ハッスル Hustle (1975) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ロサンゼルス市警の警部補が恋人の高級コールガールとの関係に悩みながら、謎の殺人事件を捜査する姿を描く、製作、監督ロバート・アルドリッチ、主演バート・レイノルズカトリーヌ・ドヌーヴベン・ジョンソン他共演のサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ロバート・アルドリッチ
製作:ロバート・アルドリッチ
脚本:スティーヴ・シェイガン
撮影:ジョゼフ・バイロック
編集:マイケル・ルチアーノ
音楽:フランク・デ・ヴォル

出演
フィル・ゲインズ:バート・レイノルズ

ニコル・ブリットン:カトリーヌ・ドヌーヴ
マーティ・ホリンジャー:ベン・ジョンソン
ルイス・ベルグレイヴ:ポール・ウィンフィールド
ポーラ・ホリンジャー:アイリーン・ブレナン
レオ・セラーズ:エディ・アルバート
サントゥーロ:アーネスト・ボーグナイン
グロリア・ホリンジャー:シャロン・ケリー
ハービー・ダリッツ:ジャック・カーター
ペギー・サマーズ:キャサリン・バック
バス運転手:ジェームズ・ハンプトン

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

1975年製作 120分
公開
北米:1975年12月25日
日本:1976年6月19日
製作費 $3,050,000
北米興行収入 $10,390,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ロサンゼルス
海岸で若い女性(シャロン・ケリー)の変死体が見つかり、子供達を連れてその場にいたバス運転手(ジェームズ・ハンプトン)がそれを確認する。

市警の警部補フィル・ゲインズ(バート・レイノルズ)は、日曜であるにも拘らず署に呼び出される。

同棲する高級コールガールの恋人でフランス出身のニコル・ブリットン(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、それを不満に思うが、ゲインズは仕方なく出かける。

フットボールの観戦中に呼び出されて、警察署に向かったマーティ・ホリンジャー(ベン・ジョンソン)は、妻ポーラ(アイリーン・ブレナン)に歩み寄る。

二人は、家出していた娘のグロリア(シャロン・ケリー)が死体で見つかったという連絡を受けたのだった。

ホリンジャーは、ゲインズと同僚の巡査部長ルイス・ベルグレイヴ(ポール・ウィンフィールド)に遺体を確認するよう言われる。

グロリアだと確認したホリンジャーは、なぜ娘を守らなかったと言ってゲインズを殴り倒す。

ゲインズはホリンジャーを落ち着かせて、自分はこの事件を知ったばかりだと伝え、警察の力不足を謝罪する。

帰宅したゲインズは、結婚も考えるニコルが、客を相手に電話をすることや、一度は失敗した結婚生活を思うと憂鬱になる。

翌日、ゲインズとベルグレイヴは、上司サントゥーロ本部長(アーネスト・ボーグナイン)に、事件の報告をする。

サントゥーロは、被害者の父親が異常だと言う考えも聞くが、自殺だと言うことで解決しようとする。

その頃ニコルは、客である大物弁護士レオ・セラーズ(エディ・アルバート)との時を過ごす。

電話をかけたセラーズは、運輸労組幹部の殺害を確認する。

グロリアの所持していた、一枚の写真が気になっていたベルグレイヴは、彼女と写っているのがセラーズであることをゲインズに知らせる。

ホリンジャーと妻ポーラを呼んだゲインズは、遺品と遺体引き渡しの手続きを済ませ、死因が睡眠薬による自殺であったと説明する。

それに納得しないホリンジャーと話し合ったゲインズは、彼が復讐しようとしていることに対して警告する。

自分が敵ではなく味方だとも語るゲインズは、ポーラから、娘は夫の生甲斐だったことと、彼が朝鮮戦争以後、人が変わってしまったことを伝える。

それを理解することを伝えたゲインズは、ポーラに名刺を渡して見送る。

織物工場で起きた、殺人事件を解決したゲインズとベルグレイヴは、署に戻り酒を酌み交わす。

ベルグレイヴは、写真のセラーズの件が気になり、彼に会うことをゲインズに提案する。

サントゥーロに再び会ったゲインズとベルグレイヴだったが、自殺が腑に落ちないことを伝えるが相手にされない。

二人は、例の写真を置いてその場を立ち去る。

独自に事件を調べ始めたホリンジャーは、グロリアがストリップ・ダンサーだったことを知る。

ゲインズはベルグレイヴから、セラーズに会うべきだと念を押される。

ホリンジャーは、グロリアが踊っていたストリップ・バーに向かう。

自分が他の男と寝ることを考えると耐えられないと言うゲインズに、心が通う唯一人の相手と結婚して変わりたいとニコルは答える。

しかしゲインズは、今はまだ心の整理ができないと伝える。

それならば今のままで愛し続けて欲しいと言うニコルに、できるものならそうしたいとしか、ゲインズは答えを返せなかった。

帰宅した二人は激しく対立するものの、その後、愛し合う。

翌日ゲインズは、麻薬捜査の盗聴記録から、運輸労組の爆破事件に、顧問弁護士のセラーズが関与している可能性を知る。

ストリップ・バーで痛めつけられたホリンジャーの元に向かったゲインズとベルグレイヴは、グロリアが、乱交パーティーでセラーズと会っていたという話を聞く。

グロリアが所持していた写真と同じものを見せられて、バーの司会者ハービー・ダリッツ(ジャック・カーター)と彼女の関係を知ったゲインズは、自分達が全力で捜査することを伝えてホリンジャーを納得させる。

