ジョン・カーター John Carter (2012) 2/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1917年に発表されたエドガー・ライス・バローズの著書”火星のプリンセス”を基に製作された作品。
大富豪ジョン・カーターの死後、遺産を受け継いだ甥が知ることになる、火星で繰り広げられる戦いを描く、主演テイラー・キッチュリン・コリンズサマンサ・モートンウィレム・デフォーマーク・ストロング、監督、脚本アンドリュー・スタントンによるスペクタクル・アクション・アドベンチャー大作。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■

監督:アンドリュー・スタントン
製作
ジム・モリス

コリン・ウィルソン
リンジー・コリンズ
原作:エドガー・ライス・バローズ火星のプリンセス
脚本
アンドリュー・スタントン

マーク・アンドリュース
マイケル・シェイボン
撮影:ダニエル・ミンデル
編集:エリック・ザンブランネン
音楽:マイケル・ジアッキーノ

出演
ジョン・カーター:テイラー・キッチュ

デジャー・ソリス:リン・コリンズ
ソラ:サマンサ・モートン
タルス・タルカス:ウィレム・デフォー
タル・ハジュス:トーマス・ヘイデン・チャーチ
マタイ・シャン:マーク・ストロング
タルドス・モリス:キーラン・ハインズ
サブ・サン:ドミニク・ウェスト
カントス・カン:ジェームズ・ピュアフォイ
パウエル大佐:ブライアン・クランストン
サルコジャ:ポリー・ウォーカー
エドガー・ライス・バローズダリル・サバラ
トンプソン:ルパート・フレイザー
ダルトン:ニコラス・ウッドソン
ディックス:ドン・スターク
サーク族の若い戦士:デヴィッド・シュワイマー
ゾダンガの将軍:アート・マリック
サーク族のブックメーカー:ジョン・ファヴロー

アメリカ 映画
配給 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ

2011年製作 132分
公開
北米:2012年3月9日
日本:2012年4月13日
製作費 $250,000,000
北米興行収入 $73,078,100
世界 $282,778,100


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

火星は、空気もなく生物もいない惑星と思われているが、実は”バルスーム”というその星には、空気もあり死の星ではなかった。

滅びつつあるのは事実であり、それは、全てを奪い去る移動都市国家”ゾダンガ”のせいだった。

そのゾダンガは、バルスームの全てを奪っていたのだが、”ヘリウム”のみがそれに抵抗して、千年もの間、国を守った。

しかしある日、ゾダンガの支配者が砂嵐に遭い事態は変わった。

赤色人ゾダンガの皇帝サブ・サン(ドミニク・ウェスト)は、ヘリウムの攻撃を受ける。

その後、女神イサスに仕える”サーン”である、宇宙支配を画策するマタイ・シャン(マーク・ストロング)が現れ、ある武器を授けられる。

マタイ・シャンは、自分達に従えばバルスームを支配し、無敵になれるとサブ・サンに伝える。
__________

1881年、ニューヨーク
大富豪ジョン・カーター(テイラー・キッチュ)は、”ネッド”宛てに電報を送る。

ある知らせを受けたカーターの甥エドガー・ライス・バローズ(ダリル・サバラ)は、カーター邸の執事トンプソン(ルパート・フレイザー)に迎えられる。

カーター邸に着いたバローズは、弁護士ダルトン(ニコラス・ウッドソン)から話を聞く。

バローズはカーターの急死を伝えられ、南北戦争時の南軍大尉だった探検家でもあった叔父の、膨大な資料を見せられる。

何かを探し続けていたという、カーターの墓は中からしか開けることができなかった。

カーターの財産を受け継ぐことになったバローズは、戸惑いながら、自分に残された日記をダルトンから受け取る。

そしてバローズは、自分を信じてもらいたいという、カーターの日記を読み始める。
__________

1868年、アリゾナ準州、フォート・グラント駐屯地。
第7騎兵隊のパウエル大佐(ブライアン・クランストン)に拘束されたカーターは、アパッチ討伐に協力を要請されるもののそれを拒む。

交流されていたカーターは、その場を脱出し逃亡するが、遭遇したアパッチと追って来たパウエルらが交戦となる。

銃弾を受けたパウエルを助けて、その場を逃れたカーターは、岩場のクモの絵を見てアパッチが去るのを確認する。

その場の洞窟を調べたカーターは黄金を見つけ、現れたサーンに襲われる。

サーンを銃撃したカーターは、彼が持っていたメダリオンを手にし、囁いたバルスームという言葉を聞いた瞬間、別世界へと転送されてしまう。

荒廃した大地で意識が戻ったカーターは、自分に、並外れた身体能力とパワーが備わったことに気づく。

ある生物が大量に孵化するのを確認したカーターは、緑色人のサーク族に襲われる。

皇帝タルス・タルカス(ウィレム・デフォー)がそれを制止し、彼は友好的にカーターと接する。

しかし、カーターはサークの副首領タル・ハジュス(トーマス・ヘイデン・チャーチ)に捕えられてしまう。

赤色人である、ヘリウム皇帝のタルドス・モリス(キーラン・ハインズ)は、部下カントス・カン(ジェームズ・ピュアフォイ)から、サブ・サンの攻勢の報告を受け敗北を覚悟する。

