キラー・エリート Killer Elite (2011) 3/5 (6)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1991年に発表された、ラナルフ・ファインズの小説”The Feather Men”を基に製作された作品。
足を洗った殺し屋が、元相棒を人質に取られ、殺された息子の復讐をシークから請け負いながら、国家の絡む陰謀に巻き込まれる姿を描く、主演ジェイソン・ステイサムクライヴ・オーウェンロバート・デ・ニーロ他共演、監督ゲイリー・マッケンドリーによるサスペンス・アクション。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ゲイリー・マッケンドリー
製作総指揮:クリストファー・マップ
製作
シガージョン・サイヴァッツォン

スティーヴン・チャスマン
原作:ラナルフ・ファインズThe Feather Men
脚本:マット・シェリング

撮影:サイモン・ダガン
編集:ジョン・ギルバート
音楽
ジョニー・クリメック

ラインホルド・ハイル

出演
ダニー・ブライス:ジェイソン・ステイサム

スパイク・ローガン:クライヴ・オーウェン
ハンター:ロバート・デ・ニーロ
デイヴィス:ドミニク・パーセル
マイアー:エイデン・ヤング
アン・フレーザー:イヴォンヌ・ストラホフスキー
代理人:アドウェール・アキノエ=アグバエ
バヒト:フィラス・ディラーニ
MI6諜報員:デヴィッド・ホワイトリー
マーティン:ベン・メンデルソーン
スティーヴン・ハリス:ラッキー・ヒューム
スティーヴン・クレッグ:グラント・ボウラー
サイモン・マッキャン:ダニエル・ロバーツ
ラナルフ・ファインズ:ディオン・ミルズ

アメリカ/オーストラリア/イギリス 映画
配給 Open Road Films

2000年製作 116分
公開
北米:2011年9月23日
イギリス:2011年9月23日
オーストラリア:2012年2月23日
日本:2012年5月12日
製作費 $66,000,000
北米興行収入 $25,093,607
世界 $56,383,756


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1980年、メキシコ。殺し屋のダニー・ブライス(ジェイソン・ステイサム)と、師であり相棒のハンター(ロバート・デ・ニーロ)、デイヴィス(ドミニク・パーセル)、マイアー(エイデン・ヤング)らは、ターゲットを抹殺する。

しかし、ダニーは車に乗っていた少年に驚き、警官の銃弾を受けてしまう。

何んとかその場から逃れたダニーは、限界を感じて足を洗う。

1年後、オーストラリアヤラ・ヴァレー
人里離れた場所で暮らしていたダニーは、ハンターが拉致された証拠の写真を受取る。

2日後、オマーン
現地で代理人(アドウェール・アキノエ=アグバエ)に迎えられたダニーは、亡命生活を送る部族のシーク(長老)の仕事を放棄したハンターが、捕えられたことを知る。

600万ドルの仕事を断ったハンターを救うには、ダニーがそれを受けるしかなかった。

ダニーはシークの元に向かい、三人の息子の命を奪った者達への復讐を、彼が考えていることを知らされる。

ターゲットが”SAS”(イギリス陸軍特殊空挺部隊)だと言われたダニーは、余命半年のシークの命がある間に、この件を解決させるよう指示される。

シークは、殺害方法は自由だが、自白を録画することを条件に、事故死に見せかけるよう伝える。

ハンターに会ったダニーは、見張りを簡単に叩きのめし、二人はその場から逃れようとするが再び捕えられる。

ダニーはハンターを人質に取られて、黒幕が他にもいることに気づき、代理人を脅して車を奪い、その場を去る。

パリ
デイヴィスとマイヤーの元に向かったダニーは、彼らが、SASの三人を殺す仕事を受けることを確認して、報酬は二人に渡し自分はハンターの身柄を受取ることを伝える。