ハービーを脅して情報を入手したゲインズはセラーズに会い、如何わしい映画にも出演したグロリアとの深い関係を彼に否定される。

電話の盗聴記録を見せ、爆破事件関与の件を伝えたゲインズは、その時間に、ニコルと愛し合っていたとセラーズに言われる。

自宅でニコルを待ち構えていたゲインズは、帰宅した彼女と愛を確かめ合う。

ポーラに会ったゲインズは、ホリンジャーが陸軍病院にいる間に、浮気現場をグロリアに見られ、彼女とは不仲だったことを知らされる。

ゲインズは、グロリアがホリンジャーの娘でないことも見抜き、それをポーラに確認する。

ホリンジャーは、グロリアのいた世界をゲインズから知らされ、それを信じようとせずに彼女の出演した映画を見せられる。

耐えられなくなったホリンジャーは席を立ち、グロリアと一緒に写真に写っていたペギー・サマーズ(キャサリン・バック)を脅し、セラーズの名前を聞き出す。

それを知ったゲインズとベルグレイヴはセラーズの屋敷に急行する。

セラーズに銃を向けたホリンジャーは、ゲインズらが駆けつける直前に彼を射殺する。

ゲインズはホリンジャーの取った行動を避難するが、質屋で手に入れた拳銃が足がつかないことを知り、正当防衛に見せかけようとする。

ホリンジャーに傷を負わせ、拳銃をセラーズに握らせたゲインズは、殺人事件発生を伝えて署に向かう。

ゲインズはニコルに電話して、サンフランシスコへの旅に彼女を誘う。

ニコルに、まだ仕事を続けるかと尋ねたゲインズは、求婚かと聞かれ、その可能性を伝える。

途中、酒店に立ち寄ったゲインズは、強盗と銃撃戦に遭い銃弾を受ける。

空港にいたニコルは、現れたベルグレイヴの表情で、ゲインズの死を知り涙を堪える。

ニコルは、ベルグレイヴに寄り添われながらその場を去る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ロサンゼルス
市警の警部補フィル・ゲインズは、恋人の高級コールガール、ニコルと同棲していたが、彼女の仕事や一度結婚に失敗していることで、二人の将来について考える日々を送っていた。
ゲインズは、若い女性グロリアの変死体発見の知らせを受け、同僚ベルグレイヴと共に捜査を始める。
グロリアの父ホリンジャーは、復讐を考え娘の命を奪った者を捜そうとする。
その後ゲインズは、他の男を相手にするニコルとの関係に悩みながら捜査を続ける。
グロリアが自殺だという結論に達したものの、ゲインズは、ベルグレイヴの意見を聞き、如何わしい世界に足を踏み入れていた彼女と関係したと思われる、大物弁護士セラーズの周辺を調べ始めるのだが・・・。
__________

前年のヒット作「ロンゲスト・ヤード」(1974)でも組んだロバート・アルドリッチバート・レイノルズのコンビによる話題作。

フランスの人気女優カトリーヌ・ドヌーヴが華を添え、謎の殺人事件を絡めた、主人公との複雑な関係なども描いた、ラブ・ロマンスとしても楽しめる作品。

トップ・スター、バート・レイノルズの男臭い独特の魅力に加えて、お馴染みの名バイプレイヤーや実力派スターの共演はファンには嬉しい。

作品の内容云々よりも、とにかく当時を懐かしむ者にとっては、1970年代の雰囲気がいい。

気になったのが、”シャンゼリゼにもマクドナルドが?”というバート・レイノルズの問いに、フランスカトリーヌ・ドヌーヴが、”まさか、ハンバーガーは敵よ”と答えるセリフ。
私は30年以上前に、シャンゼリゼマクドナルドでチーズ・バーガーを食べた記憶があるのだが、1970年代半ばにはなかったのか、映画用の台詞なのか・・・。

品が良過ぎて、高級でもコールガールには見えない気がする、主人公の恋人カトリーヌ・ドヌーヴ、被害者の父親を熱演するベン・ジョンソン、その妻アイリーン・ブレナン、主人公の同僚刑事ポール・ウィンフィールド、権力で世の中を牛耳る大物弁護士のエディ・アルバート、主人公の上司アーネスト・ボーグナイン、被害者で実際にポルノ女優でもあるシャロン・ケリー、その友人役のキャサリン・バック、ストリップ・バーの司会者役のジャック・カーター、「ロンゲスト・ヤード」(1974)で印象的な役を演じたジェームズ・ハンプトンが、冒頭で死体を見つけるバス運転手で登場する。


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