インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 Indiana Jones and the Last Crusade (1989) 4.33/5 (3)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

前作はやや不振に終わったが、前2作を圧倒する大ヒットとなった、人気シリーズの第3作目。
考古学者インディアナ・ジョーンズが、キリストの血を受けたと言い伝えられる”聖杯”発見の手掛かりを、行方不明の父ヘンリーが手に入れたことを知りその秘密に迫るまでを描く、製作総指揮、原案ジョージ・ルーカス、監督スティーヴン・スピルバーグ、主演ハリソン・フォードショーン・コネリージョン・リス=デイヴィスデンホルム・エリオットリヴァー・フェニックス共演によるアクション・アドベンチャー大作。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■

監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作総指揮
ジョージ・ルーカス

フランク・マーシャル
製作:ロバート・ワッツ
原案:ジョージ・ルーカス
脚本
ジェフリー・ボーム

メノ・メイジェス
撮影:ダグラス・スローカム
編集:マイケル・カーン
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演
インディアナ・ジョーンズ:ハリソン・フォード

ヘンリー・ジョーンズ:ショーン・コネリー
サラー:ジョン・リス=デイヴィス
マーカス・ブロディ:デンホルム・エリオット
ヘンリー・ジョーンズJr.(インディアナ):リヴァー・フェニックス
エルザ・シュナイダー:アリソン・ドゥーディ
ウォルター・ドノヴァン:ジュリアン・グローヴァー
フォーゲル大佐:マイケル・バーン
聖杯の騎士:ロバート・エディソン
アドルフ・ヒトラーマイケル・シェアード

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

1989年製作 126分
公開
北米:1989年5月24日
日本:1989年6月8日
製作費 $48,000,000
北米興行収入 $197,171,806
世界 $494,800,000


アカデミー賞 ■

第62回アカデミー賞
・受賞
音響編集賞
・ノミネート
作曲・録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1912年、ユタ州。
少年インディアナ・ジョーンズ(リヴァー・フェニックス)は、
ボーイスカウトの活動中、ある洞窟で、文化財の価値があるコロナドの十字架を盗もうとしている盗賊を見つける。

インディアナは、その十字架を奪い逃走するが、結局はそれを、盗賊の黒幕”パナマハットの男”に持ち去られてしまう。

しかし、盗賊のリーダーは、インディアナに励ましの言葉をかけ、かぶっていたフェドーラを譲る。

1938年、ポルトガル沖の貨物船。
コロナドの十字架を奪還したインディアナ(ハリソン・フォード)は、再び現れたパナマハットの男にそれを奪われかける。

しかし、それを取り戻したインディアナは、海に飛び込み、十字架をアメリカに持ち帰る。

大学に戻ったインディアナは、同僚マーカス・ブロディ(デンホルム・エリオット)に十字架奪還の報告をする。

その後インディアナは、富豪である古美術品コレクターの、ウォルター・ドノヴァン(ジュリアン・グローヴァー)に呼ばれる。

ドノヴァンは、キリストの血を受けたと言われ、永遠の命が得られるという、”聖杯”発見の手がかりとなる石板をインディアナに見せる。

既に調査団は派遣されていたが、団長が行方不明になっていたのだ。

インディアナへの依頼とは、ヴェニスの調査団で情報を入手している、エルザ・シュナイダー博士(アリソン・ドゥーディ)に会い、団長と聖杯を見つけてほしいということだった。

