ディボース・ショウ Intolerable Cruelty (2003) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

離婚訴訟専門の敏腕弁護士と富豪をカモにしようとする女性が、互いに仕掛けた駆け引きで巻き起こる騒動を描く、製作、監督、脚本、編集コーエン兄弟、主演ジョージ・クルーニーキャサリン・ゼタ=ジョーンズジェフリー・ラッシュ他共演のロマンチック・コメディ。


ロマンチック・コメディ

ジョージ・クルーニー / George Clooney 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督
ジョエル・コーエン

イーサン・コーエン(クレジットなし)
製作総指揮
ショーン・ダニエル

製作
イーサン・コーエン
ブライアン・グレイザー
脚本
ロバート・ラムゼイ(原作)
マシュー・ストーン(原作)
イーサン・コーエン
ジョエル・コーエン
撮影:ロジャー・ディーキンス
編集:ロデリック・ジェインズ
音楽:カーター・バーウェル

出演
ジョージ・クルーニー:マイルズ・マッシー
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ:マリリン・レクスロス
ジェフリー・ラッシュ:ドノヴァン・ドナリー
セドリック・ジ・エンターテイナー:ガス・ペッチ
エドワード・ハーマン:レックス・レクスロス
ポール・アデルスタイン:リグレー
リチャード・ジェンキンス:フレディ・ベンダー
ビリー・ボブ・ソーントン:ハワード・D・ドイル
ジュリー・ダフィー:サラ・ソルキン
トム・オルドリッジ:ハーブ・マイヤーズ
ステイシー・トラヴィス:ボニー・ドナリー
アーウィン・キーズ:”ウィージー”ジョー
ジョナサン・ハダリー:クラウス・フォン・エスピー男爵

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2003年製作 99分
公開
北米:2003年10月10日
日本:2004年4月10日
製作費 $60,000,000
北米興行収入 $35,327,628
世界 $119,940,815


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ソープ・オペラのプロデューサー、ドノヴァン・ドナリー(ジェフリー・ラッシュ)は、妻のボニー(ステイシー・トラヴィス)の浮気現場に遭遇してしまう。

浮気相手に銃口を向けたドノヴァンだったが、ボニーに”ソープ・オペラ大賞”のトロフィーで殴られ逃げられてしまい、ポラロイドカメラで証拠を撮影する。

離婚訴訟専門の弁護士マイルズ・マッシー(ジョージ・クルーニー)は、ドノヴァンに証拠写真を突きつけられたボニーから弁護を依頼され、内心は不利だと思いつつも、楽観的な意見を彼女に伝える。

不動産王レックス・レクスロス(エドワード・ハーマン)の妻マリリン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は、私立探偵ガス・ペッチ(セドリック・ジ・エンターテイナー)に夫の浮気現場の証拠を押さえさせる。

屋敷から追い出され、訴訟を起こされたレクスロスは、マイルズのオフィスを訪ねる。

レクスロスは、開発事業に財産を注ぎ込み、無一文の状態で、訴訟に勝つための相談を、マイルズに持ちかける。

マリリンは弁護士フレディ・ベンダー(リチャード・ジェンキンス)を雇い、マイルズと夫レクスロスとの協議に向かうが、話し合いにならず物別れに終わってしまう。

マイルズはマリリンを食事に誘い、その隙に、ガスを雇い彼女の屋敷のアドレス帳を写真に撮らせる。

訴訟は法廷に持ち越され、マイルズは助手のリグレー(ポール・アデルスタイン)にアドレス帳を調べさせ、証人として、クラウス・フォン・エスピー男爵(ジョナサン・ハダリー)を呼ぶ。