タルドス・モリスの娘、王女デジャー・ソリス(リン・コリンズ)は、サブ・サンが、無限のパワーを持つ第9光線を手に入れたことを父に伝える。

デジャーは、サブ・サンが殺戮兵器にしか使わない光線が、ヘリウムには恵みの力になることを知らせ、その完成が間近だと知らせる。

ヘリウムを救う唯一の方法が、サブ・サンとの結婚しかないことをデジャーに伝えたタルドス・モリスだったが、彼女はそれを拒む。

サブ・サンの到着は迫り、タルドス・モリスは、他に方法がないことを伝え、デジャーを納得させる。

サークの領地に連れて行かれたカーターは、ソラ(サマンサ・モートン)の監視の下で拘束されるが、その場から脱出する。

宴の場に姿を現したカーターは、一撃でサークの戦士を倒すが、責任を取らされたソラと共に捕えられる。

ソラは罰として焼き印を押され、カーターはさらし者にされるが、そこに、ゾダンガの飛行艇が現れる。

サークは、赤色人同士の争いを傍観するが、ヘリウムから脱出してきたデジャーが、飛行艇に侵入し破壊工作をして落下しそうになる。

それに気づいたカーターはデジャーを助け、飛行艇に飛び移り他を撃墜する。

マタイ・シャンは、カーターを生け捕りにするよう指示をだし、サブ・サンは彼と剣を交えるが、サークの攻撃を受ける。

カーターはその場を脱出し、デジャーはサークに降伏して自ら捕虜になる。

タルスはカーターを英雄として称え、サブ・サンが次にサーク族を襲うというデジャーと彼の世話をソラにさせる。

戦いを拒むカーターだったが、デジャーの命のにかかわるとだと言われてそれを承諾する。

カーターは、デジャーから驚くべき身体能力の秘密を問われ、”水”の存在しない”星”だというこの地についての話を聞かされる。

デジャーから太陽系の話を聞いたカーターは、自分のいる場所が火星であることを知る。

タルスの持つメダリオンによって、この地に移動させられたことをデジャーに伝えたカーターは、入ることを禁じられている神殿に向かい、女神イサスに仕えるサーンのことなどの話を聞かされる。

