アメリカン・ガール/キットは名探偵 Kit Kittredge: An American Girl (2008) 4/5 (2)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

アメリカの各時代の少女を主人公にした、歴史教育を目的としている人形や児童小説シリーズ”アメリカン・ガールズ”の映画化第4作。
記者志望の少女が強盗の濡れ衣を着せられた浮浪者側につき、友人などの協力で真犯人を見つけ”子供記者”としてデビューするまでを描く、主演アビゲイル・ブレスリンジュリア・オーモンドクリス・オドネルジョーン・キューザックスタンリー・トゥッチ他共演、監督パトリシア・ロゼマによる心温まるキッズ・コメディ。


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト ■

監督:パトリシア・ロゼマ
製作総指揮
ジュリア・ロバーツ

マリサ・イェレス
製作
エレイン・ゴールドスミス=トーマス

リサ・ジラン他
脚本:アン・ピーコック

撮影:デヴィッド・ボイド
編集:ジュリー・ロジャース
音楽:ジョセフ・ヴィタレリ

出演
マーガレット・ミルドレッド”キット”キトリッジ:アビゲイル・ブレスリン
マーガレット・キトリッジ:ジュリア・オーモンド
ジャック・キトリッジ:クリス・オドネル
ルシンダ・ボンド:ジョーン・キューザック
ウィル・シェパード:マックス・シエリオット
スターリング・ハワード:ザック・ミルズ
ギブソン:ウォーレス・ショーン
ジェファーソン・ジャスパー・レネー・バーク:スタンリー・トゥッチ
メイ・ドゥーリー:ジェーン・クラコウスキー
カウンティー・ガービー:ウィロウ・スミス
ルイーズ・ハワード:グレン・ヘドリー
ルーシー・スミズンス:マディソン・ダヴェンポート
保安官:ピーター・マクニール
フレデリック:ディラン・ロバーツ

アメリカ 映画
配給
ニュー・ライン・シネマ
ピクチャーハウス
2008年製作 100分
公開
北米:2008年6月20日
日本:未公開
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $17,655,201
世界 $17,657,973


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1934年5月2日、オハイオ州、シンシナティ
新聞記者になるのが夢の少女キット・キトリッジ(アビゲイル・ブレスリン)は、世界中を襲う大恐慌など自分には無関係なことと思っていた。

兄の口利きで、新聞社”シンシナティ・レジスター”に、記事を意気揚々と持ち込んだキットは、自分が即採用されるという思惑が外れてしまう。

帰宅したキットは、自分をリーダーにする”ツーリーハウス・クラブ”の新入会儀式をしていたが、隣人の家が差し押さえられてしまうのを目の当りにする。

自動車販売店を営む、心優しいキットの父ジャック(クリス・オドネル)と母マーガレット(ジュリア・オーモンド)に愛されながら育ったキットは、隣人の不幸に心を痛める。

今は豊かに生活できるキットは、積極的に、失業者や家を失った人々へのボランティア活動に参加していた。

そんなキットは、父ジャックの商売が破綻し、自分も施しを受ける立場になってしまったことを知らされる。

仕方なくキトリッジ家は、下宿人に部屋を貸して生計の足しにし、ジャックはシカゴに職を探しに行くことになる。

夏休みになったキットは、一先ず新聞記者のなる夢を休み、家事などをして母マーガレットの力になる。

下宿人は押し寄せ、まず母の友人ルイーズ・ハワード(グレン・ヘドリー)と息子スターリング(ザック・ミルズ)親子、ダンス教師メイ・ドゥーリー(ジェーン・クラコウスキー)、移動図書館車を持つルシンダ・ボンド(ジョーン・キューザック)、マジシャンのジェファーソン・J・バーク(スタンリー・トゥッチ)らが、新しい家族となる。

キットは、子供から見た大恐慌の実態と、自宅の下宿人の姿を見て記事にしたものを、”シンシナティ・レジスター”の編集長ギブソン(ウォーレス・ショーン)に渡そうとする。

しかし、ギブソンはキットの記事を見もせずに放り捨ててしまい、怒ったキットは必死に食い下がる。

子供の書いた荒削りな記事だったが、ギブソンはそれを気に入り、まともな記事が書けたら、1語に1セント払うことを彼女に約束する。

キットは、家の仕事を手伝う代わりに、食事を与えている浮浪者の少年ウィル・シェパード(マックス・シエリオット)とカウンティー・ガービー(ウィロウ・スミス)についても、記事にしようとする。

ウィルは、”ホーボー”と呼ばれる、列車に乗って移動して仕事を探し求める人々が集う森に、キットと親友ルーシー・スミズンス(マディソン・ダヴェンポート)、そしてターリングを連れて行く。

大恐慌の犠牲者である、ホーボーの人々の厳しい生活を取材したキットは、自宅に戻り、下宿人達から、ホーボー達による強盗が頻発していることを知らされる。

ホーボーに好意的な記事を書いたキットは、彼らが強盗の容疑者として疑われている現状では、それが的外れだと、新聞社で相手にされない。

そんな時、ルーシーの家が、ホーボーに襲われたとの連絡が入り、キットは現場に急行する。

そして、キットの母マーガレットが、ウィルにあげた靴の足跡を、キットはルーシーの家で見つけてしまう。

やがて、足に怪我をして靴を盗まれたというウィルが、強盗の重要参考人になってしまい、さらに、キットの家の金庫も盗まれてしまう。

犯行を目撃したバークは、犯人がウィルだと証言し、彼の住居テントから、問題の靴と、金庫に入っていたボンド夫人のブローチが見つかる。

ウィルとカウンティは姿を消すが、キットはウィルの犯行を信じなかった。

ある日、バークのマジシャン仲間のフレデリック(ディラン・ロバーツ)がキットの家に現れるのだが、町の噂だった強盗犯人の腕のタトゥーが彼にあるのにキットは気づく。

バークが犯人だと推理したキットは、スターリングとルーシーの協力で、彼の部屋から盗まれた金品を見つけ出す。

キットはバーク達の車に忍び込み、スターリングとルーシーは、ボンド夫人に真相を伝えてキットを追う。

森に埋めた金庫を掘りおこしに行ったバークらは、現れたボンド夫人と親しげに話し始める。

それを隠れて見ていたキットらは、ボンド夫人も強盗犯の一味だということに気づく。

キットが3人の写真を撮り、それに気づいたバークらの隙を見て、スターリングが金庫を奪う。

ホーボーの森に逃げ込もうとしたキットは、森の入り口の目印を細工し、バークらを惑わそうとする。

キット達は、現れたウィルとホーボーの人々の助けで身を隠すが、バークはキット達を見つけて金庫を奪ってしまう。

しかし、ボンド夫人がバーク達の行為に嫌気がさし、彼から金庫を奪ってキットに返す。

バークらは逮捕され、キットは報奨金をもらう。

感謝祭の日、ウィルらホーボーの人々がキットの家を訪れ、そして、彼女の元に父ジャックが帰ってくる。

ジャックは、キットや妻がいなければ、日々を送れないことに気づいたことを告げて、2人を抱きしめる。

人々の環に囲まれ、和やかな食事をしていたキットは、自分の記事が新聞に載ったことを、ギブソン編集長に知らされる。

そしてキットは、裏庭のツリーハウスで、新しくメンバーになったスターリングと、実は女の子だったカウンティの、クラブ入会儀式を始める。


解説 評価 感想 ■

アメリカン・ガールズ”シリーズの映画化第4作。
前3作はテレビ映画だったため、本作が劇場用映画の最初の作品となった。

*(簡略ストー リー)

大恐慌の時代、記者志望の10歳の快活な少女キット・キトリッジの家族にも、悲しい現実が襲い掛かる。
父ジャックの事業が破綻し、彼はシカゴに職を求め、家族は離れ離れになってしまう。
母マーガレットは家計の足しにと、空き部屋を貸す下宿を始める。
キットは、新聞社の編集長ギブソンに記事が認められ、まともな記事が書けたら1語に1セント支払うと言われ、張り切って取材を始める。
その後キットは、家の仕事を手伝う浮浪者の少年ウィルに、仲間が集う”ホーボー”という場所に連れて行かれる。
大恐慌の犠牲者、ホーボーの人々の厳しい生活を記事にしようとしたキットだったが、彼らによる強盗が、頻発している噂を聞いてしまう・・・。
__________

人に対する妬みや侮辱など、醜い部分も確りと描き、家族の愛情や人々の心の温かさなど教えてくれる作品で、劇場版映画らしく、ビッグネームが顔を揃える豪華なキャストで、大人も十分に楽しめる。

なんと言っても注目は、「リトル・ミス・サンシャイン」(2006)の”大物天才子役”アビゲイル・ブレスリンの、大人達を圧倒する熱演で、ブロンドの髪の毛が、いつもと違うイメージであり実に新鮮だ。
彼女の場合は、大人にならずに、この年頃を演じ続けてほしいと感じてしまうほどで、子供特有の、押し付けがましさが全くない、自然な演技に関心する。

友人や貧しい人々、全てを平等な目で見る優しい主人公の母親ジュリア・オーモンド、家族が離れ離れになる悲しさに気づく父親クリス・オドネル、下宿人で、改心するものの、強盗の一味だったジョーン・キューザックスタンリー・トゥッチ、善良な浮浪者の少年役のマックス・シエリオットウィル・スミスの娘ウィロウ・スミス、主人公の友達役のザック・ミルズマディソン・ダヴェンポート、新聞社編集長役のウォーレス・ショーン、下宿人のジェーン・クラコウスキーグレン・ヘドリーなどが共演している。


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