エスピー男爵は、マリリンに”富豪のカモ”探しを頼まれ、レクスロスを紹介したことを証言する。

マリリンの金目当ての結婚が暴かれ、マイルズは見事に勝訴する。

一人暮らしの富豪の友人サラ(ジュリー・ダフィー)の豪邸に居候することになったマリリンは、次の結婚では失敗しないよう心に誓う。

ホームレスになったドノヴァンに、役者を紹介してもらったマリリンは、石油王ハワード・D・ドイル(ビリー・ボブ・ソーントン)を伴い、マイルズの元に向かう。

法廷で汚名を着せられたマリリンは、ハワードの信用を得るために、婚前契約をする相談をマイルズに持ちかける。

富豪を離婚訴訟から守る契約内容に合意したマリリンに、マイルズはハワードの財産は奪えないことを忠告し、彼女に惹かれている自分の気持ちを伝える。

マリリンとハワードの結婚式に出席したマイルズは、その場で、婚前契約書を食べて破棄してしまったハワードに驚き、魂胆が見え見えのマリリンを警戒する。

6ヵ月後。
マイルズは、リグレーと共に全米離婚弁護士協会の総会のためラスベガスに向かい、ハワードと離婚して大富豪となったマリリンに出くわす。

マイルズはマリリンを夕食に誘い、財産を手にしても満足感が得られないという、彼女の話を聞き同情してしまう。

その夜、マリリンは、サラが孤独死をしたことを知り心が沈み、マイルズは、彼女の連絡を受けて結婚する決意をする。

教会に向かったマイルズは、離婚時にマリリンの財産を請求しないという契約書にサインし、2人はめでたく結婚する。

ホテルに向かった2人だったが、マリリンは、自分の虜になったマイルズの前で契約書を破り捨てる。

総会で、その場にそぐわない愛や恋についてのスピーチを始めたマイルズは大喝采を受け、事務所を辞めて独立することを決める。

祝杯を挙げようとしていたマイルズとリグレーは、バーのテレビに映る、ドノヴァンの番組の役者がハワードだったことに気づく。

マリリンに、まんまとはめられたマイルズは落胆するが、ロサンゼルスのサラの屋敷に戻ったマリリンも、心残りがあった。

事務所のボス、ハーブ・マイヤーズ(トム・オルドリッジ)は、マリリンを敗訴に追い込んだ時とは一転、マイルズの不祥事を責めて、法律を無視してでも名誉挽回するよう指示を出す。

マイルズは、殺し屋の”ウィージー”ジョー(アーウィン・キーズ)にマリリンの抹殺を依頼する。

しかし、レクスロスが急死して、マリリンに彼の財産が入ることになる。

その結果、マリリンが婚前契約書を破棄したために、マイルズにも大金が入る可能性が出てくる。

ジョーがマリリンを殺すのを阻止しようと、マイルズは彼女に連絡を入れる。

既にジョーは、マリリンの元に現れていたが、彼女はそれに動ずることなく、ジョーから仕掛け人がマイルズだと聞き出していた。

現場に着いたマイルズとリグレーはジョーを説得するが、ジョーは2人を殺すようマリリンに頼まれていた。

しかし、催涙スプレーを吹きかけられたジョーは、謝って自分を撃ってしまう。

弁護士のフレディを伴ったマリリンは、離婚協議のためマイルズを訪ねる。

和解案を提示しようとしたフレディだったが、結婚後でも結べる婚前契約書に、マイルズはサインしてマリリンに渡す。

しかし、マリリンはそれを破り捨て、マイルズとの愛を確かめ合う。

ドノヴァンは、ガスが撮った、浮気現場のビデオを利用した番組を大ヒットさせる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

浮気現場の証拠を、妻マリリン押さえられて訴えられた不動産王レクスロスは、離婚訴訟専門の弁護士マイルズ・マッシーを訪ねる。
レクスロスは、開発事業に財産を注ぎ込んでいたために、無一文の状態で訴訟に勝とうとする。
マリリンは弁護士ベンダーを雇い、マイルズとレクスロスとの協議も物別れに終わる。
仕方なくマイルズは、マリリンを食事に誘った隙に、私立探偵ガスを雇い、彼女のアドレス帳の情報を盗ませる。
訴訟は法廷に移り、マイルズは、マリリンが、”富豪のカモ探し”を依頼された、エスピー男爵を証人に呼び、その事実を証言させ、見事に勝訴るのだが・・・。
__________

サスペンス、スリラーに、独特のユーモアなどを取り入れる作風が定評の、コーエン兄弟の純粋なコメディで、往年の”スクリューボール・コメディ”を意識して作られた作品。

スクリューボール・コメディの傑作、ハワード・ホークスの「ヒズ・ガール・フライデー」(1940)などに比べると、慌しく目まぐるしい展開とまではいかないが、テンポ良くまとまった、爽快な感じが好感の持てる作品。

イーサン・コーエンは、監督としてはクレジットなしだが、コーエン兄弟は脚本も兼ねて、”ロデリック・ジェインズ”の名前で、いつものように編集も手がけ、音楽も、彼らの盟友、お馴染みのカーター・バーウェルが担当している。

上記のように、スクリューボール・コメディを意識してるかのような主演のジョージ・クルーニーは、その代表的スターである、茶目っ気を抑えたケーリー・グラントという感じがしないでもない。

近寄り難い美女キャサリン・ゼタ=ジョーンズは、迫力さえ感じる存在感でジョージ・クルーニーを圧倒している。

冒頭のみの登場かと思いきや、財産を奪われた後、復活するラストまでいい味を出しているソープ・オペラのプロデューサー、ジェフリー・ラッシュ、強かな私立探偵のセドリック・ジ・エンターテイナー、財産を狙われる不動産王エドワード・ハーマン、主人公の同僚助手ポール・アデルスタイン、マリリン(C・Z・ジョーンズ)の弁護士リチャード・ジェンキンス、石油王に扮する役者ビリー・ボブ・ソーントン、孤独な大富豪ジュリー・ダフィー、主人公の法律事務所のボス、トム・オルドリッジ、ドノヴァン(J・ラッシュ)の妻ステイシー・トラヴィス、殺し屋のアーウィン・キーズ、証人として法廷に呼ばれる男爵ジョナサン・ハダリーなどが共演している。


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