オマーンマスカット
ダニーは、最初のターゲット、休暇中であるC中隊指揮官スティーヴン・ハリス(ラッキー・ヒューム)の周辺を探る。

イギリスヘレフォード
デイヴィスは、SASのたまり場のパブで、情報を入手しようとする。

ロンドン
SASのスパイク・ローガン(クライヴ・オーウェン)は、パブで、情報を仕入れようとしている男がいるという報告を受ける。

ローガンは早速、捜査を始め、デイヴィスの写真を撮り、元SASで組織される秘密結社”フェザー・メン”幹部らの元に向かう。

オマーン
ダニーらは、ローガンが派遣した工作員マーティン(ベン・メンデルソーン)に気づくが、取り逃がしてしまう。

ダニーとマイヤーは、ハリスがシークの息子を殺したことを自白するテープを撮り、彼を殺害する。

それを、ロンドンのローガンは新聞記事で知る。

ハリスの件と”ミルバットの戦い”に関しての情報を仕入れようとした者(デイヴィス)がいることを、ローガンは組織の幹部に伝え、ウェールズ人(デイヴィス)が関わるオマーンの動きを警戒する。

デイヴィスは、次のターゲットであるSAS将校スティーヴン・クレッグ(グラント・ボウラー)の情報を入手して、それをダニーとマイアーに知らせ、その殺害方法を考える。

ローガンは、”ミルバットの戦い”の生存者、クレッグを監視させる。

ウェールズブレコン・ビーコンズSAS訓練場。
その場を調べたダニーは、そこで、クレッグを事故に見せかけて殺害することをデイヴィスに伝える。

クレッグの妻が入院する病院で、ローガンは不審者(ダニー)を目撃する。

ダニーもそれに気づいて車で逃走し、再び病院に戻り、ローガンと格闘になる。

ローガンを叩きのめしたダニーはその場を去り、クレッグが監視されていたことを知り、病院で盗んだ薬剤をマイアーに渡す。

ダニーは、元SASのデイヴィスに、それをクレッグに飲ませるための方法を考えさせる。

ヘレフォードSAS本部。
部隊員に扮して内部に侵入したダニーは、クレッグに薬を飲ませることに成功する。

クレッグは、部隊と共にブレコン・ビーコンズへと訓練に向かい、体調に異変を感じたところでダニーに捕まり、シークの息子を殺害したことを自白して殺害される。

ローガンは、クレッグがブレコン・ビーコンズで事故死したことを知り怒りがこみ上げる。

その後ダニーは、三人目のターゲット、サイモン・マッキャン(ダニエル・ロバーツ)の資料を、代理人から受け取る。

ダニーは、幼馴染みの恋人アン・フレーザー(イヴォンヌ・ストラホフスキー)に連絡を入れるが、自分が何をしているのかを伝えられず、彼女は苛立つ。

デイヴィスとマッキャンを監視していたダニーは、ローガンが一緒にいることを確認して、後を付けて探りを入れる。

その頃、”フェザー・メン”には圧力がかかり、暗殺者を捕えるローガンの行動は却下される。

しかし、ローガンはそれに納得せずに、単独で暗殺者を捜し始める。

ダニーらは、マッキャンを交通事故死に見せかけようとするが、監視がついていたことに気づいたマイアーは、仲間に雇った者のミスで命を落とす。

後の処理を手配し、仕事の終わったダニーはデイヴィスに別れを告げる。

親友だったマッキャンを殺されたローガンは、彼の死を知り激怒する。

ウェールズ人(デイヴィス)の情報を掴んだローガンは、工作員を向かわせて彼を捕える。

ダニーは、奪っていた無線機でそれを知るが、逃走しようとしたデイヴィスは、トラックに轢かれて死亡し、ローガンに知らされる。

ローガンは、現れたダニーに銃を向けられて、デイヴィスが死んだことを伝える。

ダニーは、暗殺者のリストに載りたくなければ、自分を追うなとローガンに警告してその場を去る。

オマーン
シークに会ったダニーは、三人目の自白を渡して、釈放されたハンターと共にその場を離れる。

アンの元に戻ったダニーは、自分を許してくれた彼女と共に平穏な生活に戻る。

代理人からの電話を受けたダニーは、ターゲットの一人が人違いだったことを知らされ、シークの息子バヒト(フィラス・ディラーニ)に会いに、ロンドンに向かうよう指示される。

アンの危険を知ったダニーは、彼女を連れてパリに向かいハンターに任せて旅立つ。

ロンドン
ボディーガードを叩きのめしたダニーはバヒトを脅し、ハリスが人違いで、元SASで作家のラナルフ・ファインズ(ディオン・ミルズ)がターゲットだと知らされる。