インディアナは、父ヘンリー(ショーン・コネリー)が聖杯の専門家だと彼を推薦するが、行方不明の調査団長こそがヘンリーだった。

聖杯捜しを受けることにしたインディアナは、ヘンリーの自宅が荒されているのを知る。

ヴェニスから届いた手帳が、ヘンリーの聖杯の資料であることに気づいたインディアナは、 父の旧友でもあるマーカスと共にヴェニスに向かう。

ヴェニスに着いた二人はシュナイダー博士と合流して、教会を改装した図書館で ヘンリーの手帳を参考に地下墓地を発見する。

地下に下りたインディアナとシュナイダーは、聖杯を守ったとされる騎士の墓を見つけて手がかりをつかむ。

インディアナの行動を察知した、聖杯を守る十字剣兄弟団が彼らの命を狙う。

地下を脱出したインディアナとシュナイダーは、十字剣兄弟団との追跡で相手を捕らえる。

インディアナの目的が、父ヘンリーだと知った十字剣兄弟団の男は、オーストリアドイツ国境のブルンワルト城に、ヘンリーがいることを教える。

そしてインディアナは、墓の手がかりを基に、聖杯の場所が砂漠を横切り山を越えた三日月の谷で、 そこへの出発点が、アレクサンドレッタだと言うことに気づく。

インディアナは、友人のサラー(ジョン・リス=デイヴィス)に連絡を入れて、シュナイダーと共にブルンワルト城に向かう。

城に侵入したインディアナとシュナイダーは、そこがナチスの司令部だと知る。

ヘンリーを助け出したインディアナだったが、シュナイダーに裏切られてヘンリーの手帳を奪われる。

そして二人は、親衛隊のフォーゲル大佐(マイケル・バーン)に捕らえられる。

その後インディアナは、ドノヴァンもナチスと手を組み聖杯を捜そうとしていることを知らされる。

手帳の地図のページを、マーカスに渡したことを知ったナチス側は、現地でサラーと合流した彼を捕らえる。

フォーゲルは、ヒトラーからジョーンズ親子抹殺司令を受け、二人を殺そうとする。

城を脱出したインディアナとヘンリーは、サイドカーを奪い逃走し、聖杯を守る罠を安全に通り抜ける方法が、手帳に書かれていることに気づいて、それを奪い返すためにベルリンに向かう。

ベルリン
ナチス党大会の最中、ドイツ軍将校に扮しシュナイダーから手帳を取り戻したインディアナは群集に紛れ、現れたヒトラーから手帳にサインをもらう。

その後、自分を追って来たフォーゲルを、飛行船から突き落としたインディアナだったが、飛行船がベルリンに引き返していることに気づき、装備されていた複葉機でドイツを脱出しようとする。

戦闘機がインディアナらを襲い、機関銃で応戦したヘンリーが、垂直尾翼を撃ってしまう。

飛行機を不時着させて、民家の車を奪った二人は戦闘機の追撃をかわす。

ハタイ共和国(トルコ南部)。
政府の協力を得たドノヴァンらは、マーカスを伴い三日月の谷に向うが、サラーと合流したインディアナとヘンリーがそれに追いつく。

現れた十字剣兄弟団を撃退したナチスは、ヘンリーを捕らえてマーカスと戦車に閉じ込める。

インディアナは、戦車を追いヘンリーとマーカスを助け、フォーゲルを倒して目的地に向かう。

ナチスと別れ、先に聖杯の神殿にたどり着いたドノヴァン達は、聖杯を守る罠を通り抜けることが出来なかった。

ドノヴァンは、その場に現れたインディアナらを捕らえ、ヘンリーを銃撃して、インディアナに神殿の罠を通り抜けようとする。

インディアナは手帳を参考に罠を通り抜け、聖杯を守った騎士(ロバート・エディソン)に出会う。

ドノヴァンとシュナイダーもその場に到着し、多数の杯から聖杯を選ぶよう騎士に言われる。

シュナイダーが選んだ、黄金の杯で水を飲んだドノヴァンは命を落とす。

インディアナは本物を見分け、粗末な杯(聖杯)の水でヘンリーの傷を治す。

床の紋章の外に聖杯を出してはならぬという、騎士の忠告を無視し、シュナイダーは聖杯を持ち去ろうとするが、彼女は地割れの底に落ちてしまう。

聖杯を拾おうとしたインディアナを、ヘンリーは制止し崩れ落ちる神殿の外に逃れる。

生涯追い求めていた、聖杯を手に入れることが出来なかったヘンリーは、インディアナとの親子の絆を確かめて満足げに笑みを浮かべる。

サラーは、ヘンリーがインディアナを”ジュニア”と呼ぶ理由を尋ねる。

ヘンリーは、インディアナの本名は”ヘンリー・ジョーンズJr.”だと答え、”インディアナ”は、飼い犬から取った愛称だと知らせる。

そして、インディアナ、ヘンリー、マーカス、サラーの4人は、三日月の谷を脱出して故郷に向かう。


解説 評価 感想 ■

参考:
レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981)
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984)
インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989)
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008)

