恋をしましょう Let’s Make Love (1960) 3.57/5 (30)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

女性関係の噂に事欠かない億万長者が、自分を皮肉る舞台劇を阻止しようとする側近達を尻目に、その主演女優に惹かれてしまったために巻き起こる騒動を描く、監督ジョージ・キューカー、主演マリリン・モンローイヴ・モンタントニー・ランドール他共演のロマンチック・コメディ。


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ジョージ・キューカー
製作:ジェリー・ウォルド
脚本
ノーマン・クラスナー

ハル・カンター
アーサー・ミラー
撮影:ダニエル・L・ファップ
編集:デヴィッド・ブレサートン
音楽
アール・H・ヘイゲン

ライオネル・ニューマン

出演
マリリン・モンロー:アマンダ・デル
イヴ・モンタン:ジャン・マルク・クレマン/アレクサンドル・デュマ
トニー・ランドール:アレクザンダー・コフマン
フランキー・ヴォーガン:トニー・ダントン
ウィルフリッド・ハイド=ホワイト:ジョージ・ウェルシュ
デヴィッド・バーンズ:オリヴァー・バートン
ミルトン・バール:本人
ビング・クロスビー:本人
ジーン・ケリー:本人

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1960年製作 118分
公開
北米:1960年9月8日
日本:1960年12月


アカデミー賞 ■
第33回アカデミー賞
・ノミネート
音楽賞(ミュージカル)


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
大富豪の8代目ジャン・マルク・クレマン(イヴ・モンタン)は、先祖の良いところも悪いところも受け継いでいた。

クレマン社の広報アレクザンダー・コフマン(トニー・ランドール)は、ヴァラエティ紙に掲載されていた、クレマンを皮肉る舞台劇が公演されようとしていることを知る。

クレマンの顧問弁護士ジョージ・ウェルシュ(ウィルフリッド・ハイド=ホワイト)は、その舞台を中止させようとする。

舞台のリハーサルを見てから判断しようとしたクレマンは、コフマンを伴い劇場に向かう。

”Let’s Make Love”のリハーサルを見たクレマンは、舞台で踊り歌う出演者のアマンダ・デル(マリリン・モンロー)に一目で惹かれてしまい、彼女を食事に誘うようコフマンに命ずる。

舞台の脇にいたクレマンは、自分を”三銃士” の作者と同じ名前の”アレクサンドル・デュマ”と名乗り、クレマンを役者と信じるアマンダと意気投合する。

アマンダを食事に誘ったクレマンだったが断られ、彼女がそこに現れた舞台俳優トニー・ダントン(フランキー・ヴォーガン)と恋仲らしいことや、自分のジョークが受けなかったことにショックを受ける。

コフマンに、新しいジョークを買わせたクレマンは、調査させておいたアマンダの男性関係などの報告を受ける。

スキャンダルに成りかねない、不倫をしていると思われる、アマンダとの接触を警戒するウェルシュを尻目に、クレマンは舞台のリハーサルに向かう。

またもやアマンダに食事を断られたクレマンは、今日こそは新しいジョークで受けようとするが、コフマンがジョークを買った本人が、運悪くその場に居合わせてしまう。

しかし、クレマンの窮地をアマンダが救い、何とか彼女の心を射止めようとする彼だったが、もう一歩のところでうまくかわされてしまう。

ウェルシュは裏で手を回し、劇場を所有するクレマン社の子会社に、劇団に対して、賃貸料前払いを要求するよう圧力をかける。

それを知ったコフマンは、全てクレマンの命令だと思い込み、酔った勢いで彼にそれを追求する。

しかし、それがウェルシュの裏工作だということと、自分を金持ちだと知らずに、一人の男として見てくれるアマンダの心のみを掴みたいという、クレマンの気持ちをコフマンは知り、再び彼のために助力することを誓う。