代理人からファインズの情報を渡されたダニーは、単独で行動を始める。

それを知ったローガンは、ファインズを監視して警戒し、現れたダニーを捕えるが、それは替え玉だった。

ローガンがその場に向かった隙に、ダニーはファインズを殺害して逃走するもものの、捕えられてしまう。

ファインズの元に戻ったローガンは、彼が殺されていなかったことを知る。

ローガンは、それをダニーに問い詰め、ファインズを殺した証拠の写真を渡せば、全てが終わることをダニーに知らされる。

ダニーは、黒幕が、息子三人をSASに殺されたオマーンシークだと伝える。

その場を去ろうとするローガンだったが、そこに、MI6諜報員(デヴィッド・ホワイトリー)が現れて彼に銃を向ける。

オマーンの石油の利権を奪うために、イギリス政府は秘密結社”フェザー・メン”の存在を好ましく思っていないことを諜報員は二人に告げる。

隙を見て諜報員を叩きのめしたダニーは、彼を射殺したローガンと格闘になりながらも窓から脱出する。

諜報員と通じていた代理人はアンを監視し、彼女を護衛しているハンターを抹殺するよう部下に命ずる。

男を倒したハンターは、アンを追う代理人を銃撃して脅しその場を立ち去る。

オマーン
ハンターは、シークに証拠の写真を渡そうとするダニーと合流する。

ローガンは、その写真をシークに見せるが、ファインズが生きていることを伝えて彼を殺す。

バヒトを生かしたローガンは、報酬の600万ドルを受取りその場を去る。

現金を持ち去るローガンを確認したダニーとハンターは、彼を追いつめて車を止める。

ローガンは、自分がダニーに代わって始末をつけ、バヒトは砂漠に興味を示さず戻る気のないことを伝える。

ダニーは、現金を奪う気もなく、ハンターが手数料だけを手に入れる。

戦いは続くというローガンに、ダニーは、全てを忘れろと言い残してその場を去る。

パリ
そしてダニーは、アンの元に戻る。
__________

1991年、ラナルフ・ファインズは”The Feather Men”を発表し論争が巻き起こるが、イギリス政府はその内容を否定した。

SASによるオマーン内戦への関与は、現在でも最高機密扱いとなっている。

ダニーと、その仲間達のその後は不明である。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

限界を感じ足を洗った殺し屋ダニー・ブライスは、師である元相棒のハンターが捕えられたことを知りオマーンに向かう。
代理人に会ったダニーは、600万ドルの仕事を受けたハンターがそれを放棄したため、代わりに自分がそれを行うしか、彼を救う方法はなかった。
ハンターを人質に取るシークの元で、殺された三人の息子の復讐を命ぜられたダニーは、ターゲットが、”SAS”(イギリス陸軍特殊空挺部隊)だと知らされる。
仕方なくそれを請け負ったダニーは、元相棒のデイヴィスとマイアーと共に、ターゲット三人の抹殺計画を練る。
しかし、それに気づいたイギリスのの秘密結社”フェザー・メン”の一員ローガンも、行動を開始する・・・。
__________

オマーン内戦に投入された”SAS”隊員の暗殺計画が、石油の利権が絡み、秘密結社やイギリス政府が関与したという設定、社会派ドラマとも言えるその内容は実に興味深い。
イギリス政府はそれを否定している。

超エリートの特殊部隊員を、殺し屋チームが抹殺していく展開もスリリングに描かれていて、リアリズムも追及した1980年代初頭のファッションなども注目だ。

豪華キャストの競演も話題となり、新旧の実力派人気スターの、個性を生かした演技も見どころだ。

主演のジェイソン・ステイサムは、男臭い魅力的な役柄を熱演し、サポート的なロバート・デ・ニーロは、終盤にかけて存在感を発揮する。

もう一人の主人公元SASで秘密結社の一員クライヴ・オーウェンも怪しげな男を好演し、主人公と対決しながらも、同じような世界に生きる者同士として理解し合う一面など、雰囲気のある演技を見せる。

主人公の相棒ドミニク・パーセルエイデン・ヤング、主人公の恋人イヴォンヌ・ストラホフスキー、殺し屋の代理人アドウェール・アキノエ=アグバエシークの息子フィラス・ディラーニMI6諜報員のデヴィッド・ホワイトリー、ローガン(C・オーウェン)の部下ベン・メンデルソーン、暗殺のターゲットの三人ラッキー・ヒュームグラント・ボウラー、ダニエル・ロバーツ、原作者ラナルフ・ファインズ役ディオン・ミルズなどが共演している。


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