キンキーブーツ Kinky Boots (2006) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

父の死で靴工場を継いだ青年が、実は工場が閉鎖の危機だと知り、あるアイデアからドラァグクイーン用ブーツの、ニッチ市場開拓を目指し奮闘する姿を描いた、ジョエル・エドガートンキウェテル・イジョフォー共演のヒューマン・コメディ。


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト ■

監督:ジュリアン・ジャロルド
製作
ニック・バートン

ピーター・エテッドギー
スザンヌ・マッキー
脚本
ティム・ファース

ジェフ・ディーン
撮影:アイジル・ブリルド
編集:エマ・E・ヒコックス
音楽:エイドリアン・ジョンストン

出演
チャーリー・プライス:
ジョエル・エドガートン

サイモン/ローラ:キウェテル・イジョフォー
ローレン:サラ=ジェーン・ポッツ
ニコラ:ジェミマ・ルーパー
メル:リンダ・バセット
ドン:ニック・フロスト
ジョージ:ユアン・フーパー
ハロルド・プライス:ロバート・パフ
ビッグ・マイク:スティーヴン・マーカス

イギリス/アメリカ 映画
配給
タッチストーン・ピクチャーズ

ミラマックス
2005年製作 107分
公開
北米:2005年10月7日
日本:2006年8月26日
北米興行収入 $1,819,454
世界 $9,950,133


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ノーサンプトン
靴工場の”プライス&サンズ”を継ぐことを義務付けられて育ったチャーリー・プライス(
ジョエル・エドガートン)は、父ハロルド(ロバート・パフ)ら従業員に見送られながら、マーケティングを学ぶためという名目で、恋人のニコラ(ジェミマ・ルーパー)のいるロンドンに向かう。

しかし、アパートに着いた途端、父ハロルドの訃報が届き、チャーリーはノーサンプトンに戻る。

100年以上の歴史のある工場を継いだチャーリーだったが、父ハロルドが、取引先が倒産したと知りながら靴を作り続けていたことを知り愕然とする。

以前にもそのようなことがあったという工場長のジョージ(ユアン・フーパー)の話を聞き、チャーリーはロンドンに向かう。

取引業者は、東欧製の安い靴の販売にシフトしていたため、一生もののチャーリーの工場の靴は敬遠されてしまう。

その夜、暴漢に襲われそうになっていた女性を見かけたチャーリーは、彼女を助けようとして殴り倒されてしまう。

その”女性”、実はドラァグクイーンのローラ(キウェテル・イジョフォー)に楽屋で介抱されたチャーリーは、彼のステージを見て驚いてしまう。

工場に戻ったチャーリーは、仕方なく従業員の解雇を始め、恋人ニコラ(ジェミマ・ルーパー)にも、結婚式の延期を伝える。

解雇したローレン(サラ=ジェーン・ポッツ)が言っていた、”路線変更”で閃いたチャーリーは、ローラが履いていたブーツを思い出す。

チャーリーは、早速、ローレルを誘いローラのショーを見に行き、彼ら”男性”のためのブーツのニッチ市場を開拓する話を伝え、協力してもらえることになる。

工場に戻ったチャーリーは、ブーツ作りを始め、それを完成させ、ローレルには工場に戻ってもらう。

そして、チャーリーがブーツを持って行こうかと思っていた矢先、ローラが工場に現れる。

驚いたチャーリーだったが、ローラは出来上がったブーツの出来の悪さにショックを受け、デザインのデッサンを残して立ち去ってしまう。

何とかローラを引き止めたチャーリーは、社員の前で、社運を賭けた方針を告げる。

そこに、従業員らを気遣い、”男装”をしたローラが現れ、彼はチャーリーに協力を約束して、ブーツ作りを始める。

そして、ローラの思い描くブーツは完成するのだが、工場存続に全てを捧げるチャーリーと、工場を売却する提案をする二コラの間に溝が出来てしまう。

チャーリーは悩むが、一気に勝負に出ることを決め、紳士靴の生産ラインを止めてブーツに絞りミラノのショーを目指す。

そんな時、ローラは、工場に来た時から自分をからかうドン(ニック・フロスト)と、彼がチャンピオンを続ける腕相撲で勝負することになる。

実は体力には自身のあったローラは、ドンに恥をかかせないようにわざと負けてしまい、それをきっかけにして彼とのわだかまりは消える。

その後、ミラノのステージ料金の高さに驚くチャーリーだったが、家を抵当に入れてまでも、それを確保するようにとローレルに指示を出し、出品するブーツの仕上げを急ぐ。

しかし、土曜の休日も返上して働く工員メル(リンダ・バセット)は、チャーリーに仕事が雑だと指摘され、彼女は憤慨して帰ってしまう。

そこに、チャーリーが家を抵当に入れたことを知ったニコラが現れ、彼を痛烈に非難する。

チャーリーは後には引けないことを告げるものの、ニコラは彼を見限ってしまう。

ミラノに間に合いそうもなくなった、失意のチャーリーを見てローレルが優しく励ます。

夜になり、工場に戻ったチャーリーとローレルは、ドンの呼びかけで、従業員がラインを稼動させて、作業しているのを知り感激する。

メルも戻りブーツを完成させた従業員は、打ち上げをして労を労う。

その後、ある店で、ニコラが浮気をしていることを知ってまったチャーリーは、女装で現れたローラに八つ当たりをしてしまう。

翌日、ローラが姿を見せないまま、チャーリーとローレル、そしてジョージは、ミラノの国際見本市会場に向かう。

チャーリーは、ローラを侮辱してしまったことをローレルに伝え、彼に謝罪の電話を入れる。

そして、チャーリーは仕方なく自分がブーツを履いてステージに上がる。

驚く観客の前で、よろけて転んでしまったチャーリーだったが、そこに仲間を引き連れたローラが現れ、ショーを始める。

そして大喝采を受けたローラは、ローレルをステージに上げ、チャーリーは彼女を抱き寄せてキスをする。

その後、ローラは、チャーリーの工場”キンキーブーツ・ファクトリー”で働くことになり、最後のステージに、彼やローレル、そしてドンら従業員を招待する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ノーサンプトン
100年以上の歴史を誇る靴工場を、父の急死で継ぐことになったチャーリー・プライスは、工場が閉鎖の危機にあることを知ってしまう。
仕方なく、在庫を業者に売るために
ロンドンを訪れたチャーリーは、ひょんなことでドラァグクイーンのローラと出会う。
工場に帰ったチャーリーは、従業員の解雇を始めるが、その一人ローレルから”路線変更”をするべきだと言われ、その後、ローラの履いていたブーツを思い出し、アイデアが閃く。
そして、背水の陣のチャーリーは、男性が履けるブーツの市場を開拓するために、ローラに協力を求め、彼の協力を得られることになるのだが・・・。
__________

実在の紳士靴メーカー”W.J.Brookes Ltd”をモデルにした実話と明記されるが、実際には、会社と映画に共通点がある程度というのが正しいようだ。

倒産寸前の工場を救おうとする、跡取の奮闘記、自体はそれほど新鮮ではないのだが、ドラァグクイーンに力を借りて、新市場を開拓しようとするアイデアは面白いし、さびれた町の工場で働く人々の、田舎臭ささなども実に良く描写されている。
しかし、上記のように、それは全くの脚色で、実話でなかったのは少し残念だ。

ドラァグクイーン及びゲイが登場すると、意外に人情ドラマとして物語が成り立つものであり、「3人のエンジェル」 (1995)などが、その良い例だ。

主演のジョエル・エドガートンは、頼りない跡取から、出会ったドラァグクイーンの男性と従業員の協力で困難を乗り切り、成長していく青年経営者を熱演する。

彼をサポートするかたちで、圧倒的なインパクトでドラァグクイーンを演じ、終始画面を占領するキウェテル・イジョフォーの怪演は見ものであり、ゴールデングローブ賞の主演男優賞(ドラマ・コメディ)他にノミネートされた。

主人公の右腕として助力し、愛も芽生える工員サラ=ジェーン・ポッツ、逆に婚約者を支えきれない主人公の恋人ジェミマ・ルーパー、工場長ユアン・フーパー、工員のリンダ・バセットニック・フロストスティーヴン・マーカス、先代の社長ロバート・パフなどが共演している。


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