レジェンド・オブ・フォール Legends of the Fall (1994) 5/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

三人の兄弟から愛されながら悲しい愛の現実に生きた女性と、彼女の愛を素直に受け入れられない青年の生き様、そしてその家族を描く、製作、監督エドワード・ズウィック、主演ブラッド・ピットアンソニー・ホプキンスエイダン・クインジュリア・オーモンドヘンリー・トーマス他共演のドラマ。


・ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:エドワード・ズウィック
製作
エドワード・ズウィック

ウィリアム・D・ウィットリフ
マーシャル・ハースコヴィッツ
原作:ジム・ハリソン”Legends of the Fall”
脚色
スーザン・シリディ

ウィリアム・D・ウィットリフ
撮影:ジョン・トール
編集:スティーヴン・ローゼンブラム
美術・装置
リリー・キルヴァート

ドーリー・クーパー
音楽:ジェームズ・ホーナー

出演
トリスタン・ラドロー:ブラッド・ピット

ウィリアム・ラドロー:アンソニー・ホプキンス
アルフレッド・ラドロー:エイダン・クイン
スザンナ・フィンキャノン・ラドロー:ジュリア・オーモンド
サミュエル・ラドロー:ヘンリー・トーマス
イザベル・ラドロー:クリスティーナ・ピクルス
ワン・スタッブ:ゴードン・トゥートゥーシス
デッカー:ポール・デズモンド
イザベル・トゥー・デッカー・リンドー:カリーナ・ロンバード
ペット・デッカー:タントゥー・カーディナル
ジョン・T・オバニオン:ロバート・ウィズデン
ジェームズ・オバニオン:ジョン・ノヴァック
ティナート保安官:ケネス・ウォルシュ

アメリカ 映画
配給 トライスター・ピクチャーズ

1994年製作 133分
公開
北米:1994年12月16日
日本:1995年5月
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $66,528,842
世界 $160,638,883


アカデミー賞 ■

第67回アカデミー賞
・受賞
撮影賞
・ノミネート
美術・録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

先住民を救おうと考える騎兵隊大佐ウィリアム・ラドロー(アンソニー・ホプキンス)は、自分の望みが叶わないことを悟り軍を去り、安住の地としてモンタナの牧草地に移り住む。

三人の息子達は自然に親しみながら育つが、妻イザベル(クリスティーナ・ピクルス)はそれを嫌い、その地を離れる。

1913年。
成長した子供達の中で、三男のサミュエル(ヘンリー・トーマス)が、大学で知り合ったスザンナ・フィンキャノン(ジュリア・オーモンド)と婚約して故郷に戻ってくる。

父ウィリアムと、二人を駅に出迎えに行った長男アルフレッド(エイダン・クイン)は、スザンナの美しさに惹かれてしまう。

自宅に戻る途中、次男トリスタン(ブラッド・ピット)も現れスザンナに挨拶する。

ウィリアムの自宅に着いたスザンナは、妻イザベルの部屋を提供され、迎えに同行していた彼らと暮す先住民”クリー”のワン・スタッブ(ゴードン・トゥートゥーシス)や、使用人デッカー(ポール・デズモンド)と妻ペット(タントゥー・カーディナル)らと言葉を交わす。

