シノーラ Joe Kidd (1972) 3.07/5 (29)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

メキシコ人の山賊を捕らえるため大地主に雇われた元賞金稼ぎが、地主の悪事を知り対抗して戦う姿を描く、監督ジョン・スタージェス、主演クリント・イーストウッドロバート・デュヴァルジョン・サクソン他共演の西部劇。


西部劇

クリント・イーストウッド / Clint Eastwood 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・スタージェス
製作:シドニー・ベッカーマン
製作総指揮:ロバート・デイリー
脚本:エルモア・レナード
撮影:ブルース・サーティース
編集:フェリス・ウェブスター
音楽:ラロ・シフリン

出演
ジョー・キッド:クリント・イーストウッド

フランク・ハーラン:ロバート・デュヴァル
ルイス・チャマ:ジョン・サクソン
ラマー・シムズ:ドン・ストラウド
ヘレン・サンチェス:ステラ・ガルシア
オリン・ミンゴ:ジェームズ・ウェインライト
ロイ・ギャノン:ポール・コスロ

ボブ・ミッチェル保安官:グレゴリー・ウォルコット
エルマ:リン・マータ
司祭:ペペ・ハーン

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ

1972年製作 89分
公開
北米:1972年7月14日
日本:1972年10月21日
製作費 $6,000,000
北米興行収入 $6,330,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
20世紀初頭、ニューメキシコ準州、シノーラ。
元賞金稼ぎのジョー・キッド(クリント・イーストウッド)は、留置場に入れられていた。

ボブ・ミッチェル保安官(グレゴリー・ウォルコット)と共に裁判所に向かったキッドは、判事から罰金10ドルで釈放か10日間の拘留を言い渡される。

拘留を選んだキッドだったが、そこにメキシコ人の山賊ルイス・チャマ(ジョン・サクソン)が手下達と共に現れ判事に迫る。

牧場主に奪われた土地の所有権を2年も争っているチャマは、証明書が焼失したという話に納得いかなかった。

チャマはミッチェルを手錠でつなぎ、腹いせにその場にあった書類を燃やして立ち去る。

キッドは酒場に向かい、チャマの手下を待ち構えて殺す。

ミッチェルは、チャマを捕らえるために捜索隊を編成し、腕の立つキッドを誘うが断られる。

その後、チャマを捕らえることができなかったミッチェルは町に戻る。

雑用をさせられていたキッドは、自分の罰金を払ったという、町に現れた大地主フランク・ハーラン(ロバート・デュヴァル)に呼ばれる。

ハーランの部下ロイ・ギャノン(ポール・コスロ)に待つよう言われたキッドは、ハーランの愛人エルマ(リン・マータ)に声をかけられて彼女に迫る。

現れたギャノンに呼ばれたキッドはハーランの元に向かい、猟師だというギャノン、ラマー・シムズ(ドン・ストラウド)、オリン・ミンゴ(ジェームズ・ウェインライト)らの銃の腕前などを聞かされる。