カーターは、”イスの聖門”に行けば地球に戻れることを知り、その場を知るデジャーに脱出することを約束する。

見つかったカーターらは命を奪われそうになるが、ソラが自分の娘だと気づかれたタルスは、メダリオンを渡し彼らを解放する。

果てしない荒野を行くカーターは、同行していたソラから、デジャーがヘリウムに向かっていることを知らされ、彼女を置き去りにしようとする。

デジャーは、自分が皇帝タルドス・モリスの娘であり、サブ・サンと政略結婚をさせられる身であることを伝える。

脱出したことと苦しい胸の内を伝えたデジャーは、”イスの聖門”がただの伝説だとカーターに語る。

カーターはメダリオンを手に、転送は現実にあったことだと言ってデジャーの手を取り旅を続ける。

イスの河に着いたカーターは、タルス・タルカスの指示通り、巡礼の旅に出ようとするソラを引き止める。

ソラに、タルスが父親だと知らせたカーターは、引き続き彼女に協力させる。

河を進み異様な構造物を見つけたカーターは、デジャーと共に内部に侵入し、メダリオンが光り、9つの光を確認する。

伝説が現実となったことで、デジャーはカーターの語った話を信じ、現れた図形で転送される仕組みを知る。

それを完全に理解するためには、ヘリウムの科学院に行くしかないことを伝えるデジャーは、カーターに出会うために脱出したとも言えると、自分達の運命を語る。

そこにマタイ・シャンが現れ、カーターは、デジャーをソラに託して、独り大群に立ち向かう。

カーターは劣勢となるが、タルドス・モリスの飛行艇が現れて彼を救う。

単独でヘリウム側と交渉したサブ・サンも現れ、デジャーに結婚の必要性を説く。

その後、カントス・カンが、ゾダンガ側にいたカーターをデジャーの元に連れて行く。

結婚するしかないことをカーターに伝えたデジャーは、メダリオンを渡して呪文を唱えさせる。

メダリオンは光を発し、サブ・サンが現れるが、カーターは姿を消し、デジャーは式に向かう。

しかし、その場に潜んでいたカーターはマタイ・シャンに捕えられ、結婚のパレードなどを見せられる。

カーターは、やがて”第9の光”を手に入れるサブ・サンに支配させる、星が滅びゆくことを管理する仕組みを知らされる。

カーターは、旅に同行していた”愛犬”ウーラに助けられ、マタイ・シャンからメダリオンを奪い脱出し、ソラの元に向かう。

デジャーを救うため、タルスの協力を得ようとしたカーターだったが、新皇帝になったタル・ハジュスに捕えられる。

タル・ハジュスに戦いを挑み破れ、痛めつけられたタルスと共に、闘技場に連れて行かれたカーターは、大白猿、二頭に襲われる。

それを見たソラは、父タルスの元に向かい彼を助け、カーターは大白猿を倒す。

カーターは、タル・ハジュスに戦いを挑み彼を倒し、ゾダンガに対抗するためサーク達に協力を求め大軍を率いて出発する。

ゾダンガの領地に攻め入ったカーターらだったが、結婚式はヘリウムで行われていることが分かる。

単独でヘリウムに向かったカーターは、結婚式に乱入してデジャーを救おうとする。

ヘリウムとゾンダガ双方は交戦となり、空を飛ぶことを拒んだタルスの大軍も飛行艇で現れる。

カーターは、サーンの秘密をサブ・サンから聞き出そうとするが、それをマタイ・シャンが妨害する。

デジャーやカーターに姿を変えたマタイ・シャンは姿を消す。

闘いは終わり、カーターは、亡くなった妻の想い出の指輪を外し、デジャーに結婚を申し込み、彼女はそれを承諾する。

結婚式を終えたカーターは、火星で生き続けることを決意してメダリオンを捨てるが、現れたマタイ・シャンによって地球に転送される。

洞窟に戻ったカーターは、パウエルが白骨化していることで年月が経過していることを知り、メダリオンを捨ててしまったことを悔やむ。

しかしカーターは、マタイ・シャンが地球のことを知っていたことを思いだし、サーンがいることを確信し、その拠点を捜そうとする。

見つけた黄金を使い、10年間サーンを探し求めたカーターは、ついにメダリオンを見つけ、サーンに見張られていることを察しながら、体調を崩し息を引き取る。
__________

墓を開ける鍵が自分だと日記で知ったバローズは、電報で受け取った”ネッド”という呼び名を思い出す。

それを使い扉を開けたバローズに、サーンが後ろから襲いかかろうとするが、その男は、墓から出ていたカーターに射殺される。

死を偽装していたカーターは、実は見つけていなかったメダリオンをサーンから奪い返すために、バローズを利用したのだった。

バローズに、囮ではなく協力を要請したカーターは、彼に別れを告げて墓に戻る。

カーターは、大義に生きて恋をし、本を書くようバローズに助言して、故郷に戻ると言い残し墓の扉を閉める。

そして、カーターはデジャーを想い呪文を唱え”バルスーム”(火星)へと転送される。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1881年のニューヨーク
冒険家でもあった大富豪のジョン・カーターが死亡し、彼の甥バローズが遺産を受け継ぐ。
日記を渡されたバローズは、何かを捜し求めていたカーターの、隠された冒険記を知ることになる・・・。
ある事件で洞窟に逃れたカーターは、現れた不審な人物に襲われ、彼が持っていたメダリオンにより別世界に転送される。
荒廃した地で意識が戻ったカーターは、並外れた身体能力が身に着いたことを知る。
サーク族に襲われたカーターは捕えられ、その地である”バルスーム”を支配しようとするゾダンガと、抵抗するヘリウムとの戦いを知る。
そしてカーターは、和平のため政略結婚を強要されたヘリウムの王女デジャーの危機を救い、その戦いに巻き込まれることになる・・・。
__________

「ターザン」の作者であるエドガー・ライス・バローズがドラマに絡む奇想天外な展開、製作費2億5000万ドルをかけた究極のVFX他、大いに話題となった作品でもある。

古典的SF冒険小説が原作であり、古風な物語と最新の映像、その迫力なども圧巻で、ファンタジックでもあり、全ての年齢層が楽しめる内容に仕上がっている。

しかし、どの場面を見ても、どこかで見た映像を思い出してしまう、新鮮味に欠けていることろが気になる。

結局は、北米興行収入は約7300万ドルと期待を大きく下回り、全世界で約2億8300万ドルのヒットとはなったが、製作費をようやく回収できる程度の結果に終わった。

助演陣に実力派が顔を揃えている、豪華キャストは注目だが、アニメ監督から実写長編のデビューとなったアンドリュー・スタントンの演出はやや単調という感じもする。

別世界に転送され、”人間味”を感じさせる演技で大活躍する主人公テイラー・キッチュ、彼と結ばれる王女を熱演するリン・コリンズ、二人の世話係となるサーク族のサマンサ・モートン、その父親で皇帝のウィレム・デフォー、邪悪な新皇帝のトーマス・ヘイデン・チャーチ、宇宙支配を画策するマーク・ストロング、ヘリウム皇帝キーラン・ハインズ、その部下ジェームズ・ピュアフォイ、ゾダンガ皇帝ドミニク・ウェスト、騎兵隊大佐役のブライアン・クランストン、サーク族のポリー・ウォーカー、主人公の甥で原作者エドガー・ライス・バローズダリル・サバラ、主人公の執事ルパート・フレイザー、弁護士のニコラス・ウッドソン、サーク族の戦士デヴィッド・シュワイマー、ブックメーカーでジョン・ファヴロー、ゾダンガの将軍アート・マリックなどが共演している。


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