*(簡略ストー リー)

考古学者インディアナ・ジョーンズは、古美術品コレクターのドノヴァンに呼ばれ、キリストの血を受けたと言い伝えられる”聖杯”発見の手がかりを得たことを知らされる。
インディアナは、その調査団に、聖杯の専門家である父ヘンリーが関わっていることを知る。
行方不明となったヘンリーの消息を追い、父の旧友である同僚マーカスと共に、父から送られてきた手帳を持参して、インディアナはヴェニスに向う。
現地で、調査団のシュナイダー博士と合流したインディアナは、手がかりを掴み父ヘンリーの居場所を突き止めて現場に向う。
そこでヘンリーを救い出したインディアナだったが、ナチスと手を組んで聖杯を捜そうとしていたシュナイダーとドノヴァンに捕らえられ、聖杯発見の手がかりとなる手帳も奪われてしまう・・・。
__________

前作が、やや子供じみた内容だったのとは対照的に、今回はキリストに関係する秘宝と主人公の親子愛を描き、大人受けするストーリーになっている。

はしゃぎ過ぎた感じを受ける前作よりも、謎解きのような聖杯捜しのストーリー展開であり、本来のスピルバーグらしい演出が冴える。

北米興行収入は2億ドル弱に終わったが、全世界では5億ドルに迫る大ヒットとなった。

第62回アカデミー賞では、音響編集賞を受賞した。
・ノミネート
作曲・録音賞

全3作でアカデミー賞にノミネートされた、ジョン・ウィリアムズの音楽は素晴しい。
このテーマ曲が流れるだけで、身震いするほど興奮する。

ベルリンに手帳を取り戻しに行くインディアナが、その手帳奪取の張本人ヒトラーに、それを手渡しサインしてもらうシーンは、皮肉とユーモアが入り混じり、なかなか凝った演出だ。

50歳に近づいたハリソン・フォードだが、1作目と見間違うほどの若々しさだ。

お互いの信頼は厚いものの、若干ギクシャクする親子関係に苦労しながら、問題を解決していくタフな主人公役を見事に演じている。

本来スピルバーグルーカスが、007シリーズのような作品を作りたくて始めたこの企画故に出演が決まった、初代ボンド役ショーン・コネリーの熱演が本作最大の見所と言える。

ようやくボンドのイメージを脱し、大活躍を始めた頃のショーン・コネリーは、聖杯研究の権威の風格と、それを上回る、茶目っ気のある愛すべき人物を見事に演じている。

一応、最終章ということで製作された本作では、インディアナの少年時代が登場し、ヘビ嫌いになり、ムチであごを傷つけ、フェドーラをもらう、独特のスタイルが出来上がる様子を描く冒頭シーンも興味深い。

その少年インディアナを演ずるリヴァー・フェニックスは、数年後に若くして他界するが、将来を有望視されていただけに残念だ。

アリソン・ドゥーディは、美しさは際立つが、他の2作のヒロインに比べて、パンチが足りない気がする。
敵役のジュリアン・グローヴァーは、無難に悪役を演じている。

ヘンリーの旧友として、今回は現場まで同行して活躍するデンホルム・エリオットと、同じく1作目以来の出演のジョン・リス=デイヴィスの再登場は、ファンとして嬉しいばかりだ。

他、親衛隊大佐のマイケル・バーン聖杯を守る騎士ロバート・エディソンなどが共演している。


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