資金難の劇団に、投資家に扮したウェルシュが、資金援助を申し出てショーを仕切ろうとするが、クレマンは、依然脇役に甘んじていた。

大富豪の実業家であることをアマンダに知らせれば、15分で方が付くというウェルシュの意見に、そんな代々続く権力の押し付けはしたくないと、クレマンはそれを拒む。

このままでは、主役のトニーにアマンダを奪われてしまうと考えたクレマンは、劇団には買えない最高のジョークを手に入れようとする。

そこでウェルシュは、人気コメディアンのミルトン・バールを呼び寄せ、クレマンに”笑い”の特訓をするが、全く成果が上がらない。

クレマンは、有名人のミルトン・バールを劇場に連れて行き、彼に端役の自分の寸劇を褒めさせることにする。

それが認められたクレマンは、正式に団員として採用されることになるが、ギャラの件で劇団長オリヴァー・バートン(デヴィッド・バーンズ)と諍いを起こす。

しかし、出資者となっているウェルシュがそれを了承し、アマンダのギャラも上げてしまう。

再びリハーサルは始まるが、主役は依然トニーのままで、クレマンは、歌やダンスを上達させるために大歌手ビング・クロスビージーン・ケリーのダンスのレッスンを受ける。

ついに役を手に入れ、アマンダを食事に誘ったクレマンは、彼女に愛を告げてプロポーズしてしまう。

アマンダは、トニーとは、彼に役をあげたかっただけで、親密な関係でないことを知ったクレマンは、自分が本当の”クレマン”で、億万長者だと告白するが、彼女はそれを信じようとしない。

クレマンは、プライバシーの侵害でショーを中止させようとして、アマンダを、美人に弱い”クレマン”本人に会いに行かせようとする。

クレマンと”クレマン・ビルディング”に向かったアマンダは、社内を案内され”クレマン”が現れるのを待つ。

そして、自分がクレマン本人だということをアマンダに証明して見せたクレマンだったが、彼女はその真実を知り、気を失ってしまう。

アマンダは動揺して、自分を騙したと言ってクレマンの元から去ろうとする。

しかし、クレマンはアマンダを優しく抱き寄せ、自分の気持ちを伝え、彼女の心を射止めることに成功する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
大富豪の8代目ジャン・マルク・クレマンは、社の広報コフマンから、自分を皮肉る舞台劇が公演されることを知らされる。
弁護士ウェルシュが、その舞台を中止させようとする一方、クレマンは、リハーサルを見てから判断しようとする。
劇場に向かったクレマンは、舞台の出演者アマンダ・デルに一目惚れしてしまう。
クレマンは、自分が役者だと言ってアマンダに接近するのだが、彼女が役者のトニーと恋仲らしいことが分かる。
スキャンダルを恐れる弁護士ウェルシュを尻目に、アマンダを諦めきれないクレマンは、あの手この手で彼女を誘うのだが・・・。
__________

純粋なミュージカルではないが、サミー・カーン作詞、ジェームズ・ヴァン・ヒューゼン作曲による、主題曲他などが盛り込まれている。

第33回アカデミー賞では、音楽賞(ミュージカル)にノミネートされた。

結局は、晩年の作品になってしまうマリリン・モンローと、実生活でも恋多き男イヴ・モンタンとの実際に芽生えてしまったロマンスが、大いに話題になった。

イヴ・モンタン夫人のシモーヌ・シニョレが、2人が不倫関係になったのが原因で自殺未遂を起こした事は有名で、モンローは本作の脚本にも参加している、当時の夫アーサー・ミラーとは翌年離婚している。

ショーの中の妖艶な雰囲気と、普段は勤勉で純情な女性という両面を演ずるモンローだが、既に精神的不安定な状態が極限に達していたことを考えると、かなり無理をしての演技のようにも思える。

大企業を仕切る采配の確かさと、大富豪としての上品な雰囲気、恋の駆け引きに悪戦苦闘する様子をコミカル且つスマートに演ずるイヴ・モンタンの熱演は見もので、特にミルトン・バールに笑いネタを伝授されるところや、実際にはシャンソン歌手でありながら、ビング・クロスビージーン・ケリーに、その素質の無さを指摘されて見限られる場面などは、実に可笑しい。

広報担当トニー・ランドール、弁護士ウィルフリッド・ハイド=ホワイト、ショーの主役を演ずるフランキー・ヴォーガン、劇団長デヴィッド・バーンズなどが共演している。


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