあげたノーランは、犬に食べ物を与えてシャーロックと名付け、それが救助犬だと気づく。

午前6時18分、停電から30時間後。
銃声を聞いたノーランは、男が現れたため救助だと思う。

街中が停電していると言う男が食料を奪って去ろうとしたため、ノーランは助けが必要だと言って彼を説得する。

シャーロックに襲われた男はその場から逃げるが、ノーランは、男が食塩水の点滴の袋を持っていたことを疑問に思う。

近くに倒れていたシェリーが射殺されていたことに気づいたノーランは、悲しみを堪える。

水曜日、午前4時24分、停電から38時間後。
疲労困憊のノーランは、現れた妻アビゲイルの幻覚に励まされる。

午前7時29分、停電から42時間。
薬品室でアドレナリンを見つけて注射したノーランは、アビゲイルが48時間経てば呼吸ができるようになると思うと言っていたエドモンズの言葉を信じる。

銃を持って現れた二人の男に気づいたノーランは、アビゲイルを守るために彼らを殺す。

午後12時29分、停電から46時間後。
発電機のレバーが折れてしまい、装置を開けたノーランは、アビゲイルのチューブを外し、人工呼吸をして気を失ってしまう。

現れたシャーロックは二人の救助員にノーランのことを知らせる。

気がついたノーランは、アビゲイルのことを救助員に伝える。

救助員は子供の泣き声に気づき、アビゲイルはノーランの元に連れてこられる。

ノーランは、鳴き声をあげるアビゲイルを抱きかかえながらタンカで運ばれる。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
2005年8月29日、ニューオーリンズ
巨大ハリケーン“カトリーナ”が迫る中、ノーラン・ヘイズは、陣痛で苦しむ妻アビゲイルに付き添い病院に向かう。
アビゲイルは娘を出産して亡くなり、悲しむノーランは、現実を受け入れるしかなかった。
人工呼吸装置に入れられた娘に妻と同じアビゲイルという名をつけたノーランは、彼女を見守る。
暴風雨は激しくなる一方で避難が始り、移動することができないノーランはその場に残る。
やがて病院内は停電してしまい、装置の補助バッテリーが3分しか持たないことを知ったノーランは、主導の発電機を探す。
その後、充電を繰り返すノーランは救助を待つものの、ただ時間だけが過ぎていく・・・。
__________

公開直前に、製作と主演を兼ねるポール・ウォーカーが事故死したため、北米では限定公開されるものの、直後に上映打ち切りとなってしまった作品。

遊星からの物体X ファーストコンタクト」(2011)の脚本などで知られるエリック・ハイセラーの初監督作品で、本作の脚本も担当している。

生れたばかりの娘の生命を維持するため、病院内の一室から離れることができない主人公を描く、ワン・ンシチュエーション的なスリラー作品。

当初は補助バッテリー持続時間が3分、その後はそれが短くなりながら、妻の死に続く様々な困難を乗り越えて、2日間、不眠不休で娘の命を守ろうとする父親の姿を描く感動のドラマであり、ポール・ウォーカーの急死を考えながら鑑賞すると感慨深い。

窮地に陥るものの、生れたばかりの娘を守り抜く父親を熱演するポール・ウォーカー、冒頭で出産により亡くなり、主人公の思い出や幻覚で登場する妻役のジェネシス・ロドリゲスなどが共演している。


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