スザンナは家族との親交を深め、自然を満喫して充実した日々を送り、彼女は、野性味溢れるトリスタンが気になる存在となる。

やがて第一次大戦が勃発し、ヨーロッパの戦況を無視していられないサミュエルは、カナダ第10大隊に志願しようとする。

スザンナは、トリスタンにサミュエルを止めるように頼み、涙して彼の胸に抱かれる。

それをアルフレッドが目撃してしまうが、彼とトリスタンもサミュエルと共に出征する。

1914年10月。
誰よりも戦争のことを知る父ウィリアムは、当然それに反対するが、三人が旅立つ日に彼らを励ましながら見送る。

1915年2月。
兄二人は、戦場でサミュエルを守りアルフレッドは負傷してしまうが、彼はあの時以来トリスタンとしっくり来ない日々が続いていた。

そんなトリスタンがアルフレッドを見舞っている隙に、サミュエルが前線に向かってしまう。

それを追ったトリスタンだったが、サミュエルは敵の銃弾を浴び戦死してしまう。

サミュエルの心臓を取り出し殺気立つトリスタンは、単独で敵を倒し、頭の皮を剥ぐという常軌を逸した行動をとる。

やがて二人に除隊命令が出るが、トリスタンは帰郷せずに船乗りとなって世界を回る。

傷の癒えないアルフレッドは、サミュエルの心臓を持参して独り故郷に帰る。

アルフレッドを迎えたスザンナは、トリスタンとのことの誤解を解き、汽車が不通になったために、故郷ボストンに戻るのを春まで待つことにする。

やがて春になり、アルフレッドはスザンナに愛を告げ、一緒に暮らすことを提案するが、彼女は戸惑ってしまう。

やがて、旅を終えたトリスタンが戻り家族に迎えられるものの、彼はサミュエルを救えなかったことを未だに悔やむ毎日を送る。

そんなトリスタンを慰めるスザンナは彼と愛し合うようになり、それに嫉妬したアルフレッドとの兄弟仲は最悪となり、二人は憎み合うようになる。

1915年9月。
アルフレッドは家を出てヘレナに移り住み、オバニオン兄弟(ロバート・ウィズデン/ジョン・ノヴァック)らと事業を始め成功していく。

一方、スザンナとの愛を深めていたトリスタンだったが、サミュエルの死から立ち直れずにいた。

そしてトリスタンは、永遠に待つというスザンナを残して放浪の旅に出る。

時は流れ、故郷に戻ったアルフレッドは、下院議員に立候補することを父ウィリアムに報告する。

しかし、アルフレッドはウィリアムの祝福を受けることができず、トリスタンに見捨てられたスザンナに別れを告げる。

取分けトリスタンを愛していたウィリアムは、自分も見捨てられたことを知り発作で倒れてしまう。

数年が経ち、野生馬を引き連れたトリスタンが帰郷し、言葉を失った父ウィリアムと再会する。

そしてトリスタンは、議員になったアルフレッドとスザンナが結婚したことを知り、ヘレナの二人の屋敷を訪ねる。

トリスタンはスザンナだけに会い、彼女と簡単な言葉を交わして立ち去る。

その後、禁酒法に目を付けたトリスタンは酒の密売を始め、成長したデッカーの娘イザベル・トゥー(カリーナ・ロンバード)と愛し合うようになる。

1921年6月。
ウィリアムの妻イザベルは、自分の娘のように思うイザベルに、トリスタンと結婚するのためのウェディングドレスを贈る。

結婚式を終えたトリスタンとイザベルは幸せな生活を続け、やがて二人の子供が生まれ、男の子にサミュエルという名前を付ける。

酒の密売でオバニオン兄弟に脅されたトリスタンだったが、アルフレッドの顔で見逃していることを彼らに告げられる。

街で久しぶりの再会を果たしたアルフレッドとトリスタンの二人には、わだかまりは消えていた。

しかし、酒を運ぶトリスタンを見つけたオバニオン兄弟は、保安官ティナート(ケネス・ウォルシュ)を差し向ける。

山道でトリスタンを待ち伏せた保安官は、部下に威嚇射撃をさせるが、イザベルが流れ弾を受け死亡してしまう。

怒り狂ったトリスタンは警官に襲い掛かるが、彼は叩きのめされてしまう。

その後、悲しみの中、イザベルの葬儀を済ませたトリスタンらの元にアルフレッドが現れるが、ウィリアムは息子に会うのを拒む。

アルフレッドはトリスタンに同情するものの、彼に、警官への暴行で禁固刑になることを告げる。

拘束されているトリスタンに面会に行ったスザンナは、彼を想い続けていたことを伝え、サミュエルやイザベルの死を願ってしまったことを告げる。

トリスタンは、二人の死がスザンナのせいでないことを伝えて、彼女をアルフレッドの元に向わせる。

禁固刑を終えたトリスタンは、オバニオン兄弟への復讐の準備を始める。

そして、デッカーが威嚇射撃した警官を殺害し、トリスタンがオバニオン兄弟の弟を殺す。

同じ頃、思い悩むスザンナは自ら命を絶ち、アルフレッドによってトリスタンの元に運ばれる。

その後、再び旅立とうとするトリスタンの前に、オバニオンが現れ彼を殺そうとする。

それを阻止しようとしたウィリアムがショットガンを放ち、そこに現れたアルフレッドが二人を援護する。

ウィリアムはアルフレッドを抱きしめ、追われる身となったトリスタンは兄に子供達を託す。

その後、誰よりも長く生きたトリスタンは、12歳の時に傷を負わされた、同じような熊との戦いに破れ1963年に亡くなる。


解説 評価 感想 ■

1979年に発表された、ジム・ハリソンの中編小説”Legends of the Fall”の映画化。

*(簡略ストー リー)

騎兵隊の元大佐ウィリアム・ラドローは、軍を去りモンタナの牧草地で息子達アルフレッド、トリスタン、サミュエルを育てる。
やがて成長した三人の中で、大学を卒業したサミュエルが、婚約者スザンナを連れて帰郷する。
アルフレッドはスザンナに惹かれてしまい、彼女は野生児のようなトリスタンが気になる。
やがて、第一次大戦勃発と共に三人は出征し、サミュエルが戦死してしまう。
弟を救えなかったトリスタンは、心に傷を負い故郷には帰らなかった。
帰郷したアルフレッドはスザンナに気持ちを打ち明けるものの受け入れられない。
そして、旅から帰ったトリスタンとスザンナは惹かれ合うようになり、嫉妬したアルフレッドの怒りを買ってしまう・・・。
__________

大自然の中で育ち、それぞれの考えを持った三人兄弟が、一人の女性の出現で心乱れて、家族の絆を失っていくという運命のドラマを、エドワード・ズウィックが壮大なスケール且つ繊細に描く大河ドラマ。

その失われた絆を取り戻す、クライマックスの家族愛の描き方や、広大な牧草地の大自然の描写が、いかにもアメリカ作品らしい。

自然に圧倒させられる序盤からヒロインの登場に合わせて、複雑に入り乱れ心揺れ動く人々の人間ドラマが展開する、見応えのある一編に仕上がっている。

北米興行収入は約6700万ドルに留まるが、全世界では約1億6100万ドルのヒットとなる。

第67回アカデミー賞では撮影賞を受賞し、美術、録音賞にもノミネートされた。

当時、一気に人気が上昇し始めたブラッド・ピットの魅力は際立ち、野性味溢れる主人公を熱演している。

要所要所で抜群の存在感を見せる、家長を演ずるアンソニー・ホプキンス、事業や政治家としては成功するものの、家族の愛は得られない長男エイダン・クイン、信念を貫き戦死する三男ヘンリー・トーマス、三人兄弟に愛され心の傷を抱えたまま自ら命を絶つヒロインのジュリア・オーモンド、自然の中の生活を嫌い家を出る母親のクリスティーナ・ピクルス、一家と生活を共にする先住民役のゴードン・トゥートゥーシス、使用人ポール・デズモンド、妻のタントゥー・カーディナル、娘のカリーナ・ロンバード、実業家兄弟ロバート・ウィズデンジョン・ノヴァック、保安官ケネス・ウォルシュなどが共演している。


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