チャマを仕留めることがハーランの目的であり、腕を買われたキッドは500ドルの報酬を提示されるものの彼はそれを断る。

その後、釈放されたキッドは、自分の牧場がチャマ一味に襲われ馬を奪われたことを知り、ハーランの元に向かい報酬1000ドルで仕事を受ける。

キッドはシムズに脅されるが、ハーランが自分に手出しさせないことを知っているため相手にしない。

キッドらを伴い町を出たハーランは、待ち構えていたメキシコ人数人に探りを入れる。

シムズらは遠ざかるメキシコ人を銃撃し、ハーランは生き残った一人にチャマの居場所を聞く。

しかし、メキシコ人は何も答えないためにシムズに射殺される。

山岳地帯の小屋に着いたハーランらは、チャマ一味のヘレン・サンチェス(ステラ・ガルシア)がいたためその場に居座る。

ヘレンと話しをしたキッドは、チャマが信念のために生きる男だと言われ、自分の牧場を襲ったのが彼の手下である可能性を知る。

ハーランはヘレンを連れてその場を離れ、途中、援軍の男達と合流する。

ある村落に着いたハーランらは、岩山から銃撃されたため身を隠す。

教会から出てきた司祭(ペペ・ハーン)に人々を集めさせたハーランは、翌日の日の出までにチャマが現れない場合は5人を殺すと警告する。

昼までに5人、更に夜までに5人を殺すというハーランは、その後もそれが続くと岩山に向かって叫ぶ。

ハーランは、少年を岩山に向かわせて、警告が伝わったかを確かめようとする。

キッドはハーランに解雇され、ギャノンが彼の銃を奪いシムズが丸腰のキッドを挑発する。

しかし、キッドはシムズを叩きのめし、教会に向かい内部を調べ、司祭に武器があるかを尋ねる。

その後キッドは、ヘレンが作った食事を村人達のために教会に運ぶ。

夜が明けて、キッドは司祭から隠してあった銃を渡され、見張りを交代したシムズを殺して彼に扮してその場に陣取る。

教会の下にいた見張りを倒して建物を下りたキッドは、ハーランが村人5人を教会から出す様子を見守る。

キッドはヘレンの元に向かい、銃を手に入れて彼女を連れ出し、村人が銃殺される寸前で銃を乱射してそれを阻止する。

銃撃戦が始まり、ハーランらの馬を放したキッドはヘレンと共に岩山に向かう。

チャマは、自分が生きなければこの戦いを解決できないと言って、村人を助けられないことをヘレンに伝える。

キッドは、シノーラに戻り出頭して裁判を受けることを提案するが受け入れられない。

ハーランにチャマがシノーラの留置場にいると伝えたキッドは、チャマに銃を向けて自分に従わせる。

途中、岩の上のミンゴに狙われたキッドは、奪ってあった猟銃を組み立てて彼を一撃で倒す。

列車でシノーラに戻ったハーランはエルマの元に向かい、現れたミッチェルの話も聞かずにチャマを翌日引き渡すよう要求する。

町に着いたキッドは、チャマを留置場に向かわせて、自分の牧場を襲った男を使い、彼が殺される様子で敵の考えを探る。

列車を動かしたキッドは、駅を通り過ぎて脱線しながら酒場に突っ込み、その場にいたギャノンらを殺す。

銃撃戦が始まり、キッドは裁判所でハーランを追い詰めて銃を向ける。

キッドはハーランを容赦なく射殺し、現れたミッチェルを追い出す。

チャマは、キッドから幸運を祈ると言われ銃を捨てて留置場に向かう。

全てが終わり何かできることがあるかとミッチェルに尋ねられたキッドは彼を殴り倒す。

やり過ぎだというミッチェルに、次は頭を吹っ飛ばすとと言い残したキッドは、、ヘレンを連れて町を出る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
20世紀初頭、ニューメキシコ準州、シノーラ。
留置場に入れられていた元賞金稼ぎのジョー・キッドは、土地の所有権を争っているメキシコ人の山賊チャマが、それを不満に思っていることを知る。
大地主のハーランが、銃の腕が立つ3人を引き連れて町に現れ、キッドに目をつけてチャマを捕らえようようとする。
キッドはそれを断るが、自分の牧場がチャマに襲われたことを知り、ハーランの仕事を受ける。
ハーランらと共に町を出たキッドだったが、山賊の女ヘレンから、チャマが信念のために生きる男だと知らされる。
牧場を襲ったのもチャマでないことを知ったキッドは、虐げられる彼らの側につきハーランに対抗するのだが・・・。
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前作「ダーティハリー」(1971)で映画ファンの心を捉え一気にトップスターとなったクリント・イーストウッドが、自らのプロダクション”マルパソ・カンパニー”(現マルパソ・プロダクション)で製作した作品。

悪党をはじめ誰をも寄せ付けない雰囲気のあるクリント・イーストウッドの魅力は十分に生かされているが、数々の名作西部劇、アクションなどを手掛けたジョン・スタージェスの演出に今一パンチが足りない。

イーストウッドが画面上に居れば全てがまとまるような、彼頼みの内容もファンとしては悪くはないが、少々手抜き的な演出は不満が残る。

更に、敵役のロバート・デュヴァルは、4か月前に公開された「ゴッドファーザー」(1972)の演技で絶賛されていた時期で、それを考えるとやはり物足りない役柄だ。

ダーティハリー」シリーズ他で独特の楽曲が印象的なラロ・シフリンの音楽は、それらとは違うイメージである、正にウエスタン調の曲で楽しませてくれる。

極悪人風で登場するものの、実は信念に従う勇敢な男だと分かる山賊のリーダー、ジョン・サクソン、主人公に歯が立たない地主の手下ドン・ストラウド、ジェームズ・ウェインライト、ポール・コスロ、山賊の女ステラ・ガルシア、イーストウッドの盟友でもあり彼の作品の常連(当時)、保安官のグレゴリー・ウォルコット、地主の愛人リン・マータ、司祭ペペ・ハーンなどが共演している。


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