インナースペース Innerspace (1987) 3.12/5 (25)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

奇想天外なSF映画の傑作「ミクロの決死圏」(1966)のリメイクではないが、同じく縮小された人間とポッドが体内に注入されたために巻き起こる騒動を描く、製作総指揮スティーブン・スピルバーグ、監督ジョー・ダンテ、主演デニス・クエイドマーティン・ショートメグ・ライアン他共演のコメディ。


コメディ

スティーヴン・スピルバーグ / Steven Spielberg 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:ジョー・ダンテ
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
製作:マイケル・フィネル

脚本
チップ・プローザー(原作)
ジェフリー・ボーム
撮影:アンドリュー・ラズロ
編集:ケント・ベイダ

音楽:ジェリー・ゴールドスミス

出演
タック・ペンドルトン:デニス・クエイド
ジャック・パター:マーティン・ショート
リディア・マックスウェル:メグ・ライアン
ビクター・スクリームショウ:ケヴィン・マッカーシー
マーガレット・キャンカー:フィオナ・ルイス

アイゴー:ヴァーノン・ウェルズ
ピート:ハロルド・シルベスター
グリーンブラッシュ医師:ウィリアム・シャラート
カウボーイ:ロバート・ピカード
オジー・ウェクスラー:ジョン・ホラ
タクシー・ドライバー:ディック・ミラー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1987年製作 120分
公開
北米:1987年7月1日
日本:1987年12月
北米興行収入 $25,893,810


アカデミー賞 ■

第60回アカデミー賞
・受賞
視覚効果賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

サンフランシスコ
元パイロットのタック・ペンドルトン(デニス・クエイド)は、今は落ちぶれ、恋人リディア・マックスウェル(メグ・ライアン)にも愛想を尽かされる。

2ヵ月後。
スーパーの店員ジャック・パター(マーティン・ショート)は、毎晩、悪夢にうなされ、グリーンブラッシュ医師(ウィリアム・シャラート)から、バカンスに行き休養を取るよう勧められる。

その後タックは、テスト・パイロットとして、ある画期的な実験に、オジー・ウェクスラー(ジョン・ホラ)と共に挑もうとしていた。

タックは、縮小された実験用ポッドに乗り込み、ウサギの体内に入りこむパイロットに選ばれていたのだ。

実験の決め手となる、”陽子メモリー・チップ”二つの内、一つをコンピューター、もう一つをポッドにセットする。

ポッドは作動し、縮小されて注射器に注入されるが、この実験計画を横取りしようとする、マーガレット・キャンカー博士(フィオナ・ルイス)に、コンピューター内のチップが奪われてしまう。

オジーは、ポッドが入った注射器を持ってその場を逃れるが、キャンカーの部下で殺し屋のアイゴー(ヴァーノン・ウェルズ)に、ショッピング・モールで銃撃されてしまう。

瀕死のオジーは必死に逃げようとして、エレベーターを出たところで、旅行社に来ていたジャックと鉢合わせになる。

オジーはジャックに注射をしてしまい、その場で息絶える。

スーパーに戻ったジャックは、体内の異変で興奮し始め、 彼の体内のタックも、何が起きたのか分からず動揺する。

ジャックの眼球に到達し、視覚センサーで体外の様子を確認したタックは、そこがウサギではなく人間の体内だということに気づく。

キャンカーは、この計画には二つのチップが必要なことと、 もう一つが、縮小されてジャックの体内のポッドにあることを知る。

中耳に向かったタックは、ポッドを神経に接続してジャックと交信しようとする。

再びグリーンブラッシュ医師に診察してもらったジャックだったが、タックが体内にいることが信じられずに混乱する。

実験のことをタックから聞かされたジャックは、自宅に現れた配達人が、偽者だと見破った彼の言葉を信じ、指示に従い、その場を逃れ研究所に向かう。

ポッドの酸素が24時間しかもたないため、ジャックを利用しチップを取り戻そうとするピート(ハロルド・シルベスター)から逃れるために、タックは自分の車でジャックを自宅まで誘導する。

そしてタックは、ジャックを別れたリディアの元に向かわせ、 彼女に援助を求めるよう指示を出す。

リディアに会い、事情を説明したジャックは、待ち伏せしていたアイゴーに連れ去られてしまう。

黒幕ビクター・スクリームショウ(ケヴィン・マッカーシー)の元に連れて行かれたジャックは、後をつけて来たリディアに助けられる。

リディアは、自由諸国のハイテク情報を盗み、海外で売りさばく”カウボーイ”(ロバート・ピカード)を追っていた記者だった。

カウボーイの動向を追ったリディアは、クラブで彼に接近し、翌日スクリームショウと接触する情報を掴む。

リディアとホテルに戻ったカウボーイを、殴り倒したジャックは、タックに、体内から顔を変形させられて、カウボーイに扮する。

カウボーイに成りすましたジャックは、リディアと共にスクリームショウの元に向かうが、興奮して自分に戻ってしまう。

ジャックと共に捕らえられたリディアは、ようや彼の体内にタックがいることを信じる。

そんなリディアに心惹かれてしまったジャックは、彼女にキスしてしまう。

ジャックとリディアは、キャンカーの研究所に連れて行かれ、 彼女らはアイゴーを縮小し、ジャックの体内のタックを始末しチップを奪い取ろうとする。

ジャックと交信不能になってしまったタックは胎児を発見し、 リディアの体内にいることと、それが自分の子供だということに気づく。

リディアは隙を見て警察に連絡を入れ、ジャックを助けてチップを取り戻し、キャンカーやスクリームショウらを縮小してしまう。

タックがリディアの体内だと知った二人は、もう一度キスして彼をジャックの体内に戻して逃走する。

しかし、50%に縮小されたキャンカーとスクリームショウがジャックとリディアを襲い、ジャックの体内では、アイゴーがタックに近づいていた。

ジャックとリディアはキャンカー達を倒し、ピートに助けられたタックは、捨て身で胃液にアイゴーごと落下して彼を倒す。

ポッドの酸素残量がなくなり、タックはジャックのクシャミで体外に脱出し、チップをセットして拡大され元の姿に戻る。

やがて、タックとリディアは結婚するが、縮小したままのキャンカー、スクリームショウ、そしてカウボーイが二人の命をを狙う。

それに気づいたジャックは、正義感に燃え、スーパーを辞める決心をして、二人を助けるために後を追う。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

サンフランシスコ
元パイロットのタック・ペンドルトンは、落ちぶれた末に、恋人のリディアにも捨てられる。
毎晩、悪夢にうなされていたスーパーの店員のジャックは、主治医に休養を取るよう言われる。
その後タックは、縮小されてポッドに乗り込み、ウサギの体内に入りこむ実験のパイロットに選ばれる。
タックは、実験の決め手となる”陽子メモリー・チップ”をポッドにセットし、縮小されて注射器に注入される。
しかし、実験計画の乗っ取りを企むキャンカー博士が、コンピューター内のチップを奪う。
注射器を持った、タックの同僚オジーは、その場を逃れるが、キャンカーの部下の殺し屋アイゴーに銃撃されてしまう。
瀕死のオジーは逃げる際、誤ってその場にいたジャックに注射をしてしまう。
スーパーに戻ったジャックに異変が起き、タックもそこがウサギの体内でないことに気づく。
キャンカーは、計画に必要なもう一つのチップが、ジャックの体内のポッドにあることを知る。
その頃、中耳に向かったタックは、ポッドを神経に接続してジャックと交信し、自分の言葉を信じさせ、指示に従わせようとするのだが・・・。
__________

スティーブン・スピルバーグが製作に参加し、「トワイライトゾーン」(1983)や「グレムリン」(1984)などでスピルバーグと組んだ、ジョー・ダンテが監督している。

また、ジョー・ダンテ作品の常連俳優のケヴィン・マッカーシーディック・ミラーロバート・ピカードなども登場するファンにはうれしい作品でもある。

ミクロの決死圏」(1966)とは違い、縮小した人間が入り込む人物の意識があるため、体内でのシーンよりも、外界の騒動が中心に描かれている。

また、体内の描写がかなりリアルで、神秘的で芸術的な「ミクロの決死圏」とはかなり違った作風となっている。

マーティン・ショートが”カウボーイ”に変身し、元に戻る場面などはなかなかよく出来ていて、第60回アカデミー賞では、見事に視覚効果賞を受賞している。

やんちゃ坊主のような主演デニス・クエイドは、ほとんどポッド内にいるために、意外に地味な役柄で、マーティン・ショートの活躍の方が目立つ。

小柄で、いかにも気の弱そうなマーティン・ショートが、体内のデニス・クエイドの指示に従いながら、次第に勇ましい行動をとるようになり、ラストではタキシード姿で颯爽と危険に立ち向おうとする、ジェームズ・ボンドさながらの逞しい男にな変貌するところも面白い。

まだ20代半ばでキュートなメグ・ライアンは、本作の共演がきっかけでデニス・クエイド と1991年に結婚する。

ミクロ計画を奪おうとする産業スパイの黒幕ケヴィン・マッカーシー、それに加担する科学者フィオナ・ルイス、手下の殺し屋ヴァーノン・ウェルズ、医師ウィリアム・シャラート、謎のカウボーイ、ロバート・ピカードなどの面白おかしい悪役陣の活躍も見ものだ。


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