ジュリエットからの手紙 Letters to Juliet (2010) 3.3/5 (30)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

記者を目指す女性が、婚約者とのヴェローナへの旅で、”ジュリエットへの手紙”の返事を書くボランティア活動に興味を示し、そこで見つけた50年前の手紙をきっかけに、それを書いた本人と孫との出会い、恋人捜しに同行する旅を描いた、監督ゲイリー・ウィニックアマンダ・セイフライドクリストファー・イーガンヴァネッサ・レッドグレイヴフランコ・ネロ共演のロマンチック・コメディ。


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト ■

監督:ゲイリー・ウィニック
製作総指揮:ロン・シュミット
製作
エレン・バーキン
マーク・カントン
キャロライン・カプラン
脚本
ティム・サリヴァン
ホセ・リベーラ
撮影:マルコ・ポンテコルヴォ
編集:ビル・パンコウ
音楽:アンドレア・グエラ

出演
ソフィー・ホール:アマンダ・セイフライド
チャーリー・ワイマン:クリストファー・イーガン
クレア・スミス=ワイマン:ヴァネッサ・レッドグレイヴ
ロレンツォ・バルトリーニ:フランコ・ネロ
ヴィクター:ガエル・ガルシア・ベルナル
イザベラ:ルイーザ・ラニエリ
ボビー:オリヴァー・プラット

アメリカ/イタリア 映画
配給 サミット・エンターテインメント
2010年製作 105分
公開
北米:2010年5月14日
イタリア:2010年8月25日
日本:2011年5月14日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $53,021,560
世界 $79,181,750


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューヨーク
ザ・ニューヨーカー”の事実調査員ソフィー・ホール(アマンダ・セイフライド)は、イタリアヴェローナに旅行することを編集長ボビー(オリヴァー・プラット)に伝える。

ヴェローナ
レストランを開く婚約者のヴィクター(ガエル・ガルシア・ベルナル)との旅行だったが、彼は仕事に関すること意外に関心を示さず、ソフィーは単独で観光をすることにする。

ロミオとジュリエット”の舞台でも知られるこの地で、早速、”ジュリエットの家”を訪ねたソフィーは、その場で人々が書く”ジュリエットへの手紙”が、回収されてどうなるのかに興味を抱く。

”手紙”を回収したイザベラ(ルイーザ・ラニエリ)の後を追ったソフィーは、その全ての手紙に返事を書く”ジュリエットの秘書”と呼ばれる、を続ける女性達の存在を知る。

イザベラの母親に渡されたデザートを食べたヴィクターは、その味に感激して、彼は、ソフィーと共に彼女らの元に向かう。

ソフィーはイザベラとの親しくなり、彼女の手伝いをしている際に、”ジュリエットの家”の壁のレンガの奥から、古い手紙を見つける。

それは、1957年に、イギリス人女性”クレア・スミス”が、”ロレンツォ・バルトリーニ”への思いを綴った手紙だった。

”秘書”達は、二人の送った人生を想像して、ソフィーはイザベルに、クレアへの返事を書く許可を得る。

その後、ヴィクターはワイン・オークションに誘われたためにリヴォルイノに向かい留守にすることになり、ソフィーは引き続き”秘書”を手伝う。

数日後、クレアの孫チャーリー・ワイマン(クリストファー・イーガン)が現れ、ソフィーの行為を迷惑に思い、それを彼女に伝える。

クレア・スミス=ワイマン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)が、この場に来ていることを知ったソフィーは、”ジュリエットの家”で彼女に会うことが出来る。

チャーリーの話とは違い、クレアはソフィーを歓迎して、”秘書”達も集めて”ロレンツォ”の話を始める。

そしてクレアが、シエナ近郊の農家に住むロレンツォに会いに来たことを知ったソフィーは、チャーリーの反対を押し切り、それに同行することになる。

シエナ
ロレンツォの家に着いたクレアらだったが、家から現れた老人は人違いで、同姓同名の男性が74人もいることが分かる。

チャーリーは相変わらず気乗りしなかったが、ソフィーがそれを記事にしながら協力することになり、クレアは胸弾ませながら”ロレンツォ”捜しを始める。

クレアは、魅力的な男性には出会えるものの、なかなか目的の”ロレンツォ”が見つからない。

しかし、堅物に思えたチャーリーとソフィーは、徐々にではあるが心通うようになり、その後も三人の旅は続く。

そんなある日、チャーリーとシエナカンポ広場などの見物に出かけたソフィーは、彼が幼くして両親を亡くした、不幸な身の上だということを知る。

ソフィーは、それまで見せなかった自分の記事をチャーリーに読ませたりして、二人は楽しいひと時を過ごす。

その後も数人の”ロレンツォ”に会い、地元住人に墓地にまで案内されたクレアの心情を察し、旅を止めさせようとするチャーリーは、ソフィーには、大切な人を失う気持が分かるはずないと言って、旅を諦めさせようとする。

ソフィーが幼い時に、母親が家を出たことを知るクレアは彼女を気遣い、チャーリーも、彼女を傷つけてしまったことを心から謝罪する。

そのことにより、ソフィーとチャーリーはより互いを意識し合うようになり、二人はキスをするのだが、彼女は何も言わずにその場を立ち去る。

翌朝、二人は何となく気まずい思いでいたが、クレアはその様子にに気づいていた。

旅を終わりにするつもりでいたクレアは、通りがかったワイン農園に立ち寄ってみる提案をする。

農園にいた青年を見たクレアは、車を止めさせて、彼が”ロレンツォ”だとソフィーとチャーリーに伝える。

青年は間違いなく”ロレンツォ”で、彼の父親、そして祖父も”ロレンツォ・バルトリーニ”だった。

乗馬をしているという、”ロレンツォ”をついに見つけたチャーリーとソフィーだったが、クレアは、老いた自分に自信が持てずに帰ろうとする。

しかし、そこに現れたロレンツォ(フランコ・ネロ)と顔を合わせたクレアは、一目で自分と分かった彼に歩み寄り、二人は50年ぶりの再会を果たす。

二人は多くを語らずいつまでも抱き合い、そしてロレンツォの家族が集まり三人を歓迎し、彼は運命に感謝する。

共に夫と妻を亡くしたクレアとロレンツォは、寄り添いながら幸せを噛み締めるのだが、ソフィーとチャーリーには終りが近づく。

キスしたことを謝罪するチャーリーに別れを告げたソフィーは、クレアにも挨拶してヴィクターの元に戻ろうとする。

チャーリーに送られることを拒んだソフィーは、ロレンツォの息子の車でヴェローナに向かう。

クレアは、自分の二の舞にならないよう、チャーリーにソフィーを追うよう促す。

ヴェローナに着いたチャーリーだったが、ヴィクターと抱き合うソフィーの姿を見て、その場を立ち去る。

ニューヨーク
編集長ボビーに記事を見せたソフィーは、それが気に入られて掲載されることを喜ぶ。

そんな時、ソフィーにクレアとロレンツォの結婚式の招待状が届く。

相変わらず開店準備で忙しいヴィクターに、結婚式に独りで出席することを告げたソフィーは、彼と別れることを決意する。

式場の教会に着いたソフィーは、チャーリーと再会して、彼に恋人らしき女性が寄り添っていることを気にする。

花嫁のクレアが、チャーリーに付き添われて現れ、式は滞りなく終わる。

その後、パーティーの席上でクレアは、この幸せをつかめるきっかけとなった、ソフィーの書いてくれた”ジュリエットの手紙”読む。

自分の書いた手紙の内容を聞き、居たたまれなくなったソフィーは席を外し、チャーリーが彼女を追う。

バルコニーの上のソフィーは、現れたチャーリーを見下ろしながら、ヴィクターと別れて夢を見たものの、もう手遅れだと嘆きながら彼に愛を告げる。

寄り添っていた女性が、かつての恋人と同じ名前のいとこだと知らせたチャーリーは、バルコニーに上り、ソフィーに愛を伝える。

お互いの気持を知り、喜ぶ余り地面に落下してしまったチャーリーに、ソフィーは寄り添う。

そして、ソフィーとチャーリーは愛を確かめ合い、クレアとロレンツォが二人を見守る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ザ・ニューヨーカー”の事実調査員ソフィー・ホールは、レストランを開く婚約者ヴィクターと、イタリアヴェローナに旅行に行くことになる。
現地でヴィクターは、食品の納入業者回りで忙しく、ソフィーは独りで観光を始める。
ロミオとジュリエット”の舞台でも知られるその地で、”ジュリエットの家”を訪ねたソフィーは、その場で書かれる”ジュリエットへの手紙”への返事を書く、ボランティア活動を続けている”秘書”と呼ばれる女性達の存在を知る。
ソフィーは、それに興味を持ち記事にしようとするが、偶然に50年前の手紙を見つける。
クレアというイギリス人女性が、シエナの農園のロレンツォとい男性に思いを寄せた手紙を読んだソフィーは、自分がその返事を書く許可を得る。
数日後、ソフィーの行為を迷惑に思う、クレアの孫チャーリーが現れる。
しかし、クレア本人は、”ロレンツォ”に会いにこの地を訪れていた。
チャーリーとは対照的に、クレアはソフィーを歓迎し、そして三人は、”ロレンツォ”を捜す旅に出るのだが・・・。
__________

記者志望の女性の好奇心から、50年の愛を甦らせるという、夢や幸せを感じさせてくれくれるストーリーに加え、イタリア各地の歴史を感じさせてくれる街並みや素朴な美しさも印象的な、感動作に仕上がっている。

今後の活躍が期待されながら、49歳の若さでこの世を去った、ゲイリー・ウィニックの遺作でもある。

主人公が旅するきっかけとなる、”ロミオとジュリエット”の舞台で、実際に続くボランティア活動なども実に興味深い。

その”ロミオとジュリエット”の物語をモチーフにしたクライマックスは、期待通りと見るか、意地悪な言い方をすればやり過ぎと捉えるか・・・。
結局はヒロイン自身の恋物語なので、あまり野暮なことは言わずに、美しい結末を楽しむことをお勧めします。

都会人的な角が立ったところがない、見かけよりもかなり柔順な女性を好演するアマンダ・セイフライド、彼女の行為を迷惑に思うものの、祖母の後押しもあり、旅を続けるうちに主人公と結ばれることになる青年を爽やかに演ずるクリストファー・イーガン、二人を見守りながら50年の愛を実らせる老婦人をしっとりと演じるヴァネッサ・レッドグレイヴ、その愛に応える、実は彼女より4歳年下のフランコ・ネロ、ヒロインの恋人ガエル・ガルシア・ベルナル、”秘書”の一人でヒロインと親交を深めるルイーザ・ラニエリ、そして編集長のオリヴァー・プラットなどが共演している。


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