噂のギャンブラー Lay the Favorite (2012) 3.33/5 (3)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

2010年に発表された、ベス・レイマーの自伝”Lay the Favorite”を基に製作された作品。
ひょんなことからスポーツブック(賭博)に手を染めた女性と仲間達の関係を描く、監督スティーヴン・フリアーズ、主演ブルース・ウィリスレベッカ・ホールキャサリン・ゼタ=ジョーンズヴィンス・ヴォーン他共演のコメディ・ドラマ。


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト
監督:スティーヴン・フリアーズ

製作
アンソニー・ブレグマン
ランドール・エメット
ジョージ・ファーラ
D・V・デヴィンセンティス
ポール・トライビッツ
原作:ベス・レイマー”Lay the Favorite”
脚本:D・V・デヴィンセンティス
撮影:マイケル・マクドノー
編集:ミック・オーズリー
音楽:ジェームズ・シーモア・ブレット

出演
ディンク・ヘイモビッツ:ブルース・ウィリス
ベス・レイマーレベッカ・ホール
チューリップ・ヘイモビッツ:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
ジェレミー:ジョシュア・ジャクソン
トロイ”ロージー”ローズランド:ヴィンス・ヴォーン
ホリー:ローラ・プリポン
デイヴ・グリーンバーグ:ジョン・キャロル・リンチ
フランキー:フランク・グリロ
スコット:ウェイン・ペレ
ダーレン:ジョエル・マーレイ
デイヴ:ウェンデル・ピアース
ジェリー・レイマー:コービン・バーンセン
マジック:リオ・ハックフォード
マルシア・グリーンバーグ:アンドレア・フランクル

アメリカ 映画
配給
Cheetah Vision
Random House Films
ワインスタイン・カンパニー
2012年製作 94分
公開
北米:2012年12月7日
日本:2013年1月19日
製作費 $26,350,000
北米興行収入 $1,576,687


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
フロリダ州、タラハシー
個人客専門のストリッパー、ベス・レイマーレベッカ・ホール)は、ペットの相手をするのが仕事だと思い込んでいる父ジェリー(コービン・バーンセン)に、転職を考えていることを伝える。

ラスベガスでウエイトレスになるとジェリーに伝えたベスは、希望に燃えて旅立つ。

現地に着いたベスはモーテルに泊まり、ストリッパーのホリー(ローラ・プリポン)から、ギャンブラーのディンク・ヘイモビッツ(ブルース・ウィリス)を紹介される。

スポーツブック(スポーツ賭博)を運営するディンクは、現れたスタッフのフランキー(フランク・グリロ)とスコット(ウェイン・ペレ)をベスに紹介する。

仕事が気に入ったベスは、数字とアルファベットに強いことをディンクに認められる。

今までしてきた仕事などを正直に話したベスは、ディンクに雇われることになり喜ぶ。

マジック(リオ・ハックフォード)の家にディンクと行くことになったベスは、自分ならいかないとホリーに言われ、彼の妻チューリップ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に会えば分かると忠告される。

ディンクと共にマジックの家に向かったベスは、ニューヨークのブックメーカー、トロイ”ロージー”ローズランド(ヴィンス・ヴォーン)を紹介される。

貸りていた7万ドルをディンクに返したロージーは、子供時代から彼が憧れの存在だったことをベスに話す。

旅行から戻ったチューリップは、未経験者のベスの存在を良く思わない。

賭けで負けたディンクは、戻ったチューリップが疫病神だと言って嘆く。

ディンクに惹かれてしまったベスは、それがどれだけ危険なことか知るホリーから再び忠告されるものの、聞く耳を持たない。

チューリップは嫉妬し、お互いが思いやることを約束して結婚したことを涙ながらにディンクに伝える。

流石に心が痛んだディンクは、ベスに金を渡して解雇し関係を断ち切る。

暫く部屋に閉じ籠っていたベスは、気分を変えてホリーと共にカジノに出かけ、青年ジェレミー(ジョシュア・ジャクソン)と知り合う。

ベスが去った後ディンクは負け続けてしまい、フランキーがセリーヌ・ディオンのコンサートでいないために、スコットの忠告を聞かずにホリーを呼び現金を運ばせる。

賭けには勝つものの、ホリーと連絡がつかないとスコットから言われたたディンクは苛立つ。

ホリーを見つけたマジックから連絡を受けたディンクは、彼女が渡した現金を賭けて負けてしまったことを知り憤慨し、戻って来たフランキーとスコットを追い払ってしまう。

チューリップに泣きついたディンクは、見返りを求める彼女に何でもすると答える。

荷物をまとめるためモーテルに戻ったベスは、その場で待っていたディンクにニューヨークに向かうことを伝える。

戻ってほしいと言われたベスは、恋愛感情なしで才能を評価し、何よりもツキを呼ぶというディンクの言葉に心が動く。

この場に残ることをジェレミーに伝えたベスは、彼にお別れを告げる。

チューリップの見返りはフェイスリフトだったとベスに知らせたディンクは、自宅に寄る。

顔に包帯を巻いたままベッドに横たわるチューリップに声をかけたベスは、ディンクと寝ないことを約束させられる。

フランキーとスコットは戻ったベスを歓迎し、賭けは絶不調だと知らせる。

モーテルでホリーを見かけたベスは彼女を責めるが、他人の妻を奪った女も同類だと言われる。

その後も負けて怒りが収まらないディンクは、破産だと言ってベスら三人を追い出してしまう。

フランキーとスコットは、いつものことだと言って気にしない。

落ち着いたディンクに話しかけたベスだったが、チップを渡されて追い払われる。

チップを換金したベスは、ジェレミーに電話をかけて寄りを戻す。

ニューヨーク
記者であるジェレミーとの生活を始めたベスは、バスケットボール仲間のデイヴ・グリーンバーグ(ジョン・キャロル・リンチ)が賭けに興味があることを知り友達になる。

ロージーに連絡したベスは自分を売り込み、アシスタントとして雇われる。

賭け好きの友人に声をかけ、その仲間を集めて紹介することを、ベスはロージーに約束する。

儲けの25%を渡すと言われたベスは喜び、更に契約金の約6000ドルを渡すロージーが、ディンクとはかなり違った性格であるために驚く。

それをディンクに知らせたベスは、ニューヨークでは全てが違法だと、憤慨する彼から言われるものの気にしない。

警察を警戒しないのかとロージーに尋ねたベスは、キュラソー島への移転計画を彼から知らされて興奮する。

その頃、ディンクはようやくツキが戻り始める。

キュラソー島に行く話をジェレミーにしたベスは、受け渡しの仕事を頼みデイヴを紹介する。

チューリップと食事をしたディンクは、ベスのことが心配だと話す。

ベスがいなくなった途端に勝ち続けるディンクに、彼女が疫病神だったのかもしれないとチューリップは伝える。

しかし、ベスには借りがあると言うディンクは、彼女のお蔭で本当の夫婦の愛に気づいたとチューリップに語る。

ロージーのことで怒鳴ってしまったディンクは、ベスに電話をして、怒ってはいないことを伝えるメッセージを残す。

キュラソー島
目まぐるしい忙しさの中でスタッフの質が悪く苛立つベスだったが、ロージーに昇給すると言われて何とか頑張る。

ジェレミーに電話をしたベスは、デイヴらが7万5000ドルも負けていることを知るが気にしない。

デイヴからのメッセージを聴いたベスは、実は数年前のトラブルで保護観察中だった彼が、警察にブックのことなどを聞かれ、何も話していないものの、かなり悪い状況だと知る。

ベスは焦るものの、ロージーは大丈夫だと言い張る。

ジェレミーから人生が終りだと言われたベスは、仕方なくディンクに電話し、深刻な状況であることを知らされて困惑する。

チューリップから助けると約束されたベスは、ジェレミーのためにニューヨークに戻ることを決意する。

納得いかないロージーは、デイヴの7万5000ドルを返さなければ、給料の口座を凍結するとベスに伝え、この件を解決することを彼女に約束させようとする。

仕返しすると言ってロージーを罵倒したベスは空港に向い、ディンクからの電話で出発することを知らされ、デイヴの居場所を教える。

ニューヨーク
ディンクとチューリップ、そしてフランキーと合流したベスだったが、デイヴの居場所が分からない。

ジェレミーも加わり、記者の彼はデイヴの情報を入手したことを皆に知らせるが、保護観察官がいるために彼に近づけなかった。

デイヴに電話をしたベスは、勝ち続けていたにも拘らず、負けた途端に姿を消したことを痛烈に非難する。

7万5000ドルを返すよう伝えたベスは、それができない場合は、親族にバラすとことがあると言ってデイヴを脅す。

全てを承知しているバックがいることをデイヴに伝えたベスは、保護観察官がいても関係ないと言って、賭けたことへの責任を理解させる。

納得したデイヴから払う金がないと泣いて言われたベスは、保護観察官のことを正直に話せば、今回の彼の負け分1万ドルはなかったことにすると伝える。

保護観察官がいるのは確かなのだが、何も知らないとデイヴに言わせたベスらは喜び、彼が追われているのが嘘だと分かる。

残りの6万5000ドルをどうするのかデイヴに尋ねたベスは、今夜の試合に2万ドル賭けて儲けの4万ドルを渡すと言われる。

ロージーのことは考えるなとディンクに言われたベスは、金を渡さなければ自分の口座の金が戻らないと伝え、勝てば大金が入ることを皆で確認する。

賭け金を4万にして8万で全てを忘れるとデイヴに伝えたベスは、彼から1万5000を上乗せすると言われる。

それは慰謝料として頂くとデイヴに伝えたベスは、彼を納得させる。

その夜、賭けたニュージャージーのバスケットの試合を皆でバーで見ていたディンクは、終盤で逆転されたために席を外す。

ディンクが、ロージーのブックでニュージャージーに7万ドル賭けたことを知ったベスは、逆転できるフリースローを皆で見守る。

2投とも決めたニュージャージーは勝利し、ディンクとベスは喜び抱き合う。
____________

ロージーのブックは破産し、彼は現在レジ係をしている。

ディンクとチューリップは今でもラスベガスに在住し、ハムスターの里親になっている。

ベスはジェレミーと結婚し、大学に通い作家となった。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
フロリダ州。
個人客専門のストリッパー、ベス・レイマーは、生き方を変えるためにラスベガスに向かう。
ウエイトレスになろうとするものの、ギャンブラーのディンク・ヘイモビッツを紹介されたベスは、スポーツブック(賭博)を運営する彼に雇われる。
数字などに強いベスは仕事が楽しくなり、やがてディンクに惹かれるのだが、彼の妻チューリップが目を光らせていた・・・。
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スティーヴン・フリアーズの演出とブルース・ウィリスら魅力的なキャスティングなどが注目の作品。

世間知らずのストリッパーがギャンブルの世界に入り、やがて作家にまでなったベス・レイマーの自伝という、波瀾万丈の物語は実に興味深い。

闇では行われない公認ギャンブルが、エンターテインメントのように演出されているところや、州によって規制されているアメリカ社会の仕組みなど分かる面白い内容とはなっている。

様々な登場人物の個性を生かすスティーヴン・フリアーズの軽快な演出が見所の作品ではあるが、今一パンチが足りない平凡な仕上がりと言うところだろうか。

拡大公開されることもなく、興行的には失敗した作品。

スポーツブック(賭博)を運営しながら妻を愛する中年男を演ずるブルース・ウィリス、その妻キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、インテリ女性のイメージを払拭し、物語の主人公と言っていいベス・レイマーを熱演するレベッカ・ホール、彼女の恋人ジョシュア・ジャクソン、ブックメーカーを愉快に演ずるヴィンス・ヴォーン、ストリッパーのローラ・プリポンベスの顧客ジョン・キャロル・リンチ、主人公のブックのスタッフ、フランク・グリロとウェイン・ペレ、ストリッパー時代のベスの客ジョエル・マーレイベスの父親コービン・バーンセンなどが